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nobotyan

Author:nobotyan
いつの間にか「古稀」の年代のまん中になってきた。しかも、後期高齢者の仲間にあるのも時間の問題です。

妻や、猫、犬は、お空の上で楽しく暮らしているかな?

今度は突然、闘病中の息子が妻の元に旅立ってしまいました。

3回忌も終わったけど、時々思い出して涙を流しています。

息子と過ごした時間が、今は余った時間となりました。でも、自由は不自由に通じます。

妻が去って話し相手が無くなり、息子のお世話も終わり、ブログの世界に頼り始めていましたが、これからも記事には困る事も無く、せっせと発信して天国へ届けよう。

淡々と生きて行きたいので、ブログも今までのスタイルで、那須の自然や老人の日々を書き付けてゆきます。


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訪問者様に感謝! 2021 05 09 カウンターの設置日


DATE: CATEGORY:旅行記(写真)
台風が来ているのに呑気に美術展のレポートでも無いだろうと言うお叱りを受けるかもしれませんが、中々終わらない【恥さらし紀行】にエンドマークをそろそろ打ちたくて今日登載します。

9月の旅を10月まで引っ張るのも嫌なのでね。

(では、最終回です)


旅の目的の美術展のもう一つ
「生誕110年記念の田中一村展」です。

昨日行った「生誕110年、東山魁夷展」に引き続きこちらも観賞させていただきます。

滋賀県守山市に有る美術館です。交通便が良いとは言えず半日がかりです。

ブログ 田中一村展のポスターレプリカ.jpg

宿泊場所の大津から乗り継いで行けますが、荷物も有り一旦京都へ荷物をデポして京都駅のロッカーに入れ、折り返すように湖西線で堅田(かたた)駅に向かいます。

堅田駅から乗り継ぎの美術館行きのバスは朝は、行くのに9時台に1本、帰りは11時半頃の1本です。

堅田駅に到着すると何だか案内の表示を持っている女性が立っています。
臨時のシャトルバスを出してくれていました。ラッキー!!

1時間に1本往復しているようで助かりますよね。

そうそう、この美術館は佐川美術館と言って、琵琶湖の東岸にあり、佐川急便が運営しているものです。

ブログ 佐川美術館の受付入口.jpg

15分ほどで到着。途中では琵琶湖大橋を渡ります。

ブログ 琵琶湖大橋は有料道路だったんだね.jpg

今にも雨が降り出しそうなお天気ですが、少し並んで9時半に入館。
料金は1000円です。無料のシャトルバスも付いてお安いですね。

ブログ 佐川美術館の前庭.jpg

切妻式の平屋2棟が、水の中に浮いているように建っています。

入口は手前の建物の中央付近です。
薄く張った水面を眺めながら心を世俗の世界から芸術の世界へと清めるが如く進めるように考えてあるのでしょうかね。

セキュリティの面からも水に囲まれているのは良いかもしれません。

美術展の紹介は、絵が写真に撮れないので難しいですね。

「田中一村」と言っても知らない人も多くいるでしょう。
近頃はかなり見直されて来て、我が栃木県出身の画家としては誇らしい限りです。

「日本のゴーギャン」と言われる孤高の画家として有名になっています。
でも、ゴーギャンを引き合いに出すのは、ゴーギャンを上に見ている感じもするので宜しくないでしょう。

那須オジサン、栃木県人なので関西で折角催して頂いているのでお訪ねしましたよ。旅の最後の日はここ1本だけに絞りましたね。

ブログ 雑誌サライからレプリカしかなかった「アダンの海辺」.jpg

奄美大島に渡り描いた作品が南洋に渡り描いたゴーギャンに見立てるのでしょうか。日本画家ですがこの絵は見たことがある方も多いでしょうね。「アダンの海辺」と言って、美術館の展示ではここに本物は無くレプリカがありましたよ (;^ω^)

この写真は、雑誌のサライの紹介記事からの転載で著作権問題も有るでしょうがお許しを。(まずければ即削除しますよ)

ついでに次もね。

ブログ 雑誌サライの一村展の紹介記事からアカショウビンが目を引く.jpg

「初夏の海にアカショウビン」ですが、これもサライから。

みんなおフランスなどの他へお出掛けですが、生誕と言うからには外せないので複製がありましたよ。

儲けものは、「平山画伯」の作品が最初の棟の方に展示されています。これとセットで見られるのですから佐川さんの社会還元の意気込みはたいしたものですね。

ブログ 2棟目の田中一村展の入口.jpg

田中一村展は、2棟目の方です。

ブログ 佐川美術館の中庭.jpg

この中庭の池を挟んだ左側の建物になります。

ゆっくり楽しんで2時間弱。

帰りは30分ごとに走っているシャトルバスで堅田駅までお帰りです。

ブログ 雨に煙る琵琶湖、琵琶湖大橋から.jpg

途中では、琵琶湖で魚釣りをしている釣り客を眺めながらの帰路でした。

これにて、最後の日は終わります。

では、これにて旅は終わりますが。

京都にとって引き返し、お土産を買い、遅い昼食を摂ります。

ブログ 帰宅前のランチ.jpg

旅行の最後のランチはここと決めていたところがありテクテクと駅隣接のポルタの中へ。

イヤハヤ並んでいるではないですか!
即諦めていつもの麺屋さんへ。

ここは何時も最後に時間調整も兼ねて立ち寄るお店で何時でも待ったことはほぼ無いのです。
駅ビルの中でもあり時間の心配もいりません。

時間を調整し、ロッカーから荷物を取り出し構内へ。
今日は一眼レンズのカメラは最初から持ち歩かずザックに入れておいたので大変重いですがもう帰りですから平気です。

駅前のロッカー近くの広場に修学旅行の帰りの学生が沢山並んでいましたが、ホームで一緒になりました。

ブログ あと2分で乗る新幹線ひかりが来ます.jpg

旅館のお見送りですね。
那須オジサンの1本あとに出る新幹線のようです。

京都を14時半頃に出れば、ひかり利用でも家には19時頃には到着できます。ひかり号は空いているので隣の席には誰も来ず快適です。

では、これにて【恥さらしの旅】は完了です。

明日からは、日常のこまごましたことをお伝えでます。

次の紀行文を、かるようになるのは何時で、何処方面になるのかな?

