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NO.1595 「地域主権」法案  自立支援法後の新法にも 制約

 早いもので、今日で4月も終わりです。
なんだか地に足が着かないような4月でしたが、皆さんはいかがでしたでしょうか。

      水玉3300
 さて、これまで、 民主党政権が、「地域主権改革」の名で社会保障への国の責任を放棄しようとしており、それはとりもなおさず、自公政権の「構造改革」の踏襲に過ぎないことを書いてきました。

 ここでは、地域主権改革関連2法案の概要(PDF) をもとにおさらい。

 同法案によれば、「地域主権改革」の定義は「日本国憲法の理念の下に、住民に身近な行政は、地方公共団体が自主的かつ総合的に広く担うようにするとともに、地域住民が自らの判断と責任において地域の諸課題に取り組むことができるようにするための改革」と、一見もっともらしいものです。
 
 「自治体の自主性を強化し、自由度の拡大を図るため、義務付け・枠義務付け・枠付けを見直し付けを見直し」「条例で自主的に定める余地を認め」るとしています。

次のような事項を対象

①施設・公物設置管理の基準
②協議、同意、許可・認可・承認
③計画等の策定及びその手続等改正の対象となる事項

自治体の自主性を強化し、自由度の拡大を図るため、義務付け・枠義務付け・枠付けを見直し付けを見直し例えば、

①’国が決めていた基準に代えて条例で基準を規定=地方の独自性の発揮
②’国の関与を、廃止又は弱い形態の関与へ
③’計画等の策定義務を廃止へ改正後〔改正の概要(例)〕
○児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(児童福祉法)
○公営住宅の整備基準及び収入基準(公営住宅法)を地方自治体の条例に委任
○道路の構造の技術的基準(但し設計車両等の基準を除く)(道路法)
○市町村立幼稚園の設置廃止等に係る都道府県教育委員会の認可は、届出とする(学校教育法)

2.施行日等
①直ちに施行できるもの→公布日
②政省令等の整備が必要なもの→公布の日から起算し3月を経過した日
③地方自治体の条例整備が必要なもの、事業年度単位での施行が必要なもの→平成23年4月1日等○福祉施設の基準について、関係法律の施行の状況等を勘案し、基準の在り方について見直し検討関係法律を一括し改正関係法律を一括し改正(国の基準は基本的に「参酌すべき基準」化)別紙義務付け・枠付けの見直し

 要するに暮らしや福祉の諸政策に対する国の許認可権を地方自治体に移行するというものです。

障害者総合福祉法(仮称)にも制約
 障害者分野の自立支援法の事業に関わる認可権限も自治体に任されることになるでしょう。
例えば施設の居室の床面積やサービス事業の定員、職員配置基準などは、現在は国が基準を定めていますが、都道府県に任せるというものです。

 いま、障がい者制度改革推進会議で、障害者自立支援法廃止後を睨んで、これに替わる総合福祉法(仮称)つくりの議論がすすんでいますが、この議論に制約をかけることになりかねない問題です。

 また、今でも障害者施策の地域間格差が問題になっていますが、さらに格差が広がったり、低基準での事業経営が求められる恐れもあります。たまったものではありません。

日本障害フォーラムでは、原口総務大臣に意見書を提出し、法案の見直しを求めていくそうです。


 「地域主権の美名で、福祉施策に対する国の責任を放棄するな!」と声を大に訴えたいです。

 関連して、2010年4月30日(金)「しんぶん赤旗」より転載します。

「地域主権」法案
福祉施設 環境悪化も
職員数・面積 最低基準守る保証なし

------------------------------------------------------------------

 保育所や特別養護老人ホーム(特養)など福祉施設の設備・運営基準について、政府は、28日に参院を通過した「地域主権改革」一括法案で、国の定める最低基準を撤廃し、ガイドライン化したうえで、地方の条例にゆだねようとしています。

 これには、「地方任せになれば、いまでも低い職員配置基準がさらに下がる」「保育所の子どもの詰め込みがいっそうひどくなる」などの批判が高まりました。政府は、職員の人数や利用者1人当たりの居室面積、人権に直結する基準については、国が示すガイドラインを「地方が従うべき基準」にし、地方に守らせるとして、批判をかわしています。

 ところが、それらの基準を含め、今後国が示すガイドラインが現行の最低基準を維持するものになるのか政府は明言していません。日本共産党の山下芳生参院議員の国会審議での再三の追及にも「省令で決める」としか答えず、国会で責任ある審議ができない状況です。

 一方で、厚生労働省は6月中にも省令を改定し、特養の居室面積基準を引き下げる方針であることが29日までに分かりました。1室当たり13・2平方メートル(約8畳)以上とされている個室の面積について、10・65平方メートル(約6畳)に引き下げる方針です。居室面積は、「地方が従うべき基準」とされています。

 国の基準そのものを引き下げたうえで、それを「地方が従うべき基準」にするというものです。つまり、「地方に守らせる」という基準でも、現行の最低基準が守られる保証がない実例です。

 政府は、山下議員の求めにもかかわらず、省令で決めるという国の「ガイドライン」の中身を国会に示しません。国会審議抜きに、今後、省令で最低基準を引き下げる恐れを強く抱かせます。

 保育所はじめ児童・老人福祉、障害者施設の現在の基準は、面積や職員配置でも、防災基準でも諸外国と比べ劣悪です。そのために、グループホームの火災などで犠牲者が絶えないのが実態です。国が国民に保障すべきナショナルミニマムとして基準を引き上げたうえで、財政責任を果たすことこそ必要です。

 ところが、「地域主権改革」一括法案は、国の責任を投げ捨て、地方任せにします。さらに現行の不十分な国の最低基準さえ、これを機に、引き下げようという動きは重大です。(西沢亨子)

以上、転載。

参考過去ログ:
 ★NO.1593 「地域主権改革」の名で 社会保障への責任放棄
          http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1660.html
 ★No.1594 民主党政権の「地域主権」は、自公政権の「構造改革」の踏襲
          http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1661.html

    
「地域主権改革」の名で 社会保障への責任放棄はゆるされない!

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2010.04.30 | | Comments(2) | Trackback(0) | ・福祉・社会保障全般Ⅰ

No.1594 民主党政権の「地域主権」は、自公政権の「構造改革」の踏襲

 前のエントリーNO.1593 「地域主権改革」の名で 社会保障への責任放棄で、「民主党政権がす進める「地域主権」は、自公政権の「構造改革」を踏襲し、これを加速するものと言わなければなりません。」と書きましたが・・・。

     水玉3298

 例えば、「規制緩和」を求めてきたのは、保育事業への参入を狙う営利企業です。

 JPホールディングスは全国で保育事業を展開し、山口洋代表取締役は厚労省の審議会の保育専門委員も務めていいます。
 その山口氏は「首都圏では事務所ビルなどを保育所に改装するケースが中心だが、都市で保育所をつくるには避難階段や2方向への避難経路の確保などの規制が邪魔だ」といって、規制緩和を求めてきました。

 営利企業は田舎の保育所整備などには手を出しませんから、保育所不足・待機児童問題をビジネスチャンスと見て、都市で効率よく儲けるために「規制を緩和しろ!」と言うわけです。
まさに今回の「地域主権改革」一括法案で緩和されようとしている内容そのものです。

 幼い子どもは、自分では逃げられるわけがありません。国は、安全のための基準を定め、防災施設整備のためにお金を出し、幼い命を守る責任があります。
ところが、営利企業の要求どおりに、安全基準を緩和するというわけです。

 これこそ、自公政権の「構造改革路線」そのものではないでしょうか。

 民主党が掲げる「地域主権」は、国の役割を軍事や外交などに、自治体の役割を住民サービスにかかわるものに限定するものだと指摘されています。同党の「地域主権」論は、財界の要望にこたえて自公政権が進めてきた「国と地方の役割分担」論をそのまま踏襲したものであり、自治体の権限は強化されても、「住民自治」とはかけ離れたものになるでしょう。そして、いずれは「道州制」に続くものと思われます。

 そのことを証明する 国会論戦がありました。
「地域主権改革」一括法案の論戦の当事者、日本共産党の山下芳生議員が「きよしのブログ 」 に、書いていましたので紹介します。

鳩山内閣の「地域主権改革」は小泉「構造改革」と同じだ! 2010年04月27日

 4月8日から審議してきた「地域主権改革」一括法案の締めくくりの質疑が総務委員会で行われました。

 きょうは、先日視察した知的障害児入所施設の様子も紹介しながら、職員配置基準など最低基準をなくすのではなく引き上げるべきだと山井厚労政務官に質問。また、保育所の面積基準を地方に条例委任する際、待機児童の多い地域は、他の地域より基準を引き下げることを認める問題をただしました。

 保育所の面積基準の緩和を認める期間はいつまでか問うと、山井政務官は「潜在需要も含めた待機児童解消を図るまでの間と考えている」と答弁しました。

 これは重大です。これ以上保育所はつくらなくていい、子どもが減るまでの間つめこんでおけばいいと言っているようなものではありませんか!民主党には「チルドレン・ファースト」の看板を直ちに降ろしてもらいたい。

 続く、原口総務相との論戦は委員会室が沸きました。

 私は、小泉内閣がまとめた「日本21世紀ビジョン」(05年4月19日)に「地域主権を確立する」「地方分権を徹底し、地域住民が自らの判断で地域における最適な行政を選択できるようにする」とあることを紹介。「どこかで聞いた言葉がすでにここに出ている」と指摘すると、他党委員から「ほう」とどよめきが。

 そこで、「鳩山内閣が『地域主権改革』と称してやろうとしていることは、小泉内閣のビジョンと同じではないのか」と迫ると、原口総務相は、「日本21世紀ビジョン」の当該箇所を見ながら、「私、不勉強でこれ見ておりませんでしたけど、地域主権という言葉はまさに小泉内閣のときにも使われていたんですね。ちょっと、非常にこれまでの議論からすると驚きでございました。たしかにこれどこかで見たような文章だなと…」とポカンとした表情。

 ただ、すぐに「いいものは私たちは取り入れていい」とあっさり認めてしまいました。

 はっきりしたと思います。鳩山内閣の「地域主権改革」は、小泉「構造改革」がめざした方向と同じものです。しかし、貧困と格差を拡大し、地方を切り捨てた元凶こそ、小泉「構造改革」にほかなりません。この路線とキッパリ決別することに、痛んだ国民生活と地方を建て直す道があります。

 一方、自民党もこれまで「地域主権などと言う新語を法律のタイトルに使うのはけしからん!」と一本調子の質問を繰り返してきましたが、まさに天に唾するものだったことが明らかとなりました。

 締めくくりにふさわしい論戦となりました。衆院の論戦で待ったをかけるためにがんばりたいと思います。

以上、転載。
 「いいものは私たちは取り入れていい」・・・。
民主党政権の「地域主権」が自公政権の「構造改革」の踏襲であることを、原口大臣自身が認めた形になりました。


 ・・・余談ですが、
 山下議員は、別のエントリーで、知的障害児生活施設を見学した感想を以下のように書いていました。

「子どもたちの障害の程度は軽度から重度まで幅広い。そのうえ家庭での虐待やネグレクトを受けている子どもも増えています。一人ひとりに向き合い、適切な支援を行うことが求められています。そのためには職員がもっと必要だし、子どもたちが一人になりたいときになれる場所など施設の改善も必要とのことでした。

 国の職員配置基準が何十年も変わらないなど、こうした施設が政治的・社会的に放置されてきたことに胸が痛みました。今回、児童福祉法の最低基準がなくなれば、私たちの社会がいよいよ“豊かな社会”から遠ざかるなと思いました。」


 こういう国会議員を増やしたいものです。

参考;
   ■NO.1593 「地域主権改革」の名で 社会保障への責任放棄
              http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1660.html
   ■NO.1595 「地域主権」法案  自立支援法後の新法にも 制約
            http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1663.html
    
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2010.04.30 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・福祉・社会保障全般Ⅰ

NO.1593 「地域主権改革」の名で 社会保障への責任放棄

 橋下徹大阪府知事らの「ご活躍」とメディアのキャンペーンもあいまって、「地域主権」は「神聖にして犯すべからず」の空気がありますが・・・。

      水玉3303

 27日、参院総務委員会で「地域主権改革」一括法案が可決されました。
法案は、保育所や児童養護施設、知的障害児施設など、児童福祉施設の最低基準をなくし、「地域主権」の名で都道府県の条例に委任する内容です。

 これは、社会保障などの国の責任を放棄し、国民生活の「安心・安全」に対するナショナルミニマムを保障する 国の責任放棄するものです。

 今でさえ、不十分な基準で障害者施設運営を担う立場としては、他人事ではなく、「障害のある仲間たちを守るには自己責任しかない」と追い詰められる実感です。この事業は、憲法に基づく基本的人権を守る事業です。したがって国が責任を持って関与する義務と責任があるわけです。「地域主権」に名を借りてホッポリ出すなんてとんでもない!

 一括3法案のいくつかの問題点をみてみましょう。

保育の質低下の恐れ
 認可保育所が増設されず「詰め込み」が社会問題化してる保育諸問題。
保育所など児童福祉施設の設備や運営の最低基準を自治体の条例任せにします。

 配置する職員数や居室の面積などについては全国一律の基準のままですが、東京都など待機児童が多い市区町村では保育所の居室面積基準も自治体に委ねます。

 また、2階以上に保育室を置く場合は耐火建築物であることや2方向の避難経路を確保することなど定められていますが、国の基準をなくせば、防災対策も不十分な雑居ビルに保育所をつくることもできる事になります。

「詰め込み保育」は更に進み、子どもたちの安全確保もままならない・・・、保育環境はもっとひどくなるでしょう。

高齢者施設防火策が後退
 特別養護老人ホームやグループホームも設備や運営に関する基準も条例まかせになります。

 グループホームでの火災による死亡事故が相次ぎ、小規模施設施設へのスプリンクラー設置など防災対策の支援が急務です。現場は、自力で設備改善資金を作ることに頭を悩ませています。
 そういう中で、設備や運営の基準を地方任せにすれば、、グループホームの施設経営が厳しいなか、防災対策はますます困難になることは間違いありません。

 一方、特養ホームは建築基準法で建物が耐火建築物でなければならないとなっっていますが、この基準が緩和されれば、防災対策が後退します。

公営住宅の追い出しも
 210万世帯が暮らす公営住宅の整備基準と入居資格基準も自治体任せにします。

 整備基準は、居室の広さや浴室などの設備やバリアフリー化・耐震化対策も定めています。たくさん残されている基準以下の旧宅においては、修繕や建て替えが必要です。しかし、自治体レベルでは「財政難」を理由に先延ばしされているのが現状です。

 入居資格基準についても、昨年入居収入基準が引き下げられ退去を迫られる事例が目立っています。
安心して住む権利(居住権)を保障する国の責任の放棄につながるものです。

地方議員の定数削減へ
 「地方自治法改定案」は、地方の「自由度を拡大する」として地方議員定数の人口にもとづく上限規定を撤廃するとしています。名古屋市議会などのように、住民の声を反映すべき議会を弱体化する定数削減がさらにすすむ危険性があります。

 ・・・以上ざっと見てきましたが、「地域主権改革」の「義務付け・枠付けの見直し」の狙いは、、福祉・教育などの水準を保障するために不十分ながらも設けられてきた国の基準を取り払い、国の責任を放棄して財政負担を減らすことにあります。
 これでは、地方が住民サービスの最低水準を確保することも難しくなるでしょう。
国の仕事は「基準」を決めて、地方自治体がその役割と権限を十分発揮できるよう財源保障することです。それは、地方がその自主性でそれ以上のことをすることを妨げることでもないし、「地域主権」を侵害するものでもありません。

 保育所については、「詰め込み」ではなく国が計画をつくり、国の責任を明確にして認可保育所を整備していくことが必要です。

 グループホームについては、小さな施設でもスプリンクラーなどの設置などができるように支援が必要ですし、夜間の複数職員の配置への支援も必要です。

 公営住宅については、国の責任で居住権保障のために支援が必要でしょう。



 こうした立場で頑張っているのはこの人。日本共産党の山下芳生参議員議員 応援します。


 民主党政権がす進める「地域主権」は、自公政権の「構造改革」を踏襲し、これを加速するものと言わなければなりません。(ここら辺は、又の機会にでも・・・)

参考:
   ■No.1594 民主党政権の「地域主権」は、自公政権の「構造改革」の踏襲
            http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1661.html



   
   ■NO.1595 「地域主権」法案  自立支援法後の新法にも 制約
            http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1663.html

    
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2010.04.30 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・福岡市政/地方自治

NO.1592 たんぽぽ 金網の中の沖縄

 「裏庭に基地が欲しいですか?」・・・日米両国の市民団体が28日付の米紙ワシントン・ポストに、米軍普天間飛行場の沖縄県内移設に反対する全面意見広告を掲載したそうです。
広告は、「あなたは裏庭に30もの軍事基地が欲しいですか」と呼び掛け、基地のフェンスにしがみつき、軍用機を見詰める少年の写真を載せています。


      tanpopo.jpg

日米市民、米紙に全面広告 県内移設に反対(琉球新報 2010年4月29日)

 【米ワシントン25日=与那嶺路代本紙特派員】「自分の裏庭に30もの軍事基地がほしいですか」。28日付の米ワシントン・ポスト紙に、普天間飛行場の撤去を訴える全面広告が掲載された。同飛行場のフェンスから子どもがヘリを眺める写真を掲載し「沖縄に基地はいらないことを、オバマ政権に伝えよう」と呼び掛けている。広告を出したのは連帯組織「ネットワークフォア沖縄(NO)」(ジョン・フェファー代表)。広告には日米の一般市民からの寄付約650万円が充てられた。

金網の向こうには
「ネットワークフォア沖縄」が掲載した28日付ワシントン・ポスト紙の全面広告

 広告は新基地建設に抗議する多くの人々が県民大会に参加したことや仲井真弘多知事をはじめ市町村長らが反対していることを紹介。新基地が「人々の健康や安全に被害をもたらし、ジュゴンなど希少動物の生態を脅かす」と指摘し、米政府に「ワシントンは東京に対し人々の声を無視するよう圧力を加えている。軍事基地に戦略的価値はない」と基地撤去を求める県民の声に耳を傾けるよう訴えている。
 NOは、米連邦議会あての署名も募っている。広告の詳細や署名はウェブサイトで確認できる。
http://closethebase.org/

以上、転載。
    
    「あなたは裏庭に30もの軍事基地が欲しいですか?」
    金網の向こう

日曜日、何万人もの沖縄の人々が、彼らの島に新しい米軍基地が造られるという計画に反対するために集まった。日本のこの島は、既に、土地の20%が米軍基地に占められている。知事も、各市長達も、沖縄の有権者も、皆、この新しい基地に反対している。

 この新基地は、人々の健康や安全を阻害し、多くの希少種をも含む独特な生態系を脅かす。これには、マナティーの仲間でもあり、絶滅が危惧されている沖縄のジュゴンも、含まれている。

 合衆国連邦裁判所がこの新しい施設建設についてはアメリカの法律に違反していると判じているにもかかわらず、ワシントンは、今も、東京(日本政府)に、人々の声を無視するようにと、プレッシャーをかけている。戦略的価値がない軍事基地であるのに。

 民主主義のために立ち上がろう。
 オバマ政権に”私達は、沖縄のこの基地が必要ではない”と伝えましょう。


参照:■美ら海・沖縄に基地はいらない!
   ■日米市民団体、米紙に基地反対の広告(TBSニュース 動画あり)


 金網にしがみついて基地を覗くこの少年の写真を見ると、この歌を思い出します。

タンポポ (こちらに楽譜と伴奏あり)

作詞
作曲 小森 香子
大西ススム


金網の向こうに 小さな春を作ってるタンポポ
金網の外にも 小さな春を作ってるタンポポ
   ■光り色したタンポポは
   ■金網があっても 金網がなくても
沖縄じゅうに春を ふりまいたでしょう


2 デモ隊の足下に 光りの花を咲かそうとタンポポ
米兵に踏まれても それでも花を咲かそうとタンポポ
   ■強く生き抜くタンポポを
   ■金網のない平和な 緑の沖縄に
みんなの願いを込めて 咲かせてやりたい




 大学入学直後のこと。
1972年5月15日、沖縄の施政権返還の頃、「核抜き、基地抜き返還」を求めるたたかいの中で歌われた歌でした。
 様々な密約に隠して、沖縄は核付き基地付きで返還されました。
地上戦から、占領下、そして施政権返還後も沖縄の人たちは安全を脅かされ悲惨な歴史を生きてきました。
 そして今、「沖縄には基地は要らない!」「移転先はどこにもない!」と声をひとつにしています。

