陶友では、月1回クラブ活動と称して仲間たちで、色々な取り組みをしている。
今日は、「オムライスを作る」班と、街に遊びに行く班とに分かれて活動。
私にもおすそ分けが来た。
いただきま~す!
「友さんおいしいですか?」
「うん、気持ちはおいしいが、味はイマイチしまりがないな」
正直にしか言えないので、済まないことで。
「僕はサラダのきゅうりを切りました」
「私は卵を割って混ぜて・・・」
「デザートのヨーグルトをつくりました」
「卵は誰が巻いたの?」
・・・
にぎやかに、あれやらこれやら。
ごちそうさん。
全体の様子はこちらをどうぞ。
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2008.06.30 |
| Comments(4) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅢ
きょうは、「そもそも消費税は、公平な税なのか?」について。
みんな同じ%とか同じ金額と言えば、なんとなく公平な気がします。
消費税は、私たちが生きていくために必要な食べる事、着ること、住むこと・・・すべて、消費をするたびにかかってくる税です。しかも大金持ちでも、貧乏人でも同じ税率で。
たった1万円の月給の作業所で働く障害のある人たちも、所得のない赤ちゃんからお年寄りまで、「公平」にです。
これを「逆進性」が強い・高いと言います。
下のグラフをご覧下さい。
年収ごとに、その中に占める消費税の割合を示しています。
収入が少ない貧乏人ほど、高い割合で消費税を支払っている事がわかります。
こんな事では、貧乏人は税金に押しつぶされ生活する事さえ出来なくなります。だから、大体消費税(売上税などの間接税)を導入している国では、「生活費非課税」となっています。
たとえば、イギリスでは、標準税率が17・5%ですが、食料品はほとんどゼロ税率、「子どもの成長には税金をかけない」と、15歳までは、衣服・文具・遊具など何でも非課税です。したがって電気、ガス代の税を払うだけで、日常生活は付加価値税(日本の消費税に相当)には、ほとんど関係なく送ることができるといわれています。さらに、教育費、医療費はゼロ、社会保障がととのっているので、国民は安心して生活できるというわけです。
資本主義は、全く「自由」にさせておけば、強いものはますます強く、弱いものはますます弱くなる仕組みです。言い換えれば、富める者は限りなく豊かに、貧乏人はどん底まで貧乏に。つまり、搾取の自由、貧困の自由です。
そういうことでは、社会そのものが成り立ちませんから、色々経験しながら、その富を「再配分」し、みんなが生きていけるように工夫してきたわけです。
その一つが税制で、大まかに言えば富める者は多く負担し、その分を社会保障などで貧しい人たちに「配分」するというやり方です。
そうしてできた税制には、ルールがあります。
生活費には税をかけない、税は金持ちからは沢山、貧乏人からは少しという「応能負担」で、直接税を中心に総合累進課税で・・・などです。
税制で今やらなければならない事は、何度も述べてきたように、空前の利益を上げる大企業と高額所得者からの所得税徴収を、元の税率に戻して実施する事です。それだけでも何もせずにすぐに4兆円は歳入が増えます。
消費税についていえば、格差や貧困が広がる中、すぐにでも「生活費非課税」を実施する事です。
これは民主主義と生存権を謳う憲法に基づいても、当たり前の事でしょう。
福田総理が「決断」すべきはここにあります。
参照:消費税をなくす会
http://www.horae.dti.ne.jp/~snzk/q-and-a/q-and-a.htm
弱小ばってんくさ、「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!ですばい。
過去ログです。よろしければこちらもお読んでみてんしゃい。
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2008.06.30 |
| Comments(3) | Trackback(1) | ・消費税・財源・税Ⅰ
「任期中には消費税は上げない」(小泉元首相)
「消費税は上げないとは言ってない」(安倍元首相)
「決断の時だ」・・・決断の文字には程遠いようなこの男、福田首相の言葉。
マスコミがこの言葉に注目するや、「2、3年とか長い単位で考えた」と言い出し、「決断」も「2,3年」も、どちらも「極端な表現だ」という。
しかし「首相は、来年引き上げるとも引き上げないともなんとも言ってない。これから議論が始まる」と、大田経済財政担当相が、解説して見せた。
どっちや!
思い出すのは、「大型間接税というものはやらんのです。この顔が嘘をつく顔に見えますか」
この顔が 嘘つく顔かと 嘘をつき
1986年衆参同時選挙の街頭で、中曽根総理がニヤニヤしながら言った言葉だ。
選挙で自民党が大勝するや、売上税という大型間接税を導入すると来た。当然、次の一斉地方選で惨敗。
自公政治家の発言(に限らず政党・政治家の話)はうわべだけを聞いたらいかんと言う事。
腹はどこにあるかを見なければ。
「福田さん、この不人気振りではもう失うものもないでしょう。ここは一つ大仕事をして花道を・・・」
財界・大企業とアメリカから、無言(いや、はっきりと!)の要請がある。
仕組みさえつくれば打ち出の小槌の消費税、とにかく税率さえ上げれば黙っていてもがっぽがっぽと入ってくるわけだ。財界は大喜びで、企業献金もたんまりとくれるでしょう。選挙資金にも事欠かない。
なぜ大企業がって?
下のグラフをごらんあれ。一目でわかる。
(しんぶん「赤旗」より拝借)
1989年 竹下内閣が消費税3%導入。
この年、企業の法人税率は42%から40%に、更に翌年は37.5%に引き下げ。
1997年 橋本内閣が税率5%にアップ
翌年には法人税率が34.5%に引き下げ。
以来19年間で、国民が負担した消費税総額は累計で188兆円。
一方、企業の法人税収は、同じ期間で159兆円減った。
更に同じ期間の軍事費増は20兆円。
159+20=188-9
大企業の減税分と軍事費の伸びをそっくり、消費税が賄ったと言う事が数字にはっきり出ている。
社会保障のために消費税?この間社会保障がよくなったためしがないのは、上記のからくりがあるから。
更に、また「社会保障のために・・・」などといい、「社会保障財源は税で」と言うのはのは、大企業が現在労働者と折半している社会保険料を払わなくてよくするため。
消費税増税の震源は、ここにも
「大企業中心、アメリカ言いなりの政治」にあり!
根本を正さなきゃ!
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2008.06.28 |
| Comments(2) | Trackback(12) | ・消費税・財源・税Ⅰ
みなさん こんにちわ。
いつも「大脇道場」を応援いただきありがとうございます。
このたび、当道場に「写真の間」をつくりました。
凝り性の私は、今写真の練習中です。
この間、当道場でもアップしてきましたが、記事とのバランスや関わりにおいて不都合だったりうるさかったりして、ちょっと気にはなっていました。
一年前まではパソコンに触ったこともなかった私も、今は文章を書くだけではなく画像をアップしたり楽しみ方も広がり、・・・なんとも忙しい日々を送っています。
皆さんに訪問していただき、励ましていただいたおかげです。
ここに改めて御礼を申し上げると共に、大脇道場写真の間「シャッターはこころで切れ!」にも、よろしければお越しください。
こちらは理屈抜きの世界ですので、気軽に覗いてご批評などいただければ嬉しいです。
では、どうぞこれからもよろしくお願いします。
最後に、この場をお借りして、
陶友のホームページと、私にもブログを作ってくださった(ただで、ちょっと焼酎代はかかったが・・・笑)
福岡のホームページ制作会社TPCのクボチャンはじめスタッフの皆さん、ありがとうございました。
お陰でパソコンにもなじみ、「21世紀文盲」にならずに済みそうです。
あ、報告。自分でブログが作れました。
やれば出来るものですね。
今度、「世界にひとつしかない」テンプレートのデザインにしたいので相談に行きます。
ヌルキチャン、頼むぜよ。
ではでは。
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2008.06.27 |
| Comments(3) | Trackback(0) | ・このブログについて
自民党内から国会議員定数を減らそうと言う声が出ている。
その狙いはどこにあるか?
構造改革路線は「無駄をなくす」が掛け声だ。
そして消費税増税派も「先ずは徹底した歳出削減を」である。
サラシナショウマ
「定数削減なくして増税はない」(中川元幹事長)
「国民に負担を求めていくには、政治家自ら身を切ることを示す。その際に衆院比例代表選挙をどうするかが一番問題だ」(伊吹幹事長)
「政治家が身を切る」発言に、政治家の特権意識と、実際に利益を得ているであろうことが丸見えだが・・・そこは置いといて。
自民党の議連「衆参両院を統合し、一院制の新国民議会を創設する議員連盟」は、一院制で定数を500にする案をまとめた。
小選挙区300、道州制を念頭にブロック代表100、全国比例代表100である。
ちなみに、現在は衆院480(小選挙区300、比例代表180)、参院242(選挙区 比例代表 )、計722議席である。
伊吹氏は「比例は既に参院にある」として、衆院の比例代表を減らそうとする気だ。
小選挙区制は,どんな制度か?
どんなに低い得票でも、1位の候補者だけが当選。3~4割の得票で6~7割の議席が取れるために第一党に圧倒的有利な不公平な制度だ。多様な少数意見が抹殺され、民主主義には程遠い選挙制度と言わなければならない。
「身を切る覚悟」?
彼らに、身を切って国民と国のために何かをするという、「崇高な何か」があったためしがあるか!
きられるのは民意である。
「身を切って」歳出削減・・・、その次にあるのは「消費税増税」である。
日本の国会議員定数は決して多くはない。
自民党は増税=消費税増税狙いに、あらゆる角度からの国民世論の誘導をしてくるだろう。
だまされたらいかんばい!
