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歴史に学ばない国なのか

昨日のエントリで紹介した日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点
を読んでいても思ったことなのだけど、山岸先生が例外的に見えるくらいに

なぜか日本人の議論は「歴史に学ばない」上に情緒的なものが多いなあ、ということ。

なぜかと言うと、アルファブロガーのサイトが実に論理的で歴史に学んでいるのを見たから。

「タメグチ」的ガバナンスの歴史:isologue
>「市場とは何か」ということを多角的に考えてみることで、「日本人には市場経済は向かない」と思考停止するのではなく、解決策を考えつくかも知れないな、と思う次第であります。

日本人と市場経済、欧米人と市場経済ということを、
アメリカ大陸の発見を契機に考え続け、
もしもアメリカ大陸がなかったら
もし、アメリカ大陸が日本の近くだったら
言うような思考実験と、人口の問題など数字をすえて科学的な考察を続けていく。

この考察の連続自体が実に、知的刺激にあふれていて、
中途半端なつこっみコメントが磯崎さんの博学と見識に打ち砕かれていくのも小気味いいのですが、
何よりも、この一連のエントリの底流に、
歴史に学ぶ姿勢、知性を肯定する姿勢があることがすばらしいと思うのです。

日本人と言うか日本社会の歴史的継続(進化と言ってもいいけど)が
どのような偶然と長所によるものかを十分に把握した上で、
欧米化や市場主義化を推進しないと、結局機能しないだろうし、
日本的なものに飲み込まれ変質してしまうだろう。

とくに、この日本的なものに変質させる能力の高さが、もっとも「日本的」なのだし、
進化は偶然と適者生存の連続だとすれば、日本社会はどういう適者生存が働いたかを考えて
国家のあり方や戦略や方法論を議論すべきではないかと思う。

そのときに、重要なのは、こうした思考実験だろうし、
数値に基づく科学的思考であることはいうまでもない。

そんな気がして歴史について読んだりしている。
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網野 善彦

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まだまだ読みきれていないので、またいつか紹介します。
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歴史の「起きなかったこと」に学ぶ

もともとは、このエントリ(歴史に学ばない国なのか)に書いたように、 isologueからなのですが、 歴史の「IF」に学ぶ行為を考えていました...

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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
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2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
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