 普天間基地問題は、普天間基地の無条件撤去を求め、日米関係、日米安保を問う大きなたたかいに発展しようとしています。

  昨夜の報道ステーションでは、鳩山総理が、難病療養中の元衆議院議員・徳田寅雄氏に面会し、徳之島移設案を提示したが、「無理だ」と拒まれたことが報道されていました。
 鳩山総理は、民意を有力者の力でねじ伏せようという姑息なことをやめ、沖縄の声に応えるしか解決の道はないことを知るべきです。


      飛んでけ

 沖縄の願いが、綿帽子のように風に乗り、日本中に世界中にひろがって欲しい・・・。

 タンポポの花言葉は「飾り気のなさ 真心の愛 」

    
暴走を止めよ!さもなくば「鳩山政権打倒」を掲げなければならない。

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テーマ:沖縄米軍基地問題 - ジャンル:政治・経済

2010.04.29 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・普天間基地問題Ⅱ

NO.1591 ”八方美人の八方塞”総理が暴走?! 伊波洋一宜野湾市長の提言

 政府の愚かさ。
これほどに鮮明に示された沖縄の民意と日本中に響き渡る木霊が物語っているのは、民主党が固執する「移設条件付き撤去論」では問題は解決しないということです。徳の島の集会を見ても、日本のどこにも「移設先」などないのです。

      水玉3299

 今までの迷走は大目に見ましょう。
鳩山総理は、国民の声を追い風に、今こそ無条件撤去を米国政府に迫るしかありません。
そうすれば、国民は支持するでしょう。「沖縄のこころ」を、総理の進退を問い、政局に利用しようとする自民党などは宙に浮いて何処かへ消え去ることでしょう。

 ところがここに至っても、決断するどころか、目を疑うような姑息な「浅瀬案」などを出しているという。

政府、「浅瀬案」で米側と最終調整 26日から審議官級協議(4月27日1時40分配信 産経新聞)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題で、政府は26日、米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市)沿岸部に移設する現行案の2本のV字形滑走路を南側の1本だけとし、これを沖合に移動させる「浅瀬案」を米側に提示して最終調整を図る方針を固めた。工法も海流やサンゴ礁への影響が大きい埋め立て方式から杭(くい)打ち桟橋(QIP)方式に変更する。複数の政府関係者が明らかにした。・・・

 自然に配慮するかのようにいうが、陽が当たらなければ海は死んでしまうでしょうに・・・。

 米側は、「真剣な提案」として具体的に検討するという。
 
米国務次官補「日本から真剣な提案受けた」 普天間移設(朝日 2010年4月27日3時1分)

【香港=伊藤宏】キャンベル米国務次官補は25日、朝日新聞との単独会見に応じ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「日本政府から、いくつかの期待が持てる要素を含んだ真剣な提案があった。次の段階に進む土台になる」と述べた。同県名護市辺野古沿岸部を軸とした現行案に修正を加えた上で、訓練の一部を県外へ移転する案だとみられる。

 27日からの訪日を前に、アジア歴訪で最初の訪問地の香港に向かう途中、米シカゴでインタビューに応じた。キャンベル氏は交渉が進展しているとの受け止めを示し、26日にワシントンである日米間の実務者協議で、米国もこの「真剣な提案」を具体的に検討するとの認識を示した。・・・


 上記の報道をホントかよ!と疑心暗鬼で見ていたのだが・・・、鳩山総理は徳之島に影響力を持つ徳田元衆議院議員と会談したという報道もあり、いよいよ動き出したのかと思いきや・・・なんと!!総理が、連休に沖縄入りするそうです。(俺って、民主党には微塵も幻想は抱いてないが、強行するとは!)
もう、逆走のエンジン全開のようです。

政府が普天間最終案、杭打ち桟橋・徳之島にも分散(2010年4月28日14時37分 読売新聞)

 政府は28日、沖縄県の米軍普天間飛行場移設に関する政府の最終案を大筋まとめ、米国や移設先と大詰めの調整に入った。

 政府案は、〈1〉日米が2006年に合意した同県名護市辺野古に普天間飛行場を移設する現行計画を基本に、異なる工法に修正〈2〉鹿児島県・徳之島へのヘリコプター部隊の分散移転――の2案を組み合わせたものが柱だ。

 鳩山首相は5月4日に、沖縄県を自ら訪問し、仲井真弘多知事らに移設に向けた協力を求める方針だ。しかし、修正案として浮上した工法は、過去の日米協議で運用上の問題点などから却下されているうえ、沖縄県内での移設が主軸となるため、「県外移設」を最大限求めるとしてきた首相が厳しい批判を受けるのは避けられない情勢だ。・・・




 八方美人で八方塞の鳩山総理。
いよいよ、暴走するのでしょうか?それでは政権の命取り。

 今からでも遅くは無い。「普天間はお持ち帰り願いたい。日本中どこも受け容れてくれません。」と、決断すべきではないか。
今一度、4・25沖縄県民大会での伊波洋一宜野湾市長の訴えを聞いていただきたい。

 「普天間の代替施設探しではなく、誘致決議をしているテニアンへの移転や、ハワイなどへ撤退を要求すべきです。」


 趣旨を要約します。
 普天間飛行場の全面返還合意は、「県内移設」条件付きのため、14年間も基地の危険性はそのまま。
戦後65年も、普天間基地の重圧に苦しめられ続けてきた宜野湾市民。
「これほどの不公平はなく、日米両政府による沖縄差別でしかありません。」 

「普天間基地問題は、県内移設の条件付きでは、永遠に解決できません。
だからこそ昨年の総選挙で、民主党は鳩山代表自ら先頭になって、県外、国外移設を掲げ、「最低でも県外」と主張し、総選挙を勝利し、政権交代を実現したのではありませんか。」

 政権交代により、米軍駐留国の80%で米軍が撤退している。フィリピン、パナマ、エクアドル・・・、できないことはない。
 
 今は、普天間飛行場の閉鎖を求めているだけ。すべての米軍を撤退しろとは、まだ言ってない。
県内たらいまわしを求めるなら、「私たちは沖縄から米軍の撤退を求めていかなければなりません。」

 「私たちは、子どもたちや孫たちのために、沖縄の未来のために、平和に暮らせる沖縄を残さなければなりません。
世界一危険な普天間飛行場を、あくまで沖縄県民に押しつける米国に妥協するわけにはいきません。
沖縄の未来のためにも、戦後65年のいま、新たな米軍基地は絶対に造らせてはいけないからです。」

 沖縄からグアムへの海兵隊8000人の移転計画(2006年5月のロードマップで合意)の調査結果。

・2006年7月・・・グアムとテニアンへの移転計画が作られ、環境影響評価が行われた。
・2007年・・・「沖縄からヘリコプター部隊と1500名の海兵隊航空部隊が、グアムのアンダーセン基地に来る」計画
・2008年9月15日・・・沖縄からグアムに移転する海兵隊部隊を報告、「普天間基地のヘリ部隊は、岩国へ行く空中給油機部隊をのぞいて、主力の中型ヘリ中隊を含め、整備部隊、管制部隊など11のほとんどの海兵航空部隊2000名が、グアムに行く」(米連邦議会への報告)
・2009年11月20日・・・8000ページもの沖縄からグアム、テニアンへの海兵隊移転計画の環境影響報告ドラフトが、グアム州政府とグアム住民に公表される。
 内容は、「西太平洋地域の海兵隊拠点が、沖縄からグアムやテニアンを含むマリアナ諸島に移転する。」これが「普天間の海兵隊航空部隊の移転」。

 普天間基地には2000名の海兵隊航空部隊と36機のヘリが駐留。
米軍の計画では、
・グアムのアンダーセン基地に37機の海兵隊ヘリが移転。
・海兵隊全体で1万600人の海兵隊員と9000人の家族がグアムに移転する計画は、12400人とされる沖縄海兵隊のほとんどが移転する内容。
「普天間基地の代替施設が必要ないのは明らかであります。」

 この移転計画への日本政府が負担する血税は7000億円。
「米国はグアム州政府やグアム住民に公表しているグアム移転の詳細について、未だに7000億円を負担する日本政府に明らかにしていません。これほど沖縄県民や日本国民を愚弄する話があるでしょうか。」

 「鳩山総理に申し上げたい。聡明な総理であってください。正々堂々と米国政府に、沖縄からグアムへ移転する海兵隊の詳細について説明を求め、沖縄の海兵航空部隊2000名と、ヘリ部隊が他の地上部隊と一緒にグアムに移ることを確認してもらいたい。普天間の代替施設探しではなく、残りの部隊について誘致決議をしているテニアンへの移転や、ハワイなどへ撤退を要求すべきです。」

 それこそが「沖縄県民が戦後65年も背負ってきた米軍基地の重圧を取り除く道」。


    
暴走を止めよ!さもなくば「鳩山政権打倒」を掲げなければならない。

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2010.04.28 | | Comments(3) | Trackback(3) | ・普天間基地問題Ⅱ

NO.1590 こだまする沖縄の叫び  民主主義のために

 日本最南端の小さな地方紙が、「本土の人々も沖縄の叫び受け止めよ」と呼びかけると、京都の地方紙が「ノーの訴え、私たちにも」と呼応しています。
 今、「沖縄の心」の叫びは、全国に広がろうとしています。

      水玉3296

 4・25沖縄県民大会で稲嶺進名護市長は、決意表明でのべました。
 」いまこそ我々は、声を大にして県内移設に反対し、国外・県外移設を求める県民の肝心(ちむぐくる)を一つにして、日米両政府に強く意思を示すべき時であります。それは同時に、我々国民の民主主義を取り戻し、沖縄県民の人権を取り戻す闘いでもあります。」と。

 民主主義のために。平和と安全のために。 

2010米国は「普天間」引き取りを(4月27日 日本最南端の新聞社::八重山毎日新聞オンライン 社説 )

本土の人々も沖縄の叫び受け止めよ

■党派超えて沖縄が一つに
 石垣島がトライアスロン大会で沸き立った25日、沖縄本島読谷村の元米軍基地跡の運動広場は、迷走する政府にレッドカードを突きつける、9万人を超える統一カラーの黄色の服や帽子、「沖縄に基地は要らない」のプラカードなどで埋まった。それは「最低でも県外」を公約した鳩山政権に、なおかすかな望みを託す沖縄県民の叱咤激励(しったげきれい)であると同時に、沖縄に基地を押し付ける、あるいは基地負担を拒否するアメリカや本土の人々に対する静かな憤り、叫びだった。

 米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と県内移設に反対し、国外・県外を求める県民大会。それはまた県議会が初めて与野党全会一致で決議し、県内41のすべての市町村長が党派を超えて一つになって初めて開かれたまさに歴史的な大会となった。
 会場から北谷町まで約10キロにわたって長い渋滞が続くほどに県内各地から世代や思想信条を超えて大勢の人々が参加。会場に行けない人たちは黄色いリボンをつけて意思表示した。むろん基地のない八重山も、前日の24日に大会を開き、「県民の心はひとつ」と県内移設反対に心を一つにした。

■沖縄の歴史が変わる日 
 果たして今度こそ沖縄の願いは届くのか。政権交代のときにあれほど期待した普天間問題だが、今は悲しくなるほどの惨憺(さんたん)たる状況だ。
 鳩山首相は衆院選当時「県外・国外移設。最低でも県外」を訴え、その結果県内4つの選挙区はすべて民主党候補が当選した。それが今は自民党政権以上の日米同盟重視でまさに移設先は各種報道で周知のようにブーメランのごとく県内回帰の状況にある。
 1カ月後に迫った「5月末決着」はほとんど困難な状況だ。この結果宜野湾の「世界一危険な飛行場」がそのまま居座る当初から予想された最悪なシナリオは避けがたい状況だ。県民の心が一つになり、これだけの人が集まったのだから、力づくでも普天間を封鎖あるいは撤去したいとも思う。

 それにしても日本は米の抑止力は要らないといえないものだろうか。それともずっと必要なのか。政権交代したのだから、ノーといって米国に「普天間」を引き取ってもらえないものか。米国は歓迎されないところには米軍は駐留させないとも言っている。沖縄は歓迎していない。ぜひお引き取り願いたいというべきだろう。その上で「それでは日本の抑止力はどうするか」国民的論議があってもよいだろう。

■本土の人々も分かち合いを
 逆にこれまで同様米の抑止力がどうしても必要とするなら、沖縄の負担軽減と分担を国民にしっかり提示すべきだ。鳩山首相も「全国民で沖縄の過重負担を分かち合ってほしい」と訴え、仲井真知事も「これは差別」といい、高校生代表も県民大会で同様の訴えをしていた。本土の人々はこうした沖縄の叫びをしっかり受け止めてほしい。
 沖縄の人々は基地の重圧を肌身でよく知っているだけに、国内移設を決して望んではいない。それだけに移設大歓迎のマリアナ諸島のテニアンなど国外移設を求めており、本土の人々も一緒にぜひ求めてほしい。
 その上で国外が駄目なら国内の受け入れも、これまでの総論賛成各論反対でなく、沖縄の負担分かち合いで国民的論議があるべきだろう。本土のマスメディアももっと積極的に国民の負担分担を求めてほしい。「4・25」が文字通り「沖縄の歴史が変わった日」になることを期待したい。




沖縄県民大会  ノーの訴え、私たちにも[京都新聞 2010年04月27日掲載]

・・・沖縄の人たちは、国土面積の0・6%にすぎない沖縄に在日米軍専用施設の75%が押しつけられてきたことに対して、あらためて異議申し立てをしたといえる。
 この切実な声にどう応えるのか。いまだ政府案を提示できない鳩山由紀夫政権ばかりでなく、私たち一人一人が問われている。

 ・・・私たちも議論を深めたい。沖縄の基地負担を軽減しつつ、いかに安全保障上の要請を満たすのかは日本全体の課題である。沖縄の過酷な歴史と平和への願いを受け止め、「人ごと」の姿勢から脱しなければならない。


    
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2010.04.28 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・普天間基地問題Ⅱ

NO.1589 「共感する心」 福祉の仕事における「専門性と熟練」

 今日はユウくんの話。
せっせと何かしていますが・・・。
この帽子のことは後ほど。

窯だし13281

 ちぎり絵(はさみで切る)でひまわりを作っていました。
数を数えるために、枠のある箱に入れます。
今日の目標は8個だそうで・・・。

窯だし13282

 こうして、牛乳パックをパルプにして漉いたはがきの絵になるのです。
お日様と元気なひまわりのようです。

窯だし13284

 ところで、あの帽子のことですが。
日焼け止めではありません。
かつては、つい1ヶ月前までは、こんな風にジャンバーを引きずり上げてかぶっていました。
それには深い、自分ではどうしようもない訳があるのです。

窯だし13283

 NO.1446 トラウマ。で、詳しく書きましたが、小さいとき、父親に散々殴られトラウマになってるのです。
そして不幸なことに、ある仲間が父親になんとなく雰囲気が?そっくりなようなのです。
そばによると、殆ど動物のようにガーッ!ウーッ!とパニックに陥るのです。テレビでよく観るチンパンジーの群れでパニクル・・・、あれみたいに。

 だから、彼を避けて視界に入らないようにするためにジャンパーをかぶっていたのです。


1月前の実習生がいたときです。
彼女は、ユー君となかなか関係がとれず、悩んでいました。
曰く、「福祉の仕事には専門性と熟練が要る、私には無理だ」と。

 ある日私が、帽子とそろいの青いいタオルを渡し、ユウ君に例の帽子を作ってあげるように指示しました。
・・・果たして、ユウ君はすっかりお気に入りで、その日から実習生の声かけに応えるようになりました。
彼女が、この実習においてその態度をコペルニクス的に転換し、積極的になったのは言うまでもありません。

 実は前々から、私は、あの不自然な「ジャンパーかぶり」を何とかしたいと思っていたのです。
こちらだって自然というには遠いですが、・・・ま、ひとまずは解決です。


 私は、実習生に尋ねました。
「福祉の仕事の専門性って、ナンや?」と。
確かに当然、専門性と熟練は求められます。


 しかし、そんな大げさなことを考える前に、目の前の相手が困っているときに、
「どうしたらいいのだろう」「どうしたら、少しでも喜んでもらえるだろうか、困ったことを減らしてやれるだろうか」と考えることです。

 人とかかわる福祉の仕事の出発点はここにあるのです。
ここからしか始まらないのです。
そこから実践の試行錯誤と学びが始まり、その先にこそ「専門性と熟練」は積み上げられていくのです。

 障害者のグループホームを利用されているぶじこれきにんさんから、以下の厳しいコメントをいただきました。

現場は支払いの事しか頭にない。
<支援と必要とする人と支援する労働者がしっかり信頼関係を作り、声を上げて行きたいものです。
 その通り、私は成人施設が、バックアップするグループホームに住んでいるけど、施設側は家賃支払いの催促しか頭に無く、家賃支払いがなぜ必要か、入居者の立場に立った支援が出来ていない。
 自立支援法施行後、福祉サービスの劣化はひどくなり、マニュアル化した支援をするようになった。時間数いくらで外食支援と言う風になり利用者のニーズより、時間数で支援するようになった。
 支援する側とされる側が本質的な意味で信頼関係を作り、声を上げていくのに程遠い環境にある。
 大脇さんや、林さんが言う人財育成は程遠い。人手が自立支援法で削られて、目先の利用者支援に追われていて、利用者の立場に立った福祉サービスは自立支援法施行で崩壊下。これを立て直すのは、法律が今、廃止されても時間がかかる。これが現実です。
2010-04-27 火 18:45:03 | URL | ぶじこれきにん #U9m.xr6A


 こういう厳しい時代だからこそ、利用者の批判と要求に正面から向き合い、状況を変革する気概と力を持った質の高い福祉労働者が必要とされています。

 社会福祉労働は、人格と人格との直接的な関わりあいを基本とするコミュニケーション労働です。私は格闘技と呼んでいますが・・・。それは、支援を必用とする人と支援する人とが、目的を共有し、信頼をもとにお互いを高め合うことでなりたつ労働です。
 だからこそ、私たちには、しっかりとした人間観や社会観、労働観が求められます。
広く学ぶ必要があり、そこに、私たち福祉労働者の成長、「専門性と熟練」を積み上げる条件が広がっています。

もちろんその成長は、誠実に挑戦する者にしか保障されてはいませんが・・・。
先ずは「共感する心」・・・。

    
心のセンサーは敏感ですか!

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2010.04.28 | | Comments(2) | Trackback(1) | ・仲間とともにⅣ

NO.1588 市民目線 小沢氏は”起訴すべき”

 普天間基地問題について、4.25県民大会の代表が上京し政府や関係方面に働きかけています。
新聞各紙も、沖縄の声を報道しています。
「普天間」は新たな段階に入りました。
この件については引き続き書いていきたいと思いますが、今日のビッグニュースについて、一言だけ。

      水玉3294

審査会“小沢氏起訴すべき”(NHKニュース 4月27日 18時27分 )

民主党の小沢幹事長の政治資金をめぐる事件で、嫌疑不十分で不起訴になった小沢氏本人について、東京の検察審査会は「起訴された当時の秘書との共犯が成立すると強く考えられ、公開の場である裁判所で真実と責任の所在を明らかにすべきだ」として審査員11人の全員一致で「起訴すべきだ」という議決をしました。これを受けて東京地検特捜部は再び捜査を行ったうえで、小沢氏を起訴するかどうか、あらためて判断することになりました。

 
 この問題は、先の不起訴処分で終わりかと思っていただけにびっくりしました。

「起訴すべきだ」
 審査員11人の全員一致で「起訴すべきだ」と、次のように結論を出したそうです。

・「石川議員がうその報告書を提出する前に小沢氏に報告・相談をしたと供述したことや、池田元秘書が小沢氏に説明し了承を得たと供述したこと」は、小沢氏の関与を示す直接的な証拠だ。

・「小沢氏は、『石川議員ら担当者がすべて真実ありのまま記載していると信じていた』と供述しているが、きわめて不合理・不自然で信用できない」

・「小沢氏からの4億円で土地を購入したことを隠すため、小沢氏がかかわって別の4億円の定期預金を担保に銀行から融資を受けるなど、執ような偽装工作をしている。絶対権力者である小沢氏に無断で、石川議員らが資金の流れの隠ぺい工作をする必要も理由もない」

・「小沢氏の地位と石川議員らの立場などを総合的に考えると、起訴された石川議員らと小沢氏の共犯が成立すると強く考えられる。『秘書に任せていた』と言えば政治家本人の責任は問われなくてよいのか、『政治家とカネ』にまつわる政治不信が高まっている状況もあり、市民目線からは許し難い。小沢氏を起訴し、公開の場で真実の事実関係と責任の所在を明らかにすべきで、これこそが善良な市民としての感覚だ」と。


「市民目線」からは当然
「市民目線からは許し難い」「善良な市民としての感覚だ」・・・「市民目線」からは当然というべきでしょう。

一方、検察の捜査に市民目線を入れようという設置された検察審査会の決定ですが、専門家からは、「感情的」などとの見方もあるようです。

 今後がどうなるかはわかりませんが、いずれにせよ、強制起訴権限を与えられた検察審査会は、国民による検察の監視という役割を与えられているのです。

sikumi.jpg


開き直りへの批判
 小沢一郎氏は、 昨日(26日)の記者会見では、鳩山総理の「不起訴相当」決定に、「素直に認める」とし、自身の政治とカネの問題については検察が不起訴にした事を、「潔白を証明してもらった」と胸を張っていいました。

 自身の「起訴すべき」には、「意外な結果で驚いている。去年3月から検察当局が捜査した結果、不正な献金や脱税などはなかったことが証明され、不起訴と結論づけられたので、最終的には検察当局の適正な判断がなされると信じている」「わたし自身は何もやましいことはないので、与えられた職務を淡々と全力でこなしていく」と述べたそうです。

 小沢氏が説明責任を果たさず開き直り続けた結果の検察審査会の決定ですが、またもや頑固に開き直るようです。
小沢氏は「やましいことはない」なら、国会にも出て堂々と説明すべきでしょう。

企業献金禁止に後ろ向き
 また、同じく昨日の会見で、小沢氏は企業献金禁止に後ろ向きの発言をしたばかりです。
企業献金・団体献金禁止について、「単なる当面のアピールだけ考えてやるというのは、政権党としては取るべきでない」「一番大事なのは透明性だ」「政治資金の出入りが妥当かどうか判断するのは国民だ」と、今国会での法案提出には後ろ向きな姿勢を見せていました。


 鳩山総理の「不起訴相当」で一息入れたら、小沢幹事長の「起訴すべき」・・・、民主党は、「政治とカネの問題」にどう応えるのか。

「企業・団体献金禁止」を謳ったマニフェストもまた、「単なる当面のアピール」だったと言うのでしょうか。

 最後に、小沢氏の疑惑は、公共事業という国民の税金の使い道にかかわる疑惑です。司法の場で刑事的な責任の有無を明きあらかにするだけではなく、国会の場で真相を究明し、政治的道義的責任を明らかにすることが求められており、国会は証人喚問すべきです。

 「政治とカネ」の問題は、「普天間」問題と合わせて政権浮沈の鍵となるでしょう。

    
小沢氏の国会喚問を求める!