イワギボウシとの寄せ植え。
きのう、さるところへお嫁入りしました。
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2008.06.26 |
| Comments(0) | Trackback(1) | ・小選挙区制・国会議員定数削減問題Ⅰ
みなさん、いつもありがとうございます。
シコシコと書き続け、500本経過しました。
色々とありましたが、自分に正直でありたい、素直に自分を表現して生きて行きたい。
たとえネットの世界でも、自分のそのままを誰に見られても、「自分は自分である」といえるように表現したい。
「自分自身を生きる 共に生きる」
今日は、「写真日記」風に行ってみます。お付き合いください。
(ちっちゃい写真はクリックで大きくなりますので、是非来てください。)
こんな花は好きです。
うっとおしい梅雨時に、清涼感を届けてくれます。
優しい気遣いの花です。
もちろんこんな草も好きです。
地味ですが、季節にホッと涼しさを感じさせてくれます。
自分は身を細らせても、見てくれる人が気持ちよくなるように頑張っています。
「俺には出来ない芸当や!」
こんな花はどうでしょう。
暑苦しい赤です、この季節に。
名前を知りません。
でも好きです。
暑苦しい赤なのに・・・、きっと主張したい自分があるんだろうと思います。
迎合せず、「私は赤です」 そういう生き様が好きです。
でも優しいさも感じます。
その葉の形、花姿。
やはり暑苦しくないように、見てくれる人を気遣ってくれています。
そういう思いが好きです。
だから、その色の暑苦しさよりも、すがすがしい情熱を感じます。
こんな人に、こんな生き方にあこがれています。
「お前、名前、なんていうんや?」
今日の夕暮れはこんな風景でした。
(同じショットでも現像の仕方でこうも違う。ただいま現像の練習中。)
で、いきなりというか流れで、ここゆう楽庵で近所のおっさんと3人で少し飲みました。
ソフトボール仲間で、気のいい奴らです。
二日に1,2度しかかからない私の携帯に希少なる電話があったので、つい「飲みたいのかな」と思って誘ってしまったのです。
電話があったり、顔を見るとつい、何かして喜ばせてあげないといけないような気がしてしまうのです。
でもって、今日のまとめ。
今日は公休日だったので、
① 雨ではびこった庭の草取りをする。
② 金魚の水換えをする。
③ 研修の成果を文章にまとめる。
④ 今週の仕事のシュミレーションをしておく。
と思って、一日が始まりましたが、やっと出来たのが②だけ。
意志薄弱なのです。
ボーっとしながら、娘たちのことを色々と思っていました。
悩みや問題があるというのではなく、回顧的に可愛くて仕方ない想いで・・・。
こんな写真を撮ってしまったからです。
・・・どうしようもない親バカでどうもすみません。
最後に、今後のブログライフについて。
少し見えてきました。
例えば、「ブロガーが自己に課すべき5カ条」。これは「世界の片隅でニュースを読む 」さんです。
1 嘘をつかない。
2 知ったかぶりをしない。
3 誤りは素直に認める。
4 誰にも遠慮しない。
5 無理をしない。
私は、あっちこっちのブログを尋ねる時間は余りありませんが、おかげで、たくさんの方と交流できるようになりました。その一人がこの人。「うん!お主できるな!」です。魔法の笛を吹くらしい。
地に足がついて鋭いので、気が弱く軟弱な私なんかはちょっと気おくれしますが・・・。
この5か条は、そうだな!と思います。
俺って、嘘つくような度胸はないし、知ってる事は少しだし、誤り?・・・まだ気がつかないし(指摘して!)、気が弱く遠慮気味だし(支配者と権力には非妥協的でありたいけど・・・)、好きでやってるから無理はどうかな?
ああ~~~。もうこんな時間。ブログやりだして睡眠時間が減ったということは、チョイ無理してるかな?
でも、やっぱりきちんと物事を考えるきっかけの時間という意味で意義あることです。
その上、緊張せず、なんだか顔も想像出来るような気軽にお付き合いできるブロ友もできた事だし、うれしい事です。
あと1ヶ月もしたら1周年です。(改まった総括は1周年でしたいと思います)
みなさん、今後ともよろしくお願いします。
・・・やっぱり、顔を見て話すのが一番には変わりないな、焼酎でも少し入れば、もう最高。
主戦場は、やはりリアルな日々ですな。
いつもありがとうございます。
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2008.06.24 |
| Comments(4) | Trackback(0) | ・このブログについて
是非!大人こそしっかり知って欲しい。みんな読んで欲しい。
ブロ友いや、姉御・あくしゅさんが、元米軍海兵隊兵士アレン・ネルソンさんのメセージを紹介しています。
あくしゅさんの思いに共鳴し、ご苦労に敬意を表しつつ紹介します。(私はコピペだけで、楽してごめんなさい。
「9条をもつ日本の子どもたちに知ってほしいこと」
みんなはほんものの戦争を見たことがあるかい?
テレビで?
映画で?
たぶんそれは本当の戦争じゃないんじゃないかな。
きょうはみんなに戦争の話をきいてほしい。
ぜんぶぼくが体験したほんとうの話だよ。
40年ほど前、ぼくは18歳の時にアメリカの軍隊へ入ったんだ。
アメリカ政府はそのころ、「東南アジアが共産主義者に征服される」という嘘の宣伝をしていて、ぼくはそれを信じていた。
それに貧乏な家だったから、軍隊で働いてお母さんに楽をさせてあげたかったんだ。
ぼくが決めたことを、きっと喜んでくれると思っていたのに、お母さんはものすごく怒った。
ものすごく怒ってそして泣き出してしまったんだ。
ぼくは、どうしてお母さんがそんなに怒るのか、わからなかった。
ぼくはお母さんと分かり合えないまま軍隊へ入った。
軍隊へ入ったら、訓練をうける。
最初に受けた訓練は、「殺す!」と叫ぶ事だった。
教官が、ぼくたちを整列させて、「お前たちは何がしたい?」と聞く。
ぼくたちは「殺す!」とこたえる。
「なんだ?聞こえないぞ」
「殺す」
「まだまだ聞こえないぞ」
「殺す!!!」
そしてライオンのように「うおーっ」とほえるんだ。
それから、人の殺し方を習う。
銃の使い方だ。
はじめは丸いマトの真ん中を撃つ方法を教わる。
それから人間の形をしたマトを撃つ。
人間の場合は、体の真ん中を狙うんだ。
体の真ん中を撃たれた人はながく苦しむ。
苦しみながら死ななければならない。
訓練が終るとベトナム戦争にいくことになっている。
ベトナムに行く前に、ぼくたちは日本に連れて行かれたんだ。
沖縄にあるキャンプ・ハンセンというアメリカ軍の基地だ。
そこでぼくたちは、もっともっと暴力的になるよう訓練された。
夜ぼくたちはよく沖縄の街にでかけた。
酒を飲むこと、ケンカすること、そして女の人を見つけることだ。
女の人を見つけたら、乱暴する者もいた。
沖縄の女の人がその犠牲にされた。
兵士が乱暴すると、アメリカ軍のえらい人たちは必ず日本に謝る。
だけど彼らは本当は喜んでいた。
なぜなら暴力的になることは、ぼくたちが戦争に行く準備が出来たという事だから・・・
ぼくがテレビや映画で知っていた戦争は、かっこいいヒーローがいた。
ヒーローは戦争で戦って、最後にはきれいな女の人や子どもたちを助ける。
だけど、本当の戦争では、女の人や子どもたちを助けたりなんかしなかった。
ベトナムに来て、ぼくはほんとうの戦争を知った。
ベトナムはジャングルが多い。
ジャングルの中で動くベトナム人は男も女も関係なく、みんな殺した。
ジャングルを突き進んで、ベトナム人の村へ行く。
途中にはベトナムの男たちが潜んでいる。
それを銃で撃つのがぼくたちの仕事だ。
村に着いたら、残っているベトナム人をつかまえたり殺したりする。
それが全部終ったら、銃で撃った男たちの死体をジャングルに捜しに行く。
集めた死体は、男と女と子どもの三つの山に分ける。
それから死体の数を数える。
これは簡単な仕事だ。
ジャングルを歩きながらにおいをかげばいい。
人間の腐った死体は鼻が曲るようなものすごいにおいがする。
頭が痛くなって、食べ物をはいてしまうようなひどいにおい。
これこそ戦争のにおいだ。
ぼくはこのにおいを一生忘れられない。
それから、ジャングルに逃げ込んだ女の人と子どもと年寄りをさがす。
これも簡単な仕事だ。
年よりはたいてい逃げ遅れている。
女の人と子どもたちは、ジャングルの奥深くに隠れている。
だけど、何日も隠れていると、子どもたちはおなかをすかして泣き始める。
だから、ジャングルの奥を歩きながら耳をすませば、女の人と子どもたちを見つけることができるんだ。
子どもたちを捕まえて村へもどると、その子たちは死体の山を見る事になる。
頭や手や足がもげて、くさった死体の山だ。
あるとき、子どもたちが女の人の死体の山にかけよって、母親の足にしがみ付いて泣き始めた。
ベトナム人の女の人がその子たちを、死体の山から引き離そうとかかえあげた。
だけど、子どもたちは、その足から離れようとはしない。
いつまでもいつまでも、足にしがみついて泣き続けた。
ベトナムに来た最初の頃、ぼくはベトナム人を人間だとは思っていなかった。
軍隊で、そういうふうに教えられていたから。
敵は人間ではない。
けだものか、‘つり目‘か共産主義者だってね。
だけど、ある日、ベトナム人をそんなふうにみられなくなる、できごとが起こったんだ。
それはいつものように、ベトナムの村へ来た時だった。
ぼくたちは、ベトナム人からの攻撃をうけた。
ぼくはすぐに村の中にある防空壕に逃げ込んだ。
防空壕というのは村人がつくった穴ぐらだ
暗い穴の中、よくみると奥のほうに誰かいた。
ベトナム人の少女だった。
ぼくを見てとても怯えていたけれど逃げられない様子だった。
少女は、ハアハアと苦しそうに息をしていた。
そして体からなにかを押し出すような動きをした
しばらくすると、その少女の足のつけねの間から、なにかまるいかたまりがでてきた。
ぼくの手が自然にのびて、落ちそうになったそれを受け止めた。
少女は赤ん坊をぼくの手からうばいとって、自分の歯でへその緒をかみきった。
そして黒い布で赤ちゃんをくるんで、穴ぐらから走り去ってしまった。
暗い穴でぼくは呆然としていた。
ぼくが見たのはなんだったんだろう。
あれは人間。
人間がこの世に出てきた瞬間だった。
ぼくは、はじめて人間の誕生をみたんだ。
戦闘の中を、生き延びた仲間の兵士たちのところに戻ったけれど、ぼくはこのことを誰にもはなさなか った。
