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クリスマスがイエズス(イエス?)の誕生日であるのは周知だけど、それに続く王様の祝日や、マルディ・グラやキャレーム(四旬節)、復活祭・・・キリスト教の祭日はややこしい。
ギャレットを食べる王様の祝日までがイエズスの誕生を祝うお祭りで、その後は、イエズスが蘇ったことを祝う復活祭に向かう記念日なので混乱する。

さてこの週末はフランス語でPâquesと呼ばれる復活祭。
フランスの公立学校は宗教教育をしないので、娘のように、
「クリスマスに生まれたのに、もう死んで蘇ったわけ?」ということになる。
「まさか!その間に病人を治したりいろんな奇跡をして、30歳くらいで使徒の一人に裏切られて捉えられて、十字架に貼り付けになって・・・」とすごくアバウトな略歴を説明するのであるが、
「それは人間が考えたお話でしょ」

復活祭は「春分の日のあと、最初の満月後の日曜日」、つまり移動祭日で、その上、グレゴリオ暦(西方教会:カトリックとプロテスタント)とユリウス暦(東方正教会)とでは日にちが異なる。
それが今年は、2つの暦が一致して、みんな揃って祝うイースターとなり、ローマやエルサレムではいつもより盛大に信者が集まって祝われたそうだ。来年の復活祭も“みんな揃って”で、4月24日だそうだ。

私たち、特に信仰深くない人は、ショーウインドウに色とりどりのチョコレートの卵が並び出すと「おお、パックが近づいている」と知り、翌日の月曜日(lundi de Pâques)が休日なので3連休を喜ぶのだ。

卵や鶏は再生のシンボル。釣鐘は、復活祭に先立つ節制の四旬節、教会が鐘を鳴らさなかったからだそうだ。

paques.jpeg

といっても復活祭の時期は、花や緑が蘇る春の訪れと重なり、信仰ある人でなくてもウキウキする・・・はずであるが、この天気はどうだ!10度を切り、雨が降り、雹まで振り、暖房をつけ、クリーニングに出そうとしていた冬物を引っ張り出す。

“桜が満開”の東京が深刻に羨ましい。


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コメント
Re: タイトルなし
ありがとうございます。
松葉杖の操作(?)はかなり上達しました。

別れさせ屋で殺人事件!知りませんでした。出会いサイトの発展もそれをめぐる犯罪も日本のほうが早いですものね。

どうぞまた読みにきてください。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(単純計算しても歳は出ません!)
訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とヴィンテージの服、デビッド・ボウイが趣味。

長谷川たかこ

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