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2010.04.27 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・政治と金の問題Ⅲ

NO.1587 『RKBラジオ主催 どんたくチャリティフェス 』出店ご案内 & 第1回窯だし(’10.4.23)

 まずは、★★★★★お知らせ★★★★★です。

 出店します是非お越しください
『RKBどんたくチャリティフェス in 警固公園2010』

      どんたく

 日時:5月3日(祝・月)4日(祝・火)11:00~18:00分(※4日は17時まで)
 陶友ブース:警固公園会場の三越側の出展ブースです
地図

   全国から200万人が訪れる
        福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」
   期間中の3・4日、天神の警固公園での『RKBラジオ主催 どんたくチャリティフェス 』に、
        「絆結会」の皆さんの応援をお借りして、出店します。

   ◎イベントメインステージでは、
     山本華世さんが総合司会で、歌や演奏、ダンスが盛りだくさん。
   ◎イベントブースでは、
     チャリティバザーや美味しい食べ物、いろんなイベント・出展があります!
      http://rkbr.jp/event/dontaku/index.html

   ご家族やお友達とご一緒に、是非『どんたくチャリティフェス』に足を運んで、
   「工房 陶友」ブースに、応援&遊びに来てくださいね~!!待ってま~す!!
    (これで連休は飛んだ!がんばらねば!応援求む!・・・友さん)




      水玉3310
      源平小菊 草姿に似合わず旺盛な繁殖力 種でそこらじゅうに広がる

 今年度初めての窯だし。
連休にある結婚式の引き出物が中心でした。
お客さんに応じて、4種類のセットを。
その他は、母の日、父の日に向けてのお手軽プレゼントに・・・など。

 全体にスッキリしたきれいな上がり具合。

    窯だし13285
    楕円鉢(長径25㎝) \2.000~

乳白釉にゴスでかぶ、青と赤のシンプルな水玉模様 楕円形が売りです。


    窯だし13286
    葉形小鉢(径12cm) \500 葉形豆皿(径7cm) \300

小鉢は藁白釉の上がりがやわらかくいい感じです。次が楽しみ。
織部のみどりはむずかしい。


    窯だし13287
    マグカップ(径7~8cm 高7~9センチ) \500~

「お母さん ありがとう」「うれしいひびき ありがとう」「言っても いわれても うれしい ありがとう」
トノの奔放なつくりに、言葉を添えて。

 「こんな言葉がいいよ、好き」と、お薦めがあったら、是非教えてください。


    窯だし13288
    飯碗(径10~13cm) \500~

 「お母さん ありがとう」「お父さん ありがとう」
母の日、父の日に向けていろいろ・・・。


    窯だし13289
    片口(口径9cm 高14㎝) \1200 ぐい飲み(6×6) \400

 後引きしないと定評の片口 焼酎のお湯割りに・・・


 今年の陶芸班は、仲間8人で職員は新人と2人体制になりました。
課題は、新しい商品開発と販路開拓で売り上げアップ。
私はもう限界?新人の新しい感性に期待大なり。
今のところは、昨年より行けそうです。・・・いかなきゃ!!

   
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2010.04.26 | | Comments(2) | Trackback(2) | ・作品たち

NO.1586 島唄よ風に乗り 届けておくれ ・・・  4.25沖縄県民大会によせて

 時々、「58(ゴーヤ)」という沖縄料理の店に泡盛を飲みに行きます。
沖縄の大衆酒場みたいなところです。アットホームで行く度に始めての人とでも仲良く飲めます。

 先日は、初任給前という若い職員が、アパートに帰りひとりで誕生祝をするというので、「そんな寂しいこというな!」と、一緒に食事につれて行きました。
大将が誕生祝いのケーキを準備してくださり、みんなでお祝いをしました。

 Beginの「島人(しまんちゅ)ぬ宝」という唄があります。好きです。

県民大会


 ・・・ということで、今日は公休日の月曜日。(午後は休んでる場合じゃなさそうだ 涙)
午前中は、今一度「沖縄」について・・・。

 基地の中に街があるという沖縄の現実。
悲惨な歴史を、今県民が一丸となって変えようとしています。 

県民大会
しんぶん「赤旗」より拝借)

 昨日の県民大会に関する沖縄地元紙の社説です。(全文は”続きを読む”に転載)

社説 県民大会決議 基地なき島へ新たな始動/未来に誓った約束の重み(琉球新報 2010年4月26日 )

 「民主主義は与えられるものではなく、奪い勝ち取るもの」。日本の教科書にはないが、そんな歴史を沖縄県民は先人から学んだ。
 その教えと教訓が25日、読谷村で開催された「普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し、国外・県外に移設を求める県民大会」で発揮された。

(中略)

 米軍統治下で沖縄住民は「銃剣とブルドーザー」で土地を収奪され、犯罪の限りを尽くす米兵らの被害に耐え、命を自衛し、「自治は神話」とさえ豪語する米支配者の圧政をはねのけ、自らの手で自治を奪い民主主義を勝ち取った。
 政府が米国に委ねた施政権を返還させたのも、祖国復帰への心を一つにした住民運動だった。
 痛めつけられてもくじけず、過重な負担に耐え、侵害された人権や奪われた権利、脅かされた生活を、常に県民は自らの手で取り戻し、勝ち取ってきた。

 政府は5月末までに移設先を決断するという。大会決議をいかに実現するか。闘いはこれからだ。
 4・25県民大会を、将来の基地撤去に向け県民の新たな挑戦が始まった日として胸に刻みたい。


[4・25県民大会]県内移設は不可能だ
民意に沿い歴史的英断を
(沖縄タイムス 2010年4月26日 )

 自民党に共産党、親子連れに若者同士。沖縄戦を体験したお年寄りたちの姿も目立つ。党派や世代を超えて集まった人たち約9万人(主催者発表)。静かな熱気が会場を包む。

 開会後も会場を目指す車の列は途切れず、周辺道路は大渋滞となった。大会に参加できなかった人たちは黄色のリボンを腕に巻くなどして県内移設反対の意思を示した。

(中略)

 鳩山内閣は、首相と関係閣僚の間で意見の食い違いがあるようだ。
 鳩山首相は現行案回帰について「自然に対する冒涜(ぼうとく)」とまで言って否定したが、岡田克也外相、北沢俊美防衛相らは県内移設案に傾いているようだ。

 鳩山首相は、首相でありながら孤立状態に陥っているようにみえる。鳩山首相が県内移設派の閣僚や官僚に包囲され、県内移設に舞い戻る最悪の事態を憂慮する。

 私たちは「4・25」を県内移設が葬り去られた日と理解する。日米両政府ともその意味を見誤ってはならない。

 
 全国紙で社説に掲げたのは『朝日』だけのようです。
沖縄県民大会―基地を全国の問題として (朝日新聞 社説 2010年4月26日)

 遠い沖縄での出来事であり、身近なことではない。そのようにしてやり過ごすわけにはいかない。

 米海兵隊普天間飛行場の「県外・国外」への移設を求める沖縄県民大会が、9万人の参加(主催者発表)のもとで開かれた。

 「全国の皆さん、沖縄の基地問題は沖縄だけの問題ではありません」

 大会で沖縄県の仲井真弘多知事は、そう訴えた。日本の安全保障、つまり私たち国民一人ひとりの安全が沖縄の米軍基地の存在と、そしてそれを受け入れてきた沖縄県民の負担と、じかにつながっているのだという叫びである。このことを私たちは大会を機に改めて深くかみ締めなければならない。(以下、略)

 沖縄だけの問題ではない、国民一人ほとりが考えようと呼びかけています。


 余談ですが、テレビなどは、沖縄のことよりも池尻エリカの離婚問題の方が重要な国民的関心事のようですね・・・。


 大会での発言した女子高校生も、
「この基地問題は普天間だけでなく、沖縄県民だけでもなく、日本国民すべての人が自分の問題として考えてほしい。私たちの思いが一人でも多くの人たちの心に届くことを、心から願っています。」と呼びかけていました。

 Sadaさんの「未来は私たちの手のなかに」から転載して紹介します。

 9.25県民大会では、岡本かなさん、 志喜屋成海さん。二人の高校生が訴えました。ここでは志喜屋成海さんの訴えをそのまま、いま届いたしんぶん赤旗より転載しておきます。

高校生
訴える二人の高校生

 戦後65年の間、沖縄のなかには、米軍基地と何らかのかかわりをもちながら、さまざまな気持ちを抱く人がいるのもまた事実です。基地で働き生活の基盤をつくっている人、沖縄のさまざまな場所で反対運動をする人たち、辺野古の海岸で座り込みを続けている人たち、日本人だけでなく基地で働く多くの外国の人もいます。

 すべての人が一生懸命生きているからこそ、平和と基地、沖縄はいつも矛盾を抱えています。私には、それぞれの立場の人の考え方を判断するだけの人生経験がありません。でも、かつて、沖縄が琉球王国と呼ばれていた時代から、沖縄の人が平和を愛し、人と人とのつながりを何よりも大切にしてきたことだけは分かっています。この精神はいまも昔も変わらず、沖縄の人びとの心に刻み込まれているのです。私たちには、お互いに手をとり、平和を築ける力を持っている、と私は思います。

 だから、ただ現状に流されて、「しかたない」と受け入れることで本当によいのでしょうか。私は純粋に素直に、この問題をみたうえで、やはり基地は沖縄には必要ないとそう思うのです。

 いま私たちの通う普天間高校では、大会をきっかけに、一人ひとりが基地問題について考え始めています。そして、いま、この会場にも、県内外から多くの方々が基地問題をなんとかしたいという思いに突き動かされて集まっている。もちろんこの会場以外でも、それぞれの場所で今この瞬間考えている人がいると思う。

 この基地問題は普天間だけでなく、沖縄県民だけでもなく、日本国民すべての人が自分の問題として考えてほしい。私たちの思いが一人でも多くの人たちの心に届くことを、心から願っています。


最後にふたりは声をそろえてこう発言を締めくくりました。
「未来は私たちの手のなかに」
この子たちの手のなかにある未来は明るい。
 以上、転載。(Sadaさん、楽してごめんなさい!)
この人たちの手の中にどんな未来をつかませてあげることができるのか。
私たち大人一人ひとりがが考えるべきことでしょう。

 「島唄」も好きです。

夏川りみもいいですが、今日はTHE BOOMで。



1、でいごが咲き乱れ 風を呼び嵐がきた 
  繰り返す悲しみは 島渡る波の様
  ウージの森で あなたと出逢い
  ウージの下で 千代(チヨ)にさよなら

  島唄よ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
  島唄よ風に乗り 届けておくれ
  私の涙

2、でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ
  ささやかな幸せは うたかたの波の花
  ウージの森で 歌った友よ
  ウージの下で 八千代(ヤチヨ)の別れ

  島唄よ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
  島唄よ風に乗り 届けておくれ
  私の愛を

  海よ宇宙よ 神よ命よ
  このまま永久(トワ)に 夕凪を

  島唄よ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
  島唄よ風に乗り 届けておくれ
  私の涙

  島唄よ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
  島唄よ風に乗り 届けておくれ
  私の愛を
  ララ ララララ ラララララ ・・・・・

デイゴ
(こちらから拝借 たくさんのデイゴが見られます)

デイゴが咲く頃、戦争でアメリカ軍が上陸してきた・・・。
ウージの森(さとうきび畑)で出会った人と、ウージの下(防空壕)で、永遠の別れ・・・。
島唄よ 風にのり 届けておくれ ・・・沖縄の現実と悲哀を。
島唄よ 風にのり 届けておくれ ・・・私の愛を。
島唄よ 風にのり 届けておくれ ・・・海を渡って 本土に
・・・こういう説があります。


 沖縄の思いを、「4.25」の島唄の合唱をどう聴き、私たち自身が何をなすべきか・・・。




 以下、2010年4月26日(月)「しんぶん赤旗」より、転載です。

沖縄県民大会 この力は必ず歴史を動かす
志位委員長が会見

---------------------------------------------------------------

 日本共産党の志位和夫委員長は25日、沖縄県内で開かれた普天間基地の県内移設に反対する「4・25県民大会」の会場で記者会見し、記者団の質問に答えました。

 ――会場の雰囲気をどう見ていますか?

 志位 歴史を動かす日になったと、私も感動を覚えています。米軍基地の「県内たらい回し」に反対するということが、文字通り超党派の一致となり、沖縄の心が一つになった、すばらしい大会だと思います。これは、必ず歴史を動かす、日米両政府を動かす力になって働くと思います。

 ぜひ、鳩山総理はこの県民の総意をしっかり受け止めるべきだといいたい。

 ――これだけの人が集まった背景はどこにあると思いますか?

 志位 いろいろな背景・原因があると思いますが、1995年のあの痛ましい事件、それ以後も事件・事故がやまない、これ以上の基地による苦しみは受忍できない、がまんできないという深い思いが、沖縄の人たちにマグマのようにたまって、とうとうそれが噴き出して、いま歴史を動かす力になっているのではないか。

 沖縄の怒りは限界点を超えた。だから日米両政府は、それを受け止めて、この声にこたえるべきです。

 ――辺野古への修正案などが出ていますが?

 志位 この大会のスローガンは、普天間基地の閉鎖・撤去と県内移設に反対でしょう。県内のどこであれ、基地の「たらい回し」はノーだということが超党派での県民の意志となったわけです。そうした県民の意志が、かんぬきのようにガツンとかかった。これが今日の集会です。政府のいろいろな「案」が出るという状況がありますが、県内のどこであれ、もはやつくる場所はないということを、政府は認識すべきです。そして鹿児島県・徳之島の大集会にみられるように、日本国内どこにも受け入れる場所はありません。

 だから、私たちは無条件で普天間基地を撤去すべきだと、これが一番の解決の道だと考えています。私自身、(21日に)ルース米駐日大使と会談して私たちはこういう立場だとお伝えしました。(23日に)鳩山総理にも会って、無条件撤去に踏み切るべきだ、そういう決断をやるならば、私たちも党をあげて応援するということを、話しました。いまこそ、そこに踏み切るべきだといいたい。

 ――歴史的な沖縄差別だという見方もあるが?

 志位 沖縄問題は、日本問題そのものです。本土が沖縄問題を自分自身の問題としてとらえて連帯するかどうか、私たちも問われていると思います。

 かつて沖縄が本土に復帰したとき、まさに今日のような島ぐるみのたたかいが起こりました。そのとき、本土も連帯するたたかいが起こり、沖縄と本土ががっちりと連帯して日米両政府を動かし、サンフランシスコ条約から言えば、条約上は不可能だったことを乗り越えて本土復帰を果たしました。そういう闘争が求められています。

 沖縄でこれだけのたたかいが起こったのですから、これに連帯するたたかいを日本列島津々浦々で起こすのが私たちの責任だと思います。



沖縄県民大会の決議
-------------------------------------------------------------

 25日、沖縄県民大会で、女性代表の大城節子沖縄県婦人連合会会長が提案し、採択された「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し、国外・県外移設を求める決議」は次のとおり。
-------------------------------------------------------------

 普天間飛行場の返還は平成8年(1996年)日米特別行動委員会(SACO)合意から13年経過した今なお実現を見ることはなく、その危険性は放置されたままです。

 しかも、平成16年(2004年)8月13日に発生した沖縄国際大学構内への米軍海兵隊所属CH53D大型輸送機ヘリコプターの墜落事故は、市街地に位置し、住宅や学校等が密集する普天間飛行場の危険極まりない現実を明らかにしました。一歩間違えば大惨事を引き起こしかねず「世界一危険な飛行場」の存在を改めて内外に明らかにしています。しかも、平成18年(06年)の在日米軍再編協議では同飛行場の全面返還を合意しており、県民や宜野湾市民は、最も危険な普天間飛行場を早期に全面返還し、政府の責任において跡地利用等課題解決を求めているのです。

 私たち沖縄県民は、去る大戦の悲惨な教訓から戦後一貫して「命(ぬち)どぅ宝」、基地のない平和で安全な沖縄を希求してきました。にも関わらずSACO合意の「普天間飛行場条件つき返還」は新たな基地の県内移設に他なりません。

 県民の意思はこれまで行われた住民投票や県民大会、各種世論調査などで明確に示されており、移設先とされた名護市辺野古沿岸域は国の天然記念物で、国際保護獣のジュゴンをはじめとする希少生物をはぐくむ貴重な海域であり、また新たなサンゴ群落が見つかるなど世界にも類をみない美しい海域であることが確認されています。

 名護市長は、辺野古の海上及び陸上への基地建設に反対しています。また、勝連半島沖埋め立て案についてはうるま市長・市議会ともに反対を表明しています。

 よって、私たち沖縄県民は、県民の生命・財産・生活環境を守る立場から、日米両政府が普天間飛行場を早期に閉鎖・返還するとともに、県内移設を断念し、国外・県外に移設されるよう強く求めるものです。

 以上決議します。


   
 鳩山総理に聞いてほしいものです!

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【“NO.1586 島唄よ風に乗り 届けておくれ ・・・  4.25沖縄県民大会によせて”の続きを読む】

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2010.04.26 | | Comments(6) | Trackback(1) | ・普天間基地問題Ⅱ

NO.1585 鳩山さんが、お金持ちの普通のおじさんだったら・・・。

 鳩山総理って、お金持ちの普通のおじさんだったら、良い人だろうなあと思いませんか。
「陶友」が経営の窮状を訴えて募金をもらいにいったら、「そうですか、頑張ってください」とニコニコとと弾んでくれるかも?(笑)

      水玉3291

 党首討論では、「私は愚かな総理かもしれない。昨年12月に、エイヤッと(現行案の)辺野古に決めていればどんなに楽だったか」とこぼしたそうな・・・。

 指導性がないとかいわれているけど、真面目に本当に悩んでいると、つい思いたくなる受け答えばかりですね。

 昨日の4.25沖縄県民大会を報道する今朝の「しんぶん赤旗」です。
 気合が入っています。
「沖縄 心一つ県民大会9万人」「島ぐるみ『基地要らぬ』」「この力は必ず歴史を動かす」

      si3326.jpg

 「平和な島 未来に」・・・テレビ・ラジオ欄も他の面に移動させての編集です。

      si3327.jpg


 さて、鳩山総理と日本共産党・志位和夫委員長との党首会談がいろいろ報じられていますが、2010年4月24日(土)「しんぶん赤旗」によると、

 志位さんが、米軍普天間基地の無条件撤去を求めたら、鳩山さんは「安全保障の観点から『そうしましょう』とはなかなか言えない。(移設問題では)沖縄の人々の心を少しでも和らげることができるかと思うが、厳しい局面だ」と答えたという。

 さらに志位さんが、「安全保障」の観点というが、安保条約のもとでも米国を動かした経験はあるとして、1969年に日米両国政府が沖縄の施政権返還で合意したが、それは沖縄と本土の返還運動を背景に、サンフランシスコ条約(第3条)の壁を乗り越えて実現したものだと力説し、「いま同じような決断が迫られる歴史的岐路にある。そのもとでの歴史的な決断をおこなうべきだ」と、無条件撤去の立場に立つよう重ねて求めると、
 
「私たちの頭のなかには共産党のようなすっきりした答えはつくれない。ぜひ(そのことを)アメリカで言ってきてください。訪米の成功を祈っています」と答えたそうです。
 ん~~ん。率直というべきか?