まずはその前に、無事に台風が去って、お天気が長く回復し、主夫と農夫の兼業になりたいなぁ。
菜園の遅れが気に架かる那須オジサンです。

では、また明日 (@^^)/~~~


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DATE: CATEGORY:写真 (旧の風景)
南の方では台風が猛威を振るい始め、困ったことになりそうです。

我が地区の秋祭りも、日本を真っ二つに縦断しそうとのことで、この日曜日に神輿や山車の飾り付けなどを予定してましたが、祭りの前日に頑張って準備するということで作業延期の連絡が入りました。

でもね、昨日はそれなりに快晴でした。

家から見える手近な高原へお出掛け。

イメージとしては甲羅干しの感じで、ゆっくり時間を贅沢に過ごして来ようという算段です。

ブログ 秋の空、雲は流れる.jpg

2、30分ほど車で走ったでしょうか、目的地に到着。

やったーぁ!!

やっぱり、誰も居ません。勿論、車も無いです。
100台程度は駐車可能な整備されている場所に那須オジサンの車一台が駐車。

秋風は少し強めですが、微かな香りを含んで吹き渡っています。

しっかり下草を刈って整備されている丘に登ります。

ブログ 山でコーヒーをね.jpg

今日の目的は写真撮影ではないんです。でも、カメラは持参してますがね (^^)v

初秋の高原に身も心も晒すことが目的です。それには人が居ない、しかも開けたところが嬉しいのですね。

贅沢な空間と時間が流れています。貸し切りですよ !

荷物は今日は多いです。
カメラ機材のバック、三脚、超望遠レンズのバック、お楽しみのコーヒーセットのもろもろ。そしていつも肩にかけているバック一つ。

一番高い所には、3本の旗の掲揚塔、脇にセレモニー用の石作りの演台、ちょっと下にはベンチとテーブル。

ブログ アケビ、鳥が食べたのかな?.jpg

もう一つのベンチの上には、鳥がどこかで採ってきて食べた後のアケビの残骸。

音は、遠くから聞こえる野鳥の声。
風の音。

旗のポールが奏でる音。
若者か誰かがドライブを楽しむ車の遠くから聞こえるエンジン音。

空にはゆっくり流れる白雲。時々、風の中を飛んで行く野鳥。

ブログ 雲.jpg

さっきの祭りの連絡はここで受けています。
この辺りまでは電波が繋がります。

那須オジサンも、写メールを一つ。
でも、迷惑だったのか返事なし!

ベンチに座って、大きく伸びをして、息を大きく吸って身体の中から汚物を出すように繰り返します。

幸せな時間、心地よい空間。
日射しが寂しさを打ち消して湧きあがるのを止めます。

ストレートネックになって上手く動か無い首を天上にあげれば、大好きな飛行機が。

ブログ 大寒航空ボーイング747 飛行機が成田へ向かうのかな?.jpg

大韓航空のボーイング747です。
成田に向かうために、東進してから茨城上空で向きを変え、西進して行くのです。

たまに家でも飛行機の飛ぶのを見上げて、ネットで飛行機を特定し楽しんでいるのですが、昼でも夜でも見上げて目に入ると、心がワクワクするのは何故なんでしょうかね。

ブログ 日光女蜂山を臨む.jpg

西方を見ると遠くには日光連山の女蜂山の雄姿が見えます。

目を南に向ければ、今日は霞んでいますが、筑波山の双耳峰も見えます。

柏にある病院に入院した時は、身近に山や海などの自然が見えず、唯一、この筑波山を眺めては心癒していました。
50歳の、これで死ぬのかなと一時覚悟したことも今は思い出になっています。

「山の上  風に吹かれて  一人おり」(nobotyan詠む)

人の心はそうそう伝わりません。
同心する人がいる人は本当に幸せです。命を掛けでも大切に。

ちょっと、秋風に吹かれて、センチメンタリーなオジサンになりました。

では、今日はこれまで (@^^)/~~~

次回は、少し早い秋の走りを、那須から中継しますね。



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DATE: CATEGORY:旅行記(写真)
嵐の前の静けさでは無いですが、秋の長雨の中珍しく快晴です。

朝早くから主夫として洗濯を済ませてしっかり干しました。布団は、ベランダも朝まだ濡れていたので水蒸気が多かろうと干すのは辞めました。

まだまだ雑草退治作業中の菜園は、すっかり濡れていて取り掛かるのは得策ではないようです。刈り取るなら問題ないのですが、引き抜くと多くの土が付いてきて力仕事も大変、折角の黒土も減りますからね。

硬く締まっている宅地に客土をしただけですので黒土は大切です。

昼間の空き時間が4時間ほどあるので、2、3時間はちょっとドライブして近間の秋探しをしてきます。撮影と言うよりかは秋に浸りにね。


(飛び飛びにお届けしてきた【恥さらし紀行】は、今回を含めあと2回としますね。ご容赦を!)



( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \、馴染みなんて言っちゃって、まだ3回目なんだけどね。

JR大津駅から歩いて3.4分と言う、今は廃れてしまっている商店街の駅よりに有る「ひむか」にお邪魔します。
ひむかと言うと、日向と書いてもひむかと読むようですが、もしかして宮崎と関係するのかな?

聴きそびれて仕舞いました。4回目にもし行ったら聴いてみますね。

さて、京町屋みたいに比較的奥まった作りでね、奥の方は座敷がありそうで大人数の人はそちらへ。

カップルや小家族の時はカウンター奥のテーブル席に。

ブログ 翌朝の居酒屋.jpg

カウンターはゆったりの7,8席で、僕は誰も居ないので、またどこでもと言うので、真ん中に座ります。

冒頭の絵は翌日の朝撮りなので雰囲気は殺風景ですが、夜はこの細い路地を入るように誘導の明かりもつきます。
さっき言ったのは、その真ん中より少し手前の入り口の、入って右側にカウンター席があります。

入っていきなりカウンターが見えるお店では無いです。

ブログ 8日のお通しとビール.jpg

カウンターの方へ顔を突き出すと、あれっ、と見知っていますよと言う小さな笑顔の返礼と案内の声を掛けてくれました。

覚えていますか?と僕が。

覚えていますよ、春に来て頂きましたよねと若い利き酒師で取り仕切っている方が応えてくれます。

お通しは鴨のスモークで、確か以前も同じものが出たと記憶しています。

さて、おつまみはとメニューを見ます。昨日は地元産に拘りましたが、今日は普通に気の向くままに。

ブログ 刺身盛り合わせ.jpg

ここは日本酒が美味しいのでお刺身でやろうとね (^^)v

ブログ 地酒のふく鯛.jpg

地酒の燗酒を注文。銘柄はお任せで。

バーでもそうですが、出したお酒はこれですよとカウンターに置いて見せてくれるところがありますが、ここも黙っていても出して見せてくれます。

撮影は事前に断ってありますよ。

喜楽長の「ふく鯛」

「あれ、目出度い名前のダブルだね」と言うと。笑顔が返ってきました。

酒器はこれ。

ブログ 酒器.jpg

ちょっと変わった焼きものですよね。おちょこは小ぶりのぐい飲み
独りで手酌ですから、大きいぐい飲みは持て余しますので、小さな方が良いです。

チビチビとやりながら、ゆっくり心身をほぐし、夜の時間に身を委ねるのは酒飲みの醍醐味ですね。

旅先では決して呑み過ぎはいけませんよ。
千鳥足で独りでホテルに帰るのは粋じゃないですよね、ホロリの少し先程度がよろしい!

例え2軒目も行ってもね、ほろ酔いで入らないとね。今回はハシゴせずに大人しく戻っていますがね。

さて、おつまみも2品目も来ましたし、次の地酒。

ブログ 二杯目の地酒.jpg

松瀬酒造の「松の司」の燗酒。

ブログ 宮崎豚の柚胡椒.jpg

宮崎、大分産か忘れたけど美味い豚肉の柚胡椒をちょいと付けて食べるのですが、これもピリリとしていけますね。

お酒は、流石利き酒師が選んでおいてあるので、お高い新政の横文字のものや黒龍なども揃っているのですが、僕は地元の人が晩酌で燗酒として頂いているもので良いんです。

「燗酒の  首を摘んで  旅の空」(nobotyan詠む)

その方が旅に出てその地に溶け込んでいるような気にさせて頂けそうで。でもだからと言って安酒過ぎるのは論外ですよ。

ブログ ハイボールと海鮮サラダのハーフ.jpg

ここでさっぱりとサラダも良いかなと、海鮮サラダのハーフを注文。

一口食べて、これはハイボールだねぇと注文。

ブログ 日本酒酒蔵のウイスキーでハイボール.jpg

前回も棚にあったので聴いたけど忘れたねぇ、富山か石川当たりの日本酒酒蔵が作っているんですよね、このウイスキー。

ハイボールは毎日飲んでる晩酌のお供なので1杯くらいはどうしても飲みたくなるんですよね。

バーに行くと必ず1杯目はジントニック。これも僕の晩酌の定番でほぼ毎日1杯は呑んでいます。

「秋夜長  ぐい飲み片手に  見るウナジ」(nobotyan詠む)

こうやって、近江は滋賀大津の夜は更けて行くのです。芭蕉さんもお墓もあるように親しんだ琵琶湖の畔で一杯と言うのはしみじみするねぇ (*^^)v

大津はねぇ、まともなバーが無くてね行くところが無いのよねぇ、尋ねてもお勧めは無く京都のバーの話になっちゃうね。

だからと言う訳でも無くて、かなり疲れているので早めにホテルに戻ります。
歩いて10分程度、階下でビールを1缶買って部屋に入ります。

では、今日はおやすみなさいね (@^^)/~~~


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DATE: CATEGORY:旅行記(写真)
「落柿舎」を後にして、さて、雨もほんの時々少しだけ降ってくる陽気なので、また時間も有るしどうしようかとしばし悩みます。

スマホナビが無いオジサンは、ガイドブックの地図を見て決めました。

その内行こうと思っていた大沢池を抱えた「大覚寺」。時代劇にも撮影を許可していたのか多く登場するお寺です。

ここでやっている船を浮かべての観月会、どんな風景が待っているだろうとね。勿論、昼間だからやっていないけど見れば十分想像はできるでしょ (^^)v

ブログ 落柿舎付近の人力車、芭蕉が迎えているね.jpg

落柿舎の外は観光のための散策道路、嵐山あたりから足を延ばした人力車も多く通ります。
那須オジサンはなるべく人が少ないところを見計らって撮影するので実際にはたくさんいらっしゃいますよ。

