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【コミック】戦線スパイクヒルズ 7

コミック→戦線スパイクヒルズ
12 /07 2007
戦線スパイクヒルズ 7
原作:原田宗典『平成トム・ソーヤー』
漫画:井田ヒロト
スクウェア・エニックス
ヤングガンガン連載
戦線スパイクヒルズ 7 (7) (ヤングガンガンコミックス)戦線スパイクヒルズ 7 (7) (ヤングガンガンコミックス)
(2007/10/25)
原田 宗典

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今 僕が立っているのは 仲間と呼べる人たちと共に歩いてきた道だ
――さぁ 先に進め
この壁を崩して その先までみんなで行くんだ

戦線スパイクヒルズ 7』本文より引用

戦線スパイクヒルズ』最終巻。
これにて完結。

最初はくだらない現実からの逃避のための早慶大の入試問題を盗むという大きな計画を実行に移そうとする。
作戦を練り続け、仲間や親とケンカしたり、仲良くなりを繰り返し、大きな壁にぶち当たりetc.

そして最後にノムラたちが得たものとは。

まさにこれぞ青春と呼ぶに相応しい終わり方だった。
彼らが手に入れたものは決して現実逃避や社会を壊したいというネガティブなものじゃなかった。

ネガティブな部分に惹かれて読み始めたけれども、このラストの爽やかさを味わうことになるとは(笑
いいラストが見れたマンガだった。

【コミック】戦線スパイクヒルズ 6

コミック→戦線スパイクヒルズ
08 /14 2007
戦線スパイクヒルズ 6
原作:原田宗典『平成トム・ソーヤー』
漫画:井田ヒロト
スクウェア・エニックス
ヤングガンガン連載
戦線スパイクヒルズ 6 (ヤングガンガンコミックス)戦線スパイクヒルズ 6 (ヤングガンガンコミックス)
(2007/06/25)
原田 宗典

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……頼むぜ ノムラ
これが最後の最後だ

戦線スパイクヒルズ 6』本文より引用


大学入試問題奪取の決行前夜。
そして決行当日。

最後の最後で立ち塞がるいくつもの難関。
果たしてノムラたち3人は輝かしい未来をスることが出来るのか。


ヽ(゚∀゚)ノ ついに最終章。
5巻での大事件、そしてその事件を発端に出てきた無力感と絶対に成功させなくてはすべてを無駄にしてしまうという強迫観念を乗り越えられるのか。

ここから先はそういうとこに活目だなぁ。


3人の無駄に明るく振舞う様が痛々しい。・゚・(ノД`)・゚・。

【コミック】戦線スパイクヒルズ 5

コミック→戦線スパイクヒルズ
08 /06 2007
戦線スパイクヒルズ 5
原作:原田宗典
漫画:井田ヒロト
スクウェア・エニックス
ヤングガンガン連載
戦線スパイクヒルズ 5 (ヤングガンガンコミックス)戦線スパイクヒルズ 5 (ヤングガンガンコミックス)
(2007/01/25)
原田 宗典

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―僕も多分キクチさんと同じで…
説明のつかない胸に燻ったもやもやしたものに答えが欲しかったのだ

戦線スパイクヒルズ5』本文より


急展開を迎えた5巻。

もはや後ろ向きな青春とかどこか遠くへとかそういうモラトリアム的な物語から一転したな('A`)

3人+チサトさんの4人で過ごす毎日や入試問題をいかにしてヤクザからスるかという計画を練り続ける充実感とかが一気に崩壊し、急に突きつけられた現実とどう向き合うんだろう。



5巻ラストのスウガクが受け取った手紙には思わず泣きそうになった。・゚・(ノД`)・゚・。

【コミック】戦線スパイクヒルズ 4

コミック→戦線スパイクヒルズ
05 /05 2007
戦線スパイクヒルズ 4
原作:原田宗典
漫画:井田ヒロト
スクウェア・エニックス
ヤングガンガン連載
戦線スパイクヒルズ 4 (ヤングガンガンコミックス)戦線スパイクヒルズ 4 (ヤングガンガンコミックス)
(2006/08/25)
原田 宗典

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「世界は相変わらずのはずだ
人間はどれも薄汚い この世は欺瞞と苛立ちで満ちている
なのに
先生がいるというだけで こんなに世界が違って見える」



