■「倒産危機なぜ役員に報酬」「液晶失敗素人でも分かる」
経営再建中のシャープは25日、大阪市北区の大阪府立国際会議場で定時株主総会を開いた。主力の液晶パネル、テレビ事業の不振が響き、2期連続の巨額赤字を計上。台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との資本提携も事実上白紙となったことで、株主からは厳しい質問が相次いだ。
【シャープ株主総会ライブ】株主が製品ダメ出し「ものすごく使いづらい」 最後は疲労?ヤジ飛ばず
総会の冒頭、奥田隆司社長は「(平成25年3月期の)最終損益は5453億円の赤字という厳しい業績となり、誠に申し訳ない」と述べ、役員全員で頭を下げて謝罪した。奥田社長は「(26年3月期は)最終損益の黒字化に全力を尽くす」と決意を語った。
総会後の取締役会で社長に就任する高橋興三副社長ら新体制は、5月に公表した25~27年度の中期経営計画を説明して再建の道筋を示した。
株主総会は2時間20分余りと過去最長の時間で終了。取締役を12人から9人に減らし、主力取引銀行のみずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行から1人ずつ受け入れる議案や、資本金や資本準備金を減らす創業以来初の「減資」で、利益剰余金の欠損を埋めて財務体質を改善する議案など3議案を可決した。
過去最長の2時間20分余りで終了したシャープの株主総会。出席者からは「ほとんど倒産企業」「液晶失敗は素人でも分かる」など厳しい意見が続出し、シャープの苦境を物語った。総会は終了したものの、再建に向け“いばらの道”が待っていることもうかがわせた。
シャープは総会に先立ち、片山幹雄会長が退任して技術顧問(フェロー)、町田勝彦相談役を無報酬の特別顧問とする人事を決めた。また、奥田隆司社長は会長に就くものの取締役を退き、経営不振を招いた歴代トップの責任を明確にした。
これに対し、男性株主は「町田氏は、大阪商工会議所の副会頭で肩書がいるということだが、最終的に倒産の危機に追い込んだ責任者」と批判。また、奥田氏の会長就任に対しても「名誉職ならやめてほしい。必要なら執行役員になってもらえばいい」との意見を述べると、会場からは共感の拍手がわき起こった。
高橋興三副社長は「町田については『そんなことやっている場合か』という話もあったが、地域貢献も忘れてはならない」と理解を求めた。
しかし、経営陣への厳しい意見が続出。シャープが配当金をゼロとしたことに対し、別の男性株主は「ほとんど倒産企業。配当ゼロは理解できるが、液晶で失敗した人に役員報酬を払っている。株主をばかにしているのか」と追及。そのうえで、「給料で7割減と言いますが、片山会長以下、(大半の役員は)害だった。それを涼しい顔をして3億円近い金をもらっている。液晶で失敗するのは素人でも分かってますよ」と突き放した。
奥田社長は「貴重なご意見ありがとうございます。肝に銘じて役員一同頑張ります」と答えるのが精いっぱい。
複数の株主からは「はっきり答えろ~」などとヤジが飛んだ。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130625-00000140-san-bus_all)
株主総会に参加した。
この記事は「針のむしろ140分」となっているが、それ程でもなかった。
シャープとしては過去最長2時間20分の株主総会ということだが、もっと長い株主総会なんていっぱいあるんやないの?
ヤジを飛ばさせてガス抜きをはかったと感じた。そういう意味では株主総会は成功だった。
役員報酬減を迫る意見には、「これまで減らしている。その結果、1人平均年収1,600万円となっている。」と胸を張って回答し、それにはヤジは起こらなかった。
「それが多いんじゃあ」って思ったけどなぁ。
配当を無配にし、株主総会のお土産まで廃止にし経費を浮かすほど貧乏してるんなら、役員1人年収1,600万は貰い過ぎとちゃうか!
会社を倒産まで持って行くほどの、無能な経営陣のくせに!!
針のむしろどころか、シャンシャン総会やった。
2712号