 また、3日からニューヨークで始まるNPT(核不拡散条約)再検討会議について、日本政府の姿勢を一定評価しつつ、志位氏さんが、
「これらの措置と一体に、核兵器廃絶そのものを正面からの主題とした国際交渉を開始する、そうしてこそ『核のない世界』に到達できる。そのことを被爆国の政府として世界に訴えることが重要だ」と提起すると、

 鳩山さんは、「核廃絶に向けて、すべての国が協力することは大切だ。(核廃絶を)『いつまでに』という話であればもっとよい。日本共産党の立場は理解するし素晴らしい。(ニューヨークで)大いにそのことを主張してきてほしい」とのべたそうです。

 ん~~ん、本当かな。
何にでも話を合わせて・・・、万事がこの調子なのでしょうか??
弟みたいな悪党面ではないし、私にはどうも憎めませんが。

 鳩山さんは普通のおじさんではなく、総理大臣ともあろうお方なのですから、
志位さんに「頑張ってください」なんて言わずに、ご自分からアメリカに対して、「普天間基地は無条件にお持ち帰りいただきたい」と申し上げてくだされ。
 沖縄も一つになってイエローカードを掲げ、「沖縄に基地は要らない」「条件付では解決できない」と言ってるんですから。

 今朝のテレビで鳥越俊太郎も言ってました。
「沖縄を見ても、徳之島もそうでしたが、恐らく日本中どこに持っていっても日本人は基地は要らない、少なくとも『普天間』は要らないといってるわけですから、鳩山さんはこの声を背負ってアメリカと交渉しなければならないんですよ。」と。


「総理はつらい」のか、それとももともとこういう神経の持ち主なのか?
・・・私だったら「耐えられません!」。(笑)

 それにしても共産党。どんどん押し出したほうがいいですね。


   
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2010.04.26 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・民主党政権批判Ⅰ

NO.1584 歴史を動かす力 「沖縄の心」ひとつに 4.25県民大会

 我が家恒例の”次女の誕生記念・家族ボウリング大会」(ばあさんも初参加)を早めに切り上げて、「普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し国外・県外を求める県民大会」のネット・ライブ中継を見ました。

      水玉3293
      オダマキに宿る雨露

 大会参加者は9万3700人と発表されましたが、ネットでの参加はどのくらいだったのでしょう。
固定カメラで会場の様子がイマイチだったのと、ネトウヨのような書き込みにウンザリではあったが、県民の意思が伝わる歴史的な大会の様子がうかがえました。

超党派で沖縄の心が一つになった 歴史を動かす力
 政党の党首としてはただ一人の参加だった日本共産党の志位和夫委員長は、「米軍基地の県内たらい回しに反対しようと、超党派で沖縄の心が一つになった素晴らしい大会だ。必ず歴史を動かす力になる」と意義を強調し、「沖縄の怒りは沸騰点、限界点を超えた。日米両政府はこの声をしっかりと受け止め、応えるべきだ。国内のどこにも受け入れる場所はない」と改めて普天間の無条件撤去を求めたそうです。(時事通信より)



 夕方からのニュースなどでは、思ったよりも扱いが軽いようで、今日の日を「歴史的な日」として記録しておきたいと思います。 

 地元紙が号外や速報を出しています。

号外1

 「普天間」を国外・県外へ 県民大会に9万人余(沖縄タイムス 2010年4月25日 16時44分)

沖縄タイムス
横断幕で「基地撤去」を訴える参加者=25日午後、読谷村運動広場

 「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し国外・県外移設を求める県民大会」(主催・同実行委員会)が25日午後3時から、読谷村運動広場で開かれた。県内外から9万人余(主催者発表)が参加し、日米両政府に、県内移設断念と同飛行場の早期閉鎖、返還を訴えた。「県内移設を断念し、国外・県外に移設するよう強く求める」とする決議案と日米地位協定の抜本的改定などを求めるスローガンを採択した。

 1996年に日米両政府が普天間飛行場の返還に合意後、県内移設に反対する超党派の県民大会は初めて。仲井真弘多知事や高嶺善伸県議会議長、翁長雄志那覇市長の両共同代表、普天間飛行場のある伊波洋一宜野湾市長、キャンプ・シュワブのある稲嶺進名護市長、政府案として浮上した勝連沖を抱える島袋俊夫うるま市長らが出席。過重な基地負担の解消や国外・県外移設を訴えた。

 会場やその周辺には、高齢者から子どもまで幅広い年代が訪れ、会場までたどり着けない県民で道路は大渋滞となった。県内各地で大会に参加できない県民も統一カラーの「黄色」を身に着け、県内移設反対の意思を示した。


沖縄タイムスの速報PDFをクリックしてご覧ください。

  >>1面(785KB)
  大きな見出しが躍る
    「県内移設を拒否」
    「超党派で県民集会」
    「普天間返還訴え決議」

  >>2・3面(6,87MB)
  見開きで図解入りの資料編
    「混迷普天間」
    「鳩山政権で浮上した移設候補地」
    「政権8ヶ月 発言の変遷」
    「この国に『普天間』はいらない」
    「9割が『県外・国外』」

  >>4面(1,69MB)
  大きな写真入りで  
    大会スローガン
     ・日米地位協定の抜本的改定を求める。
     ・返還後の跡地利用を促進するため、国の責任で、環境浄化、経済対策などを求める。
     ・返還に伴う、地権者補償、基地従業員の雇用確保を国の責任で行うよう求める。
    大会決議(長すぎて・・・)


 ・・・で、いろいろ調べていたら!
お薦めが見つかりました。これぞ「県民大会」です。

ブログ「くらしの悩み、なんくるないさ!」の山上博信さんが、カテゴリー:4.25県民大会にアップしています。

「ありえない大渋滞」の中、「多数の路線車の貸切りバス」での往路から、大会の様子、・・・「まだ到着する人がいて、大渋滞、大混雑」する復路まで、実に25枚の写真とコメントで20本のエントリーを挙げています。ケイタイから投稿したのでしょうか。

 また、こんなエントリーも。
指笛王国が県民大会参加呼びかけ

指笛王国おきなわの垣花国王が下記のとおり県民大会参加の呼びかけをしました。
私も原初メンバーとして合流することにします。

指笛王国おきなわの垣花国王は24日、25日に読谷村運動公園で開かれる「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と県内移設に反対し、国外・県外移設を求める県民大会」について、次のようなメッセージを発表しました。

「指笛王国おきなわは、県民大会の趣旨に賛同し、多くの皆様の積極的なご参加を呼びかけます。指笛のできる方々は、大会場のそれぞれの居場所で、弁士のあいさつ、決意表明、頑張ろう三唱などのとき、指笛を適宜、効果的に吹き鳴らし、大会の盛り上げに貢献しましょう。」


 こうして見ると、この大会には単純に9万3700人では片付かない、一人ひとりの想いと取り組みがあったことがうかがえます。その”想い”にこそ心を致すべきでしょう。

 このようにして、「米軍基地の県内たらい回しに反対しようと、超党派で沖縄の心が一つになった素晴らしい大会」(志位和夫共産党委員長)を作り上げたのですね。ネトウヨどもの雑音もむなしいものです。

 多様な一人ひとりが思いを声に、そして行動にあらわし、それを一つにする時、それは「必ず歴史を動かす力になる」(同委員長)でしょう。


 沖縄の皆さんのことを考えるという鳩山総理には、是非、「4.25」に集約された「沖縄県民の心」に思いを致し、「無条件撤去」で、腰をすえて対米交渉に臨んで欲しいものです。


 全国紙が社説級では取り上げない中(明日でしょうか)、地元紙の社説が読み応えがあります。

  ★[歴史の節目に]宿命論と決別するときだ(沖縄タイムス 2010年4月25日 09時55分)
  ★社説 4・25県民大会/差別と犠牲断つ転換点 結集し首相に英断迫ろう(琉球新報  2010年4月25日 )

 「沖縄の心」として”続きを読む”に転載しておきます。


(ほとんど完成していた記事が不意にどこかに飛んで行ってしまい、二度書く羽目になりました。でも、記録にとどめておく価値のある「4.25」だ~~~!!)汗!

   
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2010.04.25 | | Comments(6) | Trackback(4) | ・普天間基地問題Ⅱ

NO.1583 普天間基地問題 植草一秀 の「知られざる変節」 (追記あり)

 過激なタイトルになってしまいましたが・・・。

 先ずは、いよいよ本日です!
「普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し国外・県外を求める県民大会」が沖縄・読谷村運動広場で午後3時(アトラクションは1時)から始まります。
 大成功を願って応援します。

sanngo.jpg

 世界一危険な米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)の早期閉鎖・返還を求め、同基地の県内「移設」に反対する歴史的な県民大会で、米軍基地の「県内たらい回し」に反対する超党派の県民大会は史上初めてです。

※沖縄の地元メディア「琉球新報」と「沖縄タイムス」が集会の様子を3時からインターネットで生中継します。
■「琉球新報」http://ryukyushimpo.jp/news/page-148.html
■「沖縄タイムス」http://www.okinawatimes.co.jp/special/kenmintaikai_live/

※現地から「日本共産党といっしょに日本をかえるネットワーク」がツイッターで集会の様子をレポートするそうです。
http://twitter.com/oya_kero

 大会のテーマカラーは黄色。
大会に参加できない人も黄色で意思表示をしようということです。
日本中を黄色に染めたいものです。

イエローカード


 さて、・・・なんだかいやらしいタイトルをつけてしまいました。
・・・こういう記事は得意じゃないのですが。
しかし、あれほどの有名ブログの影響を考えると、弱小ながら一言は言っておかねばという気持ちです。

 植草一秀氏の普天間問題に対する場当たり的で無責任な「提案」。
以前にも一回批判しましたが、

   ☆NO.1443 ケンカを売るつもりじゃないが、植草さん、政権交代は一体は何のためにあったのでしょうか。
            http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1485.html

又、その主張を変えました。

(2009年10月27日)「嘉手納基地への統合かキャンプシュワブへの移設を軸に着地点を見出す必要」
        ↓
(2009年10月27日)「キャンプシュワブ地区に大型滑走路を伴わないヘリコプター離着陸施設を建設するとの、新たな計画を描き直すことが検討されるべき」
        ↓
そして今回は、(2010年4月23日 )「日本国民の総意として、県内移設、県外移設を断固拒否するということなら、着地点は海外移設しかなくなる。」

 今回の場合は、「日本国民の総意として、・・・ということなら」と、仕方なさそうですが、「世論に押されて正しい方向に行っている」という点では評価できるのではないでしょうか。
 植草センセイといえども、やっぱり世論には勝てない?
・・・というか、最初からその程度のものであったというか。


「変節」の経過
 ここで「植草一秀の『知られざる真実』」における「知られざる変節」の経過を振り返っておきます。

 2009年10月27日 (火)といえば、鳩山総理の所信表明演説の次の日でした。
「平成の無血革命成功を期す鳩山首相演説」より。

沖縄の普天間基地移転問題は、これまでの自民党政権が米国との間で、キャンプシュワブへの移転で合意をしてしまっているために、取り扱いが極めて難しい問題であるが、鳩山首相は次の認識を示した。

「沖縄の人々が背負ってこられた負担、苦しみや悲しみに十分に思いをいたし、地元の皆さまの思いをしっかりと受け止めながら、真剣に取り組んでまいります。」

普天間飛行場の返還を確実にするためには、県外への移設を確定する時間的余裕はないと考えられる。嘉手納基地への統合かキャンプシュワブへの移設を軸に着地点を見出す必要があると考えられる。

 その後、皆さんもご承知のように、鳩山政権は普天間基地移設問題での迷走を続け、岡田外相の、「県内以外には無い。県外、国外は公約してない」発言は沖縄県民はじめ国民の批判の的となったのでした。

 そして、2009年11月 9日 (月)、民主党がいよいよ「移設先」探しの迷走を続ける中での「提案」。
「普天間基地移設日米外交問題解決への提案」より。

 「これまでの日本外交は「対米隷属」と呼ぶべきものであった。日本が米国の隷属国であるかのごとく、米国の言いなりになることが日本外交の基本とされてきた。」

「日米間の当面の最大の懸案は、沖縄普天間飛行場の移設問題である。米国はこれまでの自民党政権との間で、沖縄県名護市にあるキャンプシュワブ地域に新しい基地を建設することで普天間飛行場を返還する合意を成立させた。」

「鳩山政権が反省しなければならない部分もある。外交は国と国の関係であるから「継続性」を重視する必要がある。」

「自民党政権がキャンプシュワブへの移転で米国と合意を成立させてしまった現実が存在する以上、この点を踏まえない訳にはいかない。」

「短期日のうちに県外または海外への移設を決定することは不可能だろう。岡田外務相は、こうした認識の下で、嘉手納基地への一時的な飛行場移設案を提示したが、嘉手納地区住民から強い反発を受けて立ち往生している。新構想を提示するための事前の根回しが行なわれたとは考えられない。」

「こうした状況を踏まえると、キャンプシュワブ地域への移転を決断しなければ、普天間返還そのものが流れかねない状況になってくる。しかし、大山鳴動して、結局キャンプシュワブ地域への移設で着地させれば、鳩山政権の政策運営全体に対する強い批判が生じることを免れない。」

「このように考えると、キャンプシュワブ地区に大型滑走路を伴わないヘリコプター離着陸施設を建設するとの、新たな計画を描き直すことが検討されるべきではないのか。」

 植草氏は、口先では「対米従属外交の転換」を主張しながら、現実では「アメリカが当初要求していた短い滑走路のヘリ基地を県内キャンプシュワブ沖合い、即ち辺野古に、でいいんじゃないか」と。自民党外交を批判しながらその域を出きれず、踏襲するしかないという話に過ぎなかった。

 さらに、民主党政権が、「移設先」探しという迷路に迷い込み、「移設先」候補の徳之島でも島民の6割が参加する大反対集会が成功したのを初め、沖縄の10万人の県民大会に向け、政府の対応に対する国民の批判が日増しに大きくなる中。 2010年4月23日 (金)にエントリー。
「基地拒絶が国民総意なら海外移設しか解は無い」より。

普天間基地移設問題を解決するための政府案提示の期限が迫っている。

マスメディアは鳩山政権に「最低でも県外」の公約を守ることを強く求めているが、有力な県外移設候補地の移設反対を全面支援する不可思議な行動を示している。県外移設を求めながら、具体的な候補地が浮上することを阻止しようとするのは、鳩山政権に対する単なる嫌がらせにしか見えない。

日本国民の総意として、県内移設、県外移設を断固拒否するということなら、着地点は海外移設しかなくなる。

米国も地元の合意が存在することが前提条件だとしているから、移設を受け入れる地域が存在しないなら、移設は不可能になる。

沖縄名護市辺野古海岸のV字形滑走路建設は可能だったと自民党は主張するが、知事の工事許可が下される環境にはなかった。本年1月の名護市長選でも辺野古海岸滑走路案は否定されたのである。

こうしたなか、海外から移設に立候補する地域が出現した。海外移設案が現実の実現可能性を浮上させている。

 「解(かい)」とは「一般に、与えられた問題に対する答え。解答。正解。」
日常は余り使われない「解は無い」という表現に、この「与えられた問題」の重さを実感しているのでしょうか。

 ここでも、メディアを目の敵にして、一定の民意の反映意さえも「鳩山政権に対する単なる嫌がらせ」とした上で、それにしても、「日本国民の総意」ならしかたない、それなら「着地点は海外移設しかな」いじゃないか・・・と。
なんとも無責任な。それを言うならこの間の言説を自己批判してからにすべきではないでしょうか。


植草さんな、沖縄県民や国民より「民主党が一番」ばい!
 植草氏の言い分は、「自民党の悪いツケやけん・・・」「時間がなかけん・・・」「国民が言うなら、そいで良かたい」と・・・みんな言い訳っぽくなかね?!信念はどこにあるとや!
 ・・・いや、又読み返して気がついたばってん、植草氏の中には、沖縄県民の想いやらなんもなかばい。とにかく民主党政権がどげんしたら上手くいくかということだけ。信念は、「民主党マンセー」のみばい!
これって、結構良か読みかも知れんばい、・・・なんて。


 植草氏は、繰り返し「悪徳ペンタゴン」説を唱え、最近は、

米官業が支配する日本政治構造を打破するために、必要不可欠なことは、
①米国に対して言うべきことを言うこと
②官僚天下り利権を根絶すること
③企業団体献金を全面禁止すること
の三つである。

と言います。
「米国に対して言うべきことを言」い切れない民主党政権が、普天間基地問題で迷走の末に逆走している今、植草氏は世論には逆らえないと判断したのでしょうか、世論の後追いをして自らをを正当化しようとしているようにしか見えません。
 
 どうせ、「米国に対して言うべきことを言うこと」というなら、「移設先などという条件はない。無条件撤退を」と提案されてはどうでしょうか。


 しかし、ものは考えようです。
あの「教祖様」も世論には勝てない。・・・とすれば「信者」たちは如何とすべきでしょう。
現実を直視しながら、自分の考えと言葉でこの問題を自由に語れるのでしょうか。

(しかし、会ったこともない個人をここまでこき下ろしてよいかとかいな?・・・と、気弱な友さんでした。苦)

 いよいよ今日です。
”沖縄の民意”が爆発するのは。
大成功を祈念して・・・!