穴から出たとき、ぼくはそれまでとは全く違う人間になっていたんだ。
それから、ぼくは出きるだけ人を殺さないように気をつけた。
ベトナム人と仲良くなりたいと思うようになった。
安全な場所にいる時、ベトナムの子どもたちと遊ぶ事もあった。
すると、子どもたちの母親がぼくを信頼してくれるようになった。
おなかをすかせたベトナム人の親子のために、ぼくは軍隊から食べ物やクスリを盗んだ事もあったん だ。
ベトナムに来て13ヶ月がすぎ、ぼくはやっとアメリカへ帰ることが出来た。
自分の家に帰ったとき、ぼくはお母さんがどんなに喜んでくれるか期待していた。
でも、お母さんは「お前は私の子どもではない」と言ってぼくを拒絶した。
戦争のせいで、ぼくはすっかり変ってしまっていた。
お母さんには、ぼくが人を殺してきた事がわかるんだ。
ぼくはそう思った。
ぼくは戦争の後遺症で心の病気になってしまった。
それがどれだけ大変な事だったかは、またいつかお話したいとおもう。
いまぼくは、戦争の話をいろんな人にきいてもらう活動をしている。
いろんな国へ行って戦争の事、平和の事、アメリカの事をはなす。
日本にもよくくる。
10年ぐらい前、ぼくは初めて日本の憲法9条の事を知った。
英語に直してもらった9条の文章を、ぼくは信じられない思いで見つめた。
戦争と暴力を永遠に放棄する・・・・
それはとても美しく力強い言葉だった。
ぼくはそれを読んで、うらやましく思った。
なぜなら、それはアメリカにはないものだから。
ぼくのように、非暴力を求める人間にとって、9条は生きる為の基盤なんだ。
日本には9条を守って欲しいし、すべての国にひろがってほしい。
ぼくは日本の子どもたちをビューティフルだと思う。
それは戦争に怯えないで生きて行けるからこそ、もてる美しさだ。
そのことを日本の子どもたちに知って欲しい。
9条が君たちを守っている事を。
出典 日本共産党発行 「女性のひろば」2008年5月号
本も紹介されています。
『戦場で心が壊れて 元海兵隊員の証言』 アレン・ネルソン著
新日本出版社 1,365円
戦争は命を奪い、多くの障害者を作りだし、心を壊す。戦争の真実、イラク帰還兵たちの証言を少し紹介します。
戦場で私は怪物だった/帰還兵、占領者として証言 市民を殺害したことを「司令部」に報告したが、返答は「チャーリー・マイク(任務を遂行しろという隠語)」のみ。罪のない市民を殺害しても責任さえ問われない、市民殺害の日常化・・・。
「イラクの人々を助けようと思って戦場に行ったが、イラクでは無残に市民を殺した。殺さないと自分たちが殺されるからだ」
「戦場では自分は怪物だった。イラクの人々を苦しめた憎しみと破壊を謝罪したい」
「イラクやアフガニスタンに駐留している兄弟姉妹に訴えたい。この違法な戦争に反対しているのはあなただけではない・・・この占領を終わらせるためにともにたたかおう。われわれにこそ、兵士たちを帰還させる力がある。戦争を拒否しよう」
イラク侵略戦争5年/米帰還兵の証言始まる/住居と知って発砲「イラク占領は米国を傷つけ、兵士や軍人家族を傷つけている」
「イラク占領は、われわれが憲法に誓った国を守ることではない」
「私の部隊は、護送作戦で、市民が居住している建物だと知っていながら、無差別に発砲した」
「自動車爆弾や米軍からの発砲を恐れ、学校へ通う子どもたちの安全を心配する必要は、米軍の侵攻前には無かった」と聞いたときが「イラク侵略の不道徳に気づいた瞬間だった」
">
帰還米兵証言集会/差別語叫び市民虐殺「“ハジが邪魔だ。車でひいてしまえ”などと非常に人種差別的な言葉を使った」「イラクの人々を二級市民のように扱った」
「個人の品行ではなく、占領の本性である」と反論。「イラク戦争は勝利できない。占領は終結させられるのみだ」
米兵の自殺115人 昨年/43%が帰還兵自殺者の43%を占めたのは帰還兵でした。帰還兵についてはこれまでも心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っているケースが多いことが専門家から指摘されていました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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テーマ:憲法九条 - ジャンル:政治・経済
2008.06.23 |
| Comments(10) | Trackback(7) | ・9条・平和Ⅰ
福田さんが「社会保障費が財政赤字の原因」やなんて言うもんで、
頭にきて、「なんがもんね!大型公共事業が真犯人たい!」って、きのう書きました。(過去ログNO.497)
で、今日は「軍事費も共犯たい!」ということと、「大企業を甘やかさんで、ぼろ儲けしとるんやけん、応分に負担させちゃりい!」ということを書きます。
ちょっと長くなるばってん、一泊研修に行きますけん、今日のうちにと思うて・・・、付き合うてんしゃい。
傘入れ 満員!
しろしかねえ(うっとおしい)・・・。
佐賀や福岡県南では水害に遭われた方も・・・、東北の地震のあとも心配です。
皆さん頑張りましょう。
★年間5兆円の軍事費が財政を圧迫
90年代前半から急増した日本の軍事費は年間約5兆円。憲法で「戦力不保持」を謳っているというのに・・・。
アメリカ政府と日米軍需産業の言うままに、無駄な軍備も。
例えば、陸自の90式戦車。「対ソ戦に備えて」、北海道に配備をはじめ、今までに340両、3000億円なり。91年にソ連崩壊後も買い続けている。馬鹿でかく重いから、北海道からよそへは移せない代物。今度の口実は「対朝鮮」?北海道に必ず来るわけなかろうもん?子どもでも分かる。・・・こげな無駄使い、オモチャじゃないとばい!
さらには、これもソ連のバックファイヤー戦闘機対策を口実に始まったイージス艦。1隻1400億もする。もう6隻?1機1000億もするヘリ空母と共に「他国を攻撃する」兵器だ。自衛のためなんて真っ赤な嘘。
極めつけは、アメリカが押し付ける「弾道ミサイル防衛システム」。専門家も「未完成」というのに・・・。アメリカが成功したといっても、日本では発射して数分で対応できなければ意味がない。「宇宙基本法」など作って、宇宙規模での軍拡に乗りだそうとする愚。すべては「日本を守るため」?
アホな!アメリカの要求であり、日米軍需産業の利権のためだ。使い物にもならないものを、・・・ムダの極み。
極めつけといえば在日米軍への「思いやり予算」。日米協定では何の義務もないのに、78年からすでに5兆円を大きく超える米軍支援の税金投入。今年は2083億円。誰を思いやっとるんや?!
この上さらに、米軍ガム移転や国内の基地再編に3兆円もの税金を投入するという・・・。
以上ざっと見ても、国の財政を圧迫したのは、大型公共事業についで、この膨大な軍事費なり。
「軍事費を削り、経済の建て直しと社会保障の充実を!」である。
★行き過ぎた大企業減税が税収に穴を開けた。
歳入面を見てみましょう。グラフをどうぞ。
財務省統計では、大企業(資本金10億以上)の税負担は、90年代から横ばい。
経常利益はガッポガッポで倍化!
自公政権による相次ぐ法人税率の引き下げ。さらには、研究開発減税(08年、トヨタ779億、キャノン298億、本田技研277億・・・上位20社で2700億円なり!)やIT投資税などあの手この手の企業減税で、税金はろくに払わずボロモウケ。で、経常利益は90年の18.8兆から倍に膨れて32.8兆円。
もちろんこの間は、派遣や請負・日雇いで労働者を低賃金で絞るだけしぼり、使い捨てて、あこぎにもうけている。(低賃金だわ、社会保険料は払わないわで、正社員の3分の1以下の労働力コストで経費を浮かせる!)
法人税を92年当時の37.5%に戻す(今は30%)だけでも4兆円の税収があるのだ。
「空前の利益を上げる大企業に応分の負担を!」である。
国際的に見ても、日本の大企業の税負担や社会保険料負担は先進国中最低レベルだ。(この辺はまたの機会に詳しく書きたい。とにかく甘やかしすぎ。こんなに下駄を履かせて国際競争に勝つといっても、教育ママゴン頼みのどら息子、いざとなったら尻尾巻いて泣きつく位の実力しかないんじゃないの?「自己責任で自立せよ」といいたい。)
福田首相が「社会保障経費が国の財政を圧迫しているので、消費税増税で、皆で建て直しを」なんていうから、「そりゃ違うバイ!」と書いてきた。
見てきたとおり、ムダと浪費の大型公共事業を見直し、大企業優遇税制と軍事費の「2つの聖域」にメスを入れれば、税収は確保できるということだ。
「みんなで支えよう、消費税」なんてだまされたらいかんバイ!
貧乏人ほど重くのしかかる不公平・亡国・反福祉の消費税増税には、じぇったい反対!!!
最後に、よろしければこちら、「花・髪切と思考の浮游空間」さんの消費税関係のエントリーはお薦めです。
税というものの、富める者から貧しい者への分配をうながす機能に着目して、これを尊重する立場にたつのなら、やはり、この10年ばかりの税制をふりかえって、それがもたらした貧困や格差をあらためるためにも、税制を元に戻すことは可能だ、税はもうかっているところからとれ、という声は検討に値すると考えるのですが。
以上、部分引用させていただきました。
(グラフは
赤旗のサイトより拝借・・・最近やっと拝借の仕方が分かったバイ。)
長々とお付き合いありがとうございました。
最後に風知草で、ささやかな涼感をどうぞ。弱小ばってんくさ、「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!ですばい。過去ログです。よろしければこちらもお読んでみてんしゃい。
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2008.06.21 |
| Comments(4) | Trackback(7) | ・消費税・財源・税Ⅰ
現在、国と地方を合わせた「長期債務残高」(国と地方の借金)は、約770兆円。
子どもからお年よりまで、国民1人あたり約600万円の借金があるということだ。
え~~!!我が家は、3600万円かよ!おいおい・・・。
福田首相は、社会保障費が増えて財政赤字がかさんだと言って、消費税増税しかないような事を言っている。(このウソは、過去ログNO.495 社会保障に金がかかり、財政赤字になった?・・・総理の大うそ。でみた。)
ちょっと、横道にそれるが、「敗戦処理」と侮っていた福田内閣だが、ある意味「最強」かもしれない。・・・しれない、ではなく、そうだ。あなどれない!