ブログ 落柿舎の裏手 西行井戸百人一首歌碑.jpg

撮影地点の横は「西行井戸」の脇。
芭蕉翁も常に意識してたと言われる西行法師。

那須地方にも大好きな「西行桜」と命名されている「しだれ桜」があります。
妻が亡くなる半月前ほど前に最後に2人で見た桜です。珍しく手を添えて支えてあげてね。

「ねがはくは 花のもとにて 春死なむ その如月(きさらぎ)の 望月(もちづき)のころ」(西行法師詠む)

僕は現役時代には、この歌を手帳に書き留め常に持ち歩いていたんですよ。
今で太陽暦で言うと、3月の満月の頃と言うことでしょうが、那須は4月の中旬が満開です。下旬に入ろうとしている頃、ハラハラと散る桜を見てから空に昇ってしまいました。

那須オジサンは、先を越された思いも有ります。

彼女は辞世の句も残していて、北の方に桜を見に行きたいという趣旨の歌ですが、墓誌に刻んであげました。
墓地区画がとても広いので、新たにお墓と墓誌も作ってね。我儘だった僕なんかは待っていてくれないでしょうがね。

さて、脱線しましたが先に。

ブログ 清涼寺仁王門.jpg

暫く歩いて行くと途中に「清涼寺」があります。
ドーンと仁王門が待っています。

境内にお邪魔すると本堂が。
その本堂の前の松数本の内一本が無残にも根っこをあらわにして倒れています。

ブログ 清涼寺本堂 左の方の松は倒れてた.jpg

倒れた松を入れて撮っては、これまた詮無いことですので避けています。

母子がお使いの帰りか境内を遊びながら突っ切って行きます。

さて、ここを軽く見てまた歩き始めます。

東西に横切るように移動してから、「大覚寺」の山門へとつながる直線の軽い上り坂の道へと到着。

残り400メート里ほど。でも、なだらかとは言え上っているんですよ。
すぐ先には、外国人のカップル1組だけが楽しそうに歩いています。那須オジサンは独り。

やっと到着。

「ガビーン!!!」
入口が閉じています。告示は、台風の被害により大沢池周辺がやられて、修復中とのこと。
観月の舟遊びの期日には間に合わせると。

どっと疲れが出てしまいました。思考力も雲散霧消。
あとで考えれば、ここはバスがプールされていて路線バスに乗って帰ればいいのですが、直ぐに回れ右して嵐山に戻ろうと歩き始めてしまったのです。

僅かに下っている方向ですが、距離感が喪失状態。加えて疲れもどっと出ています。
結構歩いてもまだJR嵯峨野線にも到着しません。

ここでギブアップ。

やっと線路が見えてきたところで、線路沿いに歩いてJRに乗って帰ることにします。
訳の分からない民家の細い道を歩いて行きます。まあ、これも旅の一つと楽しむ心の余裕が残っていれば良いのですが、「疲れたよ~!」と愚痴心が全身を覆っています。

チョコレート色のようなトロッコ列車が見えてきます。やっと駅に到着。

普通ならこの閉門中の大覚寺の前景を撮らねばリポートの手法的には失敗なんですが、心にはそんな余裕はなかったのです (ノД`)・゜・。

嵯峨嵐山から京都へ、乗り換えて山科へ。

またまた、「ガビーン!!!」
「張り紙だぁ!!!」.

ブログ 清涼寺の梵鐘.jpg

これは清涼寺の梵鐘ですが、この鐘の中に頭を突っ込んでゴーンと鳴らされたショック程度(ちょっと大げさか (◎_◎;) )

「なむさん(南無三) 神さん 仏さん」と身の不幸を悔やんで唱えてしまいましたよ (;^ω^)

京阪電鉄の京阪山科駅の入り口では駅員が何か紙を張り出しています。
倒木か何かで運休。

「えぇ~、朝ここを通って東山まで京阪に乗って行ったじゃないのぉ?」

天気は小雨混じりでしたが荒天では無くそんな被害があるとは思えません。
先の台風などで傷んでいたところが今頃になってちょっとした雨と風でやられたのかな?

泣く泣く又JR山科駅(目の前ですがね)に戻って乗ってホテルへ。
こんなの知っていれば降りなくて最初からJR大津へ行くんだったよ。

さっきの、大覚寺だって情報は流れていたんだろうけど。
やっぱりスマホかな?抵抗してガラ系でいるのになぁ。どうせ日常は電話とメールしか使わないのに必要無いし。

22,000歩!
歩きましたねぇ。

運動不足解消は完全にしましたよねぇ。

では、今日はこれにてゴメン (@^^)/~~~


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DATE: CATEGORY:旅行記(写真)
今日は、那須オジサンがブログを始めて、満2歳の誕生日です \(^o^)/
 
勿論、旅行中の予約投稿は有りましたが、毎日書き綴ってこれたのも、我が拙いブログに訪れて頂く皆さんの陰だと感謝しています。

生まれてこの方、結構長く生きてきましたが、直ぐにめげたり飽きたりする性分なのに、毎日コツコツとやってきたことを、少しばかりの自慢とさせて頂きます。

(記念号にしては恥ずかしいものですが、普段のようにブログを綴ります)


「落柿舎」の名前の由来は、柿を売って代金は既に貰い、翌日柿商が収穫に来たのだが全て夜の内に落ちてしまい、お金はすべて返してあげたと言うあたりから来ているようですよ。

