NO.1465 「対米追随」は転換できないのか。
勤労感謝の日。勤労できることに感謝しつつ、勤労中なり。
注文に間に合わせるために、窯焚きに出てきました。
今朝は初霜。放射冷却で、車の屋根に霜が降りていました。
日本の子ども達には、冷たく詰め込みも我慢しろ!といい、米軍基地には至れり尽くせりの思いやりのようですね。
なんとも、どこの国の政府かといいたいです。
日米関係にしても、政権交代で何が変わったというのでしょうね。
2009年11月23日(月)「しんぶん赤旗」より。
こんなふうにアメリカの要求には、税金を湯水のように使うわけです。米海兵隊グアム基地
娯楽施設に日本国民の税金
映画館・ボウリング場・プール…
アセス素案
米海軍省の「統合グアム計画室」(JGPO)が20日に公表した、沖縄からの米海兵隊「移転」などに関する環境影響評価(EIS)の素案で、日本政府の財政支出で建設される海兵隊施設の概要が初めて示されました。それによると、映画館、ボウリング場、フィットネスジム、プール、レストランといった娯楽関連施設が少なくとも8棟含まれています。
歴代自民党政権は1980年代以降、米軍「思いやり」予算で在日米軍基地内に豪華な娯楽施設を建設してきました。しかし、最近は国民の批判が高まり、「(レクリエーション・娯楽施設について)今後、新規の工事を控えるようにしたい」(麻生太郎外相=当時、2006年6月28日・参院外交防衛委員会)との立場を示していました。グアムで建設される娯楽施設は完全に新規です。
06年5月の日米合意では、日本政府は(1)海兵隊司令部庁舎(2)教場(研修施設)(3)単身兵用の兵舎(4)生活関連施設―に28億ドル(約2490億円)支出することになっています。今回の素案で示された施設の内訳は合計で180棟(表)、収容人数1万7160人となっており、グアム北西部の米海軍遠隔通信基地フィネガヤンへの建設が想定されています。
■日本側負担の施設建設数
司令部庁舎 106
基地管理施設 17
士官用施設 7
学校・児童館 9
生活関連施設 27
ロッジ 1
下士官兵舎など 13
※日本の金融機関などによる「融資」「出資」で建設
ついでに、劇場型「仕切りショー」について。
いや、行政刷新会議の「事業仕分け作業」でしたか、、、。
その欺瞞については、以下のように書いたところです。
「財界主導政治」を覆い隠す役割
民主党は官僚を主敵に祭り上げて、「脱官僚」「政治主導」を説く。その手法の一つががご覧のような「仕分け作業」だ。これおぷてらさんの言うように「欺瞞」もいいところではないか。
その中身は、「聖域はない」といいながら肝心なところに全くメスが入らず、隠されている。すなわち、大企業奉仕の大型公共事業や思いやり予算を初めとする軍事費など。
思うに、「脱官僚」「政治主導」は、自民党政治のがんであった「財界主導政治」を覆い隠す役割を果たすスローガンである。
さて、その後半戦が明日から始まるそうです。報道から見てみましょう。
もう、引用するのも馬鹿馬鹿しい話ですが・・・。
事業仕分け後半へ、思いやり予算など焦点(2009年11月22日15時38分 読売)
思いやり予算の仕分け、根幹には触れず…民主・枝野氏(2009年11月21日12時20分 読売新聞)政府の行政刷新会議(議長・鳩山首相)は24日から、2010年度予算の概算要求から無駄を洗い出す「事業仕分け」の後半4日間の作業を始める。
防衛省の在日米軍駐留経費の日本側負担分(思いやり予算、防衛省)や教職員給与の3分の1を国が負担する「義務教育費国庫負担金」(文部科学省)などが焦点となる。
思いやり予算では、国家公務員並みとされる基地従業員の給与に充てる労務費などを取り上げる。
日米同盟関係の根幹にかかわる問題だけに、北沢防衛相は「いきなり刷新会議が入ってきて削るという話は乱暴だ」と反発しており、仕分けチームも「政治で決める部分に踏み込む考えはない」(統括役の枝野幸男・民主党元政調会長)と制度そのものには触れない考えだ。ただ、給与削減となれば、従業員で作る労働組合などからの反発は確実だ。(部分転載)
なんということはありません。政府の行政刷新会議(議長・鳩山首相)の「事業仕分け」統括役を務める枝野幸男・民主党元政調会長は21日の読売テレビの番組で、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の一部を仕分け対象とすることについて、「思いやり予算全体が良いとか悪いとか、額の規模をどうするかは、外交交渉を含めて政治的に決めることだ」と述べ、制度の根幹には触れない考えを示した。
行政刷新会議は24日から27日まで、2010年度予算の概算要求から無駄を洗い出す「事業仕分け」の後半の作業を行う。思いやり予算のうち、米軍基地従業員の給与に充てる労務費が対象となっており、北沢防衛相が「対米関係も考慮してもう少し防衛省に任せてほしい」と反発している。
「思いやり予算は神聖にして犯すべからず」ですね。
自民党政権と何ら代わり映えはありません。「転換」など微塵も見えませんね。
「思いやり予算」などは、そもそも日米の交渉で合意したモノでもなんでもないわけで、金丸信が勝手に思いやって政府と国民に押し付けたものでした。「思いやり予算全体が良いとか悪いとか、額の規模をどうするかは、外交交渉を含めて政治的に決めることだ」などとトボケたことを言う枝野などは、アメリカのご機嫌を損ねるのが怖いだけでしょうか。北沢はもっともっとそうなのでしょう。
「思うに、『脱官僚』『政治主導』は、自民党政治のがんであった『財界主導政治』を覆い隠す役割を果たすスローガンである。」に、もう一つ付け加えなければなりません。「対米従属政治」をも覆い隠すと。
国民が願う自民党政治からの転換は、「脱官僚」ではなく、「財界・大企業中心政治」と「対米従属政治」からの、脱却にこそあるのはないでしょうか。
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2009.11.23 | | Comments(6) | Trackback(1) | ・米軍・自衛隊・安保Ⅰ