はてなキーワード: 夏至とは
実家の杏の枝が隣家に張り出してしまった。梅雨の時期になると、この枝に実がつく。一本の枝に二つ三つという次元ではなく、何かが炸裂して狂ったように生る。
枝が隣家を侵犯しているから、実も隣の敷地に落ちる。迷惑になるから枝を打つことになった。実家の両親は70前後でも全然元気だが、さすがに炎天下に木に登って作業させられないので、先週、たまたま実家に戻る機会があって俺がやった。
今年の梅雨はどこかに行ってしまって、土曜は連日の晴天の何日目かだった。腰に下げられる蚊取り線香と帽子、軍手とノコギリを装備して杏の木を登った。
…
木登りなんて子どもの頃以来だ。いま40手前なので、かるく20年はやった記憶がない。木の表面を蟻んこが忙しく行き来している。虫は平気なので嫌ではないけど、軍手で覆いつぶしてしまうのは気の毒なので、どこに手を置くかふらふらするから、手つきが結局危なっかしくなる。
蟻に気を遣って落下、重傷とか不随じゃシャレにならないな、と思いながら木を登って、打ちたい枝にノコギリを入れるのに適当なポジションを探す。特に肥沃でもないだろう庭の一画に適当に植えて何も施していない杏が、なんでこれだけの栄養を吸い上げることができるのか。発狂したように生った橙色の実もそうだが、樹皮のあちこちから樹液が吹き出してコハク色のかたまりになっていた。
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酒に漬けるために、実もできれば無傷で回収したい。下には母が待機していて、俺が手の届く範囲でもぎった実を拾ってくれる。なんとなく、ものすごく幼い頃に読んだ『やまなしもぎ』という昔話を思い出す。あれも母親のために子ども(たち)が大きな木に登って果物を取る話だった。
あの実にも手が届きそうだ、という感じで茂った枝葉の中をかき分けるので、木の表面を行き来している蟻だけじゃなく、住み着いていた虫どもが慌てて活発になり、視界の端っこでちらちらする。カメムシとか。ヨコバイの幼虫とか。こいつらはたぶん、植物の汁を吸って生きている。
ザワザワうごめく無数の生命。ほのかに杏の甘い香りがする。もうこの一本の木が一つの世界だな、と思う。住人がいて資源があり、交通がある。そういう生態系。
たぶんこの思い付きは、たまたま読んでいる本で複雑系の話が出ていたところから来ている。本で言及された例は気候変動なので、スケールが全然違うが。
本は『カオスの帝王』という「市場は特大の混沌を早かれ遅かれ、しかも繰り返し起こすものである。そして、サイクルに一度加速がつくと人智では制御できない」という経済・投資の内容であり、異常気象については余談に変に筆が乗ってしまっている感じだったが、まあ、本で読んだことと実体験が接続されるのはうれしい。
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虫どもがピンピンと跳ねて服の上に乗ってくる。木に帰れよ、と手で払って戻したい。でも、姿勢を崩すかもしれなくて事故のもとだな、とも思う。もともと、肉体労働はもちろん体を使う作業の経験もないし、たぶんこういう素人が適当に危なっかしいことをして、世界の至るところで死んでいるんだろう。
落下死だけはするまい、と思う。炎天下で焼かれて疲れる上に普段使わない筋肉を変な姿勢で動かしているせいか、思考がぽんぽん飛ぶ。今度は心理学者であるキューブラー・ロスの『死の瞬間』という本のことを思い出す。
確か、農夫が木から落ちて死ぬエピソードが出てきたのだ。この本を学生のころに読んで、机の上に置いていたら、親がそれを見て心配したことがあった。つまり、息子が妙に死に関心がある、自殺する気じゃないか、と思ったらしかった。いま木の下で俺が落とした杏の実を拾ってくれている母親だ。
実際のところ、自殺の願望なんてこれっぽっちもなかった。でも、なんとなく、長生きはしないで若いうちに死ぬ気がしていた。死ってなんだ? ということを今のうちに考えたかった。