追記:おすすめ
Afternoon Cafe の秋原葉月さん からのコメントで知りました。
ブログ『「草の根通信」の志を継いで 』さんの NPJシンポ植草報告「普天間基地移設問題の行方」を読んで ―間接的NPJシンポ感想とでもいうべきものが、詳細で緻密な批判を行っています。 一読をお薦めします。

    
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2010.04.25 | | Comments(2) | Trackback(1) | ・普天間基地問題Ⅱ

NO.1582 米海兵隊は撤収を ――普天間基地問題についての第二の声明―― への賛同署名のお願い。(転載歓迎)

 いよいよ明日が、 うまんちゅ揃って・・・4.25県民集会です。

4.25県民大会


Afternoon Cafe さんからTBを頂き、趣旨に賛同しここでも転載しておきます。

 元記事は上脇博之氏の「米海兵隊は撤収を ――普天間基地問題についての第二の声明」への賛同のお願い」http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51383946.html)です。

 私もかねてから、「移設」先探しの条件付では出口はない、政府は無条件返還を求め腰をすえた対米交渉をすべきだと繰り返し述べてきました。

 次のコメントを添えて、私も賛同署名をしました。

「移設先」探しは迷路にはまるだけ。本腰入れた対米交渉で「無条件撤去」を!!
これを機に安保の見直しを!の主張に賛成です。


sanngo.jpg

 特に以下の趣旨が私にとっては賛同のポイントです。

(5) そもそも政権が奔走し、メディアが関心を集中させたのは、「基地用地」探しばかりであった。いま考えるべきことは、本当にそのようなことなのだろうか。むしろ冷戦時代の思考法である「抑止力」とか「敵」とか「同盟」といった発想そのものを疑い、その呪縛から逃れることが必要なのではないか。国際社会に「共通の安全保障」や「人間の安全保障」といった考え方が現れ、冷戦の敵対構造を解体していく大きな力になった。私たちは、米軍基地の代替地をタライ回しのように探すのでなく、米軍基地を沖縄・本土に存在させ、米軍に勝手気ままに使用させている構造こそを問わなければならない。日米安保条約は、冷戦時代の遺物であり、いまこそ、日米地位協定、ガイドライン(日米防衛協力の指針)などを含めて、日米安保体制を根幹から見直していく最大のチャンスである。その作業を開始することを、日本政府、そして日本国民に訴える。



 以下、転載。

(1)今年1月下旬に「普天間基地移設計画についての緊急声明」を紹介した。

(2)このときの呼びかけ人は第二の声明を出すべきだと決断されたようです。
メールをもらいました。
それによると、以下のように書かれていました。

今回は沖縄の人たちとも共同して声を挙げようと考えました。
 沖縄にも、本土にも、代替基地を受け入れることはもはや無理であり、それは米海兵隊の撤退を求める以外にありません。今回は、その主張をはっきりと打ち出しました。
 4月23日、東京と那覇で同時に発表しました。

(3)賛同を求められた「第二の声明」は、以下です。

米海兵隊は撤収を ――普天間基地問題についての第二の声明――

下記声明に賛同される方はここから署名をお願いします。なお、この賛同署名は総数公表とし、個々のお名前は公開しないものと致します。
------(2010年5月20日 第一次集約)---------------

 米海兵隊普天間飛行場は、住宅密集地の中にある世界でもっとも危険な基地として、すみやかな閉鎖、撤去が求められてきた。旧自民党政権は、普天間の移設先として、北部名護市の辺野古(キャンプ・シュワブ沿岸部)に代替基地を建設することを米国との間で「合意」したが、それは、沖縄の中に新たな巨大基地を建設することに他ならず、沖縄県民はあらゆる機会にそれに反対する意思を表明してきた。

 2009年秋の政権交代と、民主党の「国外、最低でも県外(移設)」という選挙での訴えが、沖縄県民に希望を与え、状況を大きく変えた。2010年1月の名護市長選挙では、辺野古への移設に反対する稲嶺進候補が勝利した。2月には、これまで移設を容認してきた自民党、公明党を含め、沖縄県議会が全会一致で「普天間基地の県外移設」を求める意見書を採択した。また県内41市町村長全員が県外・国外を主張している。保守が擁立した仲井真弘多県知事も「県内(移設)は厳しい」と語り始めた。沖縄は、いまや“オール沖縄”で「県内移設」反対を明確にしたのである。

 しかし、2010年5月まで「決断」を先送りした鳩山政権は、県外移設の可能性を真剣に追求することなく、キャンプ・シュワブ陸上案や勝連半島沖埋め立て案など、「県内」を軸に決着することを図り、動き始めている。
 私たちはこの政権の動きを深く憂慮し、以下のように声明する。(呼びかけ人のうち18人は、2010年1月に発表した本土の学者・知識人声明の呼びかけ人である。沖縄でもすでに学者・知識人による海兵隊撤収要求の共同声明が出されており、その意味でこれは合同での第二の声明ということになる)

(1) 私たちは、辺野古陸上案(キャンプ・シュワブ内)、勝連半島沖案はもちろん、すべての沖縄県内移設に反対する。これ以上沖縄に過重な負担をかけてはならない。沖縄の意思を無視してはならない。沖縄の環境を破壊してはならない。

(2) 民主党は、衆議院選挙で「国外、最低でも県外」を訴えた。また名護市長選では、辺野古移設反対を主張する稲嶺進候補を推薦し、勝利させた。鳩山政権が、県内移設で決着させるならば、それは明確な公約違反であり、国民・県民への裏切りといわなければならない。鳩山政権は、仮に現在の日米安保体制を前提にするとしても、まず県外移設の可能性を徹底して追求すべきである。

(3) 県外でも県内でも移設を受け入れる地域がなかった場合、現在の普天間飛行場をそのまま継続使用するという案が出ているが、それは許されない。周辺住民の生命と暮らしを脅かしているこの危険な基地は、すみやかに閉鎖されなければならない。

(4) 県外移設を追求した結果、どの地域も受け入れないということならば、日本国民には海兵隊の基地を受け入れる意思がないということを意味する。必然的に米海兵隊は日本から全面的に撤収する以外にない。日本国民には、米海兵隊の存在なしに、東アジア地域の平和と安定を構築する積極的な役割を果たす意思があるということである。米国は、日本国民の意思を尊重しなければならない。

(5) そもそも政権が奔走し、メディアが関心を集中させたのは、「基地用地」探しばかりであった。いま考えるべきことは、本当にそのようなことなのだろうか。むしろ冷戦時代の思考法である「抑止力」とか「敵」とか「同盟」といった発想そのものを疑い、その呪縛から逃れることが必要なのではないか。国際社会に「共通の安全保障」や「人間の安全保障」といった考え方が現れ、冷戦の敵対構造を解体していく大きな力になった。私たちは、米軍基地の代替地をタライ回しのように探すのでなく、米軍基地を沖縄・本土に存在させ、米軍に勝手気ままに使用させている構造こそを問わなければならない。日米安保条約は、冷戦時代の遺物であり、いまこそ、日米地位協定、ガイドライン(日米防衛協力の指針)などを含めて、日米安保体制を根幹から見直していく最大のチャンスである。その作業を開始することを、日本政府、そして日本国民に訴える。

〈呼びかけ人〉
宇沢弘文(東京大学名誉教授) 遠藤誠治(成蹊大学教授) 岡本厚(岩波書店「世界」編集長) 加茂利男(立命館大学教授) 川瀬光義(京都府立大学教授) 古関彰一(獨協大学教授) 小林正弥(千葉大学教授) 小森陽一(東京大学教授) 千葉眞(国際基督教大学教授) 寺西俊一(一橋大学教授) 西川潤(早稲田大学名誉教授) 西谷修(東京外国語大学教授) 原科幸彦(東京工業大学教授) 前田哲男(評論家) 水島朝穂(早稲田大学教授) 宮本憲一(大阪市立大学・滋賀大学名誉教授) 山口二郎(北海道大学教授) 和田春樹(東京大学名誉教授) 新崎盛暉(沖縄大学名誉教授) 大城立裕(作家) 大田昌秀(元沖縄県知事) 我部政明(琉球大学教授) 桜井国俊(沖縄大学教授) 島袋純(琉球大学教授) 新城郁夫(琉球大学教授) 高里鈴代(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会) 高良鉄美(琉球大学教授) 高良勉(詩人、批評家) 照屋寛之(沖縄国際大学教授) 富川盛武(沖縄国際大学教授) 仲里効(メディア工作者) 仲地博(沖縄大学教授) 比屋根照夫(琉球大学名誉教授) 三木健(ジャーナリスト) 宮里昭也(ジャーナリスト) 宮里政玄(沖縄対外問題研究会代表) 山城紀子(ジャーナリスト) 由井晶子(ジャーナリスト)

(6)私は、賛同しました。

「そもそも軍隊は国民を守らない」という本音を知っておられる方、日米安保条約により日本がアメリカの傀儡であり続けることはもう嫌だと思っておられる方、在日米軍基地は縮小すべきであると思っておられる方は、普天間基地は移設ではなく撤去すべきであると思っておられる方は、是非とも、ご賛同ください。

賛同署名される方は、以下からお願いします。

一般署名
http://form1.fc2.com/form/?id=501657

英語署名
http://form1.fc2.com/form/?id=539738

(7)以上について、できるだけ多くの方にご紹介いただければ幸いです。

 以上転載。

   
普天間基地は無条件撤去を!

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2010.04.24 | | Comments(2) | Trackback(2) | ・普天間基地問題Ⅱ

NO.1581 「福祉の人材4万円アップ↑」 応援共同アピールーーー に賛同署名をお願いします。(転載歓迎)

 福祉の仕事というものは、苦労と共に、誇りとやりがいに満ちています。
しかし、財布は満ちてるどころかスッカラカンです。

      mizutamari.jpg
      穀雨の頃とは言え、雨が多いなあ。・・・いえ、昨日まで。
      今日の福岡地方は久々に晴れ上がってきました。


 若い頃、飲み屋のお客さんの前で、ママさんが、
「友さんは○○大学出て、障害者の福祉の仕事ばしよるとよ。感心やねえ。」
と、褒めてくれました。
悪い気はしません。
・・・普通はそれで救われて、自己満足し自己完結しがちです。

 私は、ヘソが曲がっていたので、
「そんなに感心かね?ばってん、給料はたったの○万円ばい。感心な人の給料やろうか?世の中は認めとらんとばい。福祉労働の社会的価値の低さ・・・」
などと、複雑な思いをしながら、福祉労働者の賃金について話したものです。
酒の席で?だからこそ気弱な友さんでも・・・です。

 日本の福祉労働者の賃金・労働条件は劣悪極まりないものです。
未だに、「子守の延長」「障害者の面倒見」「年寄りの世話」の時代の域を脱していません。

 現在の賃金では、生活自体が見通せないのです。
だから、途中で辞めていくし、・・・大体、「男子職員の寿退社」という言葉があるくらいです。
生活のためにもっと稼がなければならないから・・・。
私の場合は、たまたま妻の収入を当てにして「ヒモ稼業」よろしく、やってくることができましたが。

 求人しても、近年は、優秀な人材などには出会えたためしがありません。(問題発言?!)
福祉と介護の現場を支える、福祉労働の量とともに質の改善は喫緊の課題です。

・・・ということで、
 福祉の人材4万円アップ↑応援共同アピール特設サイトより転載・紹介します。(このアピール部分を転載いただければありがたいです。)



「福祉の人材4万円アップ↑」 応援共同アピール
~私たちは福祉・保育に働く職員の月額4万円賃金引き上げを求めます~

 いま、高齢者介護を中心に、福祉職場では人材が確保・定着できない事態が深刻になっています。また、障害者福祉や保育所など児童福祉の分野でも、同様の傾向がみられてきています。やりがいは大きい一方で、賃金が安く労働条件が厳しいことが人材不足の主な要因です。

 現場の状況を踏まえてさまざまな福祉関係者がその改善を求めるなかで、政府は2009年4月に介護と障害者事業所への報酬単価をアップさせました。加算中心の単価アップは実態の改善には遠く及ばず、前政権(麻生政権)によって2009年10月から高齢者介護・障害者福祉職場の直接介護職員に限定する形で、月額1万5千円の改善を目安とした処遇改善交付金(助成金)が創設されました。しかし、同じ事業所に勤めていても事務員や調理員、看護師などはその対象になっていません。また、保育所や児童養護施設など児童福祉関係職場はその対象から外されているなど、ここ数年の課題になっている福祉人材不足(福祉労働者の賃金改善)の解決には多くの課題が残されています。専門性を持った人材の確保は介護だけにとどまらず保育・障害分野でも緊急の課題であり、そのためにも一刻も早い福祉労働者の賃金改善が求められています。

 2009年8月の総選挙によって、「コンクリートから人へ」「国民の生活が第一」などを打ち出した民主党を中心とする連立政権が誕生し、鳩山新政権がスタートしました。しかし、マニフェストで民主党が掲げた「介護人材の賃金月額4万円の引き上げ」は2010年度予算案では先送りされました。また、児童福祉分野では何ら対策が打たれてきませんでした。国民の望む充実した社会福祉・介護を実現するためには、その担い手である福祉労働者の確保なしにはありえません。私たち福祉関係者は、「福祉の人材4万円アップ↑」を求めて、大きくアピールし、協力・共同をよびかけ、その賛同を広げていきます。

・「介護人材月額4万円の引き上げ」の一刻も早い実現を!
・高齢者介護だけでなく、障害者福祉、児童福祉分野など、すべての福祉人材をその対象に!

以上


Webサイトから、「福祉の人材4万円アップ↑」応援共同アピールへの賛同者を募っています。
賛同投稿フォームは→http://www.fuku4.net/postmail.html


 私も賛同し投稿しました。
私の賛同メッセージは以下。(字数に制限があり、上手く書けませんでした。汗)

 福祉は人間の未来。若い人たちの初心と夢こそが多くの人々の幸せな未来を切り拓きます。
「経済的その日暮し」でなく自分の人生が見通せてこそ、利用者の人生に、豊かな思いを寄せることができるのです。4万円でも少ないくらいです。


 アピールの転載にご協力いただいた方は、TBでお知らせいただければありがたいです。
よろしくお願いします。

 呼びかけ人のメッセージも紹介しておきます。

   
福祉労働者に4万円の賃上げを!

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2010.04.24 | | Comments(4) | Trackback(1) | ・福祉・社会保障全般Ⅰ

NO.1580 4.25県民大会 「うまんちゅ揃って県民大会!」

 いよいよ明日です。大会成功へ、熱烈な連帯を表明します。
ネットでのライブ中継も見ましょう。午後3時より。)

 フィッシュ・アイでとらえた美しい珊瑚の海。

sanngo.jpg


 「うまんちゅ揃って県民大会!」というブログがあります。

4・25県民大会に思いを寄せる市民有志によるインディペンデントのブログです☆ 2010年4月25日開催の県民大会。 会場は? バスは? 各地の実行委員会は? などなど、 市民による、市民のための情報を、キャッチしたものから、随時掲載します。 各地の情報提供も大歓迎です。

というもの。

 「うまんちゅ」とは、子供からお年寄りまですべての人、大勢とかみんなという沖縄言葉だそうです。
「み~んな揃って県民大会に行こう」と!

 4.24県民大会の正式名称は、「普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し国外・県外を求める県民大会」
県知事始め、全市町村長が参加する名実ともに県民集会になりそうですね。

 ブログでは、大会を準備する各地の取り組みやいろいろな情報が紹介され、まさに島ぐるみ・県民ぐるみの思いが伝わります。

 公式ポスターです。

4.25県民大会

「政府にイエローカード(警告)を突き付けよう」と、テーマカラーは黄色だそうです。
すでにレッド・カード状態ではありますが・・・。

「黄色」で反対示す 4・25県民大会(琉球新報 )2010年4月20日

 4・25県民大会実行委員会は19日、第2回幹事会を県議会内で開き、「県内移設断念を」などとする大会決議案と大会スローガン案を承認した。仕事などの都合で大会に参加できない県民が、連帯をアピールする手段としては、大会当日の統一カラーを「黄色」に決定。県内各地の街頭を「黄色」に染めることで、県内移設に傾く政府に対し“イエローカード”を突き付ける。
 基地の「県内たらい回し」に反対の県民意思を示す決議案は、米軍普天間飛行場を「世界一危険な飛行場」と指摘し、「日米両政府が普天間飛行場を早期に閉鎖・返還するとともに、県内移設を断念し、国外・県外に移設されるよう強く求める」と訴える。
 実行委は、大会当日には車のサイドミラーや自宅の軒先に黄色の布をつるしたり、黄色のスカーフやハンカチを身にまとって外出するなどして、県内移設に反対する意思をアピールするよう、県民への協力を呼び掛けていく。大会スローガン案は(1)日米地位協定の抜本的改定(2)返還後の跡地利用促進のための環境浄化、経済対策(3)地権者補償、基地従業員の雇用確保―の3本柱を掲げ、いずれも国の責任による対応を求める。
 事務局長の新里米吉県議は「政府は県内移設と決めて態度表明しているわけではないが、報道を見る限りイエローカード(警告)の状況だ。県内移設を許さないという意思を示してもらいたい」と述べた。


 当日は、地元テレビ局やラジオ局が中継するそうですが、琉球新報のWEBサイトでUストリーム中継のがあるそうです。
琉球新報WEB版
http://ryukyushimpo.jp/news/page-148.html

琉球新報は25日に読谷村で開かれる「普天間飛行場の国外・県外移設を求める県民大会」を生中継し、会場の熱気を発信します。中継は大会開始の午後3時から終了まで。
(天候や回線の状況により中継できない場合もあります)

 これなら全国どころか全世界から参加できそうです。
 ぜひ、チェックを★

 当日は黄色い布をまとって連帯の意志をあらわさにゃ!

   
黄色い布ば、準備しときんしゃい!

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2010.04.24 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・普天間基地問題Ⅱ

NO.1579 「自民党はすでに死んでいる」 野党としても蘇生の見込みなし 漫画家 やくみつる

 花金で~~す。
といっても、ウチは明日も勤務ですが・・・。
今日は、お気楽に読める話を一つ。

 去る16日、横浜市での演説会で日本共産党の志位和夫委員長は、「私たちがめざすのは『第三極』ではありません」と強調。米国いいなり・財界中心の古い政治の枠組みから抜け出すための国民多数派をつくるという「『第一の極』をめざすのが日本共産党です。激動のいま、がんばれば民主的政権をつくる道が開けます。その一歩を刻む参院選にしましょう」と呼びかけたそうです。

 その意気!というところでしょうか。
その演説会の様子です。

 日本の政党状況が1年前と様変わりしていると述べた志位氏は、総選挙後の8カ月間をユーモアを交えて振り返り、会場をわかせました。

 民主党政権はどうか。「期待が裏切られたというのが、多くの国民の気持ちではないでしょうか」。こう問いかけた志位氏は、国民が「ここを変えてほしい」と願った肝心要の問題で、民主党政権が公約と期待に背いてきたことを解明しました。

 自民党はどうか。痛烈な退場の審判を受けながら反省もなく、政治をより悪くする「破壊的野党」の立場から新政権を攻撃しています。漫画家のやくみつる氏が自民党機関紙に寄稿した一文に編集部がつけた表題が「自民党はすでに死んでいる」だったと志位氏が紹介すると、会場は爆笑に包まれました。

 志位氏は「第三極」の動きにも言及しました。「公明党が『第三極の担い手になる』といいますが、自民党政治の担い手だったことを忘れてしまったのでしょうか。『新党』も名ばかりで、中身は古い自民党政治です。こういう流れからは新しい日本は生まれません」

 ここで紹介されているやくみつるの「自民党はすでに死んでいる」という話。
自民党機関誌の現物がありませんが、カムの生活雑記によると、「下記は自民党機関誌に掲載された話題の記事 ホント面白い」だそうです。

 転載して紹介しましょう。(と思ったらすでにあちこちで紹介されているみたいです。2月9日と古い話ですもんね。ま、いいか。お気楽に。)

【自由民主 平成22年2月9日号(しっかりしろ自民党・下)】
「自民党はすでに死んでいる」 野党としても蘇生の見込みなし
漫画家 やくみつる


 正月気分も抜け切らぬ、まだ松の取れる前であったか、自民党の機関紙編集御担当氏より電話が入った。なんでも「自民党、シッカリしろ」といったエールの一文を願いたい由。

 「あのー、書かせていただくに吝(やぶさか)かではないんですが、あのー、私、赤旗日曜版にも連載を持っているんですが…:」

 だが、むしろ日頃自民党を支持されている方々以外からも広く言葉をいただきたいと編集氏。繰り返し「自民党、シッカリしろ!」と、あたかも自らを鼓舞させるかのように仰(おつしゃ)る。

 「あのー、そういうことであれば、あのー……」とお引き受けすることにした。ちなみに「あのー」が多いのは、吝かでないと言ったものの、やはり幾許(いくばく)かの心の迷いがある表れで、これは谷垣禎一総裁の先の予算委員会質問と同じ現象ですね。現在の自民党に民主党を追及する資格があるのだろうか、というそもそも論的逡巡(しゅんじゅん)が「あのー」の多用につながっていると見ましたがね。

 で、そもそもと申した手前言ってしまうと、「シッカリしろ」という言葉は、はたして今の自民党にかけるべき文言であろうか。かなりバテている登山隊員とか、意識を失いかけている傷病者に呼びかける言葉であって、もう息がないかもしれない相手に対しては、まず脈があるのか、心臓に耳を押し当てて確認を急がねばならない。言わば自民党はそんな容体なのではないかと察しますがね。

 もちろん、大きく減らしたとはいってもまだ大勢の国会議員を有しているし、その中には幾多の有用な人材がおられることは承知している。人が亡くなっても、同時にすべての臓器が死んでしまうわけではありませんから。ならば一刻も早く、それらまだ使える臓器を摘出し、然(しか)るべき先へ移植しなければならない。だからといって、今の民主党を臓器移植を待っている患者さんに例えるつもりはありませんよ。あちらはあちらで部分的な臓器の移植でどうなるとも思えませんしね。

 例えが些(いささ)か不適当な方向へ向かったかもしれません。要はもう、大変お気の毒ですが、お亡くなりになってるんじゃないでしょうか。平成21年8月30日、午後8時00分。先の総選挙の投票終了時点で、波瀾(はらん)の生涯を閉じられた。享年55(満54歳)の、本来ならばまだじゅうぶん働ける年齢での臨終でした。

 ところが、こんなこと言うと「何を失敬な!」と気色ばむ方がおられるでしょうね。まだ死んでしまったことに気付いていない彷復(さまよ)える霊魂でしょうか。ならばさらに言葉を継ぎます。

 「亡くなった」とあえて宣告したのは、与党としては勿論(もちろん)、もはや野党としても蘇生の見込みがないと診断したからです。先日の前原誠司国交大臣じゃないですが、長年の失政のツケを払わされて汲々としている民主党を自民党に攻める資格はないと。これに対し町村信孝元官房長官は、「その論理は拙劣」と返しましたが、はたしてそうでしょうか。では今後もこのまま現与党を追及し続け、風向きが変わりでもすれば、再び自民党政権をとでもお考えか?あえてまた失政の時代に戻れというのはずいぶんと都合のよい要求というもんです。たまさか民主党に政権担当能力がなく(実際、現状そんな気がしてきた)、それを返上せざるを得ない日がきても、そんなことを二大政党による健全な政権交代とは言わないでしょうし、誰も望んじゃいない。

 ですが、幸いなことにというべきか、シブトいことにというべきか、政党は単体の生命体ではありません。そんな特性を意識してかせずか、谷垣総裁が良いことを仰いました。曰(いわ)く「みんなでやろうぜ」ー。これは自民党内部にではなく、むしろ民主党に向けて発するべき言葉ではないか。有用な臓器を活用すべく、合体して双方の病巣を切除。民主自民党(民民党?)として蘇生してくれた方が、ナンボましなことかと思いますが、如何ー。


 ホントに?
だとすれば自民党も相当懐が深いのか、ヤケノヤンパチなのかと思いますね。
幽体離脱(ゆうたいりだつ)とは、生きている人間の肉体から、心・意識が抜け出すという心霊主義での現象をさすそうだが・・・。
 「すでに死んでいる」体から抜け出す、この雨後の筍のような新党つくりは、一体何離脱と呼べばいいのでしょうね。

 たけのこ離脱?ジミンタイ離脱?(苦)
ユーモアのセンスあふれる方、なんかいいの無いですか?

