プロ野球2014 単語

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プロ野球2014とは、日本プロ野球2014年の動向である。

目次

出来事

2月 1日 キャンプイン
3月 28日 レギュラーシーズン開幕
31日 【移籍】日本ハム今浪隆博ヤクルト増渕竜義がトレード
5月 2日 【移籍】西武武山真吾が金銭トレードで中日に移籍
7月 18日 オールスター第1戦が西武ドームで開催
19日 オールスター第2戦が阪神甲子園球場で開催
20日 【移籍】ソフトバンク新垣渚山中浩史ヤクルト川島慶三日高亮がトレード
29日 【移籍】中日岩崎オリックスの三ツ俣大樹がトレード
9月 26日 巨人】3年連続36回リーグ優勝
10月 2日 ソフトバンク】2年ぶり18回リーグ優勝詳細は10.2決戦を参照
11日 クライマックスシリーズ開幕
12日 阪神クライマックスシリーズファイナルステージ進出
14日 日本ハムクライマックスシリーズファイナルステージ進出
18日 阪神日本シリーズ進出
20日 ソフトバンク日本シリーズ進出
25日 日本シリーズ開幕。阪神ソフトバンクの組み合わせは2003年以来である(当時ソフトバンクは前身のダイエー)。
30日 ソフトバンク】3年ぶり6回日本一

達成された記録

2013年の順位順

東北楽天ゴールデンイーグルス 埼玉西武ライオンズ
4月3日 聖澤諒が821連続守備機会失策
日本プロ野球記録
5月2日 岸孝之ノーヒットノーラン
8月24日 松井稼頭央が日通算2500安打 6月13日 中村剛也が通算250本塁打
9月17日 アンドリュー・ジョーンズが2年連続二桁四球 6月27日 中村剛也が通算1000試合
9月19日 則本昂大が7完封勝利
球団新記録
7月1日 岸孝之が通算1000奪三振
千葉ロッテマリーンズ 福岡ソフトバンクホークス
4月15日 涌井秀章が全球団勝利 4月8日 岡島秀樹が通算500試合登板
9月9日 涌井秀章が通算500投球回 5月20日 本多雄一が通算300盗塁

デニス・サファテが全球団からセーブ
5月26日 本多雄一が通算1000試合
6月9日 ジェイソン・スタンリッジが全球団から勝利
7月11日 内川聖一が通算1500安打
細川亨が通算250犠打
8月3日 五十嵐亮太が通算600試合
8月31日 岡島秀樹が日通算800試合
オリックス・バファローズ 北海道日本ハムファイターズ
5月20日 西勇輝が開幕8連勝
球団新記録
6月27日 中嶋聡が一軍実働年数28年
野手新記録パ・リーグ記録
6月29日 宮西尚生が通算150ホールド
7月9日 大谷翔平が1試合16奪三振
球団タイ記録
8月5日 中田翔が通算100本塁打
8月17日 大引啓次が通算200犠打
9月9日 大谷翔平が10勝10本塁打
史上初
読売ジャイアンツ 阪神タイガース
3月28日 坂本勇人が通算100本塁打 4月29日 福留孝介が通算200本塁打
4月4日 原辰徳監督通算800 5月4日 福原忍が通算1000奪三振
4月26日 大竹寛が全球団勝利 5月13日 安藤優也が通算1000投球回
4月29日 鈴木尚広が通算200盗塁 5月18日 マット・マートンが通算744安打
球団外国人記録更新
5月15日 片岡治大が通算1000安打 5月29日 鳥谷敬が通算1500安打
5月20日 坂本勇人が通算1000安打 7月21日 呉昇桓日韓通算300セーブ
5月26日 鈴木尚広が代走での通算106盗塁
代走起用新記録
7月25日 福原忍が通算500試合
6月3日 村田修一が通算1500試合 8月1日 上本博紀が1試合2三塁打
タイ記録
6月6日 山口鉄也が通算200ホールド 8月9日 鳥谷敬が通算1500試合
6月7日 阿部慎之助が通算1000打点 9月5日 能見篤史が通算1000奪三振
7月12日 杉内俊哉が通算2000奪三振 9月20日 ランディ・メッセンジャーが日通算1000投球回
7月25日 阿部慎之助が通算2500塁打
8月1日 村田修一が通算300本塁打
8月22日 鈴木尚広が通算1000試合
8月26日 阿部慎之助が通算1000三振
9月21日 阿部慎之助が通算300二塁打
9月24日 坂本勇人が通算1000試合
山口鉄也が通算500試合
広島東洋カープ 中日ドラゴンズ
8月8日 ブラッド・エルドレッドが23試合連続三振 4月8日 和田一浩が通算300本塁打
8月15日 前田健太が通算1000奪三振 4月15日 和田一浩が通算1000打点
8月19日 8試合連続二桁安打
球団タイ記録
7月10日 森野将彦が通算300二塁打
9月2日 ライネル・ロサリオサイクルヒット 7月23日 谷繁元信が新人から26年連続本塁打
7月26日 岩瀬仁紀が通算400セーブ
史上初
8月27日 谷繁元信が通算2922試合出場
捕手記録
9月10日 荒木雅博が通算250犠打
10月1日 谷繁元信が通算250犠打
横浜DeNAベイスターズ 東京ヤクルトスワローズ
5月26日 金城龍彦が通算8回サヨナラタイムリー
球団タイ記録
5月3日 久古健太郎が対戦打者0人で勝利
7月21日 山崎憲晴が1試合4犠打 6月14日 岩村明憲が1試合4二塁打
8月16日 新垣渚が1試合4暴投
セ・リーグタイ記録
9月16日 山田哲人が6ヶ連続先頭打者本塁打
史上初
10月6日 山田哲人が192安打
日本人右打者新記録