結局、早死にすることはなかった。俺は30後半のだいぶ健康なおっさんになった。
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ここだ、と定めたところにノコギリの刃を入れて引く。ちゃんと考えずに、ただ力を加えやすいポジションだけを優先して作業するから、かなり危うい姿勢になる。いつのまにか、万が一枝が折れたら落下する側に体重の大部分を預けていたりしてゾッとする。
気晴らしに隣家の庭を見ると、隅の少しじめっとしたところに、申し訳ないことに杏の実がたくさん落ちている。一部は熟すのを通り越して緑色のカビを吹いている。
生態系といえば、あれもそうだよなと思う。一本の木がたくさんの実と樹液のかたまりを持って無数の虫がうごめく一つの世界なら、あの実一つもミクロで見ればカビが巣食う一つの世界だ。
複雑系というのは、多くの要素によって構成される全体だが、同時に、レイヤーを区切るというか、「これについてはここからここまで」という焦点をどこにするかで全然違うものが見えて、多層になっているのだろう。
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なるほどなあ、と思うが、思索でもなんでもなく、ただ考えに落ち着きがないだけだ。子どもの頃からそうだった。意識が次々に変遷していくことを自分でコントロールできない。うんざりさせられる性癖だが、目の前の嫌なことから意識を飛ばせるので、気分の逃避にはなった。
割と助かることも多かったけど、年をとって仕事とかもややこしくなってくると、だんだんそうもいかなくなってきた。例えば、一本の木はそのまま一つの生態系、とか一つの実も一つの世界、とか、なんならビジネス一本槍とか、そういう個別の観点というか世界観だけに集中して暮らせたら、と思う。そういう専門性のようなものにあこがれる。俺にはできなかったので、ただあちこちに思考が散らかるのを誤魔化しながらなんとか事務をこなして生活するおっさんになった。
…
なんとか落下死することなく枝を落とし、母親が冷やしておいてくれたお茶を飲んで、夕方になったらまだ現役で働いている父親が帰ってきて、久しぶりに三人で夕飯を取った。
枝は打ったが、植物だからそのうちまた伸びる。何年後か知らないが、またやらないといけない。
そのとき両親は生きているだろうか。
生きていて欲しい。なんならいつまでも生きていて欲しい。これがもうすぐ不惑の人間だろうか? と思う。自分でも嫌になるくらい幼い。
昔は、俺は若い年で「そのうちに死ぬ」と思っていた。「そのうちに」死なないまま中年になった。そういえば、若いころにもう一つ考えていたのは、人はなんで死ぬんだろう? ということだった。
これは30半ばを過ぎてもいまだに、なんでだろう? と思っている。生物としての死がどうこうという話ではなくて、「なんで生まれてきたんだろう?」の死のバージョンという感じで、なんかあんまり意味もなく生まれることと同じくらい、あんまり意味もなく死ぬこと、それ自体が不思議だった。
この疑問のヘンテコさは自分でも意識しているつもりで、それは即物的に考えたら無意味に生まれて無意味に死に、個の意識は永遠に消滅する(そして宇宙も最後に死ぬ)以外のなんでもない。それでも、感覚的に腑に落ちないものは落ちない。しかたがない。
そういえば、枝を打つ作業をしたのは夏至の日だった。この日を境にこの年の日照時間は短くなっていき、ある意味では一年の盛りを過ぎる。なかなかシンボリックな気がするが、人生や季節が何かの時期を過ぎようと、わからないものはわからない。
明日は収穫した杏の実を酒に漬ける。黒糖焼酎と黒砂糖という、ちょっと挑戦的な材料を買ったのでそれを試す。
飲めるのは3ヶ月後からだ。それはまあ楽しみ。保険としてホワイトリカーと氷砂糖の無難なバージョンも用意するのは、俺という人間が身に着けた数少ない成熟である。
