法隆寺をお参りして、又奈良市に戻ります。
お昼は適当に腹ふさぎで良いだろうと、関西のベタなラーメン店へ。
JR奈良駅から、次に移動するのに使う近鉄奈良駅へ向かいますが、途中の三条通には沢山のお店が並んでいます。
さてと悩むのも良しですが、僕たちは面倒だからと、ごくごく定番のお昼は、ラーメン、餃子、ビールと言う鉄板のメニューで行こうと決めていたので、迷いなく餃子の王将へ。
我が栃木県は、餃子の街として県都の宇都宮が雄たけびを上げているので、自然僕らも餃子は主力のメニューです。
ビールを2杯ですが、こんなお客様は他におらず、ちょっと居心地が悪いです。でも、目の前の店長と思しき若者は気軽に声を掛けてくれてます。
栃木県なんて、知らないそうです (;^ω^)
別に、こちらも宣伝大使でもないので、どうでも良いのですよ。
流石にこのセットメニューの御飯は残しましたよ。
今度は、近鉄奈良駅から西王子駅、乗り換え西ノ京へ。
西ノ京駅から直ぐそこに薬師寺があります。
大昔の偉人のようなお坊様は知りませんが、僕の年代では、高田好胤(たかだこういん)というお坊様が復興のために努力してたのを、マスコミに登場もしていたので良く知っています。
優しい人当たりで、有名人だけでなく庶民に向けて写経により勧進(ご寄付)などを全国に呼びかけて復興を成し遂げています。
信心の浅い僕でさえ存じ上げている和尚様ですね。
嬉しい訪問です。
この西塔が復興したものですが、歴史文化的に大事な東塔は修理中ですっかり工事のカバーで覆われています。
我らの参拝ルートは、西門から入り東外回りで南門に出て、中心部に入ります。
その東側に国宝の観世音菩薩様が、東院堂で待っていてくれました。
この薬師寺も外国人は少ないのです。(良かったね (^^)v )
この中では、ごく小さな梵鐘が賽銭箱の脇にあり、これを叩いてお参りします。でも、気が引けるのでしょうか皆さん使わないのですが、僕は鳴らしましたよ (^^)v
小さいから寺の梵鐘のようにゴーォーンではなく、軽くコーンとね。
その後、同じくお堂に居たカップルがお使いになったようですがね。静かですから鳴らしにくいですね、確かに。
南門に回り入ります。当然、阿吽像がお待ちしています。
中国系の人とお坊様は日本語で会話中。
それを横目に入門です。
薬師寺は、名前の通り基本的には我々庶民の健康、病気平癒を祈り、守り、手を差し延べる仏様がおられるわけです。
金堂に安置されている薬師三尊像は国宝ですが、この仏様にお祈りすれば日頃の不摂生もちゃらになるという都合の良い訳も無く、ただ低頭し、でも、ちょっぴりお願いをしましたね。息子.と、娘と、自分のことをね。
薬師寺は境内の大きさと建物のバランスが丁度良い感じ。大きすぎず、小さすぎず。
で、次は、お隣の、皆さんがご存知の孫悟空で有名な玄奘三蔵院伽藍へ。
ここは、ちょっと、今風で僕個人的にはさらりと済ませています。
話は飛びますが、昔のテレビで、夏目雅子さんが三蔵法師の役をやっていましたが、あんなにきれいなお坊様がいたら、庶民をドキドキさせて法話など聴いていられない状況ですよね。
このお堂には、全く似ても似つかないご仁の姿絵がありましたね。
これにて、薬師寺を後にして、唐招提寺にテクテクと向かいます。
苦難の末に中国から日本に渡ってきて,仏教の布教や日本の精神文化に貢献した鑑真和尚が待っている唐招提寺に向かいます。
雨が降りそうな気配で、凡人の僕は気持ち焦り気味です。
かたわらには、お花が、そう急ぐな、生き急ぐな、と諭してくれているような。
牡丹、シャクヤクはお寺に似合います。
なお進めば、藤や桜が、おい待てよ、心安らかに進み出でよと言っているような。どうも、所業の悪行があるのか平穏に先に進めません。
でも、これらの花々が心を清浄にしてくれ、御仏の前に立たせてくれるのかも知れませんね。
ムクツケキ男(おのこ)なれど、御仏の前では赤子になり、無垢になり、ただただ生かされているということに感謝するのみですよね。
唐招提寺はそこそこの拝観客数です。
ひしめくほどではないのでゆっくりとお参り。
肝心の鑑真和尚様のお姿は見ることができないので、代理人の身代わり像がお出迎えします。
本当は、中宮司の半跏像と鑑真さんはお会いしたかったのですが、今回は片方だけでした。
帰りの足元には鹿さんと桜が歓迎していましたね。
では、これにて一応奈良は終了したような (@^^)/~~~
次回は、夜の居酒屋風景をお伝えする予定です。
では、今日はこれまで (@^^)/~~~
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