野分(台風)で落ちたのでしょうね。

この京都も、先の21号台風で酷い目に遭いましたが、落柿舎の柿も落ちてしまったかなと少し心配になりました。
周りの木々に助けられたのでしょうか、裏手の西行井戸の方の大きな杉が根元から倒れていましたが、大丈夫だったようです。

ブログ 野分にて 柿一つ落ちて 髪飾り.jpg

でも、野分の名残か木の上の方に柿が引っかかっています。

「野分にて 柿一つ落ちて 髪飾り」(nobotyan詠む)

そうそうたる方々が句を詠んでいる場所で、那須オジサンが詠むのは、僭越?、あれ、恐悦?イヤイヤこれは誤用でここで使う言葉じゃないよなぁ、意味も違うし、では何て言えば良いのかなと判らず、無難に恐れ多いと言うことに言い替えますね。

小さな里の庵ですから沢山入ってしまうと情緒も何もあったものでは無いのですが、少なめで良かったです。

ブログ 芭蕉第1の高弟の落柿舎を営んだ向井去来の句「柿主や 梢(こずえ)は近き あらし山」.jpg

この庵は芭蕉の高弟第一の人(向井去来)のもので、名前の由来も彼から。

「柿主や 梢(こずえ)は近き あらし山」(向井去来詠む)

嵐山に庵は有るのですが、あらしで柿が落ちたということも表現しているのでしょうかね。

ブログ 誰がここで句を詠むのかな 落柿舎と書かれた行灯がまた素敵です.jpg

本庵の中には文机、脇に落柿舎と書かれた行灯一つ。
中秋の名月の季節、ここで俳句でも読んだら素敵でしょうね。(向いている方角は反対のようですがね)

ブログ 次庵(句会席)の縁側に柿一つ.jpg

次庵の縁側には柿が活けてあります。ころりと一つ落ちているのが憎い演出ですね (*^^)v
ここは句会に貸し出しするそうですよ。昼過ぎの明るい時間帯ですがね。

ブログ 昨日行った義仲寺から移築の碑 「草の戸や わが名月の 山はなれ(可都三)」.jpg

この句碑は、昨日訪問した滋賀大津の「義仲寺」から移築したものだそうです。何か作り話のようですが、僕は全く句の世界はど素人、このことは現地で初めて知りました。

「草の戸や  わが名月の  山はなれ」(可都三詠む)

ブログ 木製ベンチの凹みに水が溜まり藤が映っていた.jpg

本来ならゆっくり座って句を考えるのでしょうが、無垢のベンチの凹みには水が溜まり、空を映していましたね。
これもこれで結構なものでした。

庭には俳句を詠むための花々も育てています。

ブログ 俳句の花にと百日紅(さるすべり).jpg

猿滑り(百日紅)と表記してありましたが、こちらの方が良い名前のような。木肌の様子がすぐ目に浮かびますよね。

ブログ 今の世でも通用する決め事だよね.jpg

本庵の四畳半の入り口上には「制札」があり、内容を見ると今で言うなら結構肩肘張ったものでなくウィットも効いてますね。
去来さん、洒脱で小粋だよね。札の最後に、俳諧奉行とあるのもまた面白いね。

ブログ どっしりとした何とも形良しのつくばい.jpg

落柿舎は、庵も庭も仰々しくなくて、細やか質素など山里の古い草庵と言った風情ですが、この蹲(つくばい)はどっしりしてて、落柿舎全体の重しになっているような感じさえ受けます。

変にこじつければ、落柿舎全体のフ雰囲気は、芭蕉の俳諧の到達点の「軽み」に通ずるものがあると思います。

ブログ 寄り添いて ススキ穂寂し 鄙の庵.jpg

調子に乗って那須オジサンは、最後に恥を顧みずもう一句吐きだしますよ。

「寄り添いて  ススキ穂寂し  鄙の庵」(nobotyan詠む)

ああ、楽しかったと札所の前を通って出る時に可憐な赤い小さな花を付けた野草が。
札所の中には横向きになっている、上品で若く綺麗な女性が居たのでお尋ねしました。

「これはミズヒキで良いんでしょうか?」と

彼女、こちらを振り向いて、僕が指差す先を確認し、僕に向かって、「はい、そうですよ」と優しい微笑みを交えて返してくれました。

さて、今日もこれにて御仕舞 (@^^)/~~~


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DATE: CATEGORY:写真 (旧の風景)
皆様は昨日の中秋の名月を味わったのでしょうか?

那須オジサンは望外にもしばし秋の夜に浸って、マッカランのオンザロックを独りでしんみり味わいました。

ブログ いつものイチョウ越しに.jpg

昨日は、天気予報では午後から雨、名月は観賞不能とあったので諦めていました。


それより雑草との戦いが続いており、今日は雨の降る前にお隣との境界の部分を退治したいと頑張ります。

そこは、ウッドでデッキの南面で、妻が残していったアジサイ、ロウバイ、茶花の侘助が手前に、後ろ(隣地との境界側)は、僕が枯らしては植え替えているツルバラのフェンスがあり、少し込み入っているので枝を落としたり、腰まで伸びきった雑草を引き抜いたり、かなりの重労働でした。

でも、綺麗になった地面を見て、やれやれこれで、何時も綺麗にしているお隣に顔向けできるし、長雨で少し雑草が出てきている庭より、「今は勝ってるもんねぇ」と子供のようにほくそ笑んでしまいました (;^ω^)

ブログ トリミングしてみたよ.jpg

今日はゴルフの予定。
でも、昨夜の内に一日中雨だから中止の連絡があり、もろ手を上げて賛成し、今日はそれでゆっくりできてます。

こう言うのって、偉そうに言うと「晴耕雨読」と言うのかな?
愚鈍で怠け者の那須オジサンには似合わない言葉ですが使ってみましたよ。


今朝の朝食は、この重量級!

