「はやぶさ2」プロジェクトメンバーが宇宙を志した二つのきっかけ
毎日新聞
2021/1/5 11:00(最終更新 1/5 21:58)
有料記事
2063文字
小惑星の岩石のかけらを持ち帰る偉業を達成した小惑星探査機「はやぶさ2」のプロジェクトに関わる研究者や技術者は、何に影響を受けて宇宙に興味を持ったのか。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の職員や大学の研究者、メーカー担当者ら関係者46人にアンケートを取った結果を見ると、日本の宇宙探査を次世代につなげるヒントも見えてくる。【池田知広/科学環境部】
調査は昨年6月、近畿大学の道上達広教授(惑星科学)がオンラインで実施。他の人の回答を参考にしつつ、自由回答も組み合わせて、何に影響を受けたか複数選んでもらった。
その結果、最も多くの人が選んだのは「宇宙戦艦ヤマト」で、19人が選択。40~50代で圧倒的な支持を集めた。調査に回答はしていないが、JAXA宇宙科学研究所の国中均所長(60)も、公の場でしばしば作中のセリフを引用している。
2位はアニメ「銀河鉄道999」と「機動戦士ガンダム」、木星や土星などの鮮明な写真を撮影した「ボイジャー計画」で、それぞれ14人が選んだ。続いて13…
この記事は有料記事です。
残り1624文字(全文2063文字)
【時系列で見る】
-
はやぶさ2が届けたカプセル初公開 27日からは国立科学博物館で
1386日前 -
はやぶさ2カプセルを初公開「現物の迫力を味わって」 相模原
1387日前動画あり -
(下)「探査機の運転手」が広報の中心になったわけ
1427日前 -
(上)初の「管制室生中継」が実現した背景は
1428日前 -
はやぶさ2 「カプセル回収の舞台裏」 橘省吾・東大教授ルポ・下
1443日前 -
はやぶさ2 「カプセル回収の舞台裏」橘省吾・東大教授ルポ・中
1444日前 -
はやぶさ2 コロナ下のカプセル回収の「舞台裏」 橘省吾・東大教授ルポ・上
1445日前 -
はやぶさ2 2度目の着陸を成功に導いた機転と「奇跡の画像」
1451日前 -
はやぶさ2 着陸地点決定に貢献した専門家の「古典的な手法」
1452日前 -
「はやぶさ2」プロジェクトメンバーが宇宙を志した二つのきっかけ
1453日前図解あり -
はやぶさ2・津田雄一さんに聞く(下) 「はやぶさの存在はプレッシャーだった」
1458日前 -
はやぶさ2・津田雄一さんに聞く(上) 「石ころでこんなに喜べるとは思ってもみなかった」
1459日前 -
はやぶさ2回収、物質から出続ける気体 何が分かる? 太陽系の謎ひもとく期待
1462日前 -
2回目着陸時のカプセルにも大きな試料 はやぶさ2、JAXAが開封
1465日前 -
「気に入らない」連発 はやぶさ2チーム鍛えたJAXA宇宙研所長の厳しい指導
1469日前 -
はやぶさ2のリュウグウ採取試料は約5.4グラム 目標の50倍以上
1470日前 -
はやぶさ2、手ごわかったリュウグウの黒さ チームも探査機も惑わす
1472日前 -
はやぶさ2「大粒試料どっさり、言葉失った」 小箱開封で黒い石確認
1474日前 -
はやぶさ2のカプセル内に粒子を確認 リュウグウで採取の岩石のかけらか
1474日前
関連記事
あわせて読みたい
' +
'
' +
'' + csvData[i][2] + '
' + '' +
'' + listDate + '' +
'
' +
'