プロ野球2023とは、2023年の日本プロ野球における動向である。スローガンは「野球の熱さ、無限大。」
2023年は、先発投手が降板した後も指名打者として打線に残せる「大谷ルール」が適用開始。メジャーリーグで先に取り入れられていたが、日本プロ野球にも取り入れられることになった。
3月にワールドベースボールクラシックが開催される影響もあり、レギュラーシーズンは3月31日に開幕となる。ただし、北海道日本ハムファイターズと東北楽天ゴールデンイーグルスはこの年から開場するエスコンフィールドHOKKAIDOでの初公式戦を行うため、3月30日に一足早く開幕した。
9月には、かねてより審査が行われていたファームリーグ新球団の内定を公表。イースタンにはBCリーグ所属の新潟アルビレックスBC、ウエスタンには完全新球団のハヤテ223が、早ければ2024年からリーグ戦に参加することになる。
2月 | 1日 | キャンプイン。 |
23日 | オープン戦開幕。3月21日まで | |
3月 | 6日 | 【移籍】ロッテの福田光輝と日本ハムの西村天裕が交換トレード。 |
9日 | ワールドベースボールクラシック B組開幕(日本は予選を免除されている)。 | |
30日 | レギュラーシーズン前半戦開幕 | |
5月 | 17日 | 【移籍】オリックスの鈴木康平と巨人の廣岡大志が交換トレード。 |
30日 | セ・パ交流戦開幕。 | |
6月 | 19日 | 【移籍】日本ハムの宇佐見真吾、齋藤綱記と、中日の郡司裕也、山本拓実が交換トレード。 |
7月 | 3日 | 【移籍】ロッテの小沼健太と巨人の石川慎吾が交換トレード。 |
18日 | 【移籍】西武の川越誠司と中日の高松渡が交換トレード。 | |
19日 | オールスターゲーム第1戦(バンテリンドーム ナゴヤ)開催。全パが8-1で勝利。 MVPは柳田悠岐(ソフトバンク)。 |
|
20日 | オールスターゲーム第2戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)開催。全パが6-1で勝利。 MVPは万波中正(日本ハム)。 |
|
22日 | レギュラーシーズン後半戦開幕。 | |
26日 | 【移籍】DeNAの阪口皓亮とヤクルトの西浦直亨が交換トレード。 | |
9月 | 14日 | 阪神が18年ぶり6回目のリーグ優勝。 |
20日 | オリックスが3年連続15回目のリーグ優勝。 | |
10月 | 14日 | クライマックスシリーズ開幕。 |
15日 | CSセ1st:広島がDeNAに2連勝。広島がファイナルステージ進出。 | |
16日 | CSパ1st:ロッテがソフトバンクに2勝1敗。ロッテがファイナルステージ進出。 | |
20日 | CSセファイナル:阪神が広島に4連勝。阪神が日本シリーズ進出。 | |
21日 | CSパファイナル:オリックスがロッテに4勝1敗。オリックスが日本シリーズ進出。 | |
26日 | 新人選手選択会議(ドラフト会議)開催。 | |
28日 | 日本シリーズ開幕。 | |
11月 | 5日 | 阪神がオリックスを4勝3敗で下し、38年ぶり2回目の日本一。 |
6日 | 【移籍】巨人のアダム・ウォーカーとソフトバンクの高橋礼、泉圭輔が交換トレード。 | |
8日 | 【移籍】オリックスの近藤大亮が金銭トレードで巨人に移籍。 | |
12月 | 1日 | 自由契約選手公示![]() |
※2022年の順位順。球団をクリックすると球団の枠に飛びます。
監督 | コーチ |
---|---|
|
支配下選手 | |||
---|---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|||
育成選手 | |||
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
WBCに出場した山本由伸と宮城大弥が開幕に間に合わなかったため、3年目の山下舜平大を開幕投手に抜擢。山下に勝ちはつかなかったが、昨年に続き開幕戦で連勝を飾った。
シーズンでは昨年・一昨年と違い開幕から好調で、ロッテ・ソフトバンクと熾烈な首位争いを繰り広げる。7月以降ソフトバンクとロッテが相次いで調子を落とす中でもコンスタントに勝ち星を拾い、9月20日に優勝が決定。オリックス球団としては初の3連覇にして、2位以下に15.5ゲーム差をつけての独走優勝となった。