ブログ 朝からかつ丼なんて!.jpg

実はね、昨夜息子に作ってあげたかつ丼ですが、晩酌後はご飯を食べ無いので朝に回しただけ。
量は少なくしたとは言え、朝からかつ丼が食べられるのはまあ元気な胃があることで、誰に言っていいか判りませんが、感謝です (^^)v

さて、お月様ですが、上の2枚に絵より、実はこれの方が好きなんですよねぇ (^_-)-☆

ブログ 雲間から顔を見せ中秋の名月.jpg

薄絹を纏ったようなお月様。恥ずかし気に雲間から顔を出して微笑むお月様。

大きな満月が東の空から浮かんで来るのを観て、感動することがありますが、じっくり向き合うのはこういうのが良いです。

「誰想う  薄衣纏う(うすぎぬまとう) 月夜かな」(nobotyan詠む)


今日は暗い外を時々見やりながら、雨の落ちて来るのを味わっています。遊び部屋の北窓は雨が吹き付け朧にしか外が見えません。

ブログ ミスマッチだけど美味しいねぇ.jpg

10時過ぎにはコーヒーを入れて、珍しく甘いものを添えてゆっくり。

普段は甘いものはケーキは好きなのですが、和菓子は胸焼けがするので買いに行くことはしていません。

でも、一昨日のお彼岸の中日に、お線香あげに来ると言う妹弟夫婦に、何もお構いしないと言って置いたけど、茶請けを何かましなものをと。

人に聞いていたので、前日に買いに行ったら売り切れ、翌日改めて朝の開店時間に合わせて買いに行ったのです。

昨日も、もしかすると来客があるかもと取って置いたのですが、来ませんでしたので、息子と3個づつも食べることになりました。

ああ、これでは満月にも負けないくらいの、まん丸の太った体になりそ~!!
大変だよぉ (-_-)/~~~ピシー!ピシー!

では、今日はこの辺で (@^^)/~~~


今日のゴルフ中止の判断は正解です。
お昼頃から強い雨になってきました。

雨が、誰にも気兼ねせず、ゆっくりお休みなさいと言ってくれています (^_-)-☆

そうそう、それと朝嬉しいことが。
ブログを開いたらコメントにお褒めの言葉が。この歳になっても褒められるのっていうのは嬉しいものですよね。ありがとう!

ブログをやってて良かった、良かった!! (^^)v


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DATE: CATEGORY:家庭菜園、ちょこっと園芸
旅のレポートを少し休んで、那須オジサンもたまにはちゃんと頑張っている所を見せないとね。

いよいよ、近所、友人知人からの冷たい視線を強く感じて、放置してしまっている菜園とその周りの自分の空き地の雑草に向き合いました。

これ以上放置していては、明治期の開拓以前の荒野へ戻す気か!と叱責を受けかねません。

ブログ 恥を忍んで 雑草畑.jpg

いきなり強豪に戦いを挑むのは得策ではないと、まずは実質の畑の部分から。まあ、少しはましな方なんですよ。
でも先の方を見ると腰高まで伸びてきていますね。那須もトマトも収穫さえされていません。

これでは長雨のせいにはするのは虚偽になるので理由には使えませんよね。

ブログ 奮闘中.jpg

ゴルフに行った翌日で疲れているので休みをこまめに入れます。

1時間ちょっとの戦いで、やったなりの地面が見えてきます。

休み間に、コンデジで悪戯。

ブログ トンボも一休みオジサンも一休み.jpg

トンボも一休みだから、那須オジサンも真似て一休み (^^)v
相撲じゃないけど水入り。

ついでに、ミニトマトのアイコを摘んで、ミネラル補給です。

ブログ 美味しいと見えて虫も喰ってるね.jpg

ポッチと穴があるようだけど、甘くて美味しいので虫も寄ってきているのかな?10個ほど食べてしまいました。

ブログ 遊び部屋から愛猫が見守っていたのになぁ.jpg

何時も見て見ぬ振りしている遊び部屋の菜園を見下ろせる北窓。
菜園と戯れていると、存命中なら愛猫があの窓辺から見守っていてくれたのになぁ!と、無いものねだりです。

今はだ~れも見守っていてくれません (ノД`)・゜・。

このネギの部分は少し綺麗なんだけど、ここだけ少し前に鍬でも入れたのかなぁ?

ネギだけは少しマシ.jpg

たまにでも良いから、雑草が小さいうちに、鍬を入れて掻きまわす程度で良いからいじって置けば雑草の繁茂を押さえられるんですよね。

反省したってもう遅いよ!

まあ、これから1週間か10日程度は長雨の小休止を見計らって菜園とその周りの雑草と戦い続けなければいけません。
と、どこかで言う声が聞こえます。

でもね、お天気が良かったら1日でも良いから、もう長いこと行っていない川に行って、シーズンオフになりつつあるアユ釣りもしたいんだよねぇと、悪魔が誘惑します (;^ω^)

実働2時間ちょっと頑張った結果が。

ブログ 2時間でここまで.jpg

結構結果は出てますでしょ (;^ω^)

遅いお昼を作らねばなりませんので、1時過ぎに上がり、息子には作りましたが、自分にはカップ焼きそばで我慢。

その後に所用をこなしたら、もう今日は再度出動する気が起きず、お・し・ま・い !

