第 13 回 Discover Book Bar ~ ドリンクを片手に本を楽しもう ~ 1 周年祭へ参加してきました
ディスカバー21さんのブッククラブは、実は昔の会員証だと会員番号1番だったりするのですが、ここ最近参加できてませんでした。
そこで、フェイスブックページでのイベント募集に乗っかって、久しぶりに永田町のディスカヴァーさんにおじゃましてきました。
ブッククラブについては公式ホームページなどを参考にしてください。
ディスカヴァー21さんのフェイスブックページ
ディスカバーブッククラブのグループページ
ディスカヴァーブッククラブは、出版社ディスカヴァーが運営するコミュニティーページ。毎月開催しているDiscover Book Barでやっているような、本とイベントをテーマに交流したり意見交換をしたりする場を、フェイスブック上にも作ってみちゃおう!というグループページです。
「本が好き!」「本をおすすめしたい」「楽しそうなイベントないかな」「おもしろイベント情報をシェアしたい」という方は、お気軽にご参加&ご投稿ください♪
11階のディスカバー本社に伺うと、受付後程なくして移動。
どこに行くかと思えば、入社企業の裏動線へ通されて謎のエレベーターで23階へ。
そこは、永田町から周辺を見渡せる平河町森タワーの最上階で入社企業だけのコミュニティスペース。
iPhone5の写真だから見難いですが、こんな感じ。(下手だなあ)
そこで会場に入ると、大学の学園祭の模擬店よろしく、焼きそばを作るディスカヴァーさんの若手社員たち。
おもしろことを真剣にやる楽しさが伝わってきます。
こういうことが出来る会社って、勢いを感じますよね、と同席した方としみじみ話したりして。
そこからは、乾杯タイムなどなど。
干場社長の読書遍歴の早熟ぶりに感心したりして。
(図書館のカードを埋めるために本を借りるというのは、私も小学生の頃市立図書館でやりました)
その後、久しぶりに干場社長とお話出来て嬉しかったですね。
色々面白い展開も考えておられるようで、何より。
藤田編集部長や千葉さんにもご挨拶したり、色々今後の企みなどを……。
なかでも浴衣姿の、アメリカから日本の大学に入って、ディスカバーに入社した女性社員さん(名前を伺わなかったです)との話が楽しかった。
日本企業が外国人大学生の雇用に門戸を閉ざしている中でディスカバーに出会えた幸運を語る彼女に、さらにディスカバーの可能性を感じ、同時に日本の出版社の閉鎖性と後進性を考えてしまいました。
東大とか慶応とか早稲田とかばっかり看板で取ってちゃ、コンテンツ企業は潰れますな。
(でも、ディスカヴァーさんも東大出身率高いんですけどね)
コンテンツを本当に楽しんでいる人を採用しているのか、安定企業に入りたいだけなのか、そういう点をきちんと見極めて採用できているかどうかが、これからの企業の分かれ目ですね。
本を作りたい、というだけでもダメで「コンテンツをどういうパッケージで売るか」まで考えられる人が必要な時代。そして、そういう人材とどう出会い、共鳴しあうか。それにはリーダーの指針が大事なんですね。
まさに人事は社長の専権事項。
その意味で、干場社長に共鳴する若手社員の姿の典型を浴衣美人の彼女に見ることができました。
ディスカヴァー21自体は、海外展開も踏まえた拡大基調の中で、電子書籍の伸び悩みなど企業経営としては色々と背景(弱点となるか差別化となるかは別として)を抱えながらも、前に進む企業としてのパワーの発露を見た思いがします。
とにかく伸び盛りの企業の勢いを改めて感じました。
そして、その企業と一緒に面白いことをしようというお客さんというかファンの存在。
この人達が、企業にとってどれほど大事なものかをわかっている企業だとなとも思いました。
消費財を作って販売している企業にとって、ファンとのコラボ、コアファンとのネットワークというのが、ソーシャル時代の企業ブランディング、企業マーケティングには必要な物だと思います。
いま、サントリーやホンダ、トヨタあたりが意識した展開をしているように見えます。
その中で、消費財でありながら販売ルートが日販、東販という卸会社に任せきりという出版社が多い中で、書店への直販にこだわるディスカバー21。
やはり、消費者と直接関わることで大きくなったという意識を強く持ち、本を売るのではなく「視点を変える、明日を変える」という思想を載せたパッケージとしての本を売るという考え方で、ソーシャル時代のコンテンツ企業のあり方をきっちり抑えているんですね。
ディスカバーのブッククラブの大人版、ブックバー。
実に面白いイベントでした。
1周年おめでとうございます。
これからも、いろんな企画を期待しています。