皮肉じゃなくてマジだとしたら呆れてものもいえない
こういう人がいるから世の中面白いといえば、面白いが、呆れた。
記者クラブを楯にして新聞を有料化しようと企てる人たち@佐々木俊尚 ジャーナリストの視点(CNET NEWS)
>元週刊現代編集長で、ついでに言えば元オーマイニュース編集長でもある元木昌彦氏の週刊誌は死なず (朝日新書)という新刊を読んだ。この中に、「ネットの影響を受けているのは新聞も同じである」として次のようなくだりがある。すこし長いが引用しよう。
本当に引用は長いので、本文を読んでいただくとしてかいつまむと、
・週刊誌の編集長やネットニュースの編集長もやった元木昌彦さんの新刊にとんでもないことが書いてある
>「どの新聞社もネットを充実させればさせるほど紙の部数が落ち込んでいることで悩んでいる。ここら辺で、新聞社が”談合”して、情報(ニュース)はタダという風潮を断ち切り、有料化に踏み切ってはどうか」
これが、新聞社の社長などにあうと聞いている言葉だという。
それが、彼らをからかうのでもなく、ネット理解への踏み絵として試したのでもなく、
本気で元木氏が考えていることで、自分がフィクサーにでもならん勢いで書いている。
それに、佐々木さんは、驚愕したという話。
佐々木さんと言えば、月刊誌のように本を出しているけども
の二冊を私も続けて買ったばかり。
なかでも、「2011年新聞・テレビ消滅」 (文春新書)で、
>、新聞やテレビの垂直統合モデルはいまや終焉を迎えつつあって、メディアのコンテナプラットフォームはヤフーなどのニュースアグリゲーター(ニュース集約サイト)に移りつつある
と書いているのだから、この元木さんの発言にはびっくりもするだろう。
そして、この意見には大きな問題があると指摘する。
>そもそもメディア業界がこぞって有料化するというようなことをすれば、独占禁止法に抵触する可能性があるだろう。おまけにアメリカではいまや新聞業界に公的資金を注入するかどうかという議論になっている状況で、いまこのような愚挙を行えば、新聞業界が一気に完全崩壊に向かってなだれ落ちかねない。
記者クラブが結託して、もし抜け駆けして無料配信する会社があれば除名する
(記者クラブの除名で情報日照りにさせて、わびを入れさせるというのは
今までに、いくらでも前例がある)
>そうして●●新聞は独自のニュースソースによってオリジナルの記事を書くことしかできなくなり、発表モノを報じることはできなくなってしまう。この結果、ウェブ上では無料のニュースはごくわずかしかなくなってしまい、みんな新聞社の有料サービスに申し込まざるを得なくなる。
というシナリオが描かれるのだという。
日刊ゲンダイは日本新聞協会には入っていないから取材制限があると読んだことがあるなあ。
雑誌扱いなのだとか。でも、記者クラブには入っているか。
>こんなバカげた話を書いている元雑誌編集者が、日本のメディア業界では「ネットのことがよくわかっていて、われわれの行き先を指し示すことができる数少ない人」として尊敬されているのである。だから日本のメディア業界は絶望的なのだ。
佐々木さんの怒りは、Twitterを駆け巡っている。
ワタクシは最初、元木さんの話は、「皮肉なんじゃないの?」と思った。
でも佐々木さんは、追記でそうした意見を否定する。
>元木氏の書籍での発言を「記者クラブを批判している元木氏独特の強烈な皮肉なんじゃないか」と指摘していらっしゃる方がいるが、そう思うのならまず元木氏の本を読んでみてほしい。そうでないことがわかるはずだ。
そうなると、この本読まないといけないのか。
また本増えるなあ。
しかし、週刊現代の元編集長で朝日新聞から本だしているのか。
まあ、文春から朝日に移った人よりはましか。
記者クラブを楯にして新聞を有料化しようと企てる人たち@佐々木俊尚 ジャーナリストの視点(CNET NEWS)
>元週刊現代編集長で、ついでに言えば元オーマイニュース編集長でもある元木昌彦氏の週刊誌は死なず (朝日新書)という新刊を読んだ。この中に、「ネットの影響を受けているのは新聞も同じである」として次のようなくだりがある。すこし長いが引用しよう。
本当に引用は長いので、本文を読んでいただくとしてかいつまむと、
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>「どの新聞社もネットを充実させればさせるほど紙の部数が落ち込んでいることで悩んでいる。ここら辺で、新聞社が”談合”して、情報(ニュース)はタダという風潮を断ち切り、有料化に踏み切ってはどうか」
これが、新聞社の社長などにあうと聞いている言葉だという。
それが、彼らをからかうのでもなく、ネット理解への踏み絵として試したのでもなく、
本気で元木氏が考えていることで、自分がフィクサーにでもならん勢いで書いている。
それに、佐々木さんは、驚愕したという話。
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2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書) 文藝春秋 2009-07 売り上げランキング : 283 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
の二冊を私も続けて買ったばかり。
なかでも、「2011年新聞・テレビ消滅」 (文春新書)で、
>、新聞やテレビの垂直統合モデルはいまや終焉を迎えつつあって、メディアのコンテナプラットフォームはヤフーなどのニュースアグリゲーター(ニュース集約サイト)に移りつつある
と書いているのだから、この元木さんの発言にはびっくりもするだろう。
そして、この意見には大きな問題があると指摘する。
>そもそもメディア業界がこぞって有料化するというようなことをすれば、独占禁止法に抵触する可能性があるだろう。おまけにアメリカではいまや新聞業界に公的資金を注入するかどうかという議論になっている状況で、いまこのような愚挙を行えば、新聞業界が一気に完全崩壊に向かってなだれ落ちかねない。
記者クラブが結託して、もし抜け駆けして無料配信する会社があれば除名する
(記者クラブの除名で情報日照りにさせて、わびを入れさせるというのは
今までに、いくらでも前例がある)
>そうして●●新聞は独自のニュースソースによってオリジナルの記事を書くことしかできなくなり、発表モノを報じることはできなくなってしまう。この結果、ウェブ上では無料のニュースはごくわずかしかなくなってしまい、みんな新聞社の有料サービスに申し込まざるを得なくなる。
というシナリオが描かれるのだという。
日刊ゲンダイは日本新聞協会には入っていないから取材制限があると読んだことがあるなあ。
雑誌扱いなのだとか。でも、記者クラブには入っているか。
>こんなバカげた話を書いている元雑誌編集者が、日本のメディア業界では「ネットのことがよくわかっていて、われわれの行き先を指し示すことができる数少ない人」として尊敬されているのである。だから日本のメディア業界は絶望的なのだ。
佐々木さんの怒りは、Twitterを駆け巡っている。
ワタクシは最初、元木さんの話は、「皮肉なんじゃないの?」と思った。
でも佐々木さんは、追記でそうした意見を否定する。
>元木氏の書籍での発言を「記者クラブを批判している元木氏独特の強烈な皮肉なんじゃないか」と指摘していらっしゃる方がいるが、そう思うのならまず元木氏の本を読んでみてほしい。そうでないことがわかるはずだ。
そうなると、この本読まないといけないのか。
また本増えるなあ。
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しかし、週刊現代の元編集長で朝日新聞から本だしているのか。
まあ、文春から朝日に移った人よりはましか。