では、次の日もお彼岸の成すべきことをした後、残り時間を菜園との戦いに挑みます。

では、今日はこれまで (@^^)/~~~


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今日はお彼岸の中日、我が家は古い言い方をすれば実家で、本宅になります。分家に対応するのが本宅でしょうが、そこまでの財力は無く、ただ我が妹弟の生まれた地と言うこと。

その妹弟の夫婦が揃って午後来て、墓参りして楽しく大きな声で談笑し、台風のように加速を付けて帰って行きました。

今は、静か。遊び部屋の外からは、相も変わらず虫の集く時間、独り寂しく過ごしています。

主要道路の沿道に住いするので、車の音はしますが、それなりに静か、と思ったら律儀な冷蔵庫が、氷を作ったよとガラガラとお知らせしてくれました。

(では、旅の終わりに近づく、ぼやきの入ったところをお伝えします)


旅はとかくせかせかと歩いて多くを見ようと心も足も速くなりがちです。

独りの時くらいはゆっくり歩幅を狭く歩けば良いのですよね。

那須オジサン、元々歩速は亀の如しなんですが、でも休まず長時間歩く質(たち)なんですね。

で、この日も昼がとっくに回り、2時近くになっていたでしょうかね。

喉は渇くし、お腹も少しは空くしでお店に飛び込みます。

ブログ 少し遅い簡単な昼食.jpg

旅の時くらいは少し贅沢ランチでも良いのですが、独りぼっちで食べるのは質素なもので良いんですね。

取りあえず入る時に「ビール有りますか?」とわざわざ聞いて入店した那須オジサン、冷たいビールがあればそれだけで人心地できます。

目的の半分は、一休みなんですからね (;^ω^)


ちょっと休みながら、今日歩いた道々を思い浮かべます。

ブログ 大河内山荘の園路.jpg

あの園路は良かったよなぁと。

そうそうあの石の配置も良かったよね。

ブログ 常寂光寺の園路.jpg

少し下り道だし滑るのではないかと歩幅をより狭くして歩んだけど、濡れた道でしっとりしていて素敵だったし大丈夫だったよ。

ブログ 下り道(女道)常寂光寺.jpg

時に園路の脇の葉っぱの雨滴も可愛かったなぁ。
カメラが重くて交換レンズなど持ち合わせない那須オジサンのぐうたらでは素敵な絵は撮れないなぁ。

ブログ マクロが無いのでメルヘン風に誤魔化すね.jpg

その内家に帰ってからのことですが、晴れた日にわざわざ霧降を持って行って雨滴を撮る練習でもしようかな。
ここまでのズルでは無かったけど、北の人に教わったね。

などなど、考えたりして休んでいます。

近くに座った僕より年配の男の人が1人、地元風でも無く旅でも無さそうな、想像するに娘か息子の家に遠くから訪ねてきて数日泊り、今日のお昼は悪いけど近くのお店で食べてきてねと言われていて、混んで無さそうな時間に食べに来たと見ましたよ。

メニューを長々見て、注文取りに来たこれまた要領が悪い急遽登板した店主のそのお父さん、内容を聞かれても、判らず奥へ行ったり来たり。

やっと決めて頼んだのが「湯豆腐定食」

でしばし経ってから変心し、先ほどのオヤジさんを呼んで、湯豆腐は熱いよねぇ、やっぱり冷奴定食にと、何だかテンポの遅い掛け合い漫才風。

さて、次は戻って「落柿舎」に行かねば、今回の旅の目的は完結しません。
芭蕉翁繋がりではここも外せませんし、思い出のある場所でもあるしね。

では、腰を上げてまた歩きますか!

では、ビールブレイク(小休止)はこれにて  (@^^)/~~~


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歳を重ねると物の見方もそれを感じる心根も変化してきます。

言い替えれば、視点が替わり、奥深さも受け取る意味も変容します。

どちらが良いと言う訳ではありません。

ブログ 苔庭のヤブラン.jpg

ただ言えることは幾つになっても自分なりの感動する喜びを、否、悲しみだってしっかり受け取る気持ちを持ち続けることが肝要かと。

何かと厳しい日常をかいくぐっている間に、人は、心を鎧で覆ったり硬くしてしまったりと閉鎖的に自分を守っています。

繕った笑顔で自分を守るのではなく、自然とにじみ出た笑顔を見せて日々を歩て行きたいと思います。

「祇王寺」の山門をくぐります。

ブログ つくばい静かにあり.jpg

つくばいも心なしか優し気です。 

ここは権勢を誇っていた平清盛が心変わりをしたため、世を捨て嵯峨の山里のここへ移り住んで、尼となって暮らした祇王、祇女の姉妹とその母刀自が暮らした場所です。

ブログ 祇王寺の苔庭.jpg

苔のお寺とも言われます。
今日は特に雨に打たれてしっとりしていて、来客も少なく静かな時間が流れています。

幸いでした。

ブログ 苔の説明板.jpg

親切に苔の説明板やサンプルなどもあります。

ブログ 苔の野草盆栽.jpg

とても愛らしい苔の盆栽も有ります。

他に目を移せばヤブランがこっそり水と戯れています。

ブログ 祇王寺 ヤブラン小川と遊ぶ.jpg

少し進むとスクッと伸びた竹が、風を受けてサワサワとBGMを流しています。

ブログ 薫風わたる秋.jpg

この絵だけは全体が少し暗めの祇王寺なので、色調を変えてみましたよ。

竹の持つ爽やかな香りが届けば良いのですが。

「独りいて  悲しみも無く 竹かおり」(nobotyan詠む)

想う人の心がそこに間違いなくあると確信できれば、悲しいことは無いのです、ただ時に逢えない寂しさがあるだけです。

ブログ 室内撮影禁止と、これくらい離れていれば建物を撮ったのでお許しをあるが.jpg

どなたかが読経を上げてねんごろに毎日弔っているんでしょうか、華美でない小さな落ち着いた仏壇があります。
ともすれば大本山の圧倒するような建築物は京都には数多くありますが、こういう里の草庵は心安らかにしてくれます。

足元にひっそりと野草が。

ブログ これって小さいけど水引かな?.jpg

出で立ちはミズヒキのような感じですが、背丈も小さく祇王寺には似合っていますが、別種なんでしょうか?