盤石な投手陣は今季も健在で、山本・宮城の左右エースに加えて山﨑福也が初めて2桁勝利に到達。上記の山下が9勝を挙げ、終盤には東晃平が球団史上初のデビューから7連勝を記録するなど若手先発陣も活躍した。吉田正尚が抜けた打線は苦しむ時期もあったが、好調選手の見極めが奏功し一定の水準を維持。前年に続き好調の若月健矢、新加入で期待以上の活躍を見せた森友哉、初の首位打者に輝いた頓宮裕真と捕手陣の活躍が目立った。
クライマックスシリーズではロッテと対戦。1敗のみで切り抜けて無事日本シリーズ出場を決めた。
日本シリーズでは阪急時代も含めて初の阪神戦となったが、シーズン終盤からCSにかけて山本由伸、山﨑颯一郎、頓宮裕真、安達了一、杉本裕太郎ら主力選手に故障やコンディション不良が続出する。それでも一進一退の戦いを繰り広げたが、第7戦で宮城大弥がKOされ万事休す。レギュラーシーズンでは好調も、2年連続日本一にはあと一歩届かなかった。
シリーズ終了後、山本由伸のポスティング移籍を認めることが球団から発表された。また山﨑福也が日本ハムへFA移籍する一方、西川龍馬を広島からFAで獲得した。
選手 | No. | プレイヤー |
---|---|---|
頓宮裕真 | 21904 | ![]() |
廣岡大志 | 12990 | ![]() |
森友哉(exultation RED) | 21635 | ![]() |
森友哉(exultation DEEP RED) | 21636 | ![]() |
森友哉(exultation WHITE) | 21637 | ![]() |
一軍 | 二軍 |
---|---|
三軍 | 四軍 |
支配下選手 | |||
---|---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|||
育成選手 | |||
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
藤本監督の2年目のシーズン。総額80億円に及ぶとされる補強を経て迎えた今季は序盤から好調を維持し、6月下旬からは首位の座にもついた。ところが7月7日から破滅的な12連敗を喫し、一気に首位争いから後退。その後は持ち直しAクラスは死守したものの、王貞治会長の宣言した「10ゲーム差をつけての優勝」どころか昨季からひとつ順位を落とす結果に終わった。
近藤健介は本塁打王・打点王・最高出塁率の3冠に輝くなどあらゆる項目でキャリアハイの成績を残し、有原航平は開幕には出遅れるも2桁勝利の活躍と日本人の補強選手は前評判を大きく上回る活躍を見せたものの、ロベルト・オスナ以外の外国人が軒並み大誤算。4人の外国人野手は128打数14安打(打率.109)・1本塁打と期待外れどころではない極端な低成績で、投手も阪神から獲得したジョー・ガンケルがわずか5登板に終わるなど不発。オスナにつなぐ8回を担っていたリバン・モイネロが途中離脱するなど不運も重なり、フロントの思惑通りの活躍ができなかった。
日本人に目を向けるとチーム得点はリーグトップで、救援防御率はオリックスをも下回るリーグトップの2.68と優秀な成績だったが、先発防御率は楽天に次ぐワースト2位の3.63。中盤にかけて先発が踏ん張り切れない展開が目立ち、得点力や救援陣の奮闘を生かしきれなかった。
クライマックスシリーズでは2位・ロッテと対戦するが、2勝1敗で惜しくも1stステージ敗退となった。
オフに藤本博史監督の退任と、小久保裕紀二軍監督の一軍監督への昇格が発表。さらに森唯斗や嘉弥真新也ら中堅・ベテランの大規模な戦力整理を断行した。
選手 | No. | プレイヤー |
---|---|---|
近藤健介 | 21616 | ![]() |
野村勇 | 21622 | ![]() |
嶺井博希 | 21624 | ![]() |
柳町達 | 21623 | ![]() |
一軍 | 二軍・三軍 |
---|---|
支配下選手 | |||
---|---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|||
育成選手 | |||
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
開幕直後はAクラスに入るも5月以降急激に失速し、交流戦では球団初の最下位に終わるなど気づけばBクラスが定位置に。リーグ戦でも一時は最下位になったが、日本ハムの急失速にも助けられ5位でシーズンを終えた。