今日の北海道新聞の世論調査では福田内閣支持率はついに14%にまで低下しているが、むしろここまで下落するともはや怖いものなしとも言える。もはや自民党は次期総選挙を福田で戦うことはない。福田は選挙を気にせず、衆議院の任期満了までやりたい放題できるのである。「ポスト福田」たちもこの際福田がすべて泥を被ってくれるのを望むだろう。財界にとってこれは願ってもない「好機」である。「財界立法」を次々と押し付けてくるだろう。
(「世界の片隅でニュースを読む」さんよりTBいただいたので、転載。)全くその通りだと思う。そして消費税増税とともに討ち死にするのが福田の総理としての使命であり、財界総本山からの指令なのだ。(と思う。)
だから、弱小なりといえども、「大脇道場」は消費税増税反対キャンペーンを張るのだ。
ということで、話を戻し、
財政赤字の真犯人は大型公共事業だ!ちょっと見づらいですが、お付き合い下さい。
1990年代に急に借金が増えている。(水色の棒グラフ)
10年間で約300兆円。
財務省も「公共事業関係費の増加が主要因」と認めている。
90年6月の「日米構造協議」最終報告書は、むこう10年で「総額430兆円の公共投資基本計画の実施」を提起し、さらに、95年には、13年間で「630兆円」に増額改定されている。
この計画に縛られて、92年宮沢内閣の「緊急経済対策」から2000年の「日本新生のための新発展政策」まで、
大型公共事業に税金をつぎ込んで、赤字の山を積み上げてきたのだ。
アメリカの言いなりになり、大型公共事業中心の政治、「大型公共事業に50兆円、社会保障にに20兆円」の逆立ち政治をして来た自民党政治こそが財政赤字のの真犯人である事は明らかだ。 次回は、軍事費が暮し予算を圧迫してきた事、大企業減税(上のオレンジの折れ線グラフは法人税が90年の37.5%から30%にへらされる中で税収が減っている事を示している)で税収が減ってきたことなどについてみてみたいと思う
弱小ブログとは言え
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2008.06.20 |
| Comments(5) | Trackback(2) | ・消費税・財源・税Ⅰ
ここ10年で30万人以上ということになる。ちょっとした地方都市が消えた計算だ。
日常化し、もうニュースにもならない。
・・・この国は病気だ。
自殺者10年連続で3万人超す 高齢者や働き盛り増加">自殺者10年連続で3万人超す 高齢者や働き盛り増加(アサヒ・コム)
昨年1年間に全国で自殺した人は3万3093人で、3万人以上が98年以降10年連続。60歳以上の高齢者や、働き盛りの30歳代がいずれも過去最多。(警察庁発表)
原因・動機については、自殺対策に役立てるため、今回のまとめから52分類に細分化。三つまで複数選択できるようにした。原因・動機を特定できた2万3209人では、健康問題が1万4684人で最も多く、経済・生活問題が7318人、家庭問題が3751人、勤務問題が2207人と続いた。
健康問題の内訳では、うつ病が6060人で最多。このうち30歳代が996人、40歳代が940人で、50歳代以上だけでなく、子育て世代にも広がっている。職業別では、被雇用者・勤め人が1341人、自営業・家族従事者が371人だった。
勤務問題の内訳=図=では、多い順に「仕事疲れ」が672人、「職場の人間関係」が514人で、いずれも30歳代が3割弱を占めて最多だった。「仕事疲れ」の8割以上がサラリーマンなど被雇用者・勤め人だった。
都道府県別では東京3047人(前年比382人増)、大阪2241人(同289人増)、神奈川1845人(同206人増)など大都市圏での増加が目立った。10万人当たりの自殺者数では山梨(39人)が全国で最悪だった。また、いじめが動機の自殺は14人だった。
男女別では、男性が2万3478人、女性が9615人でいずれも前年より2.9%増えた。
年代別では、60歳以上が1万2107人(前年比8.9%増)で2年連続で増えた。前年を上回ったのは、40歳代の5096人(同1.8%増)、30歳代の4767人(同6.0%増)だった。
以上、引用。
60歳以上が過去最悪。医療改悪や増税による負担増、介護保険の切り下げ、高齢を支える社会保障から「安心」が骨抜きにされ、不安が増してきたのが要因だろう。
後期高齢者医療制度が、医療から締め出し健康不安を大きくして、さらに
自殺者を増やすのではと心配だ。
30代も・・・。日雇い派遣、非正規、低賃金、長時間労働・・・人間を使い捨てにする労働・雇用政策は、30代の若者から人間の尊厳をも奪い、うつ病や過労自殺が増えている。
私たちは、障害者の作業所を運営しながら、「労働は人間を豊かにに発達させる」(発達保障労働)という理念を実践に移してきた。この実践の意義は、単に障害者についてのみならず、今日の日本の労働実態の中で、ますますその社会的意義を深く大きくしている。 男が圧倒的に多い・・・。社会的な位置関係か、命を生み出す女性は「生」により近いのか・・・。
「男はつらい」か。
それにしても、「うつ」が5人に1人。精神保健医療の充実は言うに及ばず、それのみならず、総合的な「生」への援助が求められる。
健康問題も経済苦も勤務問題も、その殆どが社会保障や雇用・労働問題に根を持っている。
自殺を個人の問題に押し込めず、社会的にとらえ防止するために、政治の役割がより明らかになったといえる。
ちなみに、日本では一年間に殺人で700人、交通事故で7000人が亡くなっているらしい。
世界では、殺人で50万人、自殺は100万人、戦争で23万人。(どこかで見てメモしてたんだけど、ホントかな?どなたかチェック入れて!)
近所を流れる室見川上流です。
暗い話ばっかりだと、チョットと疲れますね。
しばし、ごゆっくり・・・。上流域の水洗化が進み、ここ10年、きれいになりました。
夏は、堰のところに家族連れが水遊びに来ます。
若干名だが・・・。
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2008.06.20 |
| Comments(0) | Trackback(0) | ・社会評論Ⅰ
政府与党・財界の発声練習、音あわせも十分と見たか、いよいよコンダクターが指揮棒を振り始めた。
福田首相が、消費税について「日本は世界有数の高齢化社会だ。その国が(消費税)5%でやっている。だからこれだけ財政赤字を背負っている。その辺のところを決断しないといけない。大事な時期だ」と述べた。
福田さん、いよいよ腹を決めたようだ。「もう支持率なんかどうでもいい」?問責は無視し政権の座にしがみつき、衆院3分の2の内に財界の意向を受けて何でもやり散らかし、討ち死にする気?だ。
首相、増税の是非「決断の時期」 消費税(日経ネット)
福田康夫首相は17日、主要国の通信社との会見で、消費税率の引き上げの是非について「決断しなければいけないとても大事な時期だ」と語った。「かなりの高齢化社会になりつつあることを考えると道は狭くなっている」と指摘、高齢化の下での社会保障費の財源確保を消費増税の理由に挙げた。2009年度の税制抜本改革で検討する意向を示唆したとみられ、政府・与党内の議論にも影響を与えそうだ。
「議論はやってきたが、政治的決断ができなかった」・・・そして今決断の時だと。
「国民世論がどう反応するか一生懸命考えている」・・・世論を見極めるという。 自民党党税制調査会は、今月下旬にも
消費税増税を焦点に総会を予定している。
「社会保障費の自然増をこれ以上削減するのは限界」「安定した社会保障財源を」がうたい文句。
財政改革研究会(増税論者与謝野会長)は、「2010年半ばまでに消費税を少なくとも10%程度まで引き上げる」「社会保障制度を堅持するための安定財源を確保すべく、税制の抜本改革に不退転の決意で取り組む」提言を、首相に申し入れている。
額賀財務大臣は、この提言を「きわめて大事な政治課題」と高く評価。「税制抜本改革では、消費税率の引き上げをはじめ、法人税や所得税などを総合的に議論して、当面やることと中期的にやることを国民の前に示すことが政治家や政府の役割だ」と述べ、
消費税増税を正面から議論する構えだ。
自民古賀選対局長は次期衆院選では「ひとつの焦点は政権担当能力。消費税をしっかり議論することは国民に対する責任だ」と、
民主党へ”誘い”を仕掛けた。(
民主党の政策には財源の裏づけがないと言う前原発言でのお家騒動への揺さぶりも、頭にあったか?)
消費税増税は民主党の既定の路線だ。 鳩山幹事長は「増税議論はいつかは避けられないと思っている。しかしその前に徹底的に歳出の削減を」「高齢者にはこれ以上の負担はさせられない。現役世代の保険料負担には限界がある。何らかの形で財源を見出すとなれば、当然、税の部分であることは間違いない」と、既定の路線を認めた上で、「次期衆院選では、無駄をなくす方向でいく」と、消費税値上げについては今回は見送る方針を明らかにした。
ん~~~ん。煮え切らないが・・・。
消費税増税に一貫して反対しているのは共産党だけだが、ここは当面でも、「消費税税率当面据え置き」で一致して、自民の
消費税増税路線に対抗すべきか?