   
何離脱?ああ気になるばい!

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2010.04.23 | | Comments(1) | Trackback(1) | ・2010参院選

NO.1578 タケノコとヒロシと 政治とカネと「舛添新党」と、 植草一秀と小沢一郎と。

 今年のタケノコは早いようで、さらにこの雨。
合馬のたけのこ”ってご存知ですか?

      筍

 福岡県は北九州市小倉南区合馬(おおま)産のたけのこです。

合馬のたけのこは、北九州を代表する食材として日本全国に出荷されています。
合馬は粘土質の赤土があり、たけのこの生産に適しており、合馬たけのこはアクが少なく、風味豊かでやわらかく舌触りは格別で、新鮮なものは刺身(生)でもお召し上がりいただけます。
特に「白子」と呼ばれる筍は最高級品で京都方面の高級料亭などでも高級食材として使われています。

 京都ブランドの筍に対抗すべく頑張っているようです。
 正月は「大間のマグロ」、春は「合馬のたけのこ」と覚えてください!


 ・・・いや、政治の話です。
確かあの方も北九州出身?

「みんなの党」に「たちあがれ日本」、「日本創新党」・・・お次は「舛添新党」こと「新党改革」だそうです。
あ、橋下徹が地域政党「大阪維新の会」なんてのも立ち上げていましたね。
「五十嵐仁の転成仁語」が面白おかしくチクリ!とやってます。

 「みんなの党」に「たちあがれ日本」、「日本創新党」に「舛添新党」。日本創新党だなんて、送信塔だか脳しんとうだか分からないような名前じゃなく、新党「ヒロシです」とでもすれば良かったのに……。
 新党が多すぎて、何がなにやら、こんがらがってしまいそうです。でも、みんな「反民主・半自民」ということでは共通しているようです。民主党を政権から追い出すために、自民党の別働隊として頑張ろうというわけですから。
 みんなの党は構造改革、たちあがれ日本は右翼、日本創新党は両方のミックス。ということのようですが、それなら舛添新党はどのようなスタンスを取るのでしょうか。

 出自も政策もバラバラ。どうして一緒になるのか、一緒になれるのか、理解できません。
 「このままじゃだめだ」「業績の上がらない経営者は代わるものだ」と言っていたのに、自民党という「会社」も「経営者」も「このまま」で、自分だけ飛び出すというのも、よく分かりません。
 落ち目で展望が開けない改革クラブに、舛添さんが入党して手を貸すということになりそうです。それでは、「舛添新党」ならぬ「介添え新党」ではありませんか。(以上、転載〕

 「送信塔だか脳しんとうだか分からないような名前じゃなく、新党「ヒロシです」とでもすれば良かったのに……。」なんて爆!!

 これを機に、お笑い芸人のヒロシが政治ネタ引っさげてカムバックしないかな。
「ヒロシです。・・・しばらく土の中で眠ってましたが、シーズンが来たみたいで・・・。
ま、筍は一瞬(旬)ですから、1ヶ月ぐらいは日の目を見たいとです。」
・・・なんて。

 「ヒロシです!」気晴らしにここら辺の動画でもどうぞ。

 こちらは、小汚い話。
コメンテーターの頃からテカテカギラギラで好きになれなかった舛添要一という男。
「舛添新党」はやっぱりカネが目当てのようです。
 「郵政民営化」で小泉純一郎に見出された舛添要一と「郵政造反組」で自民党を除名された荒井広幸参院議員と・・・、カネ目当ての野合に過ぎないではないか。

 本筋なら、自民党の大島理森幹事長がいってたように、比例代表選出ですから自民党の議席を返上し議員離職してから動くのが当然でしょう。

舛添新党「交付金目当て」改革ク内から反発(時事通信 4/22)

 舛添要一・前厚生労働相が党首となって作る新党が、既成政党の「改革クラブ」を母体とする手法をとることに対し22日、同党内から異論が出た。

 「改革クラブに交付された政党交付金目当てだ」と激しく反発し、離党者が出るなど、混乱が生じている。

 反発を招いた主な原因は、国から交付される政党交付金の扱いだ。舛添氏らがいったん改革クラブに入党し名称変更するのは、同クラブの持つ政党交付金の受け取り資格をそのまま受け継ぐ狙いがあると見られる。関係者は「政党交付金は、舛添氏を引き込むための餌だった」と指摘する。(後略)

  政党助成金(交付金)は、改革クラブには今年分の1回目として、20日に年額の4分の1に当たる3010万8500円が交付されたばかり。
 
ちなみに、今年の政党助成金(交付金)の配分は以下。(日本共産党は「憲法違反」と受け取りを拒否)
   ▽民主党・・・172億9700万円(前年比36億3700万円増)
   ▽自民党・・・103億7500万円(同36億500万円減)
   ▽公明党・・・23億8900万円(前年比2億2900万円減)
   ▽社民党8億6400万円(同2600万円減)
   ▽国民新党3億9700万円(同2200万円減)
   ▽みんなの党3億6100万円(同2億4800万円増)
   ▽改革クラブ1億2千万円(同4300万円増)
   ▽新党日本1億3500万円(同4600万円減)

 年間約320億円が 4回に渡って交付される。

 1994年に強行された「政治改革」では、政治腐敗の温床である企業・団体献金は禁止のために、国民の税金を原資とした政党助成制度が導入されたはずだったが、企業・団体献金は禁止されず、温存されたまま、日本共産党を除く各政党は”濡れ手に泡”の政党交付金を掴んできた。。
16年で5000億円を超える。
当道場は、これこそムダ!事業仕分けしろ!と重ねて訴えます。


 さて、事ほど左様に、政治と金の問題は政治を歪めているのだが。

 植草一秀の『知られざる真実』は、繰り返すお題目自体は当たってはいるが、あまりにも現実離れした民主党への幻想を振りまいているのではないか。

米官業が支配する日本政治構造を打破するために、必要不可欠なことは、
①米国に対して言うべきことを言うこと
②官僚天下り利権を根絶すること
③企業団体献金を全面禁止すること
の三つである。

参院選に向けて新党が雨後のタケノコのように乱立しており、主権者国民は目をくらまされかねない。この状況のなかでは、基準を単純化する必要がある。結論を示せば、③企業団体献金全面禁止をかならず実現するのかどうか、この一点に絞って参院選に臨むことが必要と考える。

 植草氏の繰り返しの訴えも届かないようですね。

企業献金禁止法案 小沢氏、今国会の成立見送り表明(朝日)2010年4月22日21時52分

 民主党の小沢一郎幹事長は22日、鹿児島市内で連合鹿児島幹部らと会合し、企業・団体献金の禁止を盛り込んだ政治資金規正法改正案について「現在の与野党の関係からすると非常に日程的に厳しい」と語り、今国会の成立は見送る考えを示した。

 民主党は政権交代後、鳩山由紀夫首相や小沢氏をめぐる「政治とカネ」の問題が問われ、自浄能力をアピールするため、今年1月下旬の党政治改革推進本部で全面禁止を盛り込んだ改正案を議員立法で提出する方針を確認した。与党は3月上旬、改正に向けた与野党協議機関設置を野党側に呼びかけていた。

 政治とカネを巡る疑惑に、一転攻勢に出たかに見えた小沢一郎と民主党だったが、やっぱりポーズでしかなかったといわれても仕方あるまい。

 
!!!!!

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2010.04.23 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・政治と金の問題Ⅲ

NO.1577 「国際競争力」論 ①「構造改革」正当化の呪文

 民主党も「国際競争力」の呪いにかかっているようだ。「国際競争力確保の観点から法人税率を引き下げる」・・・と。

      さぶっ3255

法人税率引き下げを提言 民主研究会が公約素案(東京新聞 2010年4月20日 21時35分)

 民主党の参院選マニフェスト(政権公約)づくりに当たる成長・地域戦略研究会(大畠章宏会長)は20日の役員会で、国際競争力確保の観点から法人税率を引き下げることや、厳しい財政事情を踏まえ予算額上限を定める概算要求基準(シーリング)を復活することなどを盛り込んだ素案をまとめた。

 同研究会で今後さらに内容を詰め、5月10日までに公約原案を取りまとめる「マニフェスト企画委員会」に提言。最終的には「政権公約会議」(議長・鳩山由紀夫首相)が5月末までにマニフェストを決定する運びだ。

 衆院選公約では中小企業に絞った法人税減税を打ち出しており、方針転換を図った形だ。シーリングは政権交代後にいったん廃止していた。

 素案はこのほか「消費税を含む税制の抜本的な改革を行う」と明記、「デフレ脱却に向けた数値目標を示す」としている。ただ消費税率に関しては、首相が4年間の衆院議員任期中は引き上げないと明言しており、公約への盛り込みは見送られる公算が大きい。(共同)

 「大企業が強くなれば、いずれは国民の暮らしが良くなり、経済も成長する。そのためには大企業の国際競争力が、一番大事だ。」という。
 そして、財界・大企業は「国際競争力」のために賃金は上げない、法人税は下げろという。  

「国際競争力」という呪文
 「国際競争力」と呪文を唱えれば、政府も国民も思考停止に陥り、大企業の思う壺になりそうな有様だ。
今日はこの「国際競争力」という呪文について考えて見たい。

 この呪文は、自公政権の「構造改革路線」の専売特許でもあった。
その結果は、ご覧のとおりである。賃金の抑制と雇用破壊が進み、さらには法人税率の引き下げで、大企業はウハウハの大もうけをしてきたのだ。「構造改革路線」は、国民の暮らしや中小企業を犠牲に大企業がぼろ儲けをする仕組みを作ってきたのである。

 しかし、「日本は資源の無い国だから、資源を輸入しないとやって行けない」と言われると、「そのためには製品を輸出しないとやって行けない」となる。だから、「国際競争に負けてもいいのか」なんていわれると、「そうか、賃上げは我慢しなければいけないのか・・・」「法人税は安いほうがいいのか・・・」・・・となってしまいそうだ。
 こうして「呪文」がまかり通るのだ。

経常収支黒字なら問題なし
 暮らしと経済研究室主宰・山家悠紀夫(やんべゆきお)さんは、「日本は世界でトップクラスの黒字国。企業に増税して国際競争力が少しくらい弱くなっても大丈夫」と言っている。(しんぶん「赤旗」4月14日)

 2009年の日本の経常収支(貿易など国の対外経済取引の収支)は13兆円の黒字になっているという。
内訳は、貿易・サービス収支(商品の輸出入やサービスのやり取り収支)の黒字が2兆円。所得収支(お金の貸借などに伴う利子・配当のやり取りの収支)の黒字が12兆円。
 日本は1981年からずっと黒字で、世界でもトップクラスだそうだ。黒字でさえあれば必要なものは輸入できるので心配は要らないと。

 また、日本経済全体を見ると、2009年の総需要(GDP+輸入)のうち、輸入の占める割合は約11%。実に89%が個人消費や企業の設備投資など国内需要が占めている。だから、輸入が減ったからといって日本経済がダメになるということはないと。

 むしろ、国内で物が売れるようになることのほうが重要なことだ。
そのためには、雇用の安定と賃上げが必要だし、儲かっている大企業に応分の負担を求めることが必要だ、と。

 又、日本共産党の志位委員長は次のように話している。

内部留保と利益の還元で経済危機の打開を――日本共産党版「成長戦略」
 吉田 景気がなかなか本格軌道に戻らない。自民党と民主党で成長戦略でいろいろ議論していますが、何が原因だと思いますか。

 志位 どうしてここまで日本の経済状況が悪いかというと、私は、リーマン・ショック前の10年間に答えがあるとみています。その10年間で、大企業の経常利益は15・1兆円から32・3兆円に倍以上になっている。ところが、雇用者報酬――賃金は279兆円から最近では253兆円に1割も減った。直近でもボーナスの大幅減というデータが報道されました。

 つまり大企業が利益を上げても、働く人の収入は減っている。どこにお金がいっちゃったかというと、大企業の内部留保が142兆円から229兆円へと膨らんでいる。

 この内部留保がどういう形で現存しているか。この10年間で国内の設備投資――工場とか機械とかは少しも増えておらず、むしろ減っているのです。国内にお金が回っているわけではない。海外の子会社とか企業の株式の保有に回っている。

 つまり国内で正規社員を非正規社員に置き換えて吸い上げて、中小企業の単価を切り下げて吸い上げて、国内で国民から吸い上げたお金が、国内に回らないで海外のもうけに回されていく。一握りの大企業は大もうけを上げたが、日本のGDPはこの10年間で約500兆円ぐらいでまったく増えなくなってしまった。いまはもっと下がっています。「成長しない国」になってしまった。そして「国民が貧しくなる国」になってしまった。国内で国民から搾りあげたお金は、もっぱら海外での投資に充てられて、国内経済がいよいよ空洞化していく状況がおこっている。

 吉田 経済界からは「国際競争力」のためのものだという反論がありますが。

 志位 逆なのです。この10年間、「国際競争力」というかけ声で、正規社員を非正規社員に置き換える。中小企業の単価の買いたたきを野放しにする。「大企業が強くなれば、いずれは国民の暮らしが良くなり、経済も成長する」といってきたのに、その結果は、「成長しない国」になってしまった。「国際競争力」という掛け声ですすめてきた自民党流「成長戦略」の結果が、成長力の衰退と産業空洞化なのです。

 いまなぜ企業が国内に投資しないかといったら、需要がないからです。需要がないから国内に設備投資もしない。需要を求めて海外に逃げてしまう。この問題の解決の方法は、この巨額の内部留保と利益を社会に還元する。国民の暮らしに還元する。そして国内の需要・家計を活発にしていく。そのことによって国内の投資も活発になっていくでしょう。この道こそ、経済危機から国民の暮らしを守り、日本経済の健全な成長をはかる道になる。これは私たちの、まあ日本共産党版の本当の意味での「成長戦略」なのです。

 話が広がりすぎたが・・・。
「国際競争力」とは、あくなき儲けを追求する「構造改革」を正当化する呪文に過ぎないということでした。
財界・大企業優先の政治では、この呪縛からは抜け出せない。

 ★参考:NO.1563 二つの”呪縛”からの解放こそ・・・その①
            http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1623.html

   
呪文に打ち勝たないかんばい!

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2010.04.23 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・ルールある経済社会を

NO.1576 官房機密費の真実 野中広務氏が暴露 予算は14億6000万円 これこそ事業仕分けしろ!

 鳩山総理は、官房機密費の使途を全面公開すると約束していたが、これを反故にして、1年間かけて使途等を検証し、「できる限りの透明性の確保を図る方策」を検討するなどとややこしいことを言っている。


 そんなのんきなことをいっている場合じゃないだろう。

 官房機密費の党略的・私的流用の実態が 明らかにされた。
自民党の小渕政権で内閣官房長官を務めた野中広務氏が、19,20日のTBSのニュース番組で暴露したのだ。
ユーチューブに動画があった。これは必見!

 野中氏は、「もうやめて死んでいくから」「これからの民主党が本当に国民のためになる機密費運用をやってくれるために」「正確に言っておいた方がよい」と暴露の動機を語る。

国会対策に用いられた機密費の実態
 毎月、首相に1000万円、衆院国対委員長と参院幹事長にそれぞれ500万円づつ「もっていかなきゃならなかった。」
「国会を動かしていくのに必用だったのでは」「野党工作がいるときだったから」と、官房機密費が野党工作や国会対策に使われていたことを示唆した。

 さらに首相経験者には盆暮れの年2回、「顧問料みたいなもの」として100万円ずつ渡していた。
これらは、歴代官房長官から引き継がれた「引き継ぎ帳」に明記され、毎月の固定費が5000万円にのぼり、多い月には7000万円以上になったことを明らかにした。

 政府は文書はないと言っていたが、「引継ぎ帳」があったのだ。
 
 野中氏は、「外交のためには明らかにできないものもあるが、そのほかは公開し、透明化しておく必要がある」と言う。

言論工作にも機密費
 また、「評論をしている方々に、盆暮れにお届けをするというのが(引継ぎ帳に)額までかかれてあった」と延べ、複数の政治評論家への”付け届け”の事実も証言。
 言論界にカネをまいて世論を操作していたことも暴露した。

こすいタカリ政治屋も
 呆れた話も出た。
小渕総理が、「引退した政治家が、家を新築したから3000万祝い金をくれといって来たが、どうしたものか」と相談があった・・・と!!
 外遊の餞別などはよく知られている話だが、私的流用もはなはだしい。


 この報道について問われた平野博文官房長官は、「知らない」「それは自民党時代の話」と涼しい顔をしていた。
一方ではこんな軽口も!

>平野官房長官:選挙での資金提供話 「今思えば機密費」


 平野博文官房長官は22日、東京都内のホテルで開かれた新党大地の鈴木宗男代表の政治資金パーティーであいさつし、鈴木氏が自民党総務局長だった時期の大阪府知事選の際、「5000万円なら出そう」と打診してきたことを披露し、「今思えば、そのカネは官房機密費(内閣官房報償費)から出ているんじゃないかな」と述べた。

 平野氏は鈴木氏が機密費に関する質問主意書を多く出していることにも触れ「パーティーにはポケットマネーで参加させていただいた。主意書がなければ、ひょっとしたらそこ(機密費)から出したかもしれない」とおどけてみせた。

平野氏自身が民主党大阪府連幹事長時代の大阪府知事選でのこと。当時のの政権が機密費を選挙対策に使ったんじゃないかという。
 こいつはホントにアホちゃうか?!


 今年の内閣官房機密費の予算は14億6000万円。
もはや機密費の味を占めた民主党には、手をつけられないか・・・。
これこそ事業仕分けしろ!



次に出た証言、こちらもどうぞ!!(追記:2010/5/13)
  ■NO.1619 官房機密費の実態 武村正義元官房長官語る
      http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1694.html



 機密費問題を一貫して追及して来たのは日本共産党だ。

官房機密費の詳細な使途明るみに/志位委員長が内部文書公表

官房機密費の詳細な使途 明るみに
宮沢内閣・加藤官房長官時代
高級背広代、パーティー、せん別…「国家機密」に値するものなし
志位委員長が内部文書公表


官房機密費の実態をしめす内閣官房内部文書の公表にあたって
――政治腐敗の奥深い闇に、いまこそメスを
2002年4月12日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫


注目のキーワード 機密費

 なお、「上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場」も、内閣官房機密費については綿密なフォローをしているので紹介しておきます。


機密費とは

 予算では「報償費」として計上されています。戦前、会計検査の対象から外され、使途がほとんど不明だった「機密費」の系統をひくものです。

 歴代政府は「報償費」の目的について、「内政、外交を、円滑かつ効果的に遂行するため、その都度の判断で機動的に使用する経費であり、国政の遂行上不可欠のもの」と説明してきました。

 支出先の証明や使用目的の公開も不要で、領収書もいりません。官房機密費であれば、大臣官房の会計課長が官房長官に支出した段階で、国の予算支出は終わりとされているからです。そのため会計検査院の検査も形だけで、官房長官の支出先までは及びません。

 政府は一貫して使途の公表を拒否しつづけています。2002年度予算では官房機密費が14億6千万円、外交機密費が33億4千万円。官房機密費の計上額は、じつは表向きで、外務省機密費から官邸に「上納」しているとの疑惑がもたれています。


   
 官房機密費の使途を全面公開し、事業仕分けしろ!

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2010.04.22 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・政治と金の問題Ⅲ

NO.1575 これが鳩山総理だったら・・・!

