天才について考えてみた
Mixiでマイミクのシンガー兼ボイストレーナーさんが書いていた日記で
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今朝早起きしたら『僕らの時代』って番組やってて
そこでは若手のモテモテ俳優人がでてぶっちゃけトークをしてた
演技の話から『基礎』がないまま壁にぶち当たると越えられないから
やっぱり基礎が大事だよね、
それ以外は本人の資質だからさ~、やっぱ基礎が大事だよね。
そういうのをきちんと教えて育てる学校を作って平行して
演技の出来るエキストラを出すプロダクションとか作りたいって
話をしてました。。。
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という話から、教えるという仕事で気づいた「基礎」の重要性から転じて
(まあ、この人の話はよく転じるのだけど)
>出来ない事を悩んで『才能』と『結果』を結びつけてしまう事も
というような「天才」の話になっていった。
ここのところ「天才」という言葉にまつわるブログを読んだりしていたので、
コメントを書いていたらば何となく書けそうなので、エントリにしたわけ。
「コピーの天才」が天才になれない理由:404 Blog Not Found
>天才も秀才も、コピーが上手でコピーしまくるが、一つだけ違いがある。
秀才は、それによって生じた「内なる違和感」を無視して、コピーし続けることが出来る。
天才には、それが出来ない。
天才は、その「内なる違和感」を得るがためにコピーして、そして内なる違和感と全面対決の末に今までなかったものを生み出す -- 生き残ることが、出来た場合は。
コピーするという言葉に引っかかると、そこでdankogaiの術中に落ちてしまうのだけど、
その「違和感」が「天才」故の悲劇であり、天才にしかなせないものが生まれるゆえん。
私が、Mixiでマイミクさんの日記に書いたコメントをそのまま転載すると
>本当は、100人に一人くらい才能に恵まれた天才は生まれているのだけど、
環境とか場所とか(国とか)様々な理由で「つぶれて」、1万に一つの割合(万が一)で成功し、
本当に世に出る天才は100万人に一人なのではないか、とブログに書いている人がいました。
才能がある人はたくさんいて、その才能を生かす人が少ない。
もしくは、自分の才能に気がつくこともできないままに
多くの人は別のことに夢中になるのかもしれません。
イチローも「努力できる才能」ということを言っていますし、
才能を、のばす努力ができる才能と、その才能を見つける誰かに出会う「運」があること。
それが天才の姿なのかもしれません。
この100人に一人のくだりはまさに、このdankogaiのエントリを読んでいたから書けたわけだな。
>私は、実は天才というのは意外に多い確率で存在するのではないかという感を年々強くしている。かつては「100万人に一人」だとか「1億人に一人」だとかと思っていたが、実は100人に1人ぐらいの高確率で存在するのではないかと感じるようになってきた。
100人に一人の天才が世に出るのは「万が一」の確率で、結果「100万人に一人」となる。
野球でもサッカーでも、10年に一人の天才選手が毎年のように記事になるが、
プロに入って、そのまま生きていける天才は、ほんの一握り。
それを昔の人はこういった、
「十歳(とお)で神童、十五歳(じゅうご)で才子、二十歳(はたち)過ぎればただの人」
気になったもう一つのブログエントリはこちら
【速報】勝間和代さん翻訳の「天才! 成功する人々の法則」のページができました&プルーフを読んで:マインドマップ的読書感想文
>本書では、世の中に知られている紛れもない「天才=並外れた者」が、必ずしも、「個人的な資質や努力」のみによって存在したのではない、ということを、さまざまなデータによって実証しています。
言い換えると、森で高くそびえる木は、その木のみならず、その木の育った環境等についても理解しないといけない、ということらしく。
これに類することは、もう一度コメントしたときに書いた。
日記主は、『僕らの世界』に出演していた
小栗旬、藤原達也、海老蔵の3人の俳優たちが、
それぞれ今をときめくスターなのに、実に謙虚に演劇論と基礎が大事という話をしていること、
彼らがもっと上を目指し、『知りたい』という気持ちが彼らを揺り動かしてること、
それに感動している。
>『なんでなんだろう?』と思考する能力って大切だと思う
『だれかに引かれたレールを疑問なく歩く』のではなく
石橋を叩いて渡る日もあれば、たたいて砕いていく日もあって
疑問を持って高みを目指す。
それが美しければなお『天才』ってとこなんじゃないでしょうかね
このコメントに返した私の返事がこちら
>高みってところがくせ者でね。
海老蔵がなぜ、なんでだろうと思えるかと言うと、
毎日「高み」を見ているからじゃないかと思うんだな。
普通は努力しないと高みを見るのは難しいけど、彼らは「高み」の中で生きているから。
