若手研究者の『研究飯場』に1000億円を
いつのながら真剣なこの記事から。
補正予算見直し、本物の若手に配れ@科学政策ニュースクリップ
> 補正予算の見直しは、いまだ全容がわかない状況で、研究者、大学院生の間で不安が広がっている。
なので、今回の2000億円のうち、1000億円を若手にという話にもの申す。
関連エントリ:2700億円から2000億円になるみたい:最先端研究開発支援プログラム(追記1007)
若手と言うけど、誰なんだと。
>1000億円は若手、女性研究者を中心に配分されるという。
私たちも以前より、額は低くてもいいから、若手を中心とした研究者に配分してほしいと考えてきた。そういう意味で、若手に配分するという方針は賛成する。
ただ、単純に若手に配って効果があるかというと、そうとも言い切れない。
若手が手を挙げたように見せかけて、ボスが取っていくかもしれないと懸念する。
> だから、もし若手に配るのならば、上司のいない独立した研究者に配分してほしい。
もしくは、兼ねてから述べているように、独立とセットにして配分したらよいと思う。
なぜ若手にこだわるかといえば、たとえばノーベル賞の受賞研究年齢の分布などを見れば、創造的な研究をする年齢が30代に集中しているからだ。
これは科学技術白書にも載っていた調査結果で、30代の研究がノーベル賞につながったのが多い。
さらに、研究者の独立を促す場所を作ってはどうかとも言う。
>さきがけをさらに発展させて、たとえばプレハブ建てでもいいので、常時研究者が集う貸しラボのようなものを用意し、真に独立をうながすのも面白い。科学飯場とでもいうべきか。
「科学飯場」といったのは、ツイッター上でのやりとりの中で,私だった気もするけど(笑)
蟹工船みたいな搾取ではなく、純粋な職住接近の24時間研究だけ考えてろという場所のイメージ。
大昔の筑波大学みたいな(笑)
いずれにしても、こうした真剣に考えている若手研究者がいる反面、
日本学術会議を始め、アカデミーの発言が全く聞こえてこない。
アカデミーの政権交代はない物かと、思ってしまうなあ。
長老支配からの脱却で、なんかできないのかねえ。
補正予算見直し、本物の若手に配れ@科学政策ニュースクリップ
> 補正予算の見直しは、いまだ全容がわかない状況で、研究者、大学院生の間で不安が広がっている。
なので、今回の2000億円のうち、1000億円を若手にという話にもの申す。
関連エントリ:2700億円から2000億円になるみたい:最先端研究開発支援プログラム(追記1007)
若手と言うけど、誰なんだと。
>1000億円は若手、女性研究者を中心に配分されるという。
私たちも以前より、額は低くてもいいから、若手を中心とした研究者に配分してほしいと考えてきた。そういう意味で、若手に配分するという方針は賛成する。
ただ、単純に若手に配って効果があるかというと、そうとも言い切れない。
若手が手を挙げたように見せかけて、ボスが取っていくかもしれないと懸念する。
> だから、もし若手に配るのならば、上司のいない独立した研究者に配分してほしい。
もしくは、兼ねてから述べているように、独立とセットにして配分したらよいと思う。
なぜ若手にこだわるかといえば、たとえばノーベル賞の受賞研究年齢の分布などを見れば、創造的な研究をする年齢が30代に集中しているからだ。
これは科学技術白書にも載っていた調査結果で、30代の研究がノーベル賞につながったのが多い。
さらに、研究者の独立を促す場所を作ってはどうかとも言う。
>さきがけをさらに発展させて、たとえばプレハブ建てでもいいので、常時研究者が集う貸しラボのようなものを用意し、真に独立をうながすのも面白い。科学飯場とでもいうべきか。
「科学飯場」といったのは、ツイッター上でのやりとりの中で,私だった気もするけど(笑)
蟹工船みたいな搾取ではなく、純粋な職住接近の24時間研究だけ考えてろという場所のイメージ。
大昔の筑波大学みたいな(笑)
いずれにしても、こうした真剣に考えている若手研究者がいる反面、
日本学術会議を始め、アカデミーの発言が全く聞こえてこない。
アカデミーの政権交代はない物かと、思ってしまうなあ。
長老支配からの脱却で、なんかできないのかねえ。