2021/03/07
シュンギク 5
昨年の11月13日に種をまいたシュンギクが収穫できるようになりました。
レタスと同じ日に種をまきましたが、生育が真冬の期間になるので、ハウスの中でどのように生育するのか、気になっていましたが、それほど旺盛には育たず、まあまあ収穫できるという状態になりました。
レタスの方は、2月17日の記事に書いているように大きく綺麗なものが収穫できました。
2月17日の記事では、レタスはいつ種を播いたか記録を忘れたのでわからないと書いていますが、今わかりました。このシュンギクと同じ11月13日でした。
レタスは真冬でも大きく育ち、とっくに終了していますが、シュンギクは生育がだいぶ遅れました。シュンギクのほうが寒さに弱いことがわかりました。
今回、大葉のシュンギクを初めて育ててみましたが、味は中葉のものと変わりませんが、大葉の方が柔らかいような気がしました。また、中葉の方がわき芽が伸びてくるのが速いので、収穫量の総量は中葉の方が多くなるかもしれないと思いました。
昨日の続きです。
そもそも、退職後に、なぜ農業を始めたのかということについて振り返ってみたいと思います。
退職後のことを考えるようになったのは、50歳を過ぎた辺りからだったと思います。
その頃は、頭や神経を使う仕事からは解放されたいと思っていたので、何となく体を使う単純な仕事がしたいと思っていました。
たとえば、新聞配達とか牛乳配達とか毎日規則正しく体を使う仕事なんか、健康維持のためにもいいのではないかと漠然と思っていました。農業をしようとは思ってもいませんでした。
退職したら農業をやるという考えは、ある日突然降ってきました。
それは、私にとっても衝撃的な出来事でした。
最後に赴任した学校での、2年目の4月のことでした。
学校では、毎年、転勤して出て行く先生と新しく入ってくる先生がいます。
その年、新しく入ってきた体育の先生がいました。A先生としておきます。
A先生は私より2つか3つほど若い50代の先生でした。
A先生は体育科の先生でしたが、何と体育学部卒業ではなく農学部卒業でした。
どこで調べたのかわかりませんが、A先生は私も農学部出身だということを知っていて、私のところにわざわざ挨拶にこられました。学生時代にやった研究の話や、農学部出身でも体育科の教師になれるという話など、会ったばかりなのにいろいろな話をしました。
そのうちに、A先生は実家は農家で畑があるから、退職したら農業をやる計画でいることを話し出しました。
すると、私にまったく予想外の反応が起きたのです。
おい、おい、何てことを言うんだ。おまえがそんなことを言ってはダメじゃないか。それは俺の言うセリフだよ。俺が言おううとしていることを先に言わないでくれよ・・・・・と言いたい気持ちが突然沸き起こって、自分でも混乱しました。
なぜ、こんな気持ちになったのか自分でもわかりません。とても不思議な体験でした。
しかし、そのとき以来、自分は退職したら農業をやるのだということを何年も前からずっと決めていたことのように思えてきました。
つづきは明日にします。
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