あ!え?もう咲いてる!
きのう早めに帰り、水遣りをしてふと気がついた。

カワラナデシコ(河原撫子)
秋の七草のひとつなのに、初夏から咲き始めます。
このピンクが一般的な色。
万葉のころより日本人に愛でられてきました。
華奢で頼りなげな草姿に、清楚で繊細な花・・・日本人好みなのかな。
万葉集 から大伴家持 の歌を。
石竹の その花にもが
朝な朝な手に取り持ちて 恋ひぬ日なけむ
あなたが撫子の花だったらいいのになあ。そうしたら毎日毎朝、手に取って可愛がってあげられるのに・・・。
秋さらば見つつ偲へと 妹が植ゑし
やどのなでしこ咲きにけるかも
屋前の石竹花 咲きにけるかも
「秋になったなら、いっしょに見て楽しみましょうね」と言って妻が植えた我が家の撫子が咲いている、おうちのまえの撫子が、ほらもう咲いているよ。
(・・・なんだか寂しい歌ですね。)
石竹(セキチク)・・・中国伝来の撫子・唐撫子、これに対して日本古来のものを河原撫子と呼んだらしい 。ここは河原撫子のことでいいんじゃないかな?
家持にはこんなのも。
我が宿の瞿麦の花盛りなり 手折りて一目見せむ子もがも
我が家の庭の撫子が今を盛りと咲いているよ。手折って一目見せてあげられる娘がいたらいいのになあ。
(わが娘達は、花より団子・・・)
一本のなでしこ植ゑしその心 誰れに見せむと思ひ始めけむ
一本のなでしこを植えたのは、誰に見せようと思い立ってのことだったのだろうか。
(解るなあ。花を植える時は私も、観て欲しい人、見せたい人が浮かぶもの・・・)
その他にも作者不詳で、こんなものも。
隠りのみ恋ふれば苦し 撫子の花に咲き出よ 朝な朝な見む
家に閉じ込ってばかりで恋していると苦しいもんだなあ。あの人が撫子の花になって咲いてくれたらいいな。そうすれば毎朝会えるのに・・・。
朝ごとに我が見る宿の瞿麦の 花にも君はありこせぬかも
毎朝私が見る庭の撫子の花。あなたがその花であってくだされば良いのだが・・・。
万葉の時代は、片思いのロマンチストが多かったみたいで・・・。
共感した青年時代・・・。はずかしや。
ちょっとしつこいですが、江戸の俳句にも。
酔ふて寝む なでしこ咲ける 石の上 (松尾芭蕉 )
秋霧や 河原なでしこ りんとして (小林一茶 )
これはズバリ、秋ですね。静かです。
別名、やまとなでしこ(大和撫子)とも。
ちなみに一般的に大和撫子とは、
「日本人女性への賛辞。特に古来美徳とされた、清楚で凜とし、慎ましやかで、一歩引いて男性を立て、男性に尽くす甲斐甲斐しい女性像を指す。」(ウィキペディア)
「清楚で凜とし、慎ましやかで」はマイタイプですが、「一歩引いて男性を立て、男性に尽くす甲斐甲斐しい」は、俺好みじゃないですね。
窮屈です。気を遣ってしまいます。
等身大のそのままでお願します。
気楽に自然な自分を出せる人がいいです、出してくれる人がいいです。

白花もありますが、こんな激しい紅も。
さる自宅葬式に参加したときこの赤い花が一輪生けられていて、心に残りました。
静かで凛として、やさしい空気がありました。
そこで方々探して去年植えました。
きょうは、15時より親の会からのお招きで、仲間たちも一緒に食事会。
「大変ですが、みんなで頑張ろう会」です。
ありがたいことです。行ってきます。
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2008.05.28 |
| Comments(2) | Trackback(3) | ・山野草
ん~~、こんなもんかな?
気になります。
サギソウの育ちが思わしくありません。
気温が上がらないからかな。
気長に待つことにしましょうか。

