補正予算で文部科学省が出している案
なんだか気になったので調べてみた。
平成21年度補正予算案の文部科学省分
低炭素革命(計 4,881億円)
○「スクール・ニューディール」構想(学校施設における耐震化・エコ化・ICT化等)
(1)学校耐震化の早期推進、太陽光パネルをはじめとしたエコ改修の拡大 2,794億円
(2)学校ICT環境整備 2,087億円
①地上デジタルテレビ(電子黒板を含む)の整備 667億円
②学校のコンピュータ、校内LANの整備(公立学校) 1,420億円
底力発揮・21世紀型インフラ整備(計7,097億円)
(1)新学習指導要領の実施等のための教育環境の整備 288億円
(2)大学等における教育研究施設・設備の高度化・老朽化対策の推進 1,880億円
(3)留学生の受入れ促進、若手研究者等の海外への留学支援 473億円
(4)世界最先端研究支援強化プログラム(研究者最優先の研究システム) 2,700億円
・研究に集中できるサポート体制、多年度に自由に運営できる研究資金など、従来にない全く新しい「研究者最優先」の制度の創設<独法に基金を設置>
(5)成長力強化のための高度人材の活用 17億円
・高度な専門的能力・知識をもつポスドクの産業界での積極的活用、企業研究者の活用による産学融合の実現
(6)環境制約・資源制約の突破のための研究開発の推進 158億円
(7)地域の産業構造の変革 695億円
・各都道府県に地域産学官共同研究拠点を整備(47都道府県)
(8)先端分野の国際競争力強化と世界最高水準の研究環境整備 276億円
(9)文化芸術の振興-映画・アニメ等の「日本ブランド」の確立 315億円
(10)スポーツ施設の整備などスポーツ振興のための基盤の確立等 200億円
健康長寿・子育て(計1,159億円)
(1)教育費負担への支援や就職支援の充実 646億円
(2)地域医療の期待に応える大学病院の機能強化 370億円
(3)健康長寿社会の実現に資する研究開発の推進 143億円
雇用対策
○外国人労働者への支援 37億円
文部科学省関係計1兆3,174億円
いやあ、大盤振る舞いやあ。
以前書いたこの辺も入ってますね。
関連エントリ:5年間で90億使える人がいるのか?
関連エントリ:100人のポスドクに5億円
それにしても、これは補正予算で追加するものなのか?
と言うものも多いですよね。
設備の老朽化対策とか、学校のICT化とか、理科教育設備の整備とか、
景気対策とかではなくて、今まで経産省に認めてもらえなかったものを
みんな入れましたという感じがする。
それでいいんですかね?
本当ならば、本予算で提出しておくべきではないか
と思うものもあるように思いますが、いかがでしょうか?
平成21年度補正予算案の文部科学省分
低炭素革命(計 4,881億円)
○「スクール・ニューディール」構想(学校施設における耐震化・エコ化・ICT化等)
(1)学校耐震化の早期推進、太陽光パネルをはじめとしたエコ改修の拡大 2,794億円
(2)学校ICT環境整備 2,087億円
①地上デジタルテレビ(電子黒板を含む)の整備 667億円
②学校のコンピュータ、校内LANの整備(公立学校) 1,420億円
底力発揮・21世紀型インフラ整備(計7,097億円)
(1)新学習指導要領の実施等のための教育環境の整備 288億円
(2)大学等における教育研究施設・設備の高度化・老朽化対策の推進 1,880億円
(3)留学生の受入れ促進、若手研究者等の海外への留学支援 473億円
(4)世界最先端研究支援強化プログラム(研究者最優先の研究システム) 2,700億円
・研究に集中できるサポート体制、多年度に自由に運営できる研究資金など、従来にない全く新しい「研究者最優先」の制度の創設<独法に基金を設置>
(5)成長力強化のための高度人材の活用 17億円
・高度な専門的能力・知識をもつポスドクの産業界での積極的活用、企業研究者の活用による産学融合の実現
(6)環境制約・資源制約の突破のための研究開発の推進 158億円
(7)地域の産業構造の変革 695億円
・各都道府県に地域産学官共同研究拠点を整備(47都道府県)
(8)先端分野の国際競争力強化と世界最高水準の研究環境整備 276億円
(9)文化芸術の振興-映画・アニメ等の「日本ブランド」の確立 315億円
(10)スポーツ施設の整備などスポーツ振興のための基盤の確立等 200億円
健康長寿・子育て(計1,159億円)
(1)教育費負担への支援や就職支援の充実 646億円
(2)地域医療の期待に応える大学病院の機能強化 370億円
(3)健康長寿社会の実現に資する研究開発の推進 143億円
雇用対策
○外国人労働者への支援 37億円
文部科学省関係計1兆3,174億円
いやあ、大盤振る舞いやあ。
以前書いたこの辺も入ってますね。
関連エントリ:5年間で90億使える人がいるのか?
関連エントリ:100人のポスドクに5億円
それにしても、これは補正予算で追加するものなのか?
と言うものも多いですよね。
設備の老朽化対策とか、学校のICT化とか、理科教育設備の整備とか、
景気対策とかではなくて、今まで経産省に認めてもらえなかったものを
みんな入れましたという感じがする。
それでいいんですかね?
本当ならば、本予算で提出しておくべきではないか
と思うものもあるように思いますが、いかがでしょうか?
- 関連記事
-
- 2700億円は総合科学技術会議に委ねられたように見える (2009/06/22)
- 若手研究者が海外に行ったあとが問題だ (2009/05/29)
- 補正予算で文部科学省が出している案 (2009/05/19)
- 100人のポスドクに5億円 (2009/05/10)
- 科学界に足りない人材 (2009/04/22)