fc2ブログ

【コミック】遠藤浩輝短編集2

コミック→アフタヌーン連載
01 /21 2007
遠藤浩輝短編集 2
遠藤浩輝
講談社
endo-endo2.jpg

「みんな みんなここで何とか ふんばっている」

EDENはずっと読んでるものの、別に短編には興味はなかった。
けど、日本ふるさと沈没の中に収録されてる遠藤浩輝の短編読んでから読みたいと思った。
ので読んでみた。

Hang
なんというか危ういな。
北海道、東北がなぜにワイヤーでつるされていて、それでいて今にも落下しそうなバランスで成り立っているのか。
それでも人間は生きてるし、生きようとしてる。
いつまで持つか分からない。
それでもそこでなんとかやっている。
……そんな思ってる人も多いんだろうな。

女子高生2000
いまも昔も何も変わらず、ただ自分だけが変わってしまってるような錯覚と、過去と現在と夢と現実を交互に描いていくのがなんとももう…
それでもいまも生きてるわけですが(笑

プラットホーム
なぜ絵を描くのか、そこに自分の世界を投射できるからなのか。
権力もなにも持たないヤクザ屋の息子が銃を手にした時に、一体なにを考えるのか、か…。

ボーイズ・ドント・クライ
書き下ろしの短編。
読んでからニヤリとした。
こういうオチなのか。
恋に悩む少年とレズの少女が語り合う。
そこからなにを描くのかと思いきや(笑


全篇どこかアイデンティティについて語りかけるようなものが多かったなぁ。

遠藤浩輝短編集 2 (2) / 遠藤 浩輝

コメント

非公開コメント

∀ki(あき)

自由に生きてます。
色々読んだり見たりしてます。

リンクやトラックバックは自由にどうぞ。