気になると言えば、髪の毛。
遺伝の法則から見放されたのかもしれません。
ここ数年、前頭部から頭頂部にかけての三角地帯がが薄くなり、
更新された免許証写真は、遂にその薄さを映し出す事となりました。
これまでは身長にに救われて、普通の人と対面しても目立たなかったと思いますが・・・。
正面写真でもわかるほどになりましたね。
娘達に、「お~~~、オヤジ!薄くなったねえ!」なんていわれた日にゃあ、
「いちいち確認せんでもよかと!」・・・それ自体は嬉しい気はしないけど、
関心もってもらえてると言う嬉しさが半分以上はあるね、正直に言えば。
(おお、救いようのないオメデタさ!)
証拠写真はアップしませんよ、おあいにく様(汗)。
親や祖父母、親戚、繋がりを見ても薄くなったりましてや、禿げたりした人はいないんだけどなあ、・・・これってストレス?
ま、歳も歳だし、いいっか!
「髪は男の命」という訳でもないし。
遺伝の法則に支配されない、「自主独立路線」と言う事にしましょう。
気になりだしたらキリがない!
政治の事を書き出すだすと気になってキリがない。
今日もあれこれ書きたいことが山のようにあって、一日中やっていても・・・と、気になる。
黙っていると黙認したような気になってしまう。
「このことだけは」と、テーマを絞らないといけませんなあ。
ということで、ではでは。
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2008.05.22 |
| Comments(3) | Trackback(0) | ・山野草
おくつろぎあそばせ。
癒されてください。
朝のさわやかで透明な光と、声。

イカリソウ 名前は和船の錨(碇)に似ているから。
朝の光の中で捉えようとしてみたんだけど・・・。

モノクロのほうが、表現力あると思わない?
フィルム写真で、モノクロやりたくて引き伸ばし機なんかも買ったんだけど。
遠い昔、ほとんど使われないまま今は倉庫で眠っている。
デジタルは好かん!って思ってたけど、便利やなあ
本命はこちらです。
大津留公彦のブログ2が、精力的に9条世界会議のことを伝えています。
その中に「ウクライナの歌姫ナターシャ・グジー」が参加したとのことで、紹介されていました。
ナターシャ・グジー?知らないなあ???
「俺んところには あいさつには来てないけどお」と思いながら、
リンクしてみたら・・・、なんと!
いちころ、にころ、さんころげ!
心の臓を射抜かれてしまった・・・!
美しい歌声、なんてものじゃないね。
是非聞いてもてください。今夜はゆっくり眠れますよ。
いや、興奮して眠れないかも・・・。
(おれは、こういう世界には遅れているから、どうせみんな知ってんだろうなあ、と思いつつ・・・、
感動を素直に表現する俺って、自分的には・・・好き。ははは)
では、どうぞ。ミュージック スタート
http://www.youtube.com/watch?v=Cx03zgs7b_s&feature=related いつも何度でも
これは絶対にCD買うぞ
http://www.youtube.com/watch?v=Mp22I5fX-rk 見あげてごらん 夜の星を
あばよあばよ、よかなあ
以下は、大津留さんの記事より、紹介部分を引用しています。
九条世界会議二日目の午後一番はウクライナの歌姫ナターシャ・グジーの演奏
6才の時にチェルノブイリの原発に会った経験を語りました。
3日だけ避難せよと言われ逃げたが20年だったという。
同じことを繰り返したくないという思いで歌っている次の6曲を歌った。
キエフの鳥の歌
深い井戸
眠りたくないの
いつも何度でも
コスモス
アヴェマリア(カッチーニ)
この人の声は驚嘆に値する。まさに透明な水晶の歌声だ。
そして容姿もびっくりするようなすごい美人
日本が好きで日本で暮らして八年になるという。
初めて聴くウクライナの民族楽器バンドゥーラとう哀愁をおびた響きも良かった。
アンコールのアメイジンググレースがいま終わりました。
「まさに透明な水晶の歌声だ。」と、・・・さすがに俳句をやっている人は・・・!

