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風城ひとりごと

台湾の別名“風城”(風の街)、新竹に単身赴任していた頃(2011年)始めたひとりごと。日々感じたこと、思うことを綴っていきます。本ブログはあくまで『ひとりごと』ですので少々独善的なところもあります。

運動脳

  『運動脳』(サンマーク出版、アンデシュ・ハンセン著)。

  表紙にある原題は「How to train your brain according to the best and latest neuroscience」とある。つまり、「最新でベストな神経科学によりあなたの脳を訓練する方法」ということ。人類はその長い期間、生きるために食料を求めて絶えず動き回っていた。活発に動くほど脳が成長し活性化する、つまり賢くなる。そして動けなくなると脳が委縮して死を迎える。本書は運動がなぜ脳にいいのかを科学的に解説してくれている。(ゴロゴロ寝転がって、TVやネットしか見ない生活はアブナイ)

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  難しい医学的なホルモンなどの名前が挙げられて解説が続くが、主な運動の効能は以下の通り。ストレスや不安に対して最も優れた解毒剤は「運動」。目の前のことに集中するのに必要なのも「運動」。うつ病の患者に最も効く抗うつ剤は「運動」。脳の萎縮を食い止め、記憶力を向上させるのも「運動」。創造力をアップさせるのも「運動」。学力を上げるのも「運動」。認知症の発生率を下げるのも「運動」。血圧、血糖値、体内の炎症を改善するのも「運動」。

  年齢問わず、ともかく身体を動かしましょう。

#運動脳
#アンデシュ・ハンセン

今シーズンもスキー 《ピラタス蓼科スキーリゾート/長野県茅野市》

  寒いからと家に籠っていないで、「外遊び」を楽しみましょう。

  「霧ケ峰高原」(長野県)に行ったのは、もちろん「ダイヤモンドダスト」撮影が第一の目的。撮影が上手くいかなかったときの次善策には、割と近い「蓼科大滝」を考えていた。でも、まあ冬景色のいい写真が撮れたみたいだし、元々頭にあったスキーに行くかとあいなる。準備よろしくスキーウェアで撮影していたこともあり、この手の決断は早い。霧ケ峰高原近くにはたくさんのスキー場があるのだけれど選んだのは「ピラタス蓼科スキーリゾート」(長野県茅野市)。

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  最後に望みをかけた雪国育ちの友人からスキー同行お断りのメール、息子もとある事情でパスされてひとりスキー。フィットネスクラブのインストラクターとの話で、ビッグゲレンデの一日券は7000円を超えたというのを聞き、ややマイナーなスキー場を選ぶ。レンタルスキー4時間(3500円)、シニアリフト券(4500円)、平日ということもありガラガラ。4人乗りリフトは常に一人、ロープウェイもあるのだが、こちらは観光や登山客もいるのでそれなりに混んでいる。

  今シーズンもスキーが出来る健康体でいられることに感謝。(緩斜面が多く、一本滑るたびに休憩をとって、転倒もなく無事帰還)

#スキー
#ピラタス蓼科スキーリゾート
#長野県茅野市

撮影目的を達成せず《霧ケ峰高原/長野県》

  寒冷注意報が出た日に、わざわざ早朝の「霧ケ峰高原」(長野県)に行った目的は、「ダイヤモンドダスト」を撮影することだった。

  「ダイヤモンドダスト」を解説すると、「寒冷地などで気温が極めて低い条件下で発生する気象現象の一つで、大気中の水蒸気が凍って小さな氷の粒となり、空気中を漂う様子。この現象は、光を受けてキラキラと輝くため、「ダイヤモンドダスト」という美しい名前で呼ばれる。」とある。ただし、発生する気候条件が非常に厳しい。極めて低い気温が必要で、-10℃以下(理想的には-20℃以下)で発生しやすい。また風がほとんどない穏やかな天候で、空気中の氷の粒がゆっくりと漂う状況が求められる。また湿度が高い寒冷空気であり、雲が少ない快晴や薄曇りの条件下で、太陽光が氷の粒を照らすことで、キラキラと輝くダイヤモンドダストが目に見える。

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  午前2時に出発した私がこの高原のビーナスラインと呼ばれる撮影スポットに到着したのは6時過ぎ。路肩には既にびっしりとクルマが路上駐車して、停めるスペースを探すのに苦労する。大阪や高知ナンバーなんていうクルマがあるくらいの、ここは有名な撮影スポット。やや明るくなって私のクルマの位置から撮ったのが上の写真、お立ち台的スペースにずらりと三脚が並ぶ。ここにあぶれた人たちは(私含む)、ガードレールに接触するように路肩に三脚をセットしてダイヤモンドダストを狙う。

  結局、この朝「ダイヤモンドダスト」は現れず、ベテランらしき人がつぶやく、「気温は十分満たしていたんだが、湿度が足らねえんだよなぁ」。(ここへ「ダイヤモンドダスト」を撮影に来たのは実は2回目、今回も見れなかったけど冬ならではの美しい風景が撮れて満足の朝)

#霧ケ峰高原
#長野県

東山魁夷の絵画みたい 《霧ケ峰高原/長野県》

  今回の「霧ケ峰高原」(長野県)への撮影旅、撮った写真の中でいちばんのお気に入り写真がこちら。

  朝日が昇って、地表に太陽光が降り注ぎ始めると、手前の霧氷(※)の付いた樹林が、陽を受けて黄金色に染まっていく。それに対して、奥の山陰で陽が当たらない樹林は、とても暗く蒼い色合いが何やら神秘的に見える。写真の右上がやや黄金色なのは、逆光によるハレーションか。

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  有名な日本画家・東山魁夷氏の風景絵画の作品にこんなのなかったっけ。(美術的知識ない人のつぶやき)

※「霧氷(むひょう)」・・・寒冷な気候条件下で空気中の過冷却水滴(0℃以下でも凍らず液体のままの水滴)が、木々や地面、建物などの物体表面に付着して凍り、白い氷の結晶となる現象を指す。

#霧ケ峰高原
#長野県

心が震える《霧ケ峰高原/長野県》

  厳寒(前回報告のとおり、マイナス18℃)の「霧ケ峰高原」(長野県)で三脚にカメラをセットして、方向や画角を変えながら、シャッターを切り続ける。(写真にくどい説明は不要、単にご覧ください)

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  朝の空のグラデーションや山肌の陰影が徐々に変わっていき、朝日が南アルプスの山々を照らす瞬間、少々大袈裟に言えば、心が震えるものがある。

  撮影中、寒さで身体はずっと震えてた。

#霧ケ峰高原
#長野県