その環境が、芸術系の世襲を可能にしているのもかもしれない。
でも、代々絵描き、トカいないのは、経済原理かな。
日本ほど、高みに会うのが簡単で、その分難しい国もないかもね。
フラットな国だから、誰でも一定の金があればかなりのものを見ることが出来るという意味では世界有数の国でしょう。
その国に生まれ育っても見られないようなものが、この国にいるだけで見られる。
でも、狭い社会で出来ている国の方が、とんでもないものを見ることが出来る。
それは日本では難しい。階級社会のないところだよね。
芸術は、その両面がいつもあって、やはり「いいものに触れる」というのが自分の基準を作るんだと思う。
基準が無いから、たいしたこと無い自分の実力に酔えるんだよ。
その基準に対して、悩んだり疑問を持ったりすることで、自分を見つめられる。
そういうことではないかと思うなあ。
生まれた場所と、育つ環境で、「見えるものが違う」ということがある。
ネタバレ自重でいつものペースが出ないsmoothさんが書いている。
>◆グラッドウェルの主張によると、結局、才能のあるなし、にかかわらず、まず「生まれつきのある原因」によって、活躍する人とそうでない人、厳密に言うと、有利な人と不利な人が存在する、と。
天才に生まれる人の中から、天才として育って行くには、天才が育つ環境も大事で、
天才に見せるものはやはり「圧倒的に優れた存在=高み」であることが重要だと思う。
そして、それに圧倒されるのか、それとも自分との違いを探し出そうとするのか、
そこで道は分かれる。
それはマスターズを見ていて感じたことでもあった。
マスターズが終わった
>始まる前は、石川遼君や、10代選手に注目が集まったけど、
終わってみたらば、おっちゃんの対決だった。
天才に夢を見て記事が始まり、自分の才能を信じて続けてきた人が勝った。
何度もオーガスタコースに打ちのめされながらも、
それでも自分の才を信じて努力した片山晋呉のさわやかな笑顔が印象的だった。
(私は嫌いなゴルファーだけど)
ボーボワールのひそみにならえば
「天才に生まれるのではない、天才になるのだ。」
ところで、smoothさんもおすすめのこの本、気になりますね。
こういうのも
この辺も気になります。
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今朝早起きしたら『僕らの時代』って番組やってて
そこでは若手のモテモテ俳優人がでてぶっちゃけトークをしてた
演技の話から『基礎』がないまま壁にぶち当たると越えられないから
やっぱり基礎が大事だよね、
それ以外は本人の資質だからさ~、やっぱ基礎が大事だよね。
そういうのをきちんと教えて育てる学校を作って平行して
演技の出来るエキストラを出すプロダクションとか作りたいって
話をしてました。。。
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という話から、教えるという仕事で気づいた「基礎」の重要性から転じて
(まあ、この人の話はよく転じるのだけど)
>出来ない事を悩んで『才能』と『結果』を結びつけてしまう事も
というような「天才」の話になっていった。
ここのところ「天才」という言葉にまつわるブログを読んだりしていたので、
コメントを書いていたらば何となく書けそうなので、エントリにしたわけ。
「コピーの天才」が天才になれない理由:404 Blog Not Found
>天才も秀才も、コピーが上手でコピーしまくるが、一つだけ違いがある。
秀才は、それによって生じた「内なる違和感」を無視して、コピーし続けることが出来る。
天才には、それが出来ない。
天才は、その「内なる違和感」を得るがためにコピーして、そして内なる違和感と全面対決の末に今までなかったものを生み出す -- 生き残ることが、出来た場合は。
コピーするという言葉に引っかかると、そこでdankogaiの術中に落ちてしまうのだけど、
その「違和感」が「天才」故の悲劇であり、天才にしかなせないものが生まれるゆえん。
私が、Mixiでマイミクさんの日記に書いたコメントをそのまま転載すると
>本当は、100人に一人くらい才能に恵まれた天才は生まれているのだけど、
環境とか場所とか(国とか)様々な理由で「つぶれて」、1万に一つの割合(万が一)で成功し、
本当に世に出る天才は100万人に一人なのではないか、とブログに書いている人がいました。
才能がある人はたくさんいて、その才能を生かす人が少ない。
もしくは、自分の才能に気がつくこともできないままに
多くの人は別のことに夢中になるのかもしれません。
イチローも「努力できる才能」ということを言っていますし、
才能を、のばす努力ができる才能と、その才能を見つける誰かに出会う「運」があること。
それが天才の姿なのかもしれません。
この100人に一人のくだりはまさに、このdankogaiのエントリを読んでいたから書けたわけだな。
