松井稼頭央 単語

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松井稼頭央(まつい かずお、1975年10月23日-)とは、大阪府出身の元プロ野球選手外野手内野手)である。

本名「松井和夫」。

概要

PL学園時代は投手として活躍していたが、故障に悩まされていた。1993年ドラフト3位で西武ライオンズに入団。この時期に内野手スイッチヒッターに転向した。その後は走攻守三拍子った優れた内野手となる。

1997年レギュラーの座を掴み、その年のオールスターでは一試合4盗塁の新記録立し、MVPを獲得した。

2002年にはスイッチヒッター史上初のトリプルスリーを達成した。

MLB時代

2004年からFA宣言してニューヨーク・メッツに移籍。新人としては史上初の「開幕戦新人初打席初本塁打」を記録。しかし打撃で結果を残せず、6月に欠場する。メジャー1年114試合の出場で打率.272、7本塁打、44打点、14盗塁だった。遊撃手の守備ではフィールドに対応できず、23失策を喫し、シーズン最後の3試合では二塁手に就いている。


2005年二塁手を守るようになる。開幕戦でいきなり初打席本塁打を打ち2年連続で開幕戦初打席初本塁打記録した。しかし結果を残せず、前年を下回る87試合の出場に終わった。


2006年には4月20日シーズン打席日本人初のランニングホームラン記録したが、打撃で結果を残せず、6月にトレードでコロラド・ロッキーズに移籍。


2007年痛のため5月から出場する。二塁手レギュラーに定着し、リーグ優勝に貢献。ワールドシリーズではボストン・レッドソックス松坂大輔岡島秀樹と対戦した。オフFAとなる。


2008年ヒューストン・アストロズに移籍。背番号3。2番に定着し、チームの打撃成績を向上させた。96試合に留まったが、打率.293と結果を残した。


2009年8月15日ミルウォーキー・ブルワーズ戦で日通算2000本安打を達成した。この年はメジャー最多の132試合に出場し、打率.250、9本塁打、46打点、19盗塁だった。


2010年は開幕から不振に陥った他、ジェフ・ケッピンジャーの定着により出場が減り、5月には戦力外通告を受けた。コロラド・ロッキーズ下のコロラドスプリングス・スカイソックスマイナー契約を結び、シーズン終了後にFAとなった。

楽天時代

2010年11月東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。8年ぶりの日本球界復帰となった。背番号は32。


2011年は当初はクリーンナップを担っていたが、後半は1番に固定。オフ山崎武司の退団により、背番号を7に変更する。


2012年から将となったが、痛、右手首痛、眩暈などと故障が重なり、規定打席に到達しなかったが、9月10月には好調を維持し、10月5日には日通算200号ホームランを達成した。


2013年WBC日本代表に選出される。満身創痍ながら125試合に出場し、楽天の初の日本一に貢献。


2014年8月24日オリックス戦、第一打席センターヒットを放ち、史上10人の日通算2500安打を達成した。8月には外野手左翼手)にも就いた。日本通算2000本安打まであと80本、日本通算200本塁打まであと13本とした。


2015年から外野手登録となった。7月28日福岡ソフトバンクホークス戦で日本通算2000本安打8月14日北海道日本ハムファイターズ戦で通算400二塁打を達成した。


2016年は打撃不振に陥り、54試合の出場で打率.213、2本塁打、13打点に終わった。


2017年は44試合に留まり、コーチ就任を打診されたがこれを断り自由契約となった。

西武復帰後

2017年11月16日西武に16年ぶりに復帰することが発表された。新たに設置されたテクニカルコーチも務める。


2018年9月27日に現役を引退することを球団施設で発表した。9月30日には翌年から二軍監督に就任することが発表された。その日に西武は10年ぶりにリーグ優勝し、辻発彦監督の後で胴上げされた。