こちらは、全身。
「
朝の光感」「
空気感」は、まあまあね。(甘っ!)

ちょっと暗すぎだけど、朝日は感じるね。ね!ね!ね!(汗)
では、おやすみんしゃい。
あ、ただ聴きは駄目よ。
感動を共有するコメントちょうだいな。
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2008.05.06 |
| Comments(7) | Trackback(0) | ・山野草
きょうは、栽培棚を見てやってくださいね。

初夏から、涼を演出する草花が好きです。
風知草、日本山アジサイ、イワシャジン、イワギボウシ・・・
若芽がぐんぐん伸びだしています。
手作りの鉢に、ひとつひとつ、「これにはどれがあうかな?」
・・・楽しみです。
手作りの山野草鉢、ご希望の方は、相談に乗りますよ。
お気軽にどうぞ。


南向きの日当たり良好な庭だが・・・、幅が狭くて・・・。
東側は油山山系。
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2008.04.27 |
| Comments(0) | Trackback(1) | ・山野草

オダマキ(路地植)
ミヤマオダマキを園芸品種化したやつ。小さな種子でどんどん増える多年草。
オダマキ(苧環)は機織りの際に麻糸をまいたもののことで、形が似ているからついた名前だと。
うつむいた花姿と、葉っぱのコントラストがいいです。
かわいい花には・・・、毒があるそうです。
皮膚炎、胃腸炎・・・食いたいとは思わんけどぉ。
白花もあります。

きょうは、風邪で休み。
一瞬の隙に、入ってきたようだ。
ぼーっとしながら、・・・遊ぶ。
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2008.04.25 |
| Comments(3) | Trackback(0) | ・山野草
ちょっと興奮が続いています。
やり方を忘れないようにおさらいです。

この色が好きです。
山吹色。花の姿も楚々としてシンプルで・・・。
切れ込みのある柔らかい葉っぱとのバランスもいいですね。
ちょっと気に入ったショットです。
クリックすると別画面で大きくなります。
バックの黒に、緑、山吹色、・・・どう?
・・・もう少し斜めから撮るべきでした。

