サイエンスアゴラ2011に出展した感想
今年もサイエンスコミュニケーションネットワーク横串会の一員として
サイエンスアゴラに出展・参加してきました。
出店場所は新しく出来た東京都立産業技術研究センター。
グランドオープンは10月1日だそうで、アゴラの会場であると同時に
施設のツアーなども行なって、アピールの場としてもアゴラを活用していました。
この場所ができて、科学未来館、産総研などと、広場を挟んで会場が拡大し、
そのために、真ん中の広場を活用した展示があったのが、今年のヒットだったのではないでしょうか。
土曜日はあいにくの暴風雨でしたが、日曜日は暖かく、この広場を使った紙飛行機やら
屋台村でお昼を買って、その辺で食べる人たちやら、実にお祭り感が漂っていました。
それと、フジテレビ湾岸スタジオが近いせいか、フジテレビでよく取り上げられたらしい。
こういう地域連携は、これまでできてなかっただけに、今年のアゴラ運営組織のヒットかも。
横串会としては、住み慣れた?国際研究交流大学交流館が今年は使えないので、
新しい都立産業技術研究センターの1階にパネル3枚とかなり縮小して出店していました。
今までのように、お休み処としてのスペースも確保できず、
お菓子を置いては見ましたが、あまり好評とは行きませんでした。
それでも、ネット上に横串フィールド.ネットを今年も展開。
会場では、横串会会員を中心にサイエンスカフェなどの活動をチラシで展示。
そのデータをネットでも貼りつけて見られるようにし、
さらに、アゴラに出展した会員の活動も広報していました。
Twitterのタイムラインをまとめて流すなど、プロジェクターでサイトを投影して、
皆さんに見ていただけるよう工夫もしていました。
こうした横串フィールド.ネットでやってきたことは、
今年サイエンスアゴラ会場で、応用されていたように思います。
来場者のアンケート(横組スカイでは2008年に実施)
コミュニケーションボードを使って、付箋に意見を書いたものを貼る場所を作ったり(横串会では2008年、2009年に実施)
感想共有プロジェクト「あごりんく!」という、アゴラへの意見をネットで共有する仕組み(横串フィールド.ネットに2009年から実装)
さらに、お休み処としてフリースペースをつくるとか、無線LANの提供などは
毎年出展者として要求し続けてきたことです。
お昼ごはん難民の解消と共に、言い続けてきたことが受け入れられて嬉しいですね。
(お昼ごはんについては、今年は都立産業技術研究センターの5階食堂が解放されました)
さらに今年のアゴラは、アプリの配信を行なってスマホとの連動を図るなど、
これまでになく積極的に広報活動を行なっていたようです。
(アプリの件は、結構あとで知ったんですけどね)
プレイベントの国連大学でのセッションや、幾つかのJST主催イベントではUSTも行なっていましたし、
ずいぶんと意識が変わってきたものだなと思います。
意識が変わったといえば、出展者も小さな組織や個人の出展が減って、
企業や研究所、財団の出展が増えたように思います。
さらに、CRESTやRISTEX、脳プロなど研究費用を受けた研究プロジェクトの出展も目立ちました。
サイエンスコミュニケータの内輪のお祭りから、
サイエンスコミュニケーションを発揮する外向きの場へと
今年は大きくチェンジしたように感じました。
それはひとつの変化であると共に、きっと進歩なのでしょう。
今年は「新たな科学のタネをまこう~震災からの再生を目指して~」というテーマで
震災時の報道についてや、サイエンスコミュニケーターが出来たこと、出来なかったこと
サイエンスジャーナリズムをコミュニケータが補完できるかなどの議論がなされていました。
そういった意味でも、何が出来るか、何をしているのか、何を伝えたいのかを
はっきりと打ち出し、科学を通じて多くの人達にわかってもらいたい事実以上に、
活動していることを知ってもらいたいと思う団体が多かっったのだと思います。
出展者数は史上最高だそうですし、日曜日を見ていると来場者も多かったのではないでしょうか。
多くの人の興味を集めたことは事実でしょう。
そして、ここからどうするのか。
それがさらに改めて問われることになるように思います。
2009年の感想:サイエンスアゴラ雑感
2010年の感想:サイエンスアゴラ2010終わりました
追記:労作のトゥギャッターで雰囲気を感じてください。
サイエンスアゴラ2011つぶやきをただひたすら集めておく。 #sciagora11