かつての節分は行事食としては弱かったが、恵方巻を得たことで劇的に強化された。手本とすべき成功例である。
空白期間。強いて言えば「お花見の弁当」や「桜スイーツ」などか。
また「イースターの卵料理」はさらなる発展の余地があるのではないか。
やや苦戦している感じがする。恵方巻のようなキャッチーな行事食が求められる。
第二の空白期間だが、「夏至カレー」は有力候補。かき揚げ丼の「夏越ごはん」などもある。
あまりイメージがないが、家で勝手に作って食べるから、外でそうめんフェアとかを見かけないのか。
こればかりは絶滅危惧があるのでいいことばかりではない。完全養殖が期待される。
第三の空白期間。とはいえ、夏祭り・花火大会・海水浴など、夏の行事が目白押しで、それに合わせた食事をする機会は多い。
これはもはや行事食といっていいだろう。
かぼちゃが多い気がするが、絶対というほどではない。行事食としてさらなる統一感が求められる。
第四の空白期間。
ボジョレー解禁は行事として定着したが、ワインということもあって、あまり若者を巻き込んだイベントにはなっていない。
逆に七五三は子供のイベントで、大人を巻き込めていないし、行事食というのもあまりない。
4月はイースターの卵料理、6月は夏至カレーを期待するとして、問題は11月である。
ボジョレー解禁をワイン全般に拡大して、ワインを使ったビーフシチューだとかを行事食にしてしまうとか。
七五三の千歳飴のような細巻き寿司を流行らせて恵方巻の再来を狙うとか。
業界の工夫が求められるところだ。
次回は35分拡大
ケーブルテレビSTBでは見られない場合があるようなのでBSパススルーとか
地域によってはSTBで見られるようになったかもしれないので最新情報要確認
・02 夏至 げし
・03 前島密 まえじまひそか
・04 テムズ 川
・05 [3択]1 番
・06 タイガー・ジェット・シン
・08 ビール(のむ
・13 横浜DeNAベイスターズ
・15 スペースインベーダー(の日
・18 扇状地 せんじょうち
・19 [計算]36(分
・21 モンテスキュー
・22 げた
・23 [ふるさとクイズ][鳥取県米子市]ドローンサッカー部
・26 エッシャー
・29 ヘロドトス
・30 [3択]テキーラ
・33 [2択]父 島
・34e 『ヒカルの碁』
セックスは金曜の夜ぐらいにしようかなと思ってたんですよ
ええ、うちは子供がたくさんいますから、子供が寝静まってから朝起きるまでの間にセックスをするか、
子供が学校に行っている間にセックスをするかのどちらかなんですが、というのも、私はフリーランスで自宅で
仕事をしているものですから、いつ起きていつ寝ていつセックスをするかというのは完全に私の自由に
委ねられている訳ですけれども、実際には子供がいますと自由にセックスができる時間というのは非常に限られていまして、
近年はもっぱら昼間にセックスをする習慣になっていたんですけれども、
今年度に入りまして妻が子供の保育園の付き添いやトレーニングジムなどの用事で昼間に家を空けることが増えておりまして、
さらに上の子が不登校気味で遅刻をして学校まで車で送るなどの用事で平日の夫婦水入らずの時間が激減しました関係上、
昼間にセックスの時間を確保することが非常に難しいという生活リズムに相成りました。
私は週1回はセックスをしたいと思っておりまして、ほぼ欠かさずに続けて参りました。
妻も同じように思っているようなのですが、子供が寝ている夜中にセックスをするというのは困難を極めます。
ここで問題なのは太陽と地球の相対位置関係です。つまり夏至である6月が近づくにつれてどんどん闇夜の時間が減り続けているのであり、
午前4時を過ぎますともう明るくなってくるのでございます。これが12月の冬至であれば、6時を過ぎてもまだ闇夜なのであり時間的猶予は豊富なのです。