こうした一連の動きを受けての福田発言である。 福田首相は、高齢化がすすみ社会保障費が増えたことで、財政が悪化したかのように宣伝して、
消費税増税を「合理化」しようしている。
しかし、財政が悪化したのは、一九九〇年代の“国と地方で公共投資に50兆円、社会保障に20兆円”といわれた「逆立ち」財政が原因だ。
福田内閣は、社会保障費の自然増を毎年2200億円ずつ抑制する小泉内閣いらいの社会保障抑制路線を引き継ぎ、ゆきすぎた大企業・大資産家減税と年5兆円にも膨らんだ軍事費という「二つの聖域」は守ったまま。
減税、減税でぼろもうけをあげる大企業・大資産家にではなく、格差と貧困にあえぐ国民に負担を強く迫っている。
所得が低い人ほど負担が重い消費税は、社会保障には最もふさわしくない税と言わなければならない。
NHKの世論調査は、社会保障財源のために、消費税引き上げに「賛成」22%、「反対」51%。
さらに世論を高め、
最悪・棄民・亡国の大衆課税=消費税増税を阻止しようではないか。
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2008.06.19 |
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近所には送電線がたくさんある。
山にも田んぼにも。
景観にはマイナスでいつも気になる。
ままよ、じゃあ、鉄塔だけ撮ってみようか。
田んぼのあぜ道から接近した。
・・・ああ、激しい雨音にいつもより早く起こされてしまった。
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2008.06.19 |
| Comments(0) | Trackback(0) | ・趣味・写真
もう夏?
蒸し暑い梅雨の晴れ間。
帰り道、農道を通った。
ここは農家が出しあっている土地だから、デカイ面して通ってはいけないんだね。
「すみません、ちょっと通してください」
ここは早めに植えたところ。
遅いところは今植え付け中だ。
これからどんどん大きくなるんだろうな・・・。
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2008.06.18 |
| Comments(2) | Trackback(1) | ・趣味・写真
16日、日本一高い国保料の引き下げが実施されることが明らかになった。
市民の運動の力が福岡市政を動かしたのだ。
国保料 福岡市 引き下げへ 市民の運動が動かす(赤旗)
全国一高い国民健康保険料の引き下げを求める請願署名十四万六千人分(過去最高、人口の一割以上)が昨年末、市議会に提出された福岡市で十六日、市が引き下げを明らかにしました。
市議会で日本共産党の比江嶋俊和市議の質問に市が答えたもの。国民健康保険料医療分の所得割料率を下げ、これまで介護分と合わせて年四十七万円の国保料を負担していた年所得二百三十三万円の三人世帯で国保料が一万四百円下がります。料率は昨年度の13・01%から12・49%に0・52ポイント下がります。
昨年、市内の民主商工会、建設労働組合、新日本婦人の会、日本共産党などが「国保をよくする福岡市の会」を結成、行政区ごとの会もつくり、署名活動を広げました。国保運営協議会では国保料引き下げを求める意見が続出し、「市は国保料の負担軽減に努めるよう要望する」との答申が出ました。
比江嶋議員は、一般会計からの繰り入れを大幅に増やして、全世帯の国保料を引き下げることと、市民が安心して医療を受けられるよう国保行政を改善することを吉田宏市長に要求しました。
この日の市議会には「よくする会」からたくさんの市民が傍聴席につめかけました。同会の有馬精一事務局長は「毎年当たり前のようだった国保料値上げをはじめてストップさせ、半数以上の世帯で値下げを実現したのは市民運動の大きな成果です。引き続き運動を強めて、全世帯での国保料引き下げを実現させたい」と語りました。
わずかといえばわずかだが、公約破りを続ける吉田市長も、さすがに14万人以上の署名の力は、認めざるを得なかったということだ。
市議会では、共産党はほんの少数会派。
しかし、市民と手をとり議会外で署名を広げ、世論を喚起することで悪政に風穴を開けることは出来ることを示した。
後期高齢者医療制度をめぐる国会情勢。参院で問責決議を通した後、「問責した政府とは話は出来ない」などと、自ら提案した廃止決議案の審議さえも拒否するという、
民主党などの姿勢はいかがなものか。
21日まで国会が延長された中で、岩手・宮城内陸地震など「緊急」「人道的」問題では審議に応じるという。
ならば、
後期高齢者医療制度問題は、まさに「緊急」で、「人命にかかかる一大事」ではなかったか。
しかも、野党4党の責任において提案したものである。
共産党は「権限を委任していただけるなら、わが党一党でも、趣旨説明と答弁を行う用意がある」と、徹夜で準備も完了したそうだ。「そりゃ、一人手柄にはさせたくない」と思ったかどうか、
民主党はそれも拒否する。
自民党も「共産党のように審議すべきだという考えの政党もあり、会期末まで国民のために努力する」(伊吹幹事長)と審議に応じる構えを表明している。
ここで、余り言いたくはないが、
民主党を支持するブロガー達は、問責への余りのマスコミの冷たい評価に、「問責は正しかった」を繰り返し、中には「報道統制だ」という者までいる。例えば、・・・いや個別ブログは批判の対象にはするまい。
「問責は正しかった」・・・福田政権への評価、「問責に値する」・・・それはもっともである。
もう過ぎた戦術問題は繰り返すまい。福田政権の何を問責したのか?である。この間の
後期高齢者医療制度に象徴される、国民いじめの政治ではないのか。その政治姿勢を追及するためになしたことではないのか。
ならば、引きつづき国会で論戦で追及するのが国民の望む方向ではないか。しかも自らの提案だ。
そうでなければ、いよいよ、
馴れ合いをカムフラージュするための「対決ポーズ」つくりと批判されても仕方あるまい。
国民の命や暮らしは、政権ゲームのネタではない!「民主党の欺瞞が自民党を助けている。究極の安定装置。。。」といわれても仕方ないだろう。
これは、この間の馴れ合い修正(宇宙基本法 、国家公務員制度改革基本法 、改定少年法)等を見ても、戦術問題という手の問題ではなく、
民主党の政治姿勢そのものに深く関わる、本質的な問題であることを指摘しておく。
妄信的な支持者はともかく、真に自公政権にかわる国民のための政治を願う、多くの真面目な民主党支持者の皆さん、事実を冷厳に見て欲しい。政党は国民の監視によって育て、国民のために使うものである。それこそが、
民主主義の政党政治だとは思いませんか。
残念ながら、民主党鳩山幹事長、今日時点でも、
「審議に応じたら、内閣を認めたことになる」といって、審議拒否の態度は改めないようだ・・・。
駄々っ子だ・・・!
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テーマ:地方自治 - ジャンル:政治・経済
2008.06.18 |
| Comments(4) | Trackback(3) | ・福岡市政/地方自治
百姓の次男として育った私には、そのDNAが受け継がれている?
という訳でもないが、農業や農家を足蹴にした様な話や政策を見ると、無性に腹が立ちむなしくなる。
そこで今日は、一発かましてやる!
青々と分けつを始める苗。
過去ログNO.485 「水の話」・・・「水からの伝言」じゃなく、「1kgの牛肉を生産するのに必要な水は約20トン」=水輸入大国日本について。に、あげはさんから、次のコメントを頂いた。
子供のころ、秋になると郊外は、見渡す限り金色の稲穂が風にうねっていました。
あの景色をもう一度見たい!
飢えのごとき憧憬と喪失感に苦しむことが私にはあります。
記事を読んで、秋の郊外で感じるこの苦しみを思い出してしまいました。
政府のいいなりになって私たちは、またとない宝を弊履のごとく捨てたのですね。
何という愚をしでかしたのか・・。
2008-06-17 火 08:15:44 | URL | あげは #iLhlKqZk
※弊履(へいり・・・やぶれぞうり、やぶれたはきもの)
あげはさん、もうひと突っ込み、いきまっせ! 日本の
農業は、零細で
国際競争力がない、そんなものに金をかけずに食料は安く輸入すればいい・・・、かくて日本は農地も荒れ、
食料自給率は39%(カロリーベース)に落ち込んだ。
山間地の棚田や段々畑を見て欲しい。1個1個小石を掘り出し、積み重ね、・・・どれだけの世代にわたって、どれだけの労力を使い耕作地を作ってきたことだろう。・・・滴る汗を想像して欲しい。
小さい時、父も開墾をして畑を広げ、その手伝いをしたものだ。
そうして何年にも渡り土を作り、畑を肥やし作物の収量をあげる努力が続く。
大きな声で言う。
日本農業のその生産性はダントツに世界一である。 農地1ヘクタールで何人の人を養えるか?オーストラリアは0.1人、アメリカは0.8人、イギリスは2.6人、フランスは2.9人、ドイツは4.5人・・・、さて日本は何人でしょう?
日本は水田という最も生産性の高い農地を持っています。しかも、日本のお百姓さんは勤勉で働き者、優秀です。
ジャジャーン!
なんと、10.5人です!並み居る
農業大国も足元にも及びませんね。
世界的な食糧不足が問題になっています。狭い大地で大きな人口を支えてきた日本
農業の底力を今こそ発揮し、
農業を発展させ
食料自給率を向上させる事は、国際的に見ても緊急を要する課題です。
今、世界では8億5千万人が飢餓に苦しんでいるといわれている。日本の農業者・研究者・技術者が大変な努力で作り出してきた日本農業の技術を、飢えに苦しむ途上国の人々のために生かせば、世界的な農業生産の向上にもきっと大きく貢献できるだろう。
アメリカの戦争の手助けをして憎まれ、世界の友達を失うなんて、実にばかげた事である。こうした農業による国際貢献は、世界中に沢山の友達を作り平和のロンド(花輪)を拡げるだろう。 農業の果たす役割は、空腹を癒すだけではない。その生産活動を通じ、国土を守り水資源を豊か抱きかかえ育み、自然環境や美しい景観を守り、食文化や伝統文化を受け継ぐなど、心にも沢山の栄養を補給してくれる。
特に日本の中山間地域にある水田の役割は、台風や梅雨のもたらす大量の雨や雪などの水量を調整するダムの役割を果たす事が、最近ではよく知られてくるようになった。災害に対しても重要な味方なのだ。同時に自然の生態系の保存にも、一役買っているといわれている。
どうだろう、この
日本農業の底力! 百姓を小ばかにし、足蹴にしてだまし、票だけは掠め取り、農業と農業者を切り捨ててきた自民党政治の罪深さはいかばかりか。
気は小さいが、・・・最後に大きな声で言う。
自公政権を倒し、農業を国の基幹産業にする政治をこそ!
