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安倍元首相銃撃事件を機に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に改めて注目が集まっています。

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日韓トンネル 複数の地方議会に請願 背後に信者の働きかけ

2013年に日韓トンネルの早期建設を求める意見書案を可決した対馬市議会=長崎県対馬市で23年2月28日午後4時25分、平川昌範撮影
2013年に日韓トンネルの早期建設を求める意見書案を可決した対馬市議会=長崎県対馬市で23年2月28日午後4時25分、平川昌範撮影

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が提唱したとされる「日韓トンネル」構想を巡り、トンネルの建設や早期着工を求める意見書や請願書が複数の地方議会に提出されていた。構想は九州と韓国を海底トンネルでつなぐ計画。経由地の長崎県対馬市議会だけでなく、ルートから遠く離れた地方の議会にも出されていた。経緯を探ると、構想実現に向けた機運を高めようと、教団信者が動いた形跡が見え隠れする。

 韓国・釜山まで最短距離で約50キロにある国境の島、対馬市。2013年3月、市議会で「『日韓海底トンネル』の早期建設を求める意見書」案が審議された。「日韓トンネルは島国日本とアジア大陸を結び、東アジアの一体化と平和を求める歴史的な試みである」。意見書案では、英国とフランスをつなぐ海底トンネルになぞらえ、その意義が強調された。案は反対討論がないまま、その日のうちに可決。後日、首相や衆参両院議長らに送付された。

 文氏が1981年に提唱したとされる日韓トンネル構想は、佐賀県唐津市から長崎県の離島、壱岐市と対馬市を経て、韓国までを海底トンネルでつなぐ計画だ。毎日新聞の取材では、事業を進める教団の友好団体「国際ハイウェイ財団」(東京)が3市のトンネルルート上にある広大な土地を取得していることが判明している。

 対馬市議会の意見書案は「日韓トンネル推進 長崎県民会議」からの請願書を受けて提出された。当時、産業建設常任委員会の委員長として請願書の採択に関わった元市議は1月下旬…

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