カメラのレンズヒーターを自作してみました
冬本番に近づくにつれて晴れた日の夜には星空が綺麗に見えるようになってきましたね。
カメラで星空や夜景の写真を撮ると肉眼で見た景色とはまた違った写真が撮れて面白く好きなんですが、夜間に長時間撮影を続けていると湿気や夜露などでレンズが結露してしまう事があり、自分も写真を撮っていて「なんかピントが合わなくなったな~」と思ったらレンズが真っ白になっていた、という経験もあったりします。
そこでその対策を探してみると、レンズの前玉を温めてあげると結露しにくいらしく、それ用のレンズヒーターが販売されていたり、カイロをレンズに巻き付けたりといった方法もあるようでした。
しかし、市販のレンズヒーターは正直…いい値段がする、そしてカイロは温度が不安定になる事がある、といったポイントがある事からどうしたもんかな~と思っていましたが、更に調べてみるとレンズヒーターを自作している方もネットで結構見かけたのでそちらの方を参考にさせて頂きながら自分でも自作してみる事にしました。
という事でまずは自作に使った自分なりの材料の紹介です。

右から順に
・携帯ゲーム機用USB充電ケーブル
・熱収縮チューブ(1.5mm径)
・強力両面テープ
・ニクロム線(0.2mm 34.4Ω/m)
・マジックテープ
・フェルト
熱収縮チューブはホームセンターで購入、ニクロム線は近場のホームセンターでは0.35mm以下の細いものが売ってなかったのでamazonで購入、あとは全て100均で購入しました。
材料を買い揃えるのに使った金額は900円弱といったところですが、電源として別途USBモバイルバッテリーなどが必要になります。
電気を通すと発熱するニクロム線をレンズに巻き付けて結露を防ぐものになりますのでまずは配線から加工していきます。

携帯ゲーム機用USB充電ケーブルのゲーム機に接続する側のソケットを切断して被覆を剥き銅線を出します。
ちなみにケーブルは必ずしも携帯ゲーム機用である必要はありませんが、充電専用のものの方が電源コード以外の余計な線が入ってなくて使いやすいようですね。
次にケーブルの銅線にニクロム線を繋ぎます。
ニクロム線は半田が乗らず半田付けできないので両端を輪にした所に銅線を通して熱収縮チューブで固定していきます。

ニクロム線の長さは抵抗値的に0.2mm 34.4Ω/mだと30cm以上が必要との事…ですが、電気関係の事はあまり詳しくなくその辺はよく分からなかったので、ちょっと余裕を持って45cmで繋いでみて温かさが足りないようだったら短くしていく事にf(^-^;)
しかしこの状態で通電してみると手で触って気持ち熱いかな程度の温度だったので45cmのまま行く事にしました。
ちなみにニクロム線は太いものでも使えますが、抵抗値的に必要な長さが多くなってしまうので細い線の方がコンパクトに作れるようです。
ケーブルとニクロム線を繋いだら強力両面テープの上に配線していきます。

ニクロム線同士が重なると電気を通した時にショートしてしまうので重ならないように慎重に。
両面テープを土台にするのはニクロム線を動かないように固定する為の効果もありますね。
余談ですが、以前にも一度レンズヒーターの自作に挑戦した事があり、その時はこの状態の上に熱伝導率が良くて面で温められるかなとアルミテープをそのまま貼ってみたら…ショートしてしまったようで配線のつなぎ目が異様に熱くなり危ない事になってしまいました《(;´Д`)》
アルミテープを貼る場合はニクロム線の上をまた両面テープで覆うなどしっかり絶縁してから!ですねf(^o^;)
今回は余計な事をせずそのまま作ります(笑)
両面テープに配線したら、レンズをぐるっと覆える長さに切ったフェルトに貼り付けます。

これだと発熱する部分がレンズの半周分くらいしかありませんが、カイロをレンズに巻き付ける方法でも同じくらいの面積で効果があるようなので大丈夫かなと思います。
そしてフェルトの両端にはレンズに脱着する為のマジックテープを針と糸を使って縫い付けました。
そしてフェルトを二つ折りにし、開いている所を針と糸でかがり縫いにして閉じました。