>私は、実は天才というのは意外に多い確率で存在するのではないかという感を年々強くしている。かつては「100万人に一人」だとか「1億人に一人」だとかと思っていたが、実は100人に1人ぐらいの高確率で存在するのではないかと感じるようになってきた。
100人に一人の天才が世に出るのは「万が一」の確率で、結果「100万人に一人」となる。
野球でもサッカーでも、10年に一人の天才選手が毎年のように記事になるが、
プロに入って、そのまま生きていける天才は、ほんの一握り。
それを昔の人はこういった、
「十歳(とお)で神童、十五歳(じゅうご)で才子、二十歳(はたち)過ぎればただの人」
気になったもう一つのブログエントリはこちら
【速報】勝間和代さん翻訳の「天才! 成功する人々の法則」のページができました&プルーフを読んで:マインドマップ的読書感想文
>本書では、世の中に知られている紛れもない「天才=並外れた者」が、必ずしも、「個人的な資質や努力」のみによって存在したのではない、ということを、さまざまなデータによって実証しています。
言い換えると、森で高くそびえる木は、その木のみならず、その木の育った環境等についても理解しないといけない、ということらしく。
これに類することは、もう一度コメントしたときに書いた。
日記主は、『僕らの世界』に出演していた
小栗旬、藤原達也、海老蔵の3人の俳優たちが、
それぞれ今をときめくスターなのに、実に謙虚に演劇論と基礎が大事という話をしていること、
彼らがもっと上を目指し、『知りたい』という気持ちが彼らを揺り動かしてること、
それに感動している。
>『なんでなんだろう?』と思考する能力って大切だと思う
『だれかに引かれたレールを疑問なく歩く』のではなく
石橋を叩いて渡る日もあれば、たたいて砕いていく日もあって
疑問を持って高みを目指す。
それが美しければなお『天才』ってとこなんじゃないでしょうかね
このコメントに返した私の返事がこちら
>高みってところがくせ者でね。
海老蔵がなぜ、なんでだろうと思えるかと言うと、
毎日「高み」を見ているからじゃないかと思うんだな。
普通は努力しないと高みを見るのは難しいけど、彼らは「高み」の中で生きているから。
その環境が、芸術系の世襲を可能にしているのもかもしれない。
でも、代々絵描き、トカいないのは、経済原理かな。
日本ほど、高みに会うのが簡単で、その分難しい国もないかもね。
フラットな国だから、誰でも一定の金があればかなりのものを見ることが出来るという意味では世界有数の国でしょう。
その国に生まれ育っても見られないようなものが、この国にいるだけで見られる。
でも、狭い社会で出来ている国の方が、とんでもないものを見ることが出来る。
それは日本では難しい。階級社会のないところだよね。
芸術は、その両面がいつもあって、やはり「いいものに触れる」というのが自分の基準を作るんだと思う。
基準が無いから、たいしたこと無い自分の実力に酔えるんだよ。
その基準に対して、悩んだり疑問を持ったりすることで、自分を見つめられる。
そういうことではないかと思うなあ。
生まれた場所と、育つ環境で、「見えるものが違う」ということがある。
ネタバレ自重でいつものペースが出ないsmoothさんが書いている。
>◆グラッドウェルの主張によると、結局、才能のあるなし、にかかわらず、まず「生まれつきのある原因」によって、活躍する人とそうでない人、厳密に言うと、有利な人と不利な人が存在する、と。
天才に生まれる人の中から、天才として育って行くには、天才が育つ環境も大事で、
天才に見せるものはやはり「圧倒的に優れた存在=高み」であることが重要だと思う。
そして、それに圧倒されるのか、それとも自分との違いを探し出そうとするのか、
そこで道は分かれる。
それはマスターズを見ていて感じたことでもあった。
マスターズが終わった
>始まる前は、石川遼君や、10代選手に注目が集まったけど、
終わってみたらば、おっちゃんの対決だった。
天才に夢を見て記事が始まり、自分の才能を信じて続けてきた人が勝った。
何度もオーガスタコースに打ちのめされながらも、
それでも自分の才を信じて努力した片山晋呉のさわやかな笑顔が印象的だった。
(私は嫌いなゴルファーだけど)
ボーボワールのひそみにならえば
「天才に生まれるのではない、天才になるのだ。」
ところで、smoothさんもおすすめのこの本、気になりますね。
天才! 成功する人々の法則 勝間 和代 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
こういうのも
天才の時間 竹内 薫 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
この辺も気になります。
天才はなぜ生まれるか 正高 信男 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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