なんといっても打撃力の低下が顕著で、得点はリーグワーストの435。前年オフに森友哉をFA移籍で失ったことに加え、山川穂高が自身の不祥事で5月以降シーズンを全休。中村剛也がチーム日本人最多、栗山巧が日本人左打者最多の本塁打を記録するなどベテラン勢が意地を見せたものの、これだけでは森・山川の穴を埋めるには至らなかった。
オフに髙橋光成がポスティングシステムによるメジャー移籍を希望したが、球団が認めず断念。FA権は平井克典と山川穂高が行使し、うち山川がソフトバンクに移籍した。
選手 | No. | プレイヤー |
---|---|---|
古賀悠斗 | 21629 | ![]() |
蛭間拓哉 | 21628 | ![]() |
陽川尚将 | 21630 | ![]() |
一軍 | 二軍・育成 |
---|---|
支配下選手 | |||
---|---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|||
育成選手 | |||
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
例年スタートダッシュに定評のある楽天だったが、この年はオープン戦で9位と微妙な成績に終わると、開幕から深刻な貧打にあえぎ一気に最下位に転落。打線全体の不振に加え、浅村栄斗・島内宏明・阿部寿樹の3名が打率1割台と2割台を往復するなど主軸が最も苦しんだため、得点圏打率は0割台にまで下落した。
だが、1・2軍コーチの入れ替えや主軸の復調、小郷裕哉・村林一輝ら既存戦力の成長もあり徐々に状態は改善され、終盤には一時同率2位にまで浮上。最終戦に敗れAクラスは逃したが、前年に比べれば打線では来季への希望が見えたシーズンだった。
一方の投手陣では前年に続いて先発が安定感を欠き、防御率4.91の田中将大がローテーションを完走するなど世代交代にも悩まされた。荘司康誠・渡辺翔太の両ルーキーが期待以上の活躍を見せる光明もあったものの、チーム防御率は2年連続でリーグワーストと課題が残った。
オフに石井監督が再度フロント入りすることとなり、監督を退任。新監督には、シーズン途中から一軍打撃コーチに昇格していた今江敏晃が就任した。
選手 | No. | プレイヤー |
---|---|---|
阿部寿樹 | 21584 | ![]() |
田中和基 | 21599 | ![]() |
茂木栄五郎 | 21598 | ![]() |
一軍 | 二軍 |
---|---|
支配下選手 | |||
---|---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|||
育成選手 | |||
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
吉井監督以下新体制のもと、序盤からかなりの好調でオリックス・ソフトバンクとの首位争いに参戦。打線の粘り強さと強固なリリーフ陣で勝ち星を伸ばし、ソフトバンクの失速以降もオリックスに肉薄するかに見えた。
ところがその打線と投手陣が終盤に息切れし、8月からは一進一退のもどかしい戦いに。オリックスにも徐々に離され、優勝が決まった時点ではすでに10ゲーム差以上の大差となっていた。その後はソフトバンク・楽天との熾烈なCS争いに入り、一時はBクラスにまで転落させられるが、ラスト10試合で7勝3敗と粘り強く戦って2位に滑り込んだ。
打線では守備難で巨人との契約を見送られたグレゴリー・ポランコがDHで真価を発揮し、26本ながら本塁打王に輝くなど長打力で貢献。これまた巨人からシーズン中に獲得した石川慎吾も118打席で打率.348を記録し、終盤に苦しんだチームの救世主に。投手でも来日1年目のルイス・ペルドモが最優秀中継ぎに輝くなど、この年は新戦力の活躍が躍進に大きく貢献した形となった。
クライマックスシリーズ・ファーストステージではソフトバンクと対戦し、第3戦で奇跡的なサヨナラ勝利を収めファイナルステージ進出。だが続くオリックス戦では1勝しかできず、下克上はならなかった。
選手 | No. | プレイヤー |
---|---|---|
髙部瑛斗 | 21631 | ![]() |
藤原恭大 | 21647 | ![]() |
安田尚憲 | 21632 | ![]() |
山口航輝 | 21633 | ![]() |
一軍 | 二軍 |
---|---|
支配下選手 | |||
---|---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|||
育成選手 | |||
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