こんな風に咲いてます。
母屋の玄関前、目隠しの植え込みの中。
山吹は、ランナーでどんどん増えます。花木なのにランナーが走るなんて・・・。
一株が、塀沿いに5メートルにわたり増えました。
昨夜泊まった若者たちは、「陶友通信」の版下作りで割付、仕上げをしています。
そろそろ、覚えてもらい、やってもらおうと思います。
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2008.04.21 |
| Comments(2) | Trackback(0) | ・山野草
昨日今日と晴天の連休。
彼岸までにはどうしてもと、山野草の鉢の植え替えに精出した2日間です。と言っても本格的には今日1日。始めはどこから手をつけて良いやら・・・。
昨日は、庭全体の草取りや、庭木等の路地植えの手入れ。今日は鉢の植え替え。
かつては400鉢ほどの山野草鉢を管理していましたが、今はその半分ぐらい。種類も絞込んでいます。今日は、コレクションの風知草と日本山アジサイ中心に、90鉢程度しかできませんでしたが、めどはつきました。イカリ草のコレクションは、今回はあきらめて、花後の6月に植え替えることにしました。土は殆ど、ぼら土:赤玉土:腐葉土を、4:4:2ぐらいに適当にします。
根詰まりを起こし元気がないものは、植え替えが必要です。
株が大きくなったものは株分けをして。ほとんどが手つくりの鉢なので、どの鉢にしようか色々思い巡らすのも楽しみですが、キリがなくなります。鉢まで凝りまくり、それぞれの風情を出せるように手作りなんて、どこまで凝り性なんでしょう。
生き物なので、株分けした小さな苗もまた新しい鉢に生けて・・・と、ほんとにキリがありません。最近は、割り切って処分することも覚えました。ちょっと切ないですが。延々と増やし続けるわけにはいきません。
人為的な改良が加えられていない山野草には、自然の独特の美しさを感じます。
冬場にはすっかりかれていたのに、これから若芽を伸ばし花をつけます。芽が出てきたときは本当にうれしくなります。毎朝水遣りしながら、一緒に春を迎えます。
忙しくなります。相手が生き物なので、待ってはくれないので。おっかあがいつも言います。
「忙しい人がなんで手のかかる趣味ばっかりするのかねえ。趣味で疲れるんじゃないと?」と。いや、そこがいいのですよ。
もうひとつ忙しい趣味は、金魚飼育。こちらも生き物、手がかかります。
ランチュウ、オランダ獅子頭中心にメダカまで。きのう、冬眠から起こす準備にかかりました。水槽の汚れを洗い落とし、いよいよ活動期に備えます。庭に、約1m四方の強化プラスチック製の水槽が10個ほど並んでいます。これも4月から10月までは、毎朝水かえで、大変です。去年は繁殖もしたので、とても手間がかかりましたが、今年はどうしようか悩み中。
自分でも思うわ。なんで忙しい趣味ばっかりにはまるとかなあ。
自分の手で「育てる」ということが好きなんやけど。どこに行ってももてないものは、「俺がいるから、この小さな命は生きている」と、自分を確かめているのかもしれないな?うん、そうかも知れん。そうやそうや。
勝手に忙しい季節に向かいます。それだけ楽しみもあります。
どうでも良いこと。読んでいただきありがとうございました。
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2008.03.17 |
| Comments(4) | Trackback(0) | ・山野草
千利休が「花は白」と言ったとか。
直接会ってはいないので、定かではないが・・・。
「しーろいはなはー すきさー やさしいからと あなたーは
いいーまーした」って歌があるけど・・・。(おい、テクニカルまつお、音符の絵文字はどこに隠れとるんや?)
私も、一番は白い花。
今、白鷺の飛ぶ様そっくりの、サギソウが涼やかに咲いている。
一人で見るのは、もったいなーい。お隣の田中のおばあちゃんが、毎日見て、ほめてくれるけど・・・。
山野草栽培暦は、もう10年以上かな?
はじめは、どんな草花もそれぞれの、かわいらしさ、美しさがあり、手を広げすぎ、500鉢こえて、管理できなくなり、好みを絞ってきた。今は250鉢ほど。ずいぶん、庵の庭に、路地植えにしたから。
好みは ちいさきもの。和風のもの。涼やかなるもの。疎なるもの。
イカリソウ、風知草、日本ヤマアジサイのコレクションを中心に、路地には、カワラナデシコ、シラユキゲシ、センノウ、等の草花をはじめ、椿、夏椿、ニワナナカマド、などの花木。もみじ、ヤマボウシ、くろもじなどの落葉雑木・・・全部は書ききれない。
母屋の庭には、欲張って植えすぎたから、今度は、計画的に厳選して・・・と思っているところ。
画像を取り込めるようになって、「季節のくさばな 写真館」のページを作るのが当面の目標のひとつ。
あのかわいらしさ、ぜひ見て欲しいのだ。一人で見るのはもったいなーい!
もちろん、庵まで来てもらって、「おりおりの ちいさな 花見 ナニナニ草の巻」と銘打って、静かに、上品に飲みたい!
なんだ、やっぱり、寂しがりやだから、誰かを呼んで飲みたい!が本音か?
いまは、涼やかなるもの。
サギソウに加えて、イワシャジンとフウチソウがおすすめ。
だれか、(の)みに来んかなあ・・・。
2007.08.12 |
| Comments(3) | Trackback(0) | ・山野草
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