日本農業の底力を発揮し、国際貢献を!
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2008.06.17 |
| Comments(10) | Trackback(1) | ・食と農業問題
「水の話」をする前に・・・。
14日朝の「岩手・宮城内陸地震」、マグニチュード7.2、震度6強。
被災された皆さんのお見舞い申し上げると共に、政府が万全の支援体制で臨むことを求める。
この地域の活断層は、政府の調査では「地震が30年以内で発生する確率はほぼ0%」という評価だった。福岡西方沖地震もそう、不意打ちだった。日本では、最早いつでもどこでも、大型地震が起きる可能性があるということだ。不意打ちにも備える、早急な見直しが求められている。
近所のほんのちっぽけな田んぼ。青々と。
さて、これも地球の話だが、今日は「水の話」。
・・・ネットの一部で騒がれたアホな話ではありません。
このところの雨で、稲の緑も増した。
瑞穂の国日本は、地理的にも地形的にも豊かな水資源に恵まれている・・・と思い込んできた。
大変な誤解であり、しかも日本は世界の水資源を「荒らしている」ということも・・・。
地球温暖化の中で、水資源の枯渇や水資源をめぐる紛争も起きている。
しんぶん赤旗に「にちよう特番」という特集がある。今日はそれを参考に書いてみる。
世界保健機関によると、主な国の国民一人当たりの水資源量(年間に利用可能な水の量)は、
日本が3360トン(336万リットル)で、トップクラスのカナダ、ノルウェー、ニュージーランドなどに比べると約30分の1、ベトナム、アメリカ、オーストリアなどの4分の1・・・と、意外にも世界でも少ないほうだ。もちろんもっともっと少ないサウジ、クウェート等の国々もある。
しかし私たちに日本人が使っている水はそれだけではない!
農産物や畜産物の生産には大量の水が使われている。
例えば、牛肉1トンキロ生産するのには約20.7トンの水(直接飲む水だけではなく、飼料の穀物を作る水も含まれる)、豚肉は5.9トン、鶏肉は4.5トン・・・大豆は2.5トン、小麦は2トン、トウモロコシは1.9トンだそうだ。(訂正記事が出ました。トンではなくキロだそうです。すごい量の水ですね。)
ということは、食料の6割を輸入に頼る日本は、世界最大級の水輸入大国ということだ。
東大生産技術研究所・沖大幹教授らは、仮想水量(本来日本でこれらの食料を生産すれば使ったと仮定した水の量)の試算をしている。その量は640億トン。なんと総水資源使用量の3分の2に相当するという。これって、水も3分の2は輸入に頼っているということか。
後は丸写しで、沖教授の話。
ぜひ知っていただきたいのは、食料生産には、こんなに水が必要なんだということです。
水が足りないということは、のどが乾くという前に、おなかが減って困るという問題なんです。
水と食料は裏腹の関係だと理解して欲しいと思います。
日本は食料自給率が39%で、大量の食料とそれに伴う水を海外に依存しています。
水不足から海外で食料生産が落ちると、それがすぐ日本の輸入食料に影響を及ぼすことになります。
オーストラリアの干ばつをきっかけにした小麦価格の急上昇は、今日本の食料価格に影響しています。
私たちは、海外の水資源にも気を配らなければ成りません。
アジアやアフリカで、水が足りないゆえに安定的な食糧生産ができない国々に援助することも大事でしょう。
手前は休耕田。
重機もない時代にどんなに苦労して耕したことか。ここ数十年、日本のあっちこっちで農業がつぶされ田んぼや畑がつぶされてきた。
大企業の輸出を拡大するためにそれとの調整のために、自民党政府が推進した「農産物輸入自由化」。(主に対米関係で)
そして、いまや
食糧自給は39%。
そう、何かあればのどは乾かなくても、腹が減って飢え死にするというのが日本の食料自立度。
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2008.06.15 |
| Comments(7) | Trackback(1) | ・食と農業問題
先日近所の大学で福祉学科3年生に、表題のテーマで話す時間があった。
実習指導室から感想文がまとめられ送られてきた。
自分の言葉が、どう届いたかを検証するために、いつも感想文をいただけるようにお願いしている。
ありがたい事で、感謝!です。
ヤクシマアジサイ
白から薄緑に変わる。葉も細く特徴的。
25人程の小さな講座だったが、汗かいてしまった。
話すネタは一杯経験的に詰め込んでいるのだが、今回は「話し始めれば何とかなるさ」と、組み立てをしっかりやらないままに臨んでしまった。
「こりゃまずい」と思った瞬間、汗が噴出した。
申し訳ない。
にもかかわらず、感想文を見るとおおむね好評だったようで、胸をなでおろしている。
何故か?
それは難しい専門用語も使わず、日常話での語り口がわかりやすかったからのようだ。
話したポイントは、
★自分の頭で考える。
予め設定されて隠されているであろう「正解」探しをするな。(これは受験勉強の仕方で、考える力はつかない)現場の事実を自分の目でリアルに見て、自分の頭で考え、自分の「正解」をつくる。それは紛れもなく「自分の正解」だから自信を持っていい。ただし、それが主観的な独りよがりのものかもしれないから、検証が必要だ。その検証の過程が本当の勉強だ。それは集団論議で試される。皆で話し合う勉強を。
★「障害」を観ても、それは見えない。生きているその人を丸ごとリアルに見ること。障害の中に人が居るのではない。その人の中に障害がある。障害は、その人の部分に過ぎない。
★変革と創造の視点・・・施設や制度のために彼らがいるのではない。人間が、人間らしく生きるために施設や制度があるのだ。そのために、福祉は創造的に変革しなければならない。
★己の存在に引き寄せ、生き様に重ね合わせて、観る、考える。如何に生きるかが問われているのだ。
人間とは何か、どう生きるかを考えよう。
えらそうに大体、以上のことが話の柱。
ネタは、この間ブログで整理してきたもの。
特に共感的に理解してもらえたのは、「障害にとらわれて相手を見たらいかんよ。その人を丸ごと見ようとするときに、障害が理解でき、その人への理解(福祉的支援の課題も)が深まるんだよ」ということ。異口同音に殆どの人が感想文に書いてくれていた。
これは、障害者と接する機会がなく初めて施設実習に行く学生にとっては大切なことだ。この間の実習生受け入れで、多くの学生はこの入り口でつまづき固まり、自分を出すことが出来なくなるからである。腫れ物に触るようにしたり迎合したりするところからは、「関係」は築くことが出来ないのだ。
次に、これも多くの学生がコメントしたのは、「人間らしさと障害」について考えるために話した逸話?について。内容は、以下の過去ログそのもので、資料として全文配布した。
人間・福祉・社会を考える過去ログ三部作
NO.258 重い障害者と生きた初めての人々。・・・人間らしさについて考える。(1)
NO.259 重い障害者と生きた初めての人々。・・・人間らしさについて考える。(2)
NO.260 重い障害者と生きた初めての人々。・・・人間らしさについて考える。(3)
この3部作は、今日の新自由主義政策の福祉切捨てを概観し、考古学資料の人骨・重い障害を持った後期ネアンデルタール人と対話しながら、新自由主義の人間観を批判し、人間と福祉について考えたものです。
とはいえ、学術的ではなく「浪花節的」ですが、最も自分らしい記事で、思想的原点ともクロスするものです。「大脇道場」イチオシです。お読みいただければ、涙が出るぐらい嬉しいです。
長くなりますが、せっかくですので学生の感想文から、一部紹介します。
「ネアンデルタール人ナンディの話を、今日はじめて知りました。私たちの先祖は、生きのこるために助け合うことを覚え、障害のあるナンディとも仲間として生きていたようです。人間とは本来優しいものだと分かって心がとても温かくなりました。」(YHさん)
「ナンディのお話で、人間はお互いを助けていく動物だと思いました。重度の障害を持っていても40歳(今で言えば80歳)まで生きたナンディは、奇跡的に生きのこったわけではないと思います。その集団において必要な存在だから長生きできたのだと思います。たとえ狩が出来なくても、もしかしたら、狩で疲れた仲間を癒す存在だったのかもしれないし、けがした仲間を手当てしていたのかもしれません。この話を読むと、生きる意味のない人はいないと感じました。・・・何万年も前の私たちの先祖から、助け合って人間は生きてきたという事実を知ることが出来て嬉しいです。また逆に、今の社会は少し寂しいものに成りつつあると思います。人間は本来、助け合って集団の中で生きていくものだと、ナンディから学べたように思います。」(OTさん)
「ネアンデルタール人が、・・・助け合って生きていくことを選んだ背景には、『人間は弱い』ということを認めたたことがあると思います。無駄な存在はいない、人は何か役割を持って生まれ、弱いと思えたことさえも力になる。障害者は生きることの困難さを私たちに教えてくれ、ありふれたものへの感謝を喚起させてくれます。この事実は、物質的な豊かさの過渡期にある我々に、人間としての感性を取り戻す可能性を教えてくれます。」(MKさん)
「・・・またナンディのお話ですが、私自身考えてみました。考えすぎて息が詰まり友達に話したところ、帰ってきた答えは『ナンディが族長の子どもだったので、食料がもらえた』でした。やはり現実的に考えてしまいがちです。しかし私自身、おいしいものを食べた際、家族や友人にも食べさせたかったりします。そういう幸せや喜びを分かち合う気持ちを、3万年前から持っていたのではないかと思います。だからこそナンディは生きられたのではないでしょうか。これが私の正解、と思いたいです。」(KMさん)
「ナンディの話がとても印象的で感動しました。ナンディが、皆がとってきた食料を一番おいしそうに嬉しそうに食べるからという話しが、とても素敵だと思いました。そしてそれが本当だったらいいなあと思いました。そうやって2,3万年前から、障害者と共生する事実があるのに、今のほうが障害を持つ人にとって生きにくい社会のように感じるのは、少し残念に感じました。」(MMさん)
ナンディの話に限らず、全部紹介したいぐらいですが、・・・この辺で。
最後までお付き合いありがとうございました。
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テーマ:福祉のプロを目指す - ジャンル:福祉・ボランティア
2008.06.15 |
| Comments(0) | Trackback(1) | ・道場日記・オッス!!