 これが鳩山総理だったら・・・!
政権の支持も回復し、国民的な団結も作れようと思うのだが・・・。

 秘書課広報室の村野瀬玲奈さんが、「共産党・志位委員長が駐日米大使と会談し、基地撤去を求めたニュース」を紹介し、

共産党の志位委員長と駐日アメリカ大使が初めて会談したということは十分に大きなニュースだと思いますが、あまり取り上げられていないように思うので、ここで記録しておきましょう。

そして、ここで共産党の志位委員長がやったことは、本来は民主党の仕事のはずなのです。
(中略)
沖縄や日本を代表してアメリカ相手に外交をしているようにはなかなか見えない民主党政権に代わって、共産党の動きに期待します。

と書いていますが、私も、本来は鳩山総理の仕事のはずという思いで転載しておきます。

2010年4月22日(木)「しんぶん赤旗」より。

志位委員長、ルース米大使と会談
核兵器問題・日米関係で

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 日本共産党の志位和夫委員長は21日、ジョン・V・ルース駐日米国大使と在日米国大使館で会談し、核兵器問題と日米関係についての日本共産党の立場を伝え、意見を交換しました。
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NPT再検討会議の成功を
 志位委員長は、核兵器問題では、昨年4月にオバマ大統領にあてた書簡にもふれながら、来月3日からニューヨークで行われる核不拡散条約(NPT)再検討会議に出席し、この会議が「核兵器のない世界」にむけて新たな一歩を踏み出す会議として成功するために、唯一の被爆国の政党として最大限の努力をはかりたいと表明。日本共産党と米国政府との間で、核兵器問題での見解の相違はあるが、「核兵器のない世界」を目標にするという点で、大局的には協力が可能だと考えているとのべました。

握手
(写真)会談するジョン・ルース駐日アメリカ大使(左)と志位和夫委員長=21日、アメリカ大使館

 ルース大使は、「オバマ大統領への手紙を読みました。良い手紙でした」とのべるとともに、米国政府と日本共産党との間では、核兵器問題で見解やアプローチの違いがあるが、オバマ大統領が目標にしている核兵器廃絶では意見が一致している、とのべました。

普天間基地
「移設条件なしの撤去しかない」(志位氏)

 つづいて志位氏は、日米関係について、「私たちの立場を率直に伝えたい」として、普天間基地問題についての日本共産党の立場をのべました。

 志位氏は、沖縄の情勢について、県議会は全会一致での決議で、さらに県内41市町村長すべてが「県内移設反対」を表明していること、名護市新市長は「海でも陸でも新基地建設に反対」と明言していること、4月25日には大規模な県民大会が予定されていることをのべながら、「沖縄の情勢は決して後戻りすることはない限界点をこえている」と指摘。鹿児島県徳之島での反対集会にも言及しながら、「もはや沖縄県内はもとより、日本国内のどこにも、『地元合意』が得られる場所はないと、私たちは考えています。普天間基地問題の解決の唯一の道は、移設条件なしの撤去しかありません。これが私たちの主張だということをお伝えしたい」とのべました。

 ルース大使は、米軍基地問題では意見が異なっているとのべ、日米安保条約と在日米軍再編合意の重要性を強調しました。同時に、「在日米軍基地のインパクト(影響)を軽減しなければならないと認識しています」とのべました。普天間基地に関しては、現行のキャンプ・シュワブ案が最善で実現可能なものと考えていると表明しました。

 志位委員長は、「日米安保条約にたいする見解は異にしますが、かつて1969年、日米両国政府は沖縄の施政権返還で合意したことがあります。これは沖縄と日本の運動をふまえての、サンフランシスコ条約(第3条)の壁を超えた決断でした」とのべ、「いままさに同じような決断が求められる歴史的岐路に日米関係が立ち至っていると考えます」とのべました。そして、日本共産党の主張が、日米両国間の本当の友好を願ってのものだということを強調しました。

 ルース大使は、「立場の違いはあっても、敬意をもってオープンなコミュニケーションを持つことが重要と考えています」とのべました。

 会談には日本共産党から緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者、笠井亮国際委員会副責任者・衆議院議員、森原公敏国際委員会事務局長が、米国大使館からロバート・ルーク政務担当公使、ジェローム・ライアン政治部2等書記官が同席しました。


   
 共産党、もっと大きくしてやらんといかんな!

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2010.04.22 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・日本共産党Ⅰ

NO.1574 障害者運動 新たなスタート 「障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会」結成

 これは、日本の社会保障史に残るであろう勝利の和解だ。

      さぶっ3255

 福祉・医療サービスを利用するために、自己負担(原則1割の応益負担)は憲法違反だとした障害者自立支援法違憲訴訟が21日、東京地裁で開かれ、同法の廃止などを盛り込んだ和解が成立した。
 
 全国原告・弁護団と国(厚生労働省)は1月7日、(1)速やかな応益負担の廃止(2)2013年8月までに同法を廃止し新たな総合的な福祉制度の実施―などで基本合意していた。

 これで、2008年10月31日から始まった全国14地裁、71人の原告たちの訴訟はすべて終結した。


 裁判の終結を受け、「障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会」が結成され、日本の障害者運動は新たなスタートを切った。

 二つの記事を転載。

2010年4月22日(木)「しんぶん赤旗」

障害者 新たな出発
基本合意の完全実現をめざす会結成
国との和解受け 安心できる社会へ

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 「総合福祉法づくりへの新たなスタートだ」―。障害者自立支援法違憲訴訟の和解を受けて21日、「障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会」(略称=めざす会)の結成集会が東京都千代田区の弁護士会館で開かれました。集会には原告や家族、支援者、弁護士ら290人がつめかけ熱気にあふれました。
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 同訴訟の勝利をめざす会の三澤了・共同代表世話人があいさつし、「全国の原告71人が1人も欠けることなく、勝利のうちに和解で訴訟を終わらせることができた。これでたたかいが終わったわけではない。国の障がい者制度改革推進会議で総合福祉法の部会も始まります。障害者が地域で生き生きと暮らすことを支えるしくみをつくる、新たなたたかいの第一歩です。今後も力を合わせ、国に向けて粘り強く声をあげていきましょう」と呼びかけました。

 この日、東京地裁の最終弁論に立った原告の家平悟さんが「最後に訴えたかったのは、(障害が重いほど負担が重くなる)応益負担(原則1割)をいますぐにもやめさせること。この国の福祉制度は家族による介護を前提にしているが、障害者が個人として生きる権利を絶対に獲得する決意です」と力をこめました。

 竹下義樹弁護団長は「4月21日は、この間の訴訟闘争の結実であるとともに、今後も原告、めざす会、弁護団の3者の力の一体性を弱めることなく、新たな運動にとりくんでいこう」とのべました。

 参加者は、基本合意の完全実現を求めて引き続き運動していく決意を込めた集会アピールを大きな拍手で採択しました。

合意にもとづき第1回定期協議
 めざす会の結成集会につづいて、基本合意文書にもとづく第1回の定期協議(検証会議)が弁護士会館で開かれました。長妻昭厚生労働相が冒頭、「自立支援法にかわる新しい制度をつくっていくうえで一番重要なのは現場を知り、つぶさに把握すること、今後も必要な調査をしていきたい」とのべました。

 各地の原告などから、応益負担の速やかな廃止、自立支援医療の負担の是正など多くの要望や質問が出されました。


【社説】障害者自立支援 権利と尊厳を守り抜け(東京新聞 2010年4月19日)

 障害者自立支援法をめぐる違憲訴訟は、全国で和解が相次いでいる。国が支援法廃止を確約したからだ。取って代わる障害福祉法制も、国のご都合主義で障害者の権利と尊厳を脅かすようでは困る。

 四年前に施行された障害者自立支援法は、国の財政難を背景に福祉サービス利用料の一割負担を求めた。だが、障害が重いほど負担がのしかかる仕組みは、とりわけ低所得層の反発を買った。その怒りと悲しみは二〇〇八年十月以降、全国十四地裁での違憲訴訟にまで発展した。

 障害者が住み慣れたまちで、学んだり、働いたりしながら安心して暮らす。そのためには介護や訓練、治療といったサポートが不可欠だ。国はどこまでその責任を負うべきか。違憲訴訟は、障害者福祉制度が直面するそうした根本問題を見つめ直す契機になった。

 厚生労働省によれば、支援法施行前後を比べると、障害者(身体、知的、子ども)の九割近くで毎月の負担額が平均八千五百円余り増えていた。さらに、五割以上で、福祉施設で働いて得た工賃が施設に支払う負担額を下回った。その差額は平均七千円余りに上ったというから深刻だ。

 これでは障害者の自立を促すどころか、足を引っ張るようなものだ。障害者が司法の場に救いを求めたのもうなずける。

 政権交代を受けて国は一月、支援法を撤廃して新しい福祉施策を導入することを違憲訴訟の原告らに約束した。その代わり、原告らは今月二十一日、東京地裁での和解を最後に訴訟を終結させる。

 国は百七億円を手当てして、まずは低所得層の一割負担を本年度から停止した。だが、原告らが勝ち取ったといえる約束事全体から見れば当座しのぎにすぎない。

 衣食住をはじめ、教育でも就労でも、大多数の健常者がつくり上げた社会の仕組みに合わせて生きることを、障害者は強いられてきた。実はそれが障害者が歩んできた歴史だった。

 三年前に日本が調印した障害者権利条約は、そんな社会こそ変わるべきだとする。バリアフリーや手話通訳、点字翻訳、ガイドヘルパーなどの支援を社会が進んで提供するよう求めている。

 国はそうした理念に基づく障害者福祉の仕組みを実現してほしい。政策論議には障害当事者も加わっている。絶好の機会だが、責任も重大だ。障害者が暮らしやすい社会は、健常者も暮らしやすいことを忘れてはならない。


   
 基本合意の完全実現で、安心の社会を!

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テーマ:障害者作業所 - ジャンル:日記

2010.04.22 | | Comments(2) | Trackback(1) | ・障害者自立支援法2

No.1573 岡田外相「国外考えられない」? 「海兵隊=抑止力」は幻想 無条件撤去しかない。

 「5月決着」に向けて、いや、無条件撤去までしつこく監視しなければならない。
「逆走」から、ほとんど「暴走」ともいえる普天間基地問題。
徳之島「移設」も暗礁に乗り上げている。

      新緑3276

 いよいよ、無条件撤去しか解決の道は無いと思うのだが、
 ここに至っても、「国外は考えられない」という。

「国外考えられない」 普天間移設で岡田外相(東京新聞 2010年4月20日 19時50分)

 岡田克也外相は20日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について「日本の外にということは考えられない。政府として、しっかりと国内で移設先を決定する」と述べ、社民党が主張する国外移設の可能性を明確に否定した。

 政府が移設先として検討している鹿児島県・徳之島については「(反対集会に)あれだけの人数が集まったことは重く受け止めなければならない」と指摘。一方で「『地元の理解』を具体的に定義するのは難しい。(2006年に日米が合意した現行計画も)地元がもろ手を挙げて受け入れたわけではない」とも語った。

 岡田氏は、在日米軍が日本の安全保障に不可欠だとし、「国民には日本の平和、安全が何によって確保されているか、ぜひ考えてほしい。根本を忘れると議論は迷走してしまう」と強調。鳩山由紀夫首相が就任前に唱えていた在日米軍の「常時駐留なき安保」に関しては「10年ほど前に今の民主党の安保政策を作った。その時点で完全に消えている」と指摘した。

 2006年の日米合意も、「地元がもろ手を挙げて受け入れたわけではない」から、徳之島もいくら反対があろうとごり押しでねじ込むこともできるんだと言わんばかりの傲慢さは論外である。

 岡田外相発言の言外には、「米軍・海兵隊の抑止力が、日本の平和、安全を守っている」というものがある。

 しつこく、「海兵隊=抑止力」は幻想だと言いたい。

 鳩山総理も「沖縄におけるアメリカの海兵隊は、わが国への侵略に対する抑止力としての機能がある」と言っている。

「日本防衛」の任務を持たず
 しかし、アメリカの海兵隊というのは、どういう軍隊か。当のアメリカが明言している。
1982年、レーガン政権時代のワインバーガー国防長官は、「沖縄の海兵隊は、日本の防衛には充てられていない」――「日本防衛」の任務を持たないと米上院歳出委員会で文書で証言している。
1991年には、ブッシュ政権時代のチェイニー国防長官が、沖縄の海兵隊が「世界的な役割を果たす戦力投射部隊」――つまり世界的規模で「殴り込み」をかける部隊だと米議会で証言している。

 防衛省自身も、「在日米軍及び海兵隊の意義・役割について」は、強襲揚陸艦で上陸し内陸の重要目標に侵攻したり、空母からヘリで内陸の目標を制圧したりする「着上陸」作戦などを挙げて、「わが国への侵略」に対する防衛部隊ではなく、敵地への“殴り込み”部隊であることを認めている。

 しんぶん赤旗は、元政府高官や専門家の異論なども紹介している。

 元政府高官や専門家が異論
「朝鮮半島有事」や「中台紛争」を念頭に「沖縄における米軍は、迅速な対応が可能」であり、「アジア太平洋地域の平和と安定に大きく寄与」(前出の防衛省資料)しているという主張もあります。

 しかし、こうした主張には、日米同盟強化論者の元政府高官や専門家からも異論が上がっています。

 内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)だった柳沢協二氏は「沖縄に海兵隊がいなければ韓国を防衛できない問題ではない」「中台(問題)は…軍事的には解決がつきにくいので、ストレートに海兵隊という陸上兵力まで使うというシナリオはなかなか描けない」と指摘。「海兵隊というのは、…この地域の抑止力として、どれだけ不可欠なのか、非常に疑問に感じる」と述べています。(毎日新聞ホームページ)

 また、鳩山首相の諮問機関「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」のメンバーである中西寛京都大学教授も「元々、米国にとって海兵隊の基地が沖縄である戦略的必然性はさほどない」と述べています。(「毎日」2月17日付)

 「アジア太平洋地域の平和と安定」のためには、それをつくり上げる外交努力がなによりも大切です。北朝鮮の問題では、「6カ国協議」を復活させ、平和的な解決を目指すべきです。中国の問題でも米中、日中の経済的相互依存関係はこれまでと比較にならないほど深まっています。

「迷路の深み」抜け出すには
 しかも、沖縄の海兵隊は、東アジアの紛争に備えて張り付いているわけではありません。イラクやアフガニスタンに恒常的に兵力を派遣しています。

 2004年のイラク・ファルージャの住民大虐殺でも最前線に立ちました。加えて、韓国、豪州、東南アジアなどアジア太平洋全域で演習を実施しています。(08年は80回)

 沖縄国際大学の佐藤学教授は「海兵隊は地球規模で演習をして回っている。幻想の抑止力だ」と強調します。(以上、転載)

 鳩山政権が暴走をストップし、「迷路の深み」から抜け出す唯一の道は、「海兵隊=抑止力」論の幻想を乗り越え、普天間基地の無条件撤去の立場に立つしかないのである。

 米側は、「移設」案が海兵隊の軍事的要求を満たさない場合は、普天間に居座ると脅しをかけている。
そして、米国防総省は現在、5年に1度の普天間基地の滑走路改修を行っているし、、防衛省は現行案に沿って、キャンプ・シュワブ内での兵舎新築を続けている。
 
 米軍の駐留経費の実に80%を負担している(例えばドイツは20%)日本の気前よさに甘えて、「殴りこみ部隊」=「侵略軍」の居座りなんてもってのほかである。

無条件撤去しかない!
 普天間基地問題のもともとの出発点は、1995年9月に発生した米海兵隊員3人による少女暴行事件にある。
これをきっかけに、在日米軍基地の75%を押しつけられ、基地あるがゆえの苦しみを背負ってきた沖縄県民の怒りが爆発し、米軍基地の整理・縮小、とりわけ普天間基地の無条件返還を要求したのだった。

 米軍が戦時国際法に反して住民の土地を銃剣とブルドーザーで不法に暴力的に占拠したことが沖縄の米軍基地問題の始まりだ。「移設先」などありえないのだ。米国自身も「世界一危険」と認める普天間基地。
無条件撤去しかありえないのだ。

 25日の沖縄県民大会の実行委員会が開かれたことがラジオで流れている・・・。
大成功を願うものだ。 

   
 無条件撤去しかない。「基地はお持ち帰りを」と対米交渉を。

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2010.04.21 | | Comments(0) | Trackback(4) | ・普天間基地問題Ⅱ

NO.1572 「民意を勉強」?それでも、「民意の表れの一つだ」と言い張る!

 徳之島の島民の皆さんの民意の表れの一つだと理解している。民意を勉強しながら、真剣に検討しているが、具体的な内容は答えられない」

      さぶっ3264
      クロモジの若葉。この木は根付きが悪い・・・植木屋さんもそう言ってた      
      年々株が小さくなってきた。今年までで消滅かな?
 

 普天間基地問題をめぐって、徳之島の「移設」反対大集会(18日)についての鳩山総理大臣のコメントである。
言語明瞭意味不明!?
「腹案」を出す前に反対が大きくなり、トチ狂ってんじゃないだろうか。

 徳之島案を関係閣僚会議で決定したいとした昨日、鳩山総理は「徳之島の皆さんには正式にまだ申し上げている状況ではない中で、不安ばかり募らせてしまったということに関してはおわびを申し上げなければいけないと思っている。沖縄のみなさんが大変過重な負担の中で苦しまれてきた。それを国民全員で分かち合う気持ちを示していただきたい」ととぼけたことを言っていた。

 これに対し徳之島側は、明快だった。 
 「強行してくるなら、島民の断固反対の意思はますます強くなる。米国と地元を説得することはほぼ不可能だ。もはや政府が打診してきても意味がない」(大久保明・伊仙町長)

 「鳩山首相が『会いたい』と言ってきても会うわけにはいかない。会ったら1万5千人の民意をけなすことになる」「島民に火を付けてから、(徳之島)3町長に『火を打ち消せ』と言われても遅い。首相であろうと誰であろうと、もう火は消せない」(大久幸助・天城町長)

 こうした状況の中、滝野官房副長官が動いたそうだ。
官房長官との面会要請、徳之島3町長が拒む 普天間問題(朝日 2010年4月20日16時47分)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、鹿児島県の徳之島、天城、伊仙の3町長は20日、伊仙町役場で会見を開き、滝野欣弥官房副長官から同日、普天間移設問題について平野博文官房長官との面会の打診があり、3町長として面会を断ったことを明らかにした。

 普天間移設問題で、鳩山政権から徳之島3町長に正式な打診があったのは初めて。

 3町長によると、滝野氏は20日午後、3町長にそれぞれ電話で「普天間移設問題について、早い時期に平野官房長官と鹿児島市で会って欲しい。1万5千人が参加した18日の集会の状況についても聞きたい。3町長の合意があれば、鹿児島知事も同席させたい」と打診したという。それに対し、3町長は「島民の民意が覆ることはない。普天間問題で会うことは出来ない」などとして面会を断った。

 反対の意志を明確に示しているのに、「 民意の表れの一つ」などと言っては、直接会ってねじ込もうというのか。
ここまで鳩山政権は追い込まれていると見るべきだろう。

 電話を受けて、3人の町長は伊仙町役場に集まり、対応を協議し、面会を断ったそうだ。

民意は結論が出ている

 「きょうの電話で、官房長官に会ってくれと何度も言われたが、会うことはできないとお断りした。わたしたちは、ほぼ結論は出たと思っているので、いかなる説明をしようとも徳之島の住民の思いは変わらない。振興策を提示すれば賛成する住民が増えるという見方もあるが、まったく逆だ。ますます反対の勢いは増えていく」(伊仙町の大久保明町長)

 「瀧野官房副長官からの電話のあと、3町長で協議した結果、わたしが断りの電話を入れた。官邸側は何とか一つお願いしますと、何度もおっしゃったが、会うことができないとお伝えした」(天城町の大久幸助町長)

 また、徳之島の3人の町長との同席を求められた、鹿児島県の伊藤知事は「3人の町長が断ったので、その機会はないだろう。反対集会のあとだから、3人の町長の考えはもっともだと思う。わたしは、政府の対応を批判、評価する立場にないが、地元や県議会など、すべて反対なので、今後とも公に反対する立場にまったく変更はない」と述べたという。

 頑張れ徳之島。
札束で顔をひっぱたかれてたまるか!

 それにしても、「民意を勉強」ってどういう意味や?!
 鳩山総理は、アホなのかしたたかなのか・・・?
往生際が悪い。
こういう姿勢に「口だけ民主政治」の正体が現れるのだ。

この問題、しつこく監視していこう。


追記:
読売新聞の「わずか10分、一方的に電話切る…怒る伊仙町長」には、電話を受けた大久保明伊仙町長の政府への激しい不信感をあらわにする様子が書かれている。

 (電話を取ると)「即座に回答します。18日の決起大会(反対集会)は大変な島民の熱意でした。足の悪い人も子供もみんな集まって基地は断固反対。決定的な民意ですよ」

「島民の反骨精神は、普通じゃありません。滝野さまがどうお考えか分かりませんけど、協議する余地はまったくない」

「一つ苦情を言わせてほしい」「私たちがせっかく行った(伊藤祐一郎知事と3町長が3月末に上京し、平野長官と面会した)のに、『徳之島のト、と言ったこともない』と。そんな不誠実な方に、私は会う気は全くありません。あの時に地元の考えを述べましたけれど、まったく反応がなかったわけですから」

「難しいとお思いだったら、なぜ会う必要があるんですか。直接話を聞けば、それで『決着だ』とされてしまう」「(集会の様子が知りたいなら)ビデオで見て、数えて下さい」

「政府の方に一町長がこのようなことを申し上げたら失礼だと思いますが、島の民意は結論が出ています。なぜ今から話をするんですか。お会いできません。よろしいですか」

 民意は硬い!

