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息子とはソルド“前夜”のユニクロに行った。クリスマスにプレゼントしたカシミアのセーターが「デカすぎる」と言うので、ソルドが始まったらすぐなくなるからその前に取替えに行こうと。
クリスマス前はレジの前に三重の列ができていたユニクロはガラガラ。嵐の前の静けさ。快適。
ところがカシミヤのセーターはほぼ完売していて、へんな薄ピンクのXLしか残っていない。彼は、春物の紺のセーターを選び、ジーンズも試そうか、という時「間もなく閉店になります」のアナウンス。6時5分前。2時間早く閉めて、ソルドの準備をしようというわけね。
躊躇う息子を「ここは日本よ、5分あれば断らない!」と励まし、試着室に走り、
「まだ大丈夫?」と聞くとはたして「ビアン・シュール!」
待っている間に店員さんに聞いたら、10時まで残業で正札の付け替えをするそうだ。

10年以上、いやもっと前かも。ソルド前夜、某ブティックで狙っていたジャケットを試し、「え、明日からソルド?残念、明日は飛行機の中・・・」とため息をついたら、50%オフにしてくれた。
それ以後、このテは成功していない。

翌日、ソルドの初日。お昼休みに「テニスシューズがボロボロ」という息子にまた付き合って、マレのセレクトショップSPRINTに赴く。いつもは“母親と歩くのはイヤ”という雰囲気を漂わせているくせに、買い物には引っ張り出すのね。小さくて品数も少ないけどセレクションがいいその店は「1足買ったら2足目タダ」。正札を付け替える必要がなく(残業もなく)利口なやり方だ。
フェアトレードのVEJA。すっきりしたデザインで色がきれい。女子にも人気。
サン・マルタン運河近くに、フェア・トレードブランドを集めたVEJAコンセプト・ストア”Centre Commercial”がある。

Veja

お昼のニュースでソルドの出足イマイチ、と言っていたけどその店も混んでいなかった。VEJAとFred Perry、2足で85ユーロ。快挙。
土曜日。ソルド開始後最初の週末は一番混むとき。娘は“早起き”して友達とAmerican Apparelに出かけていった。なんと殆どの商品がソルド除外だって!グレイのレギンスとボルドーのミニスカートを買ってきた。American Apparel人気商品の色とりどりのレギンス(38ユーロ)は生地がしっかりしていて許せるけど、スカートは裏地のような粗悪な生地で42ユーロ!

これはまあ普通だけど、けっこうきわどい広告写真が多い
American Apparel

ま、本人が気に入っているならいいけどね。お店はガラガラだったとか。フランス人の“購買力”が問題になるわけだ。

非常にコンサバな息子は「娘にこんな格好させていいの?」という顔で時々私を見る。自分だってジーンズずり下げてパンツ見せて歩いてたじゃない!

私は、Sandroでボルドーのワンピースを買う。156ユーロ、たったの20%オフ!ケチ。
売れてるブランドは強気なのだ。
Sandroと Maje、ここ数年であちこちに路面店が登場した。
2004年創立のSandroは「ロマンチック、ボヘミアン、フェミニン、ちょっとレトロでエレガント」なスタイルをウリにして、世界中に110のお店とコーナーを持つ。

こういうラインが多い。Kooplesにも似ている。

Sandro


2000年に最初のブティックを開いた Majeは「美しくてラフで、でもシックで、シンプルでオリジナルで陽気」という欲張りなコンセプト。Sandroに似ていて、お店もよく隣同士や至近距離にある。なぜ?どうして?と思っていたら、創立者が姉妹であった。後発のSandroはメンズも出して、より稼いでいる。
ウチに帰ってワンピースを見せたら、娘がすぐ「着てみていい?」
アブナイ、アブナイ・・・

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(単純計算しても歳は出ません!)
訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とヴィンテージの服、デビッド・ボウイが趣味。

長谷川たかこ

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