これで完成。
レンズに巻き付ける時はこんな感じになりますね。

これを自分の腕に巻き付けて試運転してみたところ、人肌よりもほんのり温かくて10分ほど装着していると巻いてる部分だけ血行が良くなって赤みを帯びるくらいの温度となりました。
これならレンズに使っても悪影響はなさそうです。
これを使って夜間撮影の方も何度か試してみましたが、夜露が降りて草や土がしっとりした田んぼ道で1時間弱ほどの撮影をしても結露が発生することはなかったので効果はあったかと思います。
といった感じでレンズヒーターを作ってみました。
これでまた夜景や星空のいい写真を撮りたいですね。
レンズヒーター自作に。
自作が不安な方は既製品も。
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カメラで星空や夜景の写真を撮ると肉眼で見た景色とはまた違った写真が撮れて面白く好きなんですが、夜間に長時間撮影を続けていると湿気や夜露などでレンズが結露してしまう事があり、自分も写真を撮っていて「なんかピントが合わなくなったな~」と思ったらレンズが真っ白になっていた、という経験もあったりします。
そこでその対策を探してみると、レンズの前玉を温めてあげると結露しにくいらしく、それ用のレンズヒーターが販売されていたり、カイロをレンズに巻き付けたりといった方法もあるようでした。
しかし、市販のレンズヒーターは正直…いい値段がする、そしてカイロは温度が不安定になる事がある、といったポイントがある事からどうしたもんかな~と思っていましたが、更に調べてみるとレンズヒーターを自作している方もネットで結構見かけたのでそちらの方を参考にさせて頂きながら自分でも自作してみる事にしました。
という事でまずは自作に使った自分なりの材料の紹介です。

右から順に
・携帯ゲーム機用USB充電ケーブル
・熱収縮チューブ(1.5mm径)
・強力両面テープ
・ニクロム線(0.2mm 34.4Ω/m)
・マジックテープ
・フェルト
熱収縮チューブはホームセンターで購入、ニクロム線は近場のホームセンターでは0.35mm以下の細いものが売ってなかったのでamazonで購入、あとは全て100均で購入しました。
材料を買い揃えるのに使った金額は900円弱といったところですが、電源として別途USBモバイルバッテリーなどが必要になります。
電気を通すと発熱するニクロム線をレンズに巻き付けて結露を防ぐものになりますのでまずは配線から加工していきます。

携帯ゲーム機用USB充電ケーブルのゲーム機に接続する側のソケットを切断して被覆を剥き銅線を出します。
ちなみにケーブルは必ずしも携帯ゲーム機用である必要はありませんが、充電専用のものの方が電源コード以外の余計な線が入ってなくて使いやすいようですね。
次にケーブルの銅線にニクロム線を繋ぎます。
ニクロム線は半田が乗らず半田付けできないので両端を輪にした所に銅線を通して熱収縮チューブで固定していきます。

ニクロム線の長さは抵抗値的に0.2mm 34.4Ω/mだと30cm以上が必要との事…ですが、電気関係の事はあまり詳しくなくその辺はよく分からなかったので、ちょっと余裕を持って45cmで繋いでみて温かさが足りないようだったら短くしていく事にf(^-^;)
しかしこの状態で通電してみると手で触って気持ち熱いかな程度の温度だったので45cmのまま行く事にしました。
ちなみにニクロム線は太いものでも使えますが、抵抗値的に必要な長さが多くなってしまうので細い線の方がコンパクトに作れるようです。
ケーブルとニクロム線を繋いだら強力両面テープの上に配線していきます。

ニクロム線同士が重なると電気を通した時にショートしてしまうので重ならないように慎重に。
両面テープを土台にするのはニクロム線を動かないように固定する為の効果もありますね。
余談ですが、以前にも一度レンズヒーターの自作に挑戦した事があり、その時はこの状態の上に熱伝導率が良くて面で温められるかなとアルミテープをそのまま貼ってみたら…ショートしてしまったようで配線のつなぎ目が異様に熱くなり危ない事になってしまいました《(;´Д`)》
アルミテープを貼る場合はニクロム線の上をまた両面テープで覆うなどしっかり絶縁してから!ですねf(^o^;)
今回は余計な事をせずそのまま作ります(笑)
両面テープに配線したら、レンズをぐるっと覆える長さに切ったフェルトに貼り付けます。

これだと発熱する部分がレンズの半周分くらいしかありませんが、カイロをレンズに巻き付ける方法でも同じくらいの面積で効果があるようなので大丈夫かなと思います。
そしてフェルトの両端にはレンズに脱着する為のマジックテープを針と糸を使って縫い付けました。
そしてフェルトを二つ折りにし、開いている所を針と糸でかがり縫いにして閉じました。

これで完成。
レンズに巻き付ける時はこんな感じになりますね。

これを自分の腕に巻き付けて試運転してみたところ、人肌よりもほんのり温かくて10分ほど装着していると巻いてる部分だけ血行が良くなって赤みを帯びるくらいの温度となりました。
これならレンズに使っても悪影響はなさそうです。
これを使って夜間撮影の方も何度か試してみましたが、夜露が降りて草や土がしっとりした田んぼ道で1時間弱ほどの撮影をしても結露が発生することはなかったので効果はあったかと思います。
といった感じでレンズヒーターを作ってみました。
これでまた夜景や星空のいい写真を撮りたいですね。
レンズヒーター自作に。
自作が不安な方は既製品も。
![]() Aquila レンズヒーターEL |
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