前年のチームデザイン大幅変更に続き、ついに夢の新球場・エスコンフィールドHOKKAIDOが開場。2年目の新庄監督が「優勝しか目指さない」との覚悟で臨んだシーズンはスタートダッシュには失敗するも、打線の状態が上がり5月から徐々に浮上。一時は4位にまで順位を上げて借金返済間近に至った。
ところが夏場から拙攻と拙守が目立ち始め、泥沼の13連敗に突入して最下位に逆戻り。5位から大きくは離されなかったが、2年連続の最下位に終わった。
万波中正がリーグトップに迫る25本塁打と爪痕を残したが、それ以外の若手野手陣は伸び悩んだ。失策数94は前年をも大きく上回り、チーム再建には時間が必要なことを痛感させられるシーズンとなった。
終盤に新庄監督の続投と、上沢直之のポスティングシステム利用容認が発表された。
選手 | No. | プレイヤー |
---|---|---|
加藤豪将 | 21602 | ![]() |
上川畑大悟 | 21604 | ![]() |
伏見寅威 | 21603 | ![]() |
一軍 | 二軍 |
---|---|
支配下選手 | |||
---|---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|||
育成選手 | |||
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
2連覇を経て迎えた今季は最序盤こそ優位に戦っていたが、5月以降は一度もAクラスに上がれない苦しいシーズンに。巨人に抜かれた後は中日との最下位争いとなり、最終戦で勝ったことで土壇場で5位に滑り込む形となった。
奥川恭伸・原樹理が一軍登板0に終わるなど終始投手陣の懐事情が厳しく、チーム防御率は12球団ワーストの3.66。野手陣でも山田哲人・塩見泰隆が故障や不振でスペック通りの結果を残せず、村上宗隆が前半戦で極端な不振に陥ったこともあり、チーム得点は前年の619から534と大きく落ち込んだことも響いた。
この年をもって荒木貴裕が現役を引退。一方、高津監督は来季の続投が発表された。
選手 | No. | プレイヤー |
---|---|---|
内山壮真 | 21572 | ![]() |
長岡秀樹 | 21573 | ![]() |
濱田太貴 | 21760 | ![]() |
一軍 | 二軍・育成 |
---|---|
支配下選手 | |||
---|---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|||
育成選手 | |||
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
開幕直前、MLBから事実上の追放状態となっていたトレバー・バウアーを獲得。世界の球界に衝撃を与えるビッグニュースとなった。
迎えたシーズンでは序盤から好調を維持し、阪神との首位争いを演じる。交流戦では巨人・オリックス・ソフトバンクと同勝率ながら得失点率で優位に立ち、規定により初優勝を遂げた。その後も勢いは止まらず、6月下旬に阪神を3タテしてついに首位を奪還する。
だがチーム状態はここがピークとなり、投打が噛み合わず徐々に低迷。まもなく阪神に首位を譲っただけでなく広島にも抜かれ、巨人とのAクラス争いに。一進一退で何度もBクラスに落とされたが、なんとか踏みとどまって3位でシーズンを終えた。
牧秀悟が打点王、宮﨑敏郎が首位打者を獲得し打線の核は強化できたものの、それ以外の打者がパッとしない状態が長かった。投手陣では上記のバウアーや東克樹、今永昇太ら先発陣にタレントが揃っていたが、後半戦に伊勢大夢・山﨑康晃の勝ちパターンが成績を落としたのが痛かった。
クライマックスシリーズでは広島と対戦するが、ストレート2連敗で敗退となった。
この年をもって藤田一也が現役を引退。また今永昇太がポスティングシステムの申請を行ったほか、バウアーおよびネフタリ・ソトが自由契約となった。
選手 | No. | プレイヤー |
---|---|---|
京田陽太 | 21648 | ![]() |
一軍 | 二軍 |
---|---|
支配下選手 | |||
---|---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|||
育成選手 | |||
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|
