「視覚マーケティング実践講座」は、ブロガーだけのものじゃない!
じゃ、誰のためか。
ネット時代のみんなのためだな。
ということで、セミナー会場で買った「視覚マーケティング実践講座」読み終わりました。
関連エントリ:『視覚マーケティング実践講座』出版記念セミナー行ってきました
セミナーで伺った挿話が満載のこの本ですが、多くのブロガーさんがすでに紹介中。
今日も書評ブロガーの第一人者smoothさんが取り上げてましたね。
【ブロガー必見!】「視覚マーケティング実践講座」はお役立ち!@マインドマップ的読書感想文
>◆今日ご紹介する本は、ブロガー&サイト運営者なら見逃せない1冊。
著者は、かつて「視覚マーケティングのススメ」で、デザインの重要性を説いてらしたウジトモコさん。
そのウジさんが、「ネタフル」のコグレマサトさんと組まれて、ブログデザインの勉強会を開催し、その過程がそのまま書籍化されたものが本書です。
参加されたブロガーの方々による、実際にブログをリニューアルされるまでの「汗と涙の記録」は、とてもリアルでした!
まさにその通りで、kogureさんやイシタニさんが苦悩する姿がリアルなのですが、
その辺を読んでいると「ブログ」をやっている人だけのものなのか、と思いがちです。
ブログを書くという行為がセルフブランディングにつながっている人はいいけど、
そんなブログではないし、とか、ブログをやる気がない企業の方とか、
そう言う方に関係ない本かというと、そんなことはないんです。
一応、長年広告制作に関わってきた経験から言わせていただくと
この本は、企業HPを作るに当たっても、
いわゆるCI(コーポレートアイデンティティ)の作業をやるに当たっても
大変重要なことを言っている。
そして、その実作業をブロガーが身体を張って見せてくれているのです。
CIの作業になるのは当然で、ウジさんはそうした仕事を手がける中で、
あまりに会社の偉いさんが自社のデザインを他人事だと思っているから
前著「視覚マーケティングのすすめ」を出版するに至ったわけですからね。
その実践編である本著は、ブロガーという「ブログの個人経営者」が
自分のCIをする過程を見せたものになっているわけで、
それと同じことを企業の経営者がやればいいこと。
そうした視線でこの本を読み直すと、また心に迫るものがあります。
果たして、kogureさんやイシタニさんやいちるさんやヤガーさんたちほど
自分の会社は自分のHP(もしくはブログ)を考えているかと問うことになるし、
また、cazukiさんは、独立に当たってmbdbをリニューアルしたから、
まさに仕事につながるブログにしたわけで、
このリニューアルこそ、各社、各人が行うべきことだと言えます。
所々に入っている「ブロガーの視点」というコラムで、
参加ブロガーさんたちが感想や意見を述べているのですが、
なかでもsotacafeさんが「デザインは思想かもしれない」と書いていて、
これがまさにウジさんの思うところではないかと。
しかも、いろいろ考えた末にsotaさんはブログタイトルを変えてしまうわけですしね。
まさに、考え方をデザインに落とすウチに、
自分のアイデンティティに行き着いてしまったわけです。
こういうことが起きるからこそ、
シナリオ、トンマナ、ゴールの3箇条は、
水戸黄門モデル以上に、この本の肝だし、実に有効なのです。
前のエントリでも
>だから、若手デザイナーは、この理論編を読んでウジさんの理論を「共有」し、
より大きな世界をつかんで、具体的に大きな数字をつかんでほしいですね。
デザインという仕事もデザイナーも
ビジネスの中でコモデティティ化してはいかんのですよ。
本来、デザインは「考え方」を形に示すものなのですから。
と書いたけど、本当に
デザインの勉強をしている若者、
会社のHPを何とかしろと社長から言われた中小企業の担当者は、
ブログと関係なく、読んだ方がいいですよ。
ネット時代のみんなのためだな。
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ということで、セミナー会場で買った「視覚マーケティング実践講座」読み終わりました。
関連エントリ:『視覚マーケティング実践講座』出版記念セミナー行ってきました
セミナーで伺った挿話が満載のこの本ですが、多くのブロガーさんがすでに紹介中。
今日も書評ブロガーの第一人者smoothさんが取り上げてましたね。
【ブロガー必見!】「視覚マーケティング実践講座」はお役立ち!@マインドマップ的読書感想文
>◆今日ご紹介する本は、ブロガー&サイト運営者なら見逃せない1冊。
著者は、かつて「視覚マーケティングのススメ」で、デザインの重要性を説いてらしたウジトモコさん。
そのウジさんが、「ネタフル」のコグレマサトさんと組まれて、ブログデザインの勉強会を開催し、その過程がそのまま書籍化されたものが本書です。
参加されたブロガーの方々による、実際にブログをリニューアルされるまでの「汗と涙の記録」は、とてもリアルでした!
まさにその通りで、kogureさんやイシタニさんが苦悩する姿がリアルなのですが、
その辺を読んでいると「ブログ」をやっている人だけのものなのか、と思いがちです。
ブログを書くという行為がセルフブランディングにつながっている人はいいけど、
そんなブログではないし、とか、ブログをやる気がない企業の方とか、
そう言う方に関係ない本かというと、そんなことはないんです。
一応、長年広告制作に関わってきた経験から言わせていただくと
この本は、企業HPを作るに当たっても、
いわゆるCI(コーポレートアイデンティティ)の作業をやるに当たっても
大変重要なことを言っている。
そして、その実作業をブロガーが身体を張って見せてくれているのです。
CIの作業になるのは当然で、ウジさんはそうした仕事を手がける中で、
あまりに会社の偉いさんが自社のデザインを他人事だと思っているから
前著「視覚マーケティングのすすめ」を出版するに至ったわけですからね。
その実践編である本著は、ブロガーという「ブログの個人経営者」が
自分のCIをする過程を見せたものになっているわけで、
それと同じことを企業の経営者がやればいいこと。
そうした視線でこの本を読み直すと、また心に迫るものがあります。
果たして、kogureさんやイシタニさんやいちるさんやヤガーさんたちほど
自分の会社は自分のHP(もしくはブログ)を考えているかと問うことになるし、
また、cazukiさんは、独立に当たってmbdbをリニューアルしたから、
まさに仕事につながるブログにしたわけで、
このリニューアルこそ、各社、各人が行うべきことだと言えます。
所々に入っている「ブロガーの視点」というコラムで、
参加ブロガーさんたちが感想や意見を述べているのですが、
なかでもsotacafeさんが「デザインは思想かもしれない」と書いていて、
これがまさにウジさんの思うところではないかと。
しかも、いろいろ考えた末にsotaさんはブログタイトルを変えてしまうわけですしね。
まさに、考え方をデザインに落とすウチに、
自分のアイデンティティに行き着いてしまったわけです。
こういうことが起きるからこそ、
シナリオ、トンマナ、ゴールの3箇条は、
水戸黄門モデル以上に、この本の肝だし、実に有効なのです。
前のエントリでも
>だから、若手デザイナーは、この理論編を読んでウジさんの理論を「共有」し、
より大きな世界をつかんで、具体的に大きな数字をつかんでほしいですね。
デザインという仕事もデザイナーも
ビジネスの中でコモデティティ化してはいかんのですよ。
本来、デザインは「考え方」を形に示すものなのですから。
と書いたけど、本当に
デザインの勉強をしている若者、
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