ブログ 平清盛の供養塔と.jpg

帰りにお墓に手を合わせ立ち去ることにしました。

では、今日はこれまで (@^^)/~~~


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大河内山荘を後にして、さて何処に行こうかなと、ちょっと悩み、若かりし頃彷徨った場所を歩こうかと決めます。

30歳の後半の頃も友人を化野から下って来るコースを案内し歩いたこともあります。
このところは天龍寺、竹の道程度でその上は辿っていないので久し振りになります。

一種メーンコースになるので、人も行きかいます。人力車も通ります。思い出作りなのか和装でカップルで、又は女性同士で楽しそうに乗っています。

ブログ 懐かしき常寂光寺.jpg

当初は、「祇王寺」だけ行こうと思っていたのですが、二条城をパスしたので時間も有り、途中の二尊院などはスルーしましたが「常寂光寺」はやはり魅かれて立ち寄りました。

ブログ 踏み入るは たれの住まいや 御仏か.jpg

芭蕉さん、西行さんにゆかりの「落柿舎」は、途中の脇に少し行ったところにありますが、帰りに寄ることにします。


ここも錦秋の頃に来たら混雑必至の紅葉の名所です。多分11月中旬は人が溢れかえっていることでしょう。
今日は雨も有り、まだまだ青もみじ、客人は少ないとみます。

やっぱり、境内全体で10人と満たない感じで落ち着いていてとても心休まります。

「御仏か  たれの住まいか  もみじ庵」(nobotyan詠む)  
もしこの後に続けるのなら
「我も住みたし 鳴き鹿二人」なんちゃってね (;^ω^)

ブログ 百日紅に刺激を受けたのかなモミジ色を持つ.jpg

そうそうお寺の境内に入る前に、こんな季節先取りの色めいたご婦人が待っていてくれましたよ。
左手の百日紅に騙されたのでしょうか、我も急がんとお化粧をしてしまったのでしょうかね。

少し得した気分でお寺の門をくぐりました (^_-)-☆

ブログ 紅葉で有名なお寺、流石に鐘の音に響いて色めき立ち始めたね.jpg

あれれ、こちらは鐘の妙なる誘惑にほだされたのかな、少し色めいていますよ。

ブログ 本堂.jpg

本堂は静かに佇んでいる感じで森閑とする木々の中に有ります。

右に折れ庫裏に向かい、その前の階段を無視してなだらかなスロープの方を下ります。

ブログ 左手を下ると休憩所が.jpg

綺麗になっている休憩所があります。まあ、ここで一人休んで句でもひねっても良いのですが、あまりセンチメンタルジャニーになりそうでこれが嫌なので更に下ります。

ブログ 乱暴に叫ばずとも伝わる声ここにありき.jpg

途中で、あれこれは?と立ち止まりました。
見て背筋が少し直立に!

知識、記憶の端っこにあったお方の石碑が。そうだここに建てたということを思い出しました。

「石川房江さん」、ご存知でしょうかねぇ。
昨日訪ねた義仲寺にもいらっしゃった、巴御前のように心優しけど、女武者だったですよね。

女性の政治参加の歴史からも、後々も名が末永く残るべき人物でしたね。

この碑は声高に語りませんが、先の太平洋戦争で散華した若者とペアになって幸せに暮らすはずの若い女性が沢山いて、彼女らは戦後女ひとりで世を切り拓いて進んだ人も多く、そのエールと反戦の日なんですね。

「女ひとり生き ここに平和を希う」(市川房江さんの言葉)

声高な言葉では無いですが愚鈍なオジサンにもしっかり心に響きましたよ。

少し下ると、あれれ、これは何じゃあ!?

ブログ 無知でゴメン 【天の魚(いを)】の故砂田明さんのレリーフ 石牟礼玲子【苦海浄土】が原作.jpg

インパクトがあるレリーフですね。

日本の近代化の中で起こしてしまった原罪の様な水俣公害、これを題材にした石牟田玲子さんの「苦海浄土」を原作にした『天の魚(いお)』という演劇を演じていた「故砂田 明さん」の、慟哭のようなレリーフです。

正直言いますが、市川さんと言い、この砂田さんと言い、ふやけてしまった那須オジサンの心身に、「おい!しっかり生きているのか!」と問われたような気がしました。

ありがとうございました。
少しは背筋を伸ばしてシャントして生きて行きますね。残り時間は少ないけど生きてきたことの意味を損なないようにね。

ブログ スクッと生きたる女人1人あり.jpg

傍らに気持ちよい枝ぶりの梢がありました・

「古都の秋  スクッと生きた おんなあり」(nobotyan詠む)

さて、猫背の那須オジサン、背筋を伸ばしてスクッと、残りのこれからの人生、ちゃんと生きて行けんるんですかね。

では、今日はこれにて (@^^)/~~~


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