約20年ぶりにタイガースによみがえった岡田監督のもと「アレ」こと優勝を目指したシーズンは、開幕からAクラスを維持。序盤と夏場にDeNA、終盤に広島に首位を譲った時期はあったが、両チームが失速する中で阪神は勢いを失わず、18年ぶりの優勝を達成した。
野手陣は一軍戦力をほとんど入れ替えずに戦ったが、夏場にやや失速した以外は成績が安定。盗塁王の近本光司、最多安打の中野拓夢、最高出塁率の大山悠輔とタイトルホルダーにも恵まれ、盤石な1軍戦力に支えられた躍進となった。一方の投手陣では青柳晃洋と西勇輝が不振に陥るも、3年目の村上頌樹、現役ドラフトで加入の大竹耕太郎が2桁勝利を記録する予想外の収穫でクオリティを守り、投打に抜け目がないシーズンとなった。
クライマックスシリーズでは広島にストレート勝ちで優勝し、9年ぶりの日本シリーズ出場を決めた。
日本シリーズではオリックスとの「関西ダービー」が実現。初戦で一挙8点を奪い悪夢を回避すると、第6戦終了時点で3勝3敗、両チームのスコアも23-23で同じ[1]という球史に残る死闘を繰り広げる。そして迎えた第7戦に勝利し、1985年以来2度目となる日本一をついに達成した。
選手 | No. | プレイヤー |
---|---|---|
森下翔太 | 21897 | ![]() |
一軍 | 二軍 | 三軍 | 巡回 |
---|---|---|---|
支配下選手 | |||
---|---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|||
育成選手 | |||
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
序盤こそ投壊の嵐で最下位争いに甘んじるが、腰痛から復活した中川皓太がセットアッパーに定着したことや、新戦力の三上朋也・鈴木康平の活躍もあってチームの調子も上がり、ヤクルトと中日を突き放してAクラス争いに加わった。交流戦では優勝こそ逃すも勝率1位タイとなり、上昇を予感させる中盤戦に差し掛かろうとしていた。
だが視界が開けた矢先、今度は大勢が故障離脱。中川が抑えにまわったことでセットアッパーが固定できず、三上・鈴木ら序盤を支えたブルペン陣も成績が下落し、終盤に追いつかれてしまう展開が相次ぐ。3位に上がってもすぐに4位転落することが続き、最終順位も4位となってしまった。
この年の対戦成績は極端で、下位の中日に15勝9敗、ヤクルトに17勝8敗と派手に貯金を稼いだ一方、広島相手には8勝17敗、阪神には6勝18敗と上位勢に極端に手を焼いたため、順位を上げられなかった。
それでも先発陣では戸郷翔征と山﨑伊織が2桁勝利を挙げ、フォスター・グリフィンとヨアンデル・メンデスの両左腕新外国人も先発で防御率2点台と大当たりで、前年から一転して将来の明るい内容となった。打線はチーム打率が最下位だった前年からリーグ1位になり大きく改善。ケースバッティングには課題を残したが、ルーキーの門脇誠がついに坂本勇人から遊撃のレギュラーを奪うなど若手の活躍も光ったシーズンとなった。
シーズン終了後、任期を1年残して原監督が退陣を決断。来季監督には阿部慎之助が指名された。FA宣言者はいなかったものの、中田翔が出場機会の減少を理由に自ら契約解除を申し出、中日に移籍した。
選手 | No. | プレイヤー |
---|---|---|
秋広優人 | 21831 | ![]() |
増田陸 | 21605 | ![]() |
松田宣浩 | 21606 | ![]() |
山崎伊織 | 21832 | ![]() |
一軍 | 二軍 | 三軍 | |
---|---|---|---|
支配下選手 | |||
---|---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|||
育成選手 | |||
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
チームを「家族」と呼ぶ新井監督の初年度は、序盤から阪神とDeNAに食らいついて中位を死守。鬼門の交流戦でも9勝9敗(7位)と踏ん張ると、夏場からはさらに調子を上げ一時は首位にも立つ。すぐに阪神に抜かれて牙城を崩すことはできなかったが、下馬評を大きく上回る2位でフィニッシュした。
チーム成績自体は投打ともにぱっとしないものだったが、盗塁数は前年の26から78にまで回復。少ない特典を島内颯太郎やニック・ターリーら勝ちパターンの中継ぎが好投して勝ちにつなげた試合が多かった。また、栗林良吏が不振で抑えを矢崎拓也に譲りながらも、結果的に55試合登板で防御率2点台にまとめてチームに貢献できたことも大きかったといえる。
