長野市内でのランチが終わって、まったりしてから「私鉄
長野電鉄」に乗って、移動します。
4時前には宿に着きました。
この宿、「
渋温泉 歴史の宿
金具屋(かなぐや)」は、以前来た時には外湯を楽しんでいたのですが、別な温泉旅館に泊まり、その時この旅館に泊まりたいなぁと思った宿です。
登録
有形文化財です。
部屋を案内されて一息入れて、外湯を1軒だけ回ります。
6時過ぎには、最上階の大広間に集まって「
文化財巡り」に参加します。
この宿は、バリアフリーの点では問題があると思いますが、文化財ですから仕方がないです。
若いご主人が手慣れた説明で、流暢に進めます。
記録を撮っておくそうで、撮影隊がいました。今は、一眼カメラで撮るんですね。
説明が終わると階下へと移動開始。食事には、また最上階の大広間に戻ります。
大広間は、舞台がある娯楽のためにあります。
天井は災害かで壊れたので修理したのですが、格(ごう)天井の一枚板が傷んでやむを得ず、中に格子を入れて飾り格子になっています。
予算が無かったので、舞台の上の天井は簡易に修理しています。
格天井は、お寺ではよく仏画を描いてあるものがありますが、こいう意匠も面白いですね。宮大工の遊び心です。
少しエレベーターで降りますが、あとは階段を歩きながら説明を聴きます。
これは何だろうというところでは、説明がはいります。
水車の部材を活用して意匠にしています。
茶室へのアプローチの敷石の代わりに石臼を使ったものがありますね。
廃材を使うのも楽しいです。
ああ、これは心棒かな?見立てればよけい嬉しくなってきます。
旅館の廊下を、温泉街の道路に見立てて、脇にお店があるようにしている場所もあります。
風対策を模した小石かと思ったら貝(アワビ)でした。
那須オジサンが住む昔の塩原温泉も、大きなホテルが林立して、お客を自分のところに囲うになってから温泉街はすたれています。
遊びどころやお土産屋がひしめいて、夜でもお客さんが繰り出して賑やかでした。
今は、塩原温泉は夜になれば歩いている人もありませんね。お土産屋や遊技場はすたれました。
今度は、バブルがはじけて、大きなはこのホテルは苦戦して倒産しているもの余多あります。
バスで乗りつける団体が少なくなっているせいです。
栄枯盛衰、面白いねぇ、大箱のホテルは小さなグループや独り旅、カップルなどは相手にしていなかったので、今になってマンモスが滅びるように倒れています。
中国系の資本が買い取ったり、そのまま廃墟になったりと時代が大きく変わっています。
説明が終わり、食事前、ライトアップをカメラに収めます。
この宿は、足腰が弱った年寄りに少し辛い宿です。
若い人には文化を味わう点で一度泊るのも楽しいかもしれません。
これにて、旅ブログはしばし休憩を貰って「溜まり過ぎている
オヤジ飯」を登載し、旅の絵を整理してから、再び旅に戻ります。
(本日は、特別に「オヤジ飯」を付録の記事としてついています。クリスマスですからね)では、今日はこれまで また明日 (@^^)/~~~
(後記)
朝食前(143,73,47,36.1) 今日は晴れ、時々曇り、下降線気味です。
昨夜は
クリスマスイブ、一人だし関係ないと思うけど、突っ張り過ぎて却って悲しくなるので、一人パーティーをしました。
クリスマスバージョンで言う、定番の料理です。
色的にもクリスマス仕様ですね。こんな夕食は滅多にしないけど、
クリスマスイブだから、こうなります。
単純な
那須オジサンです。
ワシワシと平らげたら大したもんですが、ピザで精一杯、鶏肉は半分でギブアップでした。
それから、嬉しい頂き物を飲みます。
とても美味しい白
ワインです。
市内の女性が創る
ワインです。
女性の感性なのか、優しくて爽やかで、キザに言えば「
那須の緑風」のような、軽やかで清々しく空を舞っている景色が浮かぶ
ワインです。
アルコールを嗜(たし)まない若い人に向いているように思えます。特に、大人の入り口に立ったばかりの女性に飲んでもらいたいです。
そんなことを考えつつ、
ワインをくれた人の顔を浮かべて感謝した
クリスマスイブでした。
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