原作平成トム・ソーヤーの『戦線スパイクヒルズ』4巻。

1990年代初頭の懐かしさと"この世界"に対する鬱屈を描いた作品。

なにもかもがもうどうでもいい。
みんな死ねばいいと思いつつ、それでも何かを得られると途端に世界が開けたように思えてしまう。

青春だねぇ。

やっぱりスウガクにもそういう時期があったか。
それでも裏切られて、そしてあの家庭があって。
だから抜け出そうともがいてるわけか。

4巻はスウガクの過去とチサトさんからノムラへの技術の受け継ぎ。

最後のあの1ページで1コマ使ったあのセリフが気になる。

チサトさんは過去を悔いているようだし、今ではノムラやスウガクたちを自分の子供のように可愛がってるし。
そういったなんか幸せな展開が結構描かれていただけに…

そろそろラストへ向けて最後の助走、って内容だったように思えた。

【コミック】戦線スパイクヒルズ 3

コミック→戦線スパイクヒルズ
02 /04 2007
戦線スパイクヒルズ 3
漫画 井田ヒロト
原作 原田宗典
スクウェア・エニックス
ヤングガンガン連載
戦線スパイクヒルズ 3 (ヤング ガンガン コミックス)戦線スパイクヒルズ 3 (ヤング ガンガン コミックス)
(2006/03/25)
原田 宗典

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「…ねえ どこに行くの
一緒に連れてってよ どこか 遠くへ」


戦線スパイクヒルズ3巻。

なにもない日常から脱出するため有名私大のテストを盗む話。
息子のためにテスト用紙を盗もうとするヤクザの事務所に盗聴器を仕込むところが3巻。


あぁついに大麻まで出てきちまったよ…
退屈な日常の脱却方法の一つでもあるもの、か。
そしてスリにも超絶的な感覚をもたらしてしまってるし。
ノムラ君はこのまま堕ちてしまう気がしなくもない。
キクチさんも脱日常のための非日常をもとめてやまないし。

どうやらその二人だけじゃなくスウガクにしてもチサトさんにしてもなにかを求めて今回の計画を実行に移してるし。


日常がつまらない、「なにか」わからないけど何かを求めて必死に行動する青春はある意味素敵だよなぁ。

【コミック】戦線スパイクヒルズ 2

コミック→戦線スパイクヒルズ
01 /13 2007
戦線スパイクヒルズ 2
漫画 井田ヒロト
原作 原田宗典
スクウェア・エニックス
ヤングガンガン連載
戦線スパイクヒルズ 2 (ヤングガンガンコミックス)戦線スパイクヒルズ 2 (ヤングガンガンコミックス)
(2005/10/25)
原田 宗典

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「息を切らしながら一直線に走っていく
こんなに真っすぐに こんなに純粋に 誰かのことを想ったのは
本当に生まれて初めてだ」



戦線スパイクヒルズ2巻。


前巻のどうしようもなく未来に対して希望が持てないところから、希望を得てしまった2巻。
目的が見つかってひたすらに一直線に進み続けるノムラ君がステキだ。

もう見てるこっちが恥ずかしいほどに青春だなぁ。
彼女と一緒に早慶大学に入る。
そのためにテスト用紙を天才的なスリのテクニックを使って盗む。


しかし、そう簡単にはいかないのは物語上のお約束。
さて、どうやってノムラ君たちが乗り越えていくのかが見物。


90年代初頭の風景がなんかいま見るとノスタルジック。
電話ボックスの中でひたすら彼女が学校から出てくるのを待ち続けるってのがなぁ。
あのころは携帯電話なんてなかったしな。

【コミック】戦線スパイクヒルズ 1

コミック→戦線スパイクヒルズ
01 /12 2007
戦線スパイクヒルズ 1
漫画:井田ヒロト
原作:原田宗典
スクウェア・エニックス
ヤングガンガン連載
戦線スパイクヒルズ 1 (ヤングガンガンコミックス)戦線スパイクヒルズ 1 (ヤングガンガンコミックス)
(2005/06/25)
原田 宗典

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「ねェ 行きたいねぇ どっかに」
「……どこへ?」
「どっか……遠ーーくにさァ」



戦線スパイクヒルズ1巻。
なんとなくは気になってたから読んでみたけど……。

最初の数ページでこれは読むべきものだと思った。

たった一つの長所しか持たないものたちが高校3年の受験の時期に漠然とした未来に対してどうテロを起こすのか。
それが今回は有名大学のテスト用紙を盗む、ということで未来を手に入れようとする。

何の役にも立たない長所しか持たない主人公たち。
なによりも自分の周りの世界に対して不満しかもっていない。
それを抜け出すには、未来を勝ち取るしかない。
さぁ、どうする?



未来に対する漠然とした不安の大きさがあまりに見事に表現されてる気がする。

∀ki(あき)

自由に生きてます。
色々読んだり見たりしてます。

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