初めてのヌード撮影会。
テーマは「沐浴する美女」
いやあ、緊張しました。(汗)
真っ白なつるつるのすべ肌の、そのみずみずしさ・・・。
初心者にちゃんと表現することが出来るのだろうか?
画像後悔公開。
おっとっと、お願い!拡大しないで!・・・恥ずかしいから。
欲を言えば、腰のくびれがあれば、もっと色っぽい写真が出来ただろうに・・・。
あとで色々と考えてしまいますね。
美しい被写体を、さらに美しく、
リアリティーとメルヘン・・・
全身も写してみました。
写真って、やっぱり難しいですね。
一人でのヌード撮影会も、小道具で演出し、なかなか大変ですね。
腕を上げて撮影助手を雇えるようにならなきゃ!(笑)
仲間のお母さんの日曜菜園からデビューした、「おおね みみちゃん」でした。
あ、美味しい大根さんね。
・・・ったく、俺ってこんな暇人だったかしら。
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テーマ:こんなのどうでしょうか? - ジャンル:趣味・実用
2008.06.14 |
| Comments(4) | Trackback(0) | ・趣味・写真
11日、参院で福田首相に対する問責決議がなされた。これは現憲法下で初めてのことだ。
首相と政府は、重く受け止めるべきだ!
いいか、福田君!
・・・受けて、「重く受け止めます」と形式的に軽く言いやがんの!
「な~んでか?」 それは以下に書いてみることにするが。
要するに「痛くもかゆくもない」どころか、「気が軽くなった」からに他ならない。
「敵はもう空砲しか撃てない」「もう終わった」と、ホッとしてるよ。
何をやってるんだ!
「伝家の宝刀」を抜いても、振り回すだけでは何の効き目もない。
後期高齢者医療制度も、ここまで追い込んでの審議拒否は、与党にとっては「渡りに船」、ありがたいだけだ。
数はあっても「ウドの大木」=腰抜け民主党。情け無や。
「今撃つときじゃない。もっと追い詰めてからじゃないと効き目がない」って、言うよったろうが!
大事な大砲を、敵が射程内に入らないときに打ちやがって!
党首討論も後期高齢者医療制度の討論もほっぽり出して・・・、こういう結果(内閣信任、衆院で可決=民・社・国民新は欠席)は見えてたことではないか。
論戦と国民世論で追い詰めて、いざというとき(内閣総辞職か解散総選挙)に息の根を止めるために抜くのが「伝家の宝刀」=問責決議の使い方というものだ。
情けない民主党の提案理由
4野党の会談で鳩山民主党幹事長は、「党首討論をやれば福田首相は『大いに審議をやろうじゃないか』と抱きつき作戦に出る。それを拒否するために問責を早く出した方がよい。討論の後では映りが悪い」と言ったそうな。
山岡国対委員長は、問責もやらずに閉会したら、話題がサミットとオリンピックになりメディアも国民もこっちを見てくれないと、泣き言のような提案理由を言ったとさ・・・。
な~に考えてんだか・・・だめだこりゃ、民主党。
宇宙基本法、公務員法、少年法と次々に、与党と水面下で「修正」に応じ、国会では審議なしで通し、・・・対決姿勢がなくなったので・・・「こりゃヤバイ!」とポーズを見せたところで、どうするんや。自分で馴れ合ってきたんだろう。対決するなら「党首討論」で堂々対決すればいいのだ(った)。
後期高齢者医療制度廃止法案、せっかく参院で通したのに、自分たちから提出しておいて衆院では審議拒否とは、どうやって国民に責任が持てるというのか。
もう済んだ事だからいってもしょうがないが・・・。
こいつ共産党びいきだからという目で見ている人が多いと思うけど、言ってる中身で、事実を見らなね。
民主党もにしっかり頑張ってもらう事が、国民のためだということ。頑張ったら褒美を上げて、だめなときはガツンと言わな。政党とはそういうものだ。そうやって、政党を国民のために使わなければ、政党政治は民主主義の中に生かされないとは思わないか?
参考までに地方紙でも批判されていたので紹介しておこう。
「この問責決議案の意味はどこにあるのか。解散に備え『党内の引き締めを図る』という声が、民主党幹部から聞こえてくる。このあたりが小沢代表の真意かもしれないが、党内事情からの決議案提出では国民の理解を得られないという慎重な見方が、共産党から出ている。決議案が出されれば賛成すると断ったうえでの指摘とはいえ、同じような印象を持つ人はいるだろう」(神戸新聞 社説)
「福田政権との対決姿勢を強めるというのなら、問責決議ではなく、党首討論で、国会の場で堂々と渡り合ってもらいたい。小沢代表が不得手な討論をさけたとの声も上がっている。高齢者医療について、どちらの考えや政策に説得力があるのか、国民の判断を仰ぐべきだ。それでこそ民主党が目指す責任政党といえよう」(京都新聞 社説)
「11日に予定されている党首討論を取りやめるよう、民主党は自民党に申し入れている。意味合いのはっきりしない決議案にこだわる一方、党首の直接対決を中止するのはいかにもわかりにくい。小沢代表は党首討論を避けたがっていると見られるようでは、首相の座は引き寄せられない」(信濃毎日新聞 社説)
産経新聞とはいえ、参院の問責決議可決 なぜ党首討論をしなかったのか これはまとも。
「むしろ問題なのは、11日に予定されていた党首討論が問責決議案提出によって開かれなかったことだ。
民主党の小沢一郎代表にとって、後期高齢者医療や年金だけでなく、秋葉原の無差別殺傷事件などで福田首相の政治姿勢をただし、自らの考えを明らかにする格好の舞台だったはず。
首相の返答を聞いてから問責決議案を出すかどうか決めても遅くなかったのに、これはいったいどうしたことか。与野党が意見の異なる問題で、真剣な論議を重ねることが議会制民主主義の基本であることを自ら放棄したも同然だ。」
・・・結果、風も吹かず、世論はしらけたまま。
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テーマ:民主党 - ジャンル:政治・経済
2008.06.12 |
| Comments(0) | Trackback(1) | ・民主党批判Ⅰ
これは難しいですよ。大人が試されていますね。
先日の記事「秋葉原通り魔?無差別連続殺傷事件の背景は?">NO477. 秋葉原通り魔?無差別連続殺傷事件の背景は?」に対して、15歳の少年ユーヤさんからのコメントがありました。
15歳を代表する意見かどうかはわかりませんが、紛れもない15歳のひとつの意見です。
「これはあくまで『私の意見』ですから」 としながらも、「私の意見も参考にしてくださるとありがたいです。」と述べています。
彼の意見に、ここでいろんな方からコメントをいただけるなら、世代を超えていい討論が出来るのではないかと思い紹介し、自由な意見を求めます。
大人として、向き合ってみませんか?彼は、それをこそ求めていると思います。
(右下の commennts をポチして書き込んで下さい。)
以下、紹介します。
この事件は・・・
この事件は、いろいろな意味で重大なものになりました。だけどこの事件はすぐに忘れてしまうでしょう。なぜなら今の日本はこんな事件なんか最初から相手にはしてないんです。
このような言い方をしては不満に思う人がいるかもしれません。いや、います。
ですが私たちはこの事件を見たときに感想をすくなくとも二つ持ったと思います
「こんな事件はひどい」と「あぁ、またか」
であると思います。
こんな言い方は失礼かもしれませんが
凶悪犯罪なんて今の日本には当たり前のようにあるんです
報道されてる事件が犯罪の全てではありません
この事件の感想や意見をこのサイト以外にも一通り見ましたが主に意見が3つあります
「加藤容疑者が悪い。死刑にしろ/殺す前に自殺すればよかったじゃん」
「これは世間が彼のことをもうちょっとやさしくしてあげればこんな事件は起こらなかった」
「お前だけが不幸じゃないんだ。世の中には思えよりも不幸な奴がたくさんいる」
私は全て当たってると思うし同時に間違っていると思います
まずは、死刑にしろ/自殺しろ(少し本物のコメントよりはやさしく言っております)等の意見ですがこれでは根本的な解決にはならないと思います。皆さんもわかっておられると思いますがこのような犯罪の予備軍なんて五万といます。それに殺しても自己満足の域を超えず加藤容疑者とは少しちがいますが同じ穴のムジナになると思います。
次に世間が悪い等の意見ですがこれは単なる責任転換です。彼は所詮人だ。人には自分が犯した罪を背負うことができると思います。
世間が悪いなんてにげ道以外何者でもありません。
最後にお前だけが不幸ではないという意見ですが幸せや不幸に決まった定理や決まりなんてないんだと思います。不幸の価値観は共有することができないのではないでしょうか。
長々と話してしまいましたが最後なのでどうかお付き合いください
私は否定することばかりを書きましたが前述の通り否定しているわけではございません。
私は誰にも責任があり、誰にも責任はないと思います。
ただ、彼は罪を犯した。それだけは何を言ったって変えることができません。私たちはこの事件を1年、2年たったらほとんど忘れているでしょう。それが私たちの罪になると思います。過去にもおなじような事件なんて星の数ほどあります。私たちはいってるだけで何も変えなかった。それがこの事件の原因であり、私たちの罪です。だから私たちは誰もせめるとこができません。この事件はもう「過去」であるからです。ですがこの先の未来は誰にもわかりません。また同じような事件が起こってしまうかもしれないし、逆にとめることができるかもしれない。それはこれからの日本、いや世界自身が決めることです。
私はまだ15ですから世間のことや皆さんのことをガヤガヤいってすいません。ですが私にも皆さんにも日本を大切にしようと、犯罪を憎む気持ちがあることも知ってて欲しいのです。
ここまで読んでくださった方、私の意見も参考にしてくださるとありがたいです。ですが最後はあなたの意見であることをお忘れなく。これはあくまで「私の意見」ですから
2008-06-11 水 17:45:13 | URL | ユーヤ #- [ 編集]
ユーヤさんには是非、「
秋葉原」。 ">