サイエンスアゴラに出展・参加してきました。
出店場所は新しく出来た東京都立産業技術研究センター。
グランドオープンは10月1日だそうで、アゴラの会場であると同時に
施設のツアーなども行なって、アピールの場としてもアゴラを活用していました。
この場所ができて、科学未来館、産総研などと、広場を挟んで会場が拡大し、
そのために、真ん中の広場を活用した展示があったのが、今年のヒットだったのではないでしょうか。
土曜日はあいにくの暴風雨でしたが、日曜日は暖かく、この広場を使った紙飛行機やら
屋台村でお昼を買って、その辺で食べる人たちやら、実にお祭り感が漂っていました。
それと、フジテレビ湾岸スタジオが近いせいか、フジテレビでよく取り上げられたらしい。
こういう地域連携は、これまでできてなかっただけに、今年のアゴラ運営組織のヒットかも。
横串会としては、住み慣れた?国際研究交流大学交流館が今年は使えないので、
新しい都立産業技術研究センターの1階にパネル3枚とかなり縮小して出店していました。
今までのように、お休み処としてのスペースも確保できず、
お菓子を置いては見ましたが、あまり好評とは行きませんでした。
それでも、ネット上に横串フィールド.ネットを今年も展開。
会場では、横串会会員を中心にサイエンスカフェなどの活動をチラシで展示。
そのデータをネットでも貼りつけて見られるようにし、
さらに、アゴラに出展した会員の活動も広報していました。
Twitterのタイムラインをまとめて流すなど、プロジェクターでサイトを投影して、
皆さんに見ていただけるよう工夫もしていました。
こうした横串フィールド.ネットでやってきたことは、
今年サイエンスアゴラ会場で、応用されていたように思います。
来場者のアンケート(横組スカイでは2008年に実施)
コミュニケーションボードを使って、付箋に意見を書いたものを貼る場所を作ったり(横串会では2008年、2009年に実施)
感想共有プロジェクト「あごりんく!」という、アゴラへの意見をネットで共有する仕組み(横串フィールド.ネットに2009年から実装)
さらに、お休み処としてフリースペースをつくるとか、無線LANの提供などは
毎年出展者として要求し続けてきたことです。
お昼ごはん難民の解消と共に、言い続けてきたことが受け入れられて嬉しいですね。
(お昼ごはんについては、今年は都立産業技術研究センターの5階食堂が解放されました)
さらに今年のアゴラは、アプリの配信を行なってスマホとの連動を図るなど、
これまでになく積極的に広報活動を行なっていたようです。
(アプリの件は、結構あとで知ったんですけどね)
プレイベントの国連大学でのセッションや、幾つかのJST主催イベントではUSTも行なっていましたし、
ずいぶんと意識が変わってきたものだなと思います。
意識が変わったといえば、出展者も小さな組織や個人の出展が減って、
企業や研究所、財団の出展が増えたように思います。
さらに、CRESTやRISTEX、脳プロなど研究費用を受けた研究プロジェクトの出展も目立ちました。
サイエンスコミュニケータの内輪のお祭りから、
サイエンスコミュニケーションを発揮する外向きの場へと
今年は大きくチェンジしたように感じました。
それはひとつの変化であると共に、きっと進歩なのでしょう。
今年は「新たな科学のタネをまこう~震災からの再生を目指して~」というテーマで
震災時の報道についてや、サイエンスコミュニケーターが出来たこと、出来なかったこと
サイエンスジャーナリズムをコミュニケータが補完できるかなどの議論がなされていました。
そういった意味でも、何が出来るか、何をしているのか、何を伝えたいのかを
はっきりと打ち出し、科学を通じて多くの人達にわかってもらいたい事実以上に、
活動していることを知ってもらいたいと思う団体が多かっったのだと思います。
出展者数は史上最高だそうですし、日曜日を見ていると来場者も多かったのではないでしょうか。
多くの人の興味を集めたことは事実でしょう。
そして、ここからどうするのか。
それがさらに改めて問われることになるように思います。
2009年の感想:サイエンスアゴラ雑感
2010年の感想:サイエンスアゴラ2010終わりました
追記:労作のトゥギャッターで雰囲気を感じてください。
サイエンスアゴラ2011つぶやきをただひたすら集めておく。 #sciagora11
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