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Photoshopし過ぎ VS 証明写真

決選投票まで後10日。マクロンとルペンが新しい選挙ポスターを公開。

エマニュエル・マクロンVSマリーヌ・ルペン

マクロン「共にフランス」、ルペン「フランスを選ぶ」
エマニュエルが(やっと)微笑んだ、マリーヌは座った、のはいいけど後者のポスターにツイートの嵐。
「笑っちゃうのはPhotoshopの使い過ぎと、イケアのショールームのような本棚」
「マライア・キャリーとPhotoshop競ってない?」
「顔をいじりすぎてボディと全然釣り合ってない」

「Photoshop前」

マリーヌ・ルペン

「これ、Photoshopの宣伝?」

マリーヌ・ルペン

と“修正しすぎ”に集中している。

マクロンの方は「証明写真みたい」
「マネしてない?」
1988年のジャック・シラクの選挙ポスター

1988-presidentielle-la-france-ensemble.jpg

さて、これは第一次投票で各市町村トップの立候補者。フランスの6角形が東(ルペン)と西(マクロン)に真っ二つ。パリは“ルペニスト”(ルペン支持者)に囲まれているんだわ・・・

仏大統領選一次投票結果、地域別


決選投票でマクロン圧勝みたいに言われているけど、この予想は危険だ:
〇5月7日に向けてすぐアグレッシヴな選挙運動を開始したのに、マクロンは悠々としていて出遅れた。
〇フィヨンと並んで19%を獲得したメランションは「マクロンに投票せよ」の支持を出さなかった。支持者の21%がルペンに入れるという予想。
〇ルペン牽制のためマクロンに投票すべき人たちが「私が入れなくても勝つ」と、棄権か白紙投票をする。

だから油断はできない。周囲に多いメランション支持者に「ルペンになったら日本に強制送還されるかも。政策に賛成できなくてもマクロンに入れて!」と叫んでいるワタシ。

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コメント
ウィーンからはじめまして! しばらく前から拝読しています。映画のお話や政治ネタも分かり易くて楽しみです。オーストリアも去年大統領選挙がありまして、「緑」と「極右」の決選投票になり(しかもやり直し選挙まであり)、もしや、と肝を冷やしましたが、何とか「緑」が勝ってホっとしました。英国に続いてフランスまでEU離脱なんてことになったら、もうガタガタ。ここは、踏みとどまって欲しいです。
まわりにメランション支持者(共産主義?)が多いってそれはそれで凄い世界ですね(笑)日本でもマスメディアは「極右ルペン」と報じますがマスメディアの信用は地に落ちていますので、一般人からすると「移民を受け入れるが制限、テロ組織に関与する外国人の強制送還、イスラム教徒にはフランス社会に適応する形を模索してほしい、どこが極右やねん?」国際金融資本の申し子マクロン(政策に中身がないと思いますが)が圧倒的に有利だろうがその場合、治安・失業率含め何も解決できないだろう、ドイツの舎弟、我々が憧れたフランスの終焉だろう、という声も多いです。
第1回投票で破れたフィヨンらが、支持者に「マクロンに投票を!」と呼びかけていましたが、フランスでは支持者はそのとおりに動くものなのですか?
Re: マダムKenwan様
ありがとうございます。
オーストリアの大統領選、ハラハラと注目していました。「緑」の勝利に安堵しました。
本当に、フランスまで離脱したら、他の国も「僕も」「私も」と抜けそうで、ヨーロッパは経済的にも政治的にも世界に太刀打ちできなくなります。来週は戦々恐々です。
Re: タイトルなし
面白くて鋭い意見ですね!
マリーヌ・ルペンは父ジャン=マリーがズケズケ言ったことを、綺麗な包装紙に包んで言って新たな支持者を増やしていますが、中身は父親と変わらないと思います。例えば”テロ組織に関与する外国人”の範囲が限りなく広がりそうな危険・・・
マクロンの政策は確かに中身が(あまり)ないですが、マリーヌがEU離脱を狙っているのに対し、EUが一丸となる重要性を強調しているのには同感です。
フィヨンの呼びかけについては動かない人が多いだろう、という予想です。
移民の多寡で色が変わる
いつも楽しくブログを読ませていただいています。投票結果の地図を興味深く拝見しました。移民の多い県が黒で、移民の少ない県が茶色というのはうがった見方でしょうか。25年前にRennesに住んでいましたが、あまり移民らしき人を見かけませんでした。一昨年Rennesを再訪して移民らしき人がずいぶん増えたなとは感じましたが、Parisほどではないなと思ったものです。
Re: 移民の多寡で色が変わる
こんにちは。レンヌにお住まいだったんですね。

移民が最も多いのはパリですが、パリは伝統的に左派でルペンは弱いし、移民数と関連づけるのは難しいようです。
一方、ルペン支持者と学歴は前から指摘され、「バカロレアなし」「バカロレアまでで高等教育なし」のそれぞれ30%がルペンに投票すると言われます。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(単純計算しても歳は出ません!)
訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とヴィンテージの服、デビッド・ボウイが趣味。

長谷川たかこ

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