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12日はフランス総選挙の第一回投票日。棄権者数は52.5%、過半数が投票しなかった。
2002年35.6%、2007年39.6%、2012年42.8%、2017年51.3%…と、棄権者数は毎回、記録を更新。

なぜ投票しないかというと、
「候補者が、国民の心配事に言及しない」
「選挙運動がない」(この国で、候補者がスピーカーで「○○××をよろしくお願いしまーす」というような選挙運動を見たことがない)
「この選挙は、国民の生活や国の情勢に何の影響も及ぼさない」
そして何より、候補者を知らない、というのが大きい。
大統領選はいくらなんでも顔と名前を知っているけど、地方議員の候補者はどんな人物なのかわからないことが多い。
以前、娘の友達の母親が出馬して、唯一“知ってる立候補者”だった。その人は2度か3度落ちて諦めたけど。

立候補者どころか聞いたこともない党も:
2016年に生まれた、動物保護を掲げるParti Animalisteアニマリスト党。「動物たちも、あなたの一票に期待しています」
猫にすればよかったのに、なぜアヒルなの?

フランス総選挙

夫がひっくり返った“フランス初の快楽主義政党”Parti du plaisir/喜びの党のポスター。

フランス総選挙

2001年にストリッパーのシンディ・リーが立ち上げた
集団より、個人の充足を大切にし、政治に遊び心と色気を、がモットー。
ボトックス顔のシンディさんは2002年から何度も立候補(大統領選まで!)していて、幸い殆ど票が取れていない。

さて第一回投票の結果は、『服従しないフランス』のメランションを中心にまとまった左派連合NUPES/ニュプスが、大統領支持の連合Ensembleとほぼ同点で並び、厄介なことになっている。
国会という船の舵を取るのに、敵対する政策の2つの政治勢力・・・船はどこへ行くんだろうか?


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(単純計算しても歳は出ません!)
訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とヴィンテージの服、デビッド・ボウイが趣味。

長谷川たかこ

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