クライマックスシリーズではホームでDeNAを打倒しリーグ覇者・阪神に挑むも、1勝もできずにシーズン終了となった。
選手 | No. | プレイヤー |
---|---|---|
秋山翔吾 | 21577 | ![]() |
坂倉将吾 | 21578 | ![]() |
一軍 | 二軍 |
---|---|
支配下選手 | |||
---|---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
|||
育成選手 | |||
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
|
立浪監督の2年目のシーズンだったが、課題の貧打を克服できず最下位争いに終始。4月8日を最後に1度も4位以上に上がることができず、最終的に借金26での最下位とむしろ前年から成績を落とすことになってしまった。
現役ドラフトで加入した細川成也がリーグ4位の24本塁打を放つなど覚醒を見せ、石川昂弥も2桁本塁打に到達、岡林勇希はフルイニング出場で最多安打争いを繰り広げるなど野手陣のさらなる成長が見られたものの、それでもチーム打率・チーム得点は昨季から低下。四球も少なく、塁に出る段階から課題があることを露呈した。若手選手の積極起用の結果でもあるが、昨季を大きく上回る79失策を記録するなど守備にも改善の余地が大きかった。
一方の投手陣は大野雄大をリハビリで欠きながらも、先発・救援ともにリーグ屈指のクオリティを維持。無援護ゆえに4人の2桁敗戦投手が生まれる悲劇に見舞われたが、途中加入のウンベルト・メヒアが活躍し、終盤には梅津晃大・根尾昂が好投を見せるなど来季に期待を抱かせる内容だった。
1年任期を残す立浪監督は来季も続投することが発表され、さらなる改革を進めることを誓った。また、谷元圭介・大野奨太・堂上直倫・福田永将の4選手が現役を引退した一方で、自由契約選手から中島宏之・中田翔ら一挙5人を獲得し、打撃陣のテコ入れを進めた。
選手 | No. | プレイヤー |
---|---|---|
石川昂弥 | 21507 | ![]() |
鵜飼航丞 | 21508 | ![]() |
後藤駿太 | 21572 | ![]() |
龍空 | 21522 | ![]() |
|
|
クライマックスシリーズ | 日本シリーズ | |
---|---|---|
阪神 (4勝) | 阪神(4勝3敗) | |
広島(2勝) | 広島(3敗) | |
DeNA(2敗) | ||
ロッテ(2勝1敗) | ロッテ(1勝3敗) | オリックス(3勝4敗) |
ソフトバンク(1勝2敗) | ||
オリックス (4勝1敗) |
タイトル | セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
選手名 | 球団 | 成績 | 選手名 | 球団 | 成績 | |
首位打者 | 宮崎敏郎 | DeNA | .326 | 頓宮裕真 | オリックス | .306 |
最多本塁打 | 岡本和真 | 巨人 | 41 | グレゴリー・ポランコ 近藤健介 浅村栄斗 |
ロッテ ソフトバンク 楽天 |
26 |
最多打点 | 牧秀悟 | DeNA | 103 | 近藤健介 | ソフトバンク | 87 |
最多安打 | 中野拓夢 牧秀悟 |
阪神 DeNA |
164 | 柳田悠岐 | ソフトバンク | 163 |
最多盗塁 | 近本光司 | 阪神 | 28 | 周東佑京 小深田大翔 |
ソフトバンク 楽天 |
36 |
最高出塁率 | 大山悠輔 | 阪神 | .403 | 近藤健介 | ソフトバンク | .431 |
タイトル | セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
選手名 | 球団 | 成績 | 選手名 | 球団 | 成績 | |
最優秀防御率 | 村上頌樹 | 阪神 | 1.75 | 山本由伸 | オリックス | 1.21 |
最多勝利 | 東克樹 | DeNA | 16 | 山本由伸 | オリックス | 16 |
最多奪三振 | 今永昇太 | DeNA | 174 | 山本由伸 | オリックス | 169 |
最高勝率 | 東克樹 | DeNA | .842 | 山本由伸 | オリックス | .727 |