NO.478 重苦しいが、再度「秋葉原」。 」も一緒に読んで欲しいと思います。
そしてまたここで自由に意見を聞かせてください。
みなさん よろしく。
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テーマ:時事 - ジャンル:政治・経済
2008.06.11 |
| Comments(4) | Trackback(4) | ・社会評論Ⅰ
わが弱小ブログへのアクセスが、昨日今日とやけに多くなったと思ったら、こういうことでした。
キーカーカーさんと、村野瀬玲奈の秘書課広報室さんで、それぞれテーマは違いますが取り上げていただいていたということで・・・恐縮しつつ、ありがとうございます。
今日は、そのうち秋葉原に事件について。
これについては、先日の記事NO477. 秋葉原通り魔?無差別連続殺傷事件の背景は?のコメント欄にヒルトップのうさぎさんから、次の警告をいただいた。
「野次馬的な無責任な『発言』」では決してないという決意を述べて、続けたいと思う。
いろんな角度からの「マスコミの報道」がほしい
詳しい事件内容とは、直接関係ないのですが。こちらのブログとか、うさぎの知りあいの方たちと日頃から「こんな話題」は、お茶飲みながらときどき話しています。
ある人は、例の「光市母子殺人裁判」で、犯人の恵まれなかったこれまでの人生を、同情的に語られ・・・被害者側からばかりヒステリックに報道するマスコミのあり方を、考えさせられたことがあります。うさぎとはちょっと違う感じ方で、そのときはびっくりしましたが・・・。
多面的にいろんな考え方・感じ方があっていいし、それを自由に話していいと思います。ただし。「思いやりをもって」ということが基本です。野次馬的な無責任な「発言」は、たとえ身内だけとしてもやめたい、口に出すのもネットで書き込みするのもデス。
そこの線引きは、むずかしいですけれどねぇ。いろいろ考えさせられております。
2008-06-09 月 13:46:14 | URL | ヒルトップのうさぎ #- [ 編集]
ちょっと長くなりますが、決して愉快な話じゃないから、関心のない方はどうぞスルーしてくださいね。
キーキーカーさんのサイトに、容疑者の犯行前日からの携帯サイトへの書き込みがコピーされている。
http://kikakakikaka.blog77.fc2.com/blog-entry-233.html#commenthttp://kikakakikaka.blog77.fc2.com/blog-entry-230.html#comment信憑性は高く、時系列的に見ても間違いはないだろう。
多分警察あたりも、こういうものも分析中だと思う。
見えてくるのは、孤独と明日への絶望、そして自己否定とやり場のない怒り。つまり、結論的に言えば、人間らしく生きることへの見通しを見失ってしまったということだといえないだろうか。
去年の12月、NHKのスペシャル番組『ワーキングプア」の中での話。 堺市だったかなあ、清掃業務の委託事業に参加できるようになった青年。
以前は、捨ててある本を拾って売りながら、パンをかじっていた。人目を避けて生きていた。
今は貧しくも、食堂で食べ、銭湯にも入れる。顔を隠して生きることもなくなった。
以前のインタビューに「生まれて来なければ良かった」といっていたが、
今はどうかと聞かれて長い間の無言と慟哭の後に、嗚咽しながら、
「前だったら絶対泣かなかった。人間らしい感情が戻ってきた。一人でも多く自分のような人を救いたい。」
釧路の職安の支援で、障害者施設で嘱託として働くようになり、正規職員になりたいと希望を語る若い母子家庭のお母さんは、「私は社会の邪魔者ではない、私も生きていてもいいのだと思えるようになった。」と語っていた。
「また あったね(明日ね)!」と初めて言えた障害者の話。 これは、
きょうされんの元理事長に伺った話。
40歳を過ぎるまでずっと在宅で一人ぼっちだった女性が、作業所に来るようになったそうだ。
通い続けながら少しずつ、作業や職員・仲間になじみながら数ヶ月たったある日、重度
知的障害の彼女が、「また あったね(明日ね)!」と帰り際に言ったという。
明日をも知らない長い孤独のあとに、彼女は初めて、「おはよう」と声かけてくれる仲間や職員に出会い、一緒に出来る何がしかの役に立つ仕事に出会い、そして、仲間に合えて一緒に仕事が出来る明日を獲得したのだ。
仲間に出会えたこと、明日を知ったこと、これが「また あった(明日)ね!」の言葉を生んだのであり、これは彼女の「
人間宣言」だ・・・そんな話だったと思う。
四女の事。うちの四女は軽度の
知的障害があり、高等特別支援学校に通っている。
「中学校のときは、特別クラスのときはよかったが、(ホームの)クラスでは下ばっかり向いてた。今は、友達も優しいし、学校が楽しい」と言う。出番があり、自分がここに居てもいい存在だと実感できるからだと思う。そして、嬉しそうに学級委員になったことや、みんなの前で発表できたことを、それこそ邪気なく嬉しそうに報告してくれる。
中学の時は、明日の準備もしなかったのに、今は夜の8時になると、自分で明日のお弁当を作るようになった。タコウインナーと卵焼きと後は冷凍おかずだが・・・。
「あ、この子には確かな明日が出来たんだ。希望が持てる明日が心の中にあるんだ」と、その姿を見て思う。
そして、自己肯定観が生きる意欲と力を引き出している、と。
かつて、「人間らしさ」について書いたことがある。(いくら探しても記事が消えて無くなってる。がっかり!)
ひとつの軸には、「連帯」「共同」、もうひとつの軸には「希望」「未来」・・・この縦糸と横糸こそが人間らしい生き方、生存を織り成すのではないか。そのどちらがかけても、生きることは困難だ。
ある学者が、わが国の国民の人格発達の問題点として「精神的・文化的その日暮し」と「精神的・文化的ひとり暮らし」を挙げている事は興味深い。
現代障害者問題研究と実践に生涯を尽くした
田中昌人は、
「一人ぽっちじゃ人間らしく生きられない、明日がなければ人間らしく生きられない。」と、そのままシンプルに言った。
私は単純なので、これらの身近な話と、「秋葉原」は無関係だとは思わない。もちろん孤独になり、明日が見えなくても多くの人たちは、実に健気に努力をして頑張っていることを知っている。
しかし、「狂った個人」の行動として片付けてしまっていいのか。
日本の閉塞感が、よってたかってこの凶悪犯を叩く事によって、そこから生まれるものは何か。
彼をそこまで追いやった現実こそが問われなければ、また似たような犯罪は次々と起こってくるのではないか。
日本のメディアもブログ言論も、残念ながら、そういうところには遠いように見受けられる。「野次馬的な無責任な発言」が飛び交っている。
派遣や請負、フリーター・・・低賃金で部品のように使い捨てる日本の雇用労働政策、年よりは早く死ねとばかりの後期高齢者医療制度、高齢者や母子家庭いじめの生活保護切捨て、障害者の自立を阻む自立支援法・・・。受験競争と高い学費・・・。
雇用も社会保障も教育も、税金も弱いものいじめばかり。
人間らしく生きる希望を奪い、踏みつける現実政治こそ問われなければならない。
誤解を恐れずあえて言えば、格差と貧困を拡大してきた新自由主義と自公政治こそが、主犯なのだ。 この悲惨で不幸な事件を、繰り返さないために、社会的な視点で考え、解決するためにこそ「言葉」はあるのではないか。
参考までに、
日本のワイドショーレベルでは駄目なんだ!以下は
キーカーカーさんちのコピペのコピペです。
81 名前:名無しさん[] 投稿日:2008/06/10(火) 18:35:50 ID:lomS9cRv
【秋葉原・通り魔】
なぜ安全な日本でこんな事件が?日本の閉鎖性が遠因?日本のTVメディアは言及不足…英BBC(前半部略)(秋葉原の通り魔事件について)日本のテレビ局は日曜の午後の間ずっと、この
悲劇についての最新情報を伝えた。
しかし、どうしてこのような事件が起きてしまったのかに
ついては、この地のメディアはこれまでのところほとんどコメントしていない。日本は世界の他の国と比べれば、比較的まだ安全な国であるが、似たような殺傷事件が今
年の初めに起きている。1月には、東京の商店街で16歳の少年が包丁で5人に切りつけ、2
人がケガ。3月には、殺人容疑で逮捕されたい男が、土浦の駅でナイフで通行人8人を殺傷
した。
この国は、ますます凶悪な場所になりつつあると恐れる人もいるが、凶悪犯罪のレベルは、
今のところは他の国に比べれば低い。
彼らは、失敗や異質なものに対して寛容でない日本社会の圧力を批判する。環境になじま
なければ仕事にもありつけず、みんなと同じように振舞わなければ村八分になる。多くの人
は、不平等が拡大することを過剰に恐れる。社会の片隅の人々は、自分たちに大きなギャッ
プを感じ、働いている人は、それまで以上にそう感じる。
人の多い通りで救急隊員が負傷者を手当てしているテレビ映像を見ると、1995年3月に
5500人以上が負傷、12人が死亡した東京の地下鉄サリン事件を思い起こす。
報道によれば、容疑者は警察に単独犯行だと語り、「人生に疲れた」と発言したという。
しかし、背後から切り付けられた犠牲者達の悲惨な状況から目を移せば、一体何がこの
男を人通りの多いショッピング通りでの凶行に駆り立てたのか?と問わずにはいられない。
狂った個人の行動なので、前もって予想することも防ぐこともできなかったと釈明するだけ
でよいのか?
それとも、積もり積もったプレッシャーやストレスが、問題を抱えた人々を恐ろしい行動へと
駆り立て、悲劇的な結末を招き、日本社会がさらに物騒になるということの兆候なのか?
(以上、英文ソースより2ch記者が抜粋意訳。誤訳などありましたらご指摘ください)
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テーマ:秋葉原無差別殺傷事件 - ジャンル:ニュース
2008.06.11 |
| Comments(7) | Trackback(1) | ・社会評論Ⅰ
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