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城跡めぐり【環濠都市ドンラコン(Don Lakhon)】

タイ王国ナコーンナーヨック県平成26年11月29日登城。 ドヴァーラヴァティー王国時代に形成され、クメール時代の12世紀頃まで栄えていた環濠都市。ここの存在もウートーン国立博物館の展示パネルにて知る。 この古代都市ドンラコン(Dong Lakhon)には様々な名前があることで知られている。 「Dong Lakhon」、「Lakhon」は「奏でる」という意味がある由。満月の晩、どこからともなく流れてくる音楽、地元の人々は「幽霊の音楽」と...

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城跡めぐり【ナレースワン大王野営地(Prachin Buri)】

タイ王国プラーチンブリー県平成26年11月29日登城。 1351年に ラーマーティボーディー1世(ウートーン王)により開かれたアユタヤ王朝。 1767年に滅亡するまでの400年の間、一度だけ他国の属国に陥った時期があった。1569年、ビルマタウングー王朝の君主バインナウンの軍門に下り、傀儡王を据えられてしまう。 しかし、皮肉にもその傀儡王の息子であるナレースワン大王の活躍によって、1590年アユタヤは独立を回復し、1600年までに...

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城跡めぐり【環濠都市シーマホソット(Si Mahosot)】

タイ王国プラーチンブリー県平成26年11月29日登城。先日訪問したウートーン国立博物館の展示パネルに記載されていたドヴァーラヴァティー王国時代の環濠都市、シーマホソット。 このモン族の都市は、5世紀頃から12世紀頃にかけて繁栄し、住民は仏教やヒンズー教を信仰、ペルシャや中国大陸と盛んに交易もしていたらしい。 今も水を湛え残る濠。 現地には素晴らしい土塁も遺されている。 環濠の外側に造られた人口の池「Sa Kaeo」...

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うなぎ食べ歩き【おしん(Oshin)】

海外にいると真面な(焼き立ての)うなぎの蒲焼きに巡り合えることはまずない。今回もやはり期待外れだった・・・同僚と会食をしたシラチャの居酒屋【おしん】たぶんシラチャでもその美味さは上位にランクされる居酒屋。妻もこの店を気に入っており、来タイの際は必ず訪問している。 料理の品数も多く、味も日本の居酒屋に勝るとも劣らない。もちろん、値段も日本並みだが。この店のメニューに「うなぎの蒲焼き」と「うな重」があ...

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城跡めぐり【環濠都市ウートーン(U-Thong)】

タイ王国スパンブリー県平成26年11月16日登城。スパンブリー市の南西20km程のところにあるウートーン市。いまから1,000年以上前のドヴァーラヴァティー王国の時代、タイの海岸線はこの辺りまであったという。古代都市ムアン・ウートーンは海上交易の拠点として、この地に栄えていた。ドヴァーラヴァティー王国のムアンの特徴として、周囲に濠をめぐらせた長径2km短径1kmほどの楕円形の環濠都市を築き、支配者階級はその内部に居住...

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城跡めぐり【城塞都市スパンブリー(Suphanburi)】

タイ王国スパンブリー県平成26年11月16日登城。 スパンブリーは、タイ中央部に位置しターチン川沿いに発達した古くからの町。モン族が興したと伝わる伝説上の王国、スワンナプームはこの地にあったとも伝わる。 実史の上では、7~11世紀にかけて栄えた同じくモン族のドヴァーラヴァティー王国の中心地のひとつでもあった。下ってスコタイ王朝下ではその有力な構成国であり、この地の国主だったウートーン王が、やがてスコタイ王朝...

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城跡めぐり【ナカラチ(Nakarach)要塞】

タイ王国サムットプラカーン県平成26年11月9日登城。 チャオプラヤー川を遡り侵攻してくる外敵から首都バンコクを守るため、ラーマ5世は河口から王宮にかけての川沿いに24の要塞を整備した。 その要塞の面影が少しでも残っていないかと思い、グーグルマップ上でチャオプラヤー川両岸のスポット写真をくまなく調べていると、「Pom」とか「Fort」という説明付きの写真をいくつか発見!さらに丹念に調べると、城壁と思しき崩れたレン...

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城跡めぐり【ウィチャンチャドク(Wichian Chodok)要塞】

タイ王国サムットサコーン県平成26年11月9日登城。 1827年、ラーマ3世の時代にターチン川河口に築かれた要塞。 当時、セーターティラート3世(チャオ・アヌウォン)に率いられたヴィエンチャン王国は最盛期を迎えており、宗主国シャムにも反旗を翻す。 ナコーンラーチャシーマーが一時的に陥落したのはこの時。 この事態に乗じて、ラオスやカンボジアの支配権をめぐり、シャムとの確執を抱えるベトナムが介入してくる懸念があった...