NO.2958 麻生「ナチスの手口」と自民党改憲草案・・・見えてくる「人権抑圧と戦争への道」
猛暑 お見舞い申し上げます。
実に久しぶりです。
また、気軽にボチボチ行こうと思います。
突っ込みどころ満載!なんですが、
「悪しき例として」あげたものに「見習ってはどうか」とはどういうこと?
■動画・「麻生太郎副総理 「ナチス発言」と 撤回コメント」
麻生の講演会(国家基本問題研究所月例研究会)の音声です。
「憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。」と言うくだりで聴衆がドッ湧きと笑いながら拍手。”ナチスネタ”はそんな軽いものだったのですね。
「ナチスの手口」とは何だったのか?
1933年に国会放火事件をでっち上げて共産党を弾圧、「全権委任法」を成立させて、ワイマール憲法を敗戦まで機能停止に追い込んで独裁体制を完成させた。そして、外には侵略戦争を、うちにはホロコーストを・・・。
自民党改憲草案は、基本的人権を侵すことの出来ない永久の権利と謳った97条を削除し、「公益及び公の秩序」で国民の自由と権利を制限できるとしています。そして、「国防軍」を創設し海外で戦争できる国作りへ・・・、ついでに「徴兵を拒否したら死刑!」。
麻生副総理は「喧騒(けんそう)にまぎれて十分な国民的理解及び議論のないまま進んでしまった悪(あ)しき例として」挙げたが、「この例示が、誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい。」とした。
全く口先だけ!
望むべき例としてあげたのは明白、何も誤解など与えてはいないのです。
笑いも取ってご満足でしたが、特に海外からの批判が高まり、官邸も火消しに走った中で形だけ撤回したに過ぎませんね。
副総理罷免!安倍総理の任命責任の追及を!
☆麻生太郎副総理が「ナチスの手口…発言」を撤回したようです。
自民党の改憲の思惑、「誰も知らないうちに変えてやろう」・・・その本音は、発言を撤回したところで変わらないだろう。
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[憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪のなかで決めてほしくない。」(013年8月1日 朝日新聞)
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発言撤回コメント全文
「 7月29日の国家基本問題研究所月例研究会における私のナチス政権に関する発言が、私の真意と異なり誤解を招いたことは遺憾である。
私は、憲法改正については、落ち着いて議論することが極めて重要であると考えている。この点を強調する趣旨で、同研究会においては、喧騒(けんそう)にまぎれて十分な国民的理解及び議論のないまま進んでしまった悪(あ)しき例として、ナチス政権下のワイマール憲法に係る経緯をあげたところである。私がナチス及びワイマール憲法に係る経緯について、極めて否定的にとらえていることは、私の発言全体から明らかである。ただし、この例示が、誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい。」
(2013年8月1日11時46分 朝日新聞)
▼[48時間監視中] 麻生太郎 「憲法は誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」
http://illcomm.exblog.jp/19368779/
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2013.08.02 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・9条・平和Ⅱ