先週の金曜日、私はいつも通り朝の6時半に妻を起こしました。もう明るくなっている時間帯です。
ところがどういうわけか、妻は寝起きに発情していることが多いのです。
夜妻の方からセックスを誘ってくることは滅多にないことですが、朝起こしに行くと私の手を妻の胸へと導き、胸を揉ませたり乳首を刺激させようとするのです。
妻の胸を揉むことに関しましてはいつ何時におきましても願ったり叶ったりである訳ですが、しかし私としましては、子供が起きてくる明るい時間にセックスをすることは避けたいため、ほどほどに妻の発情を継続させつつ真夜中の暗い時間に続きをする方向へともっていくため、しかるべき対応をすることにしました。
楕円軌道ということは両者の距離は一定ではなく、1月にもっとも近づき7月にもっとも離れます
そうすると距離だけを考えれば1月が暑く7月が寒くなるはずですが、日本はそうではありません
これは地軸の傾きによる影響で、太陽との距離よりもより長く温められる日照時間の方が影響が大きいのです
日本の場合は夏至である6月にもっとも日照時間が長くなるため、そこから暑さのピークがやってきます
そうすると太陽と最も離れた7月に日照時間が少なく、最も近づく1月に日照時間が長くなる南半球の方が寒暖差は激しいのでしょうか?
ひっさしぶりにさ、
車に乗って遠出というかそんなに遠出ってわけでもないんだけど、
いつも通る道のここからもっと南に行ったらどうなるんだろう?ってところで時間がちょっとあったし、
知らない道を走るのって楽しいのよね。
へーこんなところにこんなものがあったのね?とか
この道ここと繋がってるの?とか
おかげで大回りして帰ってきて、
午前中でお買い物がてら出掛ける積もりだったのが
帰ってきたらお昼だったわ。
それがなかなか出来ない忙しさ!
でもさ、
たまーにこうやって普段得られない刺激的な刺激を得るのは
横スクロールに流れていく知らない車から見える風景のおかげよね。
ほんと
冬の時期ってエアコン冷房付けなくていいから燃費面でもそんなに夏と比べて暖房ってそんなに消費しないような気がするのね。
なので、
暖房ポカポカの車内で温かくなりすぎたら窓を開けたり
そんな気分よ。
どちらかと言うとそんな理由で
またどうなるか怪しいところよ。
そんな重い気を持ちをはねのけるぐらいなちょっと久しぶりにそんな新鮮な体験ができたのが良かったわね。
そう思うので、
うふふ。
フレッシュトマトの酸味が利いていて美味しくいただいちゃった。
急須を使わないタイプでグラスにお茶っ葉を直接入れて淹れるタイプ。
少しでも棒とかで掻き混ぜちゃうと
やっぱり茶葉はそっとして触らない方がいいみたいね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
夏至 相対性理論 https://open.spotify.com/track/5b5PoN8zsZEuwkoS8AkisW?si=N-pamtqIQyyLLs3rmUwvlw&context=spotify%3Atrack%3A5b5PoN8zsZEuwkoS8AkisW
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アビーッス
本日は夏至、世界音楽の日、世界ALS/MNDデー、日本においては冷蔵庫の日、えびフライの日、キャンドルナイトの日、太陽の子保育の日、スナックの日、がん支え合いの日となっております。
また、世界音楽の日や冷蔵庫の日、がん支え合いの日などは夏至が由来となっております。
さて、なんだかんだで七百回も続いてしまいましたが、あと少しで三年目に入るらしいです。
現場に出なくなって何年も経ってるんですけどね。
それでもあまり気合い入れすぎずにやっていこうという気持ちで遅刻を常習しながらやってまいりました。
これからも力を入れていきません。
そんな感じで行きましょう。
ということで本日は【程よい脱力よいか】でいきたいと思います。