訪日客数爆増中、「ボルシチラーメン」も ロシア人の「日本愛」

東京都新宿区で催されたラーメンフェスティバルに出品されたボルシチラーメンのポスター=2024年12月11日、大前仁撮影
東京都新宿区で催されたラーメンフェスティバルに出品されたボルシチラーメンのポスター=2024年12月11日、大前仁撮影

 ロシアが2022年2月にウクライナへの侵攻を始めて以降、対露制裁を科した日本との関係は著しく冷却化した。しかし最近ではロシアからの訪日客が急速に回復している。中にはロシアで人気のラーメン店の関係者の姿も見られた。

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ロシアと日本の料理コラボ

 年の瀬が近づく東京の新宿・歌舞伎町では、あるラーメンフェスティバルが催されていた。そこではロシアの伝統料理とコラボさせた一品も出されていた。

 古くから伝わるボルシチをスープに使い、そのまま「ボルシチラーメン」と名付けている。ボルシチは真っ赤な野菜のビーツを煮込むことが多いため、麺やスープは深紅に染まっている。トッピングにはロシア版のギョーザやキャビアなどが選べる。

 「日本ではこんなラーメンは見当たらないと思います。長い時間を掛けてきた我々の取り組みを日本で知ってほしかったのです」。ロシアからわざわざ来日して出店したラーメン店の経営母体の幹部アルトゥール・ガーナギンさん(39)は、フェスティバルに参加した動機を明かす。

 クウという名の店は「ラーメン居酒屋」と自称している。モスクワで17年に開店した後、スタッフを日本のラーメン作りの講座に参加させたり、日本のラーメン職…

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