最優秀中継ぎ投手 | 島内颯太郎 | 広島 | 42 | ルイス・ペルドモ | ロッテ | 42 |
最多セーブ投手 | 岩崎優 | 阪神 | 35 | 松井裕樹 | 楽天 | 39 |
年度 | セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||
---|---|---|---|---|
選手名 | 球団 | 選手名 | 球団 | |
投手 | 村上頌樹 | 阪神 | 山本由伸 | オリックス |
捕手 | 大城卓三 | 巨人 | 森友哉 | オリックス |
一塁手 | 大山悠輔 | 阪神 | 頓宮裕真 | オリックス |
二塁手 | 牧秀悟 | DeNA | 浅村栄斗 | 楽天 |
三塁手 | 宮崎敏郎 | DeNA | 宗佑磨 | オリックス |
遊撃手 | 木浪聖也 | 阪神 | 紅林弘太郎 | オリックス |
外野手 | 近本光司 | 阪神 | 万波中正 | 日本ハム |
西川龍馬 | 広島 | 柳田悠岐 | ソフトバンク | |
岡林勇希 | 中日 | 近藤健介 | ソフトバンク | |
指名打者 | - | グレゴリー・ポランコ | ロッテ |
ポジション | セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||
---|---|---|---|---|
選手名 | 球団 | 選手名 | 球団 | |
投手 | 東克樹 | DeNA | 山本由伸 | オリックス |
捕手 | 坂本誠志郎 | 阪神 | 若月健矢 | オリックス |
一塁手 | 大山悠輔 | 阪神 | 中村晃 | ソフトバンク |
二塁手 | 中野拓夢 | 阪神 | 中村奨吾 | ロッテ |
三塁手 | 宮崎敏郎 | DeNA | 宗佑磨 | オリックス |
遊撃手 | 木浪聖也 | 阪神 | 源田壮亮 | 西武 |
外野手 | 桑原将志 | DeNA | 万波中正 | 日本ハム |
近本光司 | 阪神 | 辰己涼介 | 楽天 | |
岡林勇希 | 中日 | 近藤健介 | ソフトバンク |
機構 / 月 |
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
投手 | 球団 | 野手 | 球団 | 投手 | 球団 | 野手 | 球団 | |
4月 | 村上頌樹 | 阪神 | 宮崎敏郎 | DeNA | 佐々木朗希 | ロッテ | 中村剛也 | 西武 |
5月 | 大竹耕太郎 | 阪神 | 細川成也 | 中日 | 加藤貴之 | 日本ハム | 万波中正 | 日本ハム |
6月 | トレバー・バウアー | DeNA | 岡本和真 | 巨人 | 山﨑福也 | オリックス | 頓宮裕真 | オリックス |
7月 | 山崎伊織 | 巨人 | 岡林勇希 | 中日 | 今井達也 | 西武 | 浅村栄斗 | 楽天 |
8月 | トレバー・バウアー | DeNA | 牧秀悟 | DeNA | 宮城大弥 | オリックス | 近藤健介 | ソフトバンク |
9月 | 東克樹 | DeNA | 佐藤輝明 | 阪神 | 山本由伸 | オリックス | 周東佑京 | ソフトバンク |
太字は権利を行使した選手。
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||
---|---|---|---|---|---|
球団 | 国内FA権 | 海外FA権 | 球団 | 国内FA権 | 海外FA権 |
阪神 |
|
オリックス | |||
広島 | ロッテ |
|
|||
DeNA | ソフトバンク | ||||
巨人 |
|
楽天 | |||
ヤクルト |
|
西武 |
|
||
中日 | 日本ハム |
|
2010年代 | プロ野球2010 | プロ野球2011 | プロ野球2012 | プロ野球2013 | プロ野球2014 |
---|---|---|---|---|---|
プロ野球2015 | プロ野球2016 | プロ野球2017 | プロ野球2018 | プロ野球2019 | |
2020年代 | プロ野球2020 | プロ野球2021 | プロ野球2022 | プロ野球2023 | プロ野球2024 |
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/08(土) 17:00
最終更新:2025/03/08(土) 17:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。