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城跡めぐり【環濠集落カンペーンセーン(Kamphaeng Saen)】

タイ王国ナコーンパトム県平成27年5月31日登城。 ナコーンパトム県の北部にあるドヴァーラヴァティー時代の環濠集落跡。 現在では海から遠く離れてしまったが、この町が作られた頃には海岸線がこの辺りまで来ていたという。 小さな円形の集落跡だが、濠と土塁はきれいに残っている。 敷地内のところどころにある塚。 当時の遺構? かつての居住地跡は、ボーイスカウトのキャンプ場として使われている。 <所在地>...

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城跡めぐり【環濠都市ナコーンチャイシー(Nakhon Chai Si)】

タイ王国ナコーンパトム県平成27年5月31日登城。 7世紀から11世紀にかけて栄えていたドヴァーラヴァティー王国。 その中心地は、現在のナコーンパトムにあったという。地図を見ると、世界最大級の黄金の仏塔プラ・パトムチェディの東側に、楕円形をしたその環濠都市跡がくっきりと見て取れる。 この環濠都市のほぼ真ん中には、塔の跡と思われる煉瓦積みの遺構が残っている。 プラ・プラトンチェディ。 遺構の上には後世に建てられ...

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城跡めぐり【城塞都市ラムプーン(Lamphun)】

タイ王国ラムプーン県平成27年5月3日登城。 謎の王国ハリプンチャイの都として栄えたラムプーン。 661年、モン族が治めるラヴォー王国(現在のロッブリーにあったらしい)の王が、ピン川上流の地、いまのラムプーンに娘のチャマデヴィを派遣。 彼女を女王とする王国を作らせた。 チャマデヴィ女王は、王国を開くに当たり、500人の臣下と500人の仏僧を同行させ、現地の各部族に仏教とドヴァーラヴァティーの文化を広めた。 いまで...

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城跡めぐり【城塞都市ラムパーン(Lampang)】

タイ王国ラムパーン県平成27年5月3日登城。 プレーを後にし、次の訪問地ラムパーンに着いたのは10時頃。 もともとの名前はケーランナコーン、ワン川に面したこの町も北タイの小都市ながら由緒あるところ。 8世紀、ハリプンチャイ王国の初代女王チャーマーテウィーが、2番目の息子を派遣してワン川沿岸に都市を建設させたのが始まり。 13世紀末、タイ族国家ラーンナー王国の侵攻によりハリプンチャイ王国が滅亡してからは同地も寂...

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城跡めぐり【城塞都市プレー(Phrae)】

タイ王国プレー県平成27年5月3日登城。 タイ北部にあるプレーという山間の小さな町。 言い伝えによると、9世紀にクンルワン・ポンという人物がタイ族を引き連れてこの地に植民し、ポンナコーンというムアンを建設し、それが後のプレー王国に発展した。また、別の説として、この地にはモン族の支配する王国があり、それがプレー王国だとも。 いずれにしても、15世紀、ターオ・メーンクン王の時代に、ラーンナー王国(チェンマイ朝...

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城跡めぐり【城塞都市ピチャイ(Pichai)】

タイ王国ウッタラディット県平成27年5月2日登城。 アユタヤ朝滅亡からトンブリー朝を経てチャックリー朝が確立する18世紀後半、人並み外れた武勇と忠義心でタイ国民に大人気の人物、プラヤー・ピチャイダープハック(”折れた刀のピチャイの領主”という意)。(タイの歴史上の人物は位階や役職、あだ名を名乗るため本名が使われることはほとんどない。) 彼の故郷であるピチャイは、タイに赴任している間にどうしても行ってみたかっ...

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城跡めぐり【城塞都市ピサヌローク(Phitsanulok)】

タイ王国ピサヌローク県平成27年5月2日登城。 タイ北部地方の南端、ナーン川沿いに拓けた町ピサヌローク。 バンコクからは約400km北上したところにある。 ピサヌロークとは「ヴィシュヌ神の世界」を意味している由。~ ピッサヌ=ヴィシュヌ、ローク=世界 ~ヒンドゥー教の影響を受けているということは、クメール帝国の覇権下に成立したのかな。 スコタイ時代から政治的にも軍事的にも重要な都市となり、アユタヤ時代の15世紀後半...

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城跡めぐり【チャン王宮(Chan Royal Palace)】

タイ王国ピサヌローク県平成27年5月2日登城。 スコタイ朝やアユタヤ朝の頃のタイの主要都市は、半独立都市国家(ムアン)の様相を呈していた。 ナレースワン(サンペット2世)の父マハータンマラーチャーティラートはピサヌロークの領主であり、ナーン川西岸の住居跡は「チャン王宮跡」と呼ばれている。 「チャン」とはピサヌローク周辺の地域名。「王宮」と呼ばれるのは、マハータンマラーチャーティラートがその後、ビルマ傀儡下...

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城跡めぐり【環濠都市チャンセン(Chan Sen)】

タイ王国ナコンサワン県平成27年5月1日登城。 5月1日~5日まで会社は5連休。この機会を使ってタイ中原の遺跡めぐりに。 今回の旅は3泊4日。移動はトムさんの運転! 最初の訪れたのは、ドヴァーラヴァティー時代の環濠都市跡【チャンセン】 都市の広さは、700m×800mのほぼ正方形に近い。ナコンパトムやウートーンなど南部にあった同時代の都市に比べると小規模であった由。 集落を囲んでいた土塁は長年の間に撤去されてしまったが...

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城跡めぐり【環濠都市コックマイデン(Khok Mai Den)】

タイ王国ナコンサワン県平成27年5月1日登城。 タイの中原に広がるナコンサワンにも古代の都市が数多くあった由。 続いて廻ったのは【コックマイデン】という環濠都市跡。かつてはムアンボン(Muang Bon)と呼ばれていたらしい。 5世紀頃には集落が出来始め、10世紀頃まで栄えていたことがわかっている。環濠都市そのものの広さは250m×600mほど。 その全容はかなり広範囲に亘っており、環濠集落の東部丘陵地帯にも同時代の遺跡が見...