西武首脳陣時代

2019年から2021年まで3年間西武二軍監督2022年は一軍ヘッドコーチを務める。2023年からは西武の一軍監督を務める。

2024年5月26日に2年連続で低迷したことで休養が発表され、10月5日には退任が発表された。名球会ゴルフコンペで東尾修から労われた。

人物

応援歌

球団 レス No プレイヤー
西武 応援歌のピコカキコ一覧#391 9682
9682
楽天 応援歌のピコカキコ一覧#447 9813
9813

成績

年度別打撃成績




Year



Tm



G



PA



AB



R



H



2B



3B



HR



RBI



SB



SH



SF



BB



HB



SO



GDP



AVG



OBP
1995年 西武 69 219 204 25 45 9 1 2 15 21 7 1 7 0 26 4 .221 .245
1996年 130 518 473 51 134 22 5 1 29 50 26 2 14 3 93 2 .283 .307
1997年 135 645 576 91 178 23 13 7 63 62 18 2 44 5 89 4 .309 .362
1998年 135 641 575 92 179 38 5 9 58 43 6 4 55 1 89 10 .311 .370
1999年 135 609 539 87 178 29 4 15 67 32 8 6 56 0 75 7 .330 .389
2000年 135 611 550 99 177 40 11 23 90 26 6 7 46 2 60 8 .322 .372
2001年 140 613 552 94 170 28 2 24 76 26 4 5 46 6 83 13 .308 .365
2002年 140 651 582 119 193 46 6 36 87 33 9 3 53 4 112 3 .332 .389
2003年 140 655 587 104 179 36 4 33 84 13 3 6 55 4 124 4 .305 .365
2004年 NYM 114 509 460 65 125 32 2 7 44 14 5 2 40 2 97 3 .272 .331
2005年 87 295 267 31 68 9 4 3 24 6 5 4 14 5 43 2 .255 .300
2006年 38 139 130 10 26 6 0 1 7 2 3 0 6 0 19 1 .200 .235
COL 32 126 113 22 39 6 3 2 19 8 1 2 10 0 27 0 .345 .392
06計 70 265 243 32 65 12 3 3 26 10 4 2 16 0 46 1 .267 .310
2007年 104 453 410 84 118 24 6 4 37 32 8 1 34 0 69 1 .288 .342
2008年 HOU 96 422 375 58 110 26 3 6 33 20 7 3 37 0 53 3 .293 .354
2009年 132 533 476 56 119 20 2 9 46 19 16 4 34 3 85 4 .250 .302
2010年 27 78 71 4 10 1 0 0 1 1 2 0 4 1 10 1 .141 .197
2011年 楽天 139 572 538 51 140 34 2 9 48 15 4 3 26 1 94 8 .260 .294
2012年 106 433 402 55 107 22 4 9 43 14 3 1 26 1 55 6 .266 .312
2013年 125 497 448 55 111 26 2 11 58 1 2 4 40 3 85 4 .248 .311
2014年 128 488 444 57 129 32 3 8 46 9 2 5 36 1 78 9 .291 .342
2015年 126 501 445 52 114 17 1 10 48 14 7 3 43 3 82 7 .256 .324
2016年 56 179 160 19 34 6 1 2 13 3 0 1 17 1 42 5 .213 .291
2017年 44 83 76 6 16 2 1 2 10 0 0 0 6 1 23 1 .211 .277
2018年 西武 30 41 39 8 6 1 0 0 2 1 0 0 2 0 10 1 .154 .195
NPB:17年 1913 7956 7190 1065 2090 411 64 201 837 363 105 53 572 36 1220 96 .291 .344
MLB:7年 630 2555 2302 330 615 124 20 32 211 102 47 16 179 11 403 14 .267 .321

国際大会での打撃成績

年度 代表 大会 試合 打席 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺打 打率 出塁率
2013年 日本 WBC 6 12 11 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 2 0 .000 .083

通算守備成績

機構 守備位置 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
NPB 二塁手 9 18 10 0 1 1.000
三塁手 48 22 62 6 5 .933
遊撃手 1531 2407 4338 148 887 .978
外野手 189 282 8 3 2 .989
MLB 二塁手 473 972 1312 36 335 .984
遊撃手 113 178 324 23 66 .956

年度別監督成績

年度 球団 順位 試合 勝利 敗戦 引分 勝率 備考
2023年 西武 5位 143 65 77 1 .458
NPB:1年 143 65 77 1 .458 Aクラス:0回、Bクラス:1回

タイトル・表彰・記録

タイトル
NPB 最多盗塁 3回 1997年-1999年
最多安打 2回 1999年2002年
NPB MVP 1回 1998年
ベストナイン 7回 1997年-2003年
ゴールデングラブ賞 4回 1997年1998年2002年2003年
オールスターゲームMVP 2回 1997年2002年
MVP 6回 1996年9月1999年9月2002年6月9月2011年8月2014年8月
ジョージア 1回 2011年
スカパー!サヨナラ 2回 2012年2014年
その他
NPB トリプルスリー 1回 2002年
サイクルヒット 1回 2000年6月7日
左右両打席本塁打 3回 2000年2001年2003年

関連動画

西武時代

MLB時代

楽天時代

第二次西武時代

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