   
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2010.04.20 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・普天間基地問題Ⅱ

NO.1571 こどもは”明日への架け橋”

 きのうのNHK「ダーウィンが来た」で、面白い話があったので、
簡単に記録し、紹介しておきます。

      新緑3280

クリック→「ダーウィンが来た!生きもの新伝説 「サルの赤ちゃん 明日にかける橋」」

      チベットモンキー

 これでほとんど全てを物語っているのだが、解説は以下。

中国東部の黄山。岩山に絶えず沸き上がる雲海。山水画の世界が広がる秘境です。4月、私たちはチベットモンキーを求めて黄山の森に分け入りました。観察してみると、いつもけんかばかり。チベットモンキーはサルの中でも指折りの荒くれ者なのです。群れのオスはけんかを収める時、相手のお気に入りのサルの赤ちゃんを差し出します。

      13.jpg

 相手が受け入れれば、オス2頭で力を合わせて赤ちゃんを持ち上げます。まるで橋が架かるように見えることから、「ブリッジング」と呼ばれます。

      7.jpg

 チベットモンキーがブリッジングを発達させた理由は、住んでいる地形と深い関係があります。険しい渓谷に暮らすため、限られた食べものを巡って、隣接する群れとの争いが耐えません。他の群れと戦うためは、群れ内にオスの数が増えた方が有利。オスの数が増えた群れの中では順位争いが激化し、その緊張を和らげるために、相手と仲良くなろうと始まったのがブリッジングだと考えられています。

ある日、群れに入ろうして、ひどくいじめられている新参者のオスに出会いました。体じゅうケガだらけ。このオスが頼りにしたのもやはり赤ちゃんでした。赤ちゃんを抱き、リーダーの元へと向かう新参者。リーダーに赤ちゃんを差し出し、ブリッジングを行うためです。もし、リーダーが応じてくれれば、群れの一員になることが出来ます。果たしてその結末は?オスが赤ちゃんを頼りにして、明日を築くまでの波瀾万丈のドラマをじっくりと見つめます。


 チベットモンキーは、進化の過程で山地に追いやられてしまい、
エサが少ないために、テリトリーを守るために常にケンカをしている、猿の中でも最も荒くれ者らしい。
しかし、赤ちゃんを見ると一変、もう一つの優しい顔を見せる。

      猿

 赤ちゃんを利用して、つながるといえば、ちょっといやらしいが、
赤ちゃんは赤ちゃんで、こうして大人にかかわることで群れの中に存在の位置を獲得していくのだという。

 赤ちゃんの魅力がブリッジになり、仲間の心と心を結ぶ。
赤ちゃんは、”明日への架け橋”だという。

 「子は鎹(かすがい)」というが・・・。

自然はよくできたものだと思う。

 同じく昨日、福岡で3歳の子どもが虐待され、意識不明になっており、
両親が逮捕された
というニュースが流れた。

 もちろん、人間にとっても子どもは希望である。
しかし、現代社会では、信じられないような人間の姿があぶりだされている。

人間は難しい・・・、のだろうか?


   
・・・やっぱり子どもは”希望”だと思うな。

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【“NO.1571 こどもは”明日への架け橋””の続きを読む】

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2010.04.19 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・マスコミ・テレビ・新聞Ⅱ

No.1570 「古い自民党食堂」とメニューは変わらず たけのこ新党

 基本理念は「国民の自立」「地方の自立」「国家の自立」だそうだ。
確かに「自立」という言葉は耳ざわりがいいのだが・・・。

      さぶっ3263
      シロヤマブキ

 たけのこ新党のシーズンのようだ。
 昨日(18日)旗揚げをした「日本創新党」。山田宏・杉並区長や、中田宏・前横浜市長、斎藤弘・前山形県知事ら現職首長や首長経験者が結党した。

 中田、山田両宏氏は、「新しい歴史教科書をつくる会」の扶桑社版中学歴史教科書を採択させた首長だ。正体がわかろうというものだが・・・。

財界の主張丸出し

 その特徴は、「日本は三年後には財政破綻する」と危機感をあおりながら、財界の主張丸出しにある。
山田党首は、「自立心をはぐくむ国家作り」「防衛から始まって戦後の政治を総決算して、新しい政治を打ち立てる」と記者会見で語った。 
 「戦後政治の総決算」、・・・あの「中曽根元総理の新自由主義宣言」と同じである。

 「立党宣言」の中身は、「成長と改革による経済と財政の再建」が中心で、財界の主張そのままの「構造改革」路線を主張している。

 つまり、
この間、グローバル化の中で法人税減税や所得税の減税、労働の規制緩和が行われ国際競争をやってきた。しかし、日本の「税制や規制の改革は中途半端に終わった」という認識で、「小さくて賢い政府をつくり、自由で健全な市場を作る」事を目指すべきだと。

 政策面では、「『民間にできることは民間に』の構造改革路線を追求」「(法人税を)少なくとも三〇%程度にまで引き下げる必要がある」「『道州制』を導入する」などと、いままで自民党内で議論されてきた内容そのまま。

 「公立保育園の民営化」を実績と売り込み、ご他聞に漏れず、国や地方の公務員を3分の2に減らすなど、リストラ計画も打ち出している。

 そして、歴史修正主義者の集まりらしく、「伝統的価値の再興」もちゃんと謳っている。

 「財界の主張丸出し」に関してもう一つ。
 消費税増税に関して、党首の中田氏は「ただ単に消費税を引き上げるとかの議論では視野が狭い」と言いだし、「法人税の引き下げとセットだ」と述べたそうだ。これは、先日「成長戦略2010」を打ち出した財界・日本経団連の主張そのものだ。

 
 どういったものだろう。
政治が行き詰ると、必ず新党結成の動きがあり、政界再編が話題に上り、メディアが手放しに持ち上げる。

 渡辺喜美の「みんな党」の主張は、

・小泉改革は中途半端だ、いっそうの「構造改革」を推進する。
・国家公務員は10万人削減、道州制を導入する。
・米軍再編への協力を含め、日米同盟を基軸とする。
・改憲派の新憲法制定推進大会に連帯する。
・・・というものだ。

 平沼赳夫・与謝野馨の「たちあがれ日本」の主張は、

・「自主憲法制定」を綱領で前面に掲げる。
・財界が求める「消費税率引き上げ」を結党宣言に掲げる。
・「日米安保のおかげで日本が…平和を維持してきた」として「日米同盟基軸」を結党宣言で主張。
・・・というもの。

 「小泉改革の継承宣言党」と「消費税増税と改憲派合体党」と、そして「財界主張丸抱え党」と・・・。
しかし、私にはテレビで見る顔ぶれが違うだけで(知的な人は一人としていないが・・・とくにあの中田宏はチンピラ風で好きになれない!)、政策の違いは見当たらない。三者一様である。

 国民から閉店を余儀なくされた「自民党食堂」のメニューを、新しいペンキで書き直し張り替えただけの。
いわば「もっと旧い自民党食堂」ではないか。
店主のイチオシメニューがちょっと違うだけで、味付けも大して変わらない。
いや、味付けをもっと濃くした国民の健康に悪いものだ。

 或いは、メニューを絞り専門店化を狙っても、仕入れは自民党御用達の財界・大企業とアメリカ宗主国、したがって代わり映えのしようがない!・・・というところ?

 ・・・「構造改革定食」「消費税増税定食」「日米同盟基軸定食」「改憲定食」・・・、以上が基本で、トッピングや添え物に多少の違いあり。イチオシは、これら全部が入った「てんこ盛りジミン定食」。もっともシンプルメニューの「日の丸・国粋弁当」と「アメリカン・ウォー・ドッグ」は、テイクアウト可で共通味付けで品質管理されてます。(笑)


 メディアは「第三極」などと、中身の検証もなく無批判に報じる。

「民主もダメ、自民はウンザリ」・・・。
そこへもって、こんなコテコテの味付けの「古い自民党食堂」に並ぶほどに国民は味音痴なのだろうか?

追記:
秋原葉月さんのお薦めで 、サイドメニューに「地方分権道州制定食」も加えることにしました。
 
   
筍の美味い季節ですが、食えないものもあるぞ!!

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2010.04.19 | | Comments(8) | Trackback(8) | ・2010参院選

NO.1569 何をかいわんや!開いた口がふさがらない・・・。しかし、「動けば変わる!」

 この政権は一体何を考えているのだ!?
普天間「移設」を徳之島に正式に要請するだと?

      さぶっ3262

普天間移設、徳之島に正式要請へ 地元は反発、難航必至(朝日 2010年4月19日3時4分)

 鳩山政権は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として検討している鹿児島県徳之島について、今月中にも県や同島の3町の首長に正式に受け入れを要請する方向で調整に入った。米側が地元の同意が交渉入りの前提との姿勢を崩していないため、5月末までの決着のために、早期に地元との交渉を始める必要があると判断した。

 だが徳之島では18日、主催者発表で1万5千人が集まる大規模な反対集会が開かれ、「移設に断固として反対する」とする決議を採択した。伊仙町の大久保明町長が「政府が移設を打診してくれば、墓穴を掘る」と述べるなど、徳之島、天城、伊仙の3町長はいずれも強く反発。伊藤祐一郎県知事も反対を表明しており、難航は必至だ。
(中略)
 普天間問題に関係する一部の閣僚は、すでに地元への正式な要請に向けた協議を開始。25日に沖縄で予定されている県内移設反対集会後で調整している。政府高官の一人は「移設先は徳之島しかない」と明言。「政府が説明しないままこのような事態になっている。何も言わずにいると5月になる。とにかく表に出すことが必要だ」と述べた。


「政府の正式な意思表示がないことで地元に混乱を招いているとの判断もあり、交渉を動かす方針に転換した。」とも報じられている。

 何をかいわんやだ!
正式打診だろうと非公式な動きだろうと、徳之島の民意ははっきりしているのだ。
徳之島では、昨日、島内人口(約2万6千人)の約6割1万5千人もの住民が、
「基地はいらん」「島に指一本ふれるな」「長寿、子宝、いやしの島に米軍基地はいらない」と、
抗議の大集会を開いたばかりだ。

      徳之島集会
     
大規模集会は、3月7日、28日に続き3度目だ。島民の意志ははっきりしている。

 昨日の集会の決議文は以下。(sadaokaさんのところから拝借)
 

徳之島集会の決議文

 徳之島への米軍基地移設に反対するために、本日ここに島内の老若男女一万人が集いました。
徳之島内外から、熱い思いで結集された皆さん、この美しい自然と、島ん人の「結いの心」共同体を、米軍基地は消し去るのです。私たちは基地の移設に断固反対して政府が断念するまで闘います。奄美の祖国復帰運動にも勝る、島を守る「民族危機」の叫びです。

 徳之島及び国内への基地の分散は、軍拡であり、軍縮という世界平和の流れに逆行するものです。
「地域振興に米軍基地が有効」という声がありますが、この10年間、振興策として600億円も投入されてきた名護市では、逆に市債残高が増加し、失業率の増加、法人税の減収など市の経済は困難をきたしています。

 島の自然も文化も、太古の昔から、先祖からの預かりもの、傷つけず未来の子どもたちに届けなくてはなりません。
徳之島は世界的にも貴重な希少動植物の保護活動を推進し、世界自然遺産登録を目指しています。

「長寿、子宝、癒しの島に米軍基地はいらない!」

 私たちは徳之島への移設を断固として反対します。

 大会スローガン

1、徳之島への米軍基地、訓練基地移設に断固反対する。
2、徳之島は豊かな自然に恵まれている。私たちは希少動植物の保護活動を積極的に推進し、世界自然遺産登録を目指す。
3、私たちは農業を中心とした、観光振興を目指す、そのために振興策に名を借りた環境破壊を許さない。

以上 決議する


 大久保明・伊仙町長が「本土復帰はみんなの心が一つになった私たちの誇りだ。今日はその誇りが結集した。私たちの言葉は米国に届き、日本政府にも届く」と発言したが、
この国の政府は、国民の声には耳が聞こえないのか?
アメリカ言いなりの耳しか持たないのか?

徳之島 
徳之島

 徳之島は鹿児島県奄美群島の島の一つ。
面積は約247平方キロ。人口は徳之島、伊仙、天城の3町で計約2万6000人。
太平洋戦争中は旧日本軍の飛行場があり、特攻隊の中継基地としても使われた。
戦後は米軍軍政下に置かれた後、1953年に日本へ復帰。
徳之島空港は2000メートルの滑走路があり、1日2路線6便が就航している。

憤懣やるかたない、月曜日。

 (追記)
しかし、今日の「しんぶん赤旗」「潮流」子によると、徳之島の集会の呼びかけポスターの標語は「動けば変わる!」だったそうだ。

「島があぶない
4・18 動けば変わる!
米軍基地移設断固反対1万人集会~子どもたちにも伝えたい島への想い~
雨天決行」




   
そうだ、動けば変わる!!

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テーマ:沖縄米軍基地問題 - ジャンル:政治・経済

2010.04.19 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・普天間基地問題Ⅰ

NO.1568 ”探すのをやめたとき、見つかることもよくある話で・・・”  「夢の中へ」

 これから1ケ月、新緑が鮮やかな季節。
でも、今日はどんよりとした福岡地方です。

      新緑3274


      新緑3275

 「林の中に住みたい」想いですが、
わが庵の木々はいつになったら林になってくれるのでしょう。


 公休日の月曜日。
朝から探し物。
鍵が見つかりません。

いやな性格で、一つ、あるべきものがあるべきところにないと、
次に進めない。
・・・母屋と離れの庵を行ったり来たり・・・。

 「家の中じゃなくて、どこかに置いたんじゃないの?」
またかという顔で、妻はやさしく?言い残して出勤した。


ため息をつきながら、気分転換に庭の草取りをしていたら!

えっ?
こんなところに紐が・・・!

      新緑3277

あった!


      新緑3278

 ”探すのをやめたとき、見つかることもよくある話で・・・”

そんなことって、・・・あるなあ。

   
・・・やっと「夢の中へ」行けるでしょうか??

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2010.04.19 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・ゆう楽庵つれづれⅢ

NO.1567 「移設先」など、日本中どこにもない! 徳之島で1万5000人集会。

 「国民の皆さんが、よしわかった!それで行こうと、アメリカが、それでよしと言うものを・・・」
鳩山総理の、普天間の「移設先」についての話だ。

      さぶっ3261
      オダマキ      

 「移設先」探しをする限り、普天間は政権の命取りになりかねない。
国内に「移設先」などありえない。
アメリカに、「基地も海兵隊もどうぞ持ち帰りください」と、本腰で交渉をすべきだ。

徳之島で反対集会、1万5千人 普天間移設問題(東京新聞 2010年4月18日 18時15分)

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米軍普天間飛行場の徳之島移設反対集会に参加した住民ら=18日午前、鹿児島県徳之島町


 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設候補地に挙がっている鹿児島県の徳之島で18日、大規模な移設反対集会があり、参加した島内3町の住民ら約1万5千人(主催者発表)が「この島に基地はいらない」などと訴えた。

 徳之島の人口は約2万5千人。政府は、鳩山由紀夫首相の「腹案」とされる同島への移設を軸に対米交渉に臨む構えだが、米側は地元同意の取り付けを求めており、実現は極めて困難な情勢だ。


 人口2万5000人の島で、主催者発表で1万5000人。島民の半数を超える異例の規模。
当初は1万人集会を計画していたと聞く。
多少のサバが読まれたにせよ、当民の反対の意志の強さが伝わってくる。

テレビでは参加者の決意の声が流れていた。

「命をかけて闘うからね。許さない、絶対に。この島に一歩も踏み入れさせない」(参加者)
「(基地は)絶対、絶対いらない」

「振興策という甘い汁はいりません。飲んだら毒になります」(伊仙町 大久保明町長)

「米国もノーと言ってますし、地元もノーと言ってますから、これで徳之島案というのを出せるはずはない」(徳之島町 高岡秀規町長)

「(徳之島への移設は)絶対にありえない。不可能だ。政府にもアメリカにも十分伝わったのではないか」(鹿児島2区・自民党 徳田毅衆院議員)

 日本一の出生率を誇る島の、母親代表野の中涼子さんが「移設の話が持ち上がり、怒りと悲しみを感じます。子どもたちがのびのびと育つこのすばらしい島を守りましょう」と、

 徳之島高校2年生の中熊優姫さんは、鳩山総理大臣とアメリカのオバマ大統領にあてて書いた手紙を読み上げ、「平和な島を、豊かな自然を、人々のきずなや未来を壊さないでください」と訴えていた。


 日本中のどこにも「移設先」などない事を、鳩山総理は知るべきだ!

   
「移設先」など、日本中にない!!

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2010.04.18 | | Comments(4) | Trackback(2) | ・普天間基地問題Ⅰ

NO.1566 「赤いノート」という交換日記

 窯詰めも終わり、昨日は飲みたい心境でしたが、
真面目に帰りました。

      さぶっ3260
      家でヒトリシズカに、チビチビと少しだけ・・・。

 ここ十数年、新人職員が入ってきたら交換ノートを作って、やり取りしてきました。
対象は若者だけで、そのノートが必要でないと思われた頃に役目は終わるのですが・・・。

このノートは、
時々私が課題を出したりしますが、
基本的には、
自由に、書きたいことを素直に書き、
いいたいことを言い、聞きたいことを聞くノートです。
誠実に正直に向き合うことが唯一の約束事です。


新人職員からすれば、最初は多少プレッシャーにはなったでしょうが、
書き進み、やり取りをするうちに、とても大切なものとして、活用してくれました。


 ここでわき道にそれますが・・・。
この3月で退職し、労働組合の専従になった”とくい”は、
送別会のとき、
この「赤いノート」に5年間の振り返りをまとめて、
それを大事そうに抱えて、最後の挨拶をしてくれました。

 こちらで頑張っていますので、
時々のぞいて応援してください!!

   →ブログとっと、とっととっと… 「団結は力!!」
 
 全国福祉保育労働組合の福岡地方本部で専従職員としてがんばりはじめました、とくいです。
 日々、感じたことを書き綴ります。
 修行中の奮闘をごらんください。
 好きな言葉は、「一人ひとりは微力だけど、無力じゃない」



 ・・・そんなこんなで、
「もうそろそろいいだろう」と思っていたら、
先輩職員に「赤いノート」の話を聞いた新人”たなか”が、
赤いノートならぬ”黒いノート”を自分で準備して書き込みをし、
交換日記を申し入れてきました。

 口下手だし、その場ですぐに思ったことが話せないから・・・、と。
自分のことをとてもほめてくれるけど、
内気で、気が利かないし、なかなか人には心を開けないし、
自分には自信がない。
たくさん足りないところがあるから、
いろいろ話したい(書きたい)・・・と。


話さなくても解る、ということもあります。
そんなわかり方も一つの魅力です。
私生活では、わたしはこちら派です。

でも、
思いを言葉に落として伝える、
ということはとても大事です。

しかも、私たちは、
福祉の現場で日々仲間たちに関わりあいながら、
たくさんのことを見聞きし、感じ、学びあいます。

私たちは、実践の事実から学んだ多くのことを言葉にして伝える使命があります。
言葉に落とす、「書く」という行為はとても大切な力を育てます。

・・・そんなこんなで、
また、「交換日記」を始めることになりました。



「あなたの心を開くには、私の方から語らなくっちゃ・・・」
劣等感にさいなまれていた学生時代の初期に出会った言葉です。

人と向き合うということは、そこに映しだされる自分に向き合うということです。

大丈夫です。
何も無理に張り切る必要はありません。
全ては、今のそのままの自身自身からしか始まりません。
先ずは、そのままの自分にしっかり向き合い、受け入れること。

自分から語りかけようとして、
”黒いノート”を自分で用意し、挑もうとしているその心のかまえが、
新しい自分との出会いを約束してくれるでしょう。
そして、あなたを新しいステキな自分へと高めてくれるでしょう。


・・・机の中にあった、赤いノートの1ページに、
”黒いノート”に書かれたたなかのメッセ-ジを貼り付けて、
お返しとして、上のようなことを書いて、渡しました。
先輩たちと同じ「赤いノート」のはじまりです。


なんだか、うれしいです。
所長なんて、
うるさくて面倒で、適当にやり過ごしたいとうのが相場だろうに・・・。

そういえば、
「『この仕事は格闘技だからな』という所長の言葉が、最近わかりかけてきました」といってた新人たなか。
つまりは、俺に正面から「格闘技」を申し込んできたということか。
いい度胸してるじゃないか!

・・・うれしいです。やっぱり。

では、良い休日を。


   
そのままの自分から始まる!

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2010.04.18 | | Comments(2) | Trackback(1) | ・実践的福祉労働論

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