各チームの戦績

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2014年の最終順位順。球団をクリックすると球団のに飛びます。
※一部の打順名前にある下線部は外人

  1. 福岡ソフトバンクホークス
  2. オリックス・バファローズ
  3. 北海道日本ハムファイターズ
  4. 千葉ロッテマリーンズ
  5. 埼玉西武ライオンズ
  6. 東北楽天ゴールデンイーグルス
  1. 読売ジャイアンツ
  2. 阪神タイガース
  3. 広島東洋カープ
  4. 中日ドラゴンズ
  5. 横浜DeNAベイスターズ
  6. 東京ヤクルトスワローズ

パシフィック・リーグ

福岡ソフトバンクホークス(78勝60敗6分、優勝・CS制覇・日本一) 監督:秋山幸二

前年Bクラスという結果に、フロントが大補強を敢行。前年崩壊した先発日本ハムからブライアン・ウルフ阪神からジェイソン・スタンリッジ中日からFA中田賢一を獲得。さらにクローザーとして西武からデニス・サファテ、4番にオリックスから李大浩捕手日本ハムからFA鶴岡慎也を獲得という大補強で、開幕前から2011年並みの絶対的優勝補、独走優勝確実という前評判で開幕を迎える。

しかしその前に立ちはだかったのがオリックスだった。前評判通り、開幕から快調に貯金を増やすソフトバンクだったが、前年ソフトバンク解雇されてオリックスに移籍したウィリー・モー・ペーニャが4番で大暴れ、一昨年寺原隼人人的補償で移籍した馬原孝浩復活したオリックスもかつてない快調さで開幕から貯金を積み上げ、4月中から既にリーグはこの2チーム一騎打ちの様相を呈し始める。

前年苦しんだ先発は、攝津正勤続疲労か新球種習得の弊かで不調に陥り、寺原4月ウルフ5月で戦線離脱したが、新戦力の中田賢一スタンリッジが期待通り先発ローテーションの軸として奮闘。リリーフは例年通り安泰であった。打線李大浩チャンスでの弱さを何かと言われたものの4番に一年間座り4番問題を一応解決させ、一時は打率10傑にソフトバンクの選手が7人並ぶとかいうわけのわからない勢いで打ちまくり、チームを牽引した。

場以降は松田宣浩本多雄一岡島秀樹力が立て続けに戦線離脱するという緊急事態に陥ったが、代打の切り札として解凍した吉村裕基が見事に松田を埋め、本多明石健志カバーリリーフにはルーキー森唯斗が力投を続けて7回担当セットアッパーに抜され、先発は難病をした大隣憲司、怪から復帰した武田翔太、育成出身の飯田優也らが加わって変則ローテーションで切り回した。

オリックスと熾な首位争いを繰り広げたが、7月後半に直接対決3タテを含む6連勝、2連敗を挟んで8月には怒濤の9連勝。オリックスを突き放し、この時点でもがこのままの優勝をほぼ確信したが、徐々にチーム歯車が狂い始め、9連勝が途切れたあとの8月は6勝10敗1分と大きく失速。9月頭のオリックス直接対決を2勝1分で今度こそトドメを刺したかと思ったが、ソフトバンクの失速は止まらず、9月7日西武戦で絶対的セットアッパーとして君臨していた五十嵐亮太が3失点して逆転負けすると、悪夢のような街道に突入。しかしオリックスも失速し、パ・リーグ優勝争いは壮絶な譲り合い状態となる。

9月15日の最後の直接対決3連戦初戦を大隣憲司完封勝利したのを最後に、あと1勝でマジックという状況からチームは怒濤の連敗街道に突入。なんとここから10試合を1勝9敗と大幅に負け越し、マジック直前でひたすら足踏みを続けた結果、ついには残り試合の関係で2位オリックスマジックが点。そして結局マジックが点くことは一度もなく、10月2日の最終戦オリックスとの直接対決で、勝てば優勝、負ければ2試合を残したオリックスマジック1という史上稀に見る混戦模様になった。
そしてヤフオクドームで迎えたレギュラーシーズン終戦10.2決戦。2回に細川犠牲フライで1点先制したが、7回に原拓也の同点タイムリーで追いつかれ、試合は延長戦となる。10回裏に松田サヨナラタイムリーを放ち、苦しみながらも3年ぶり18回リーグ優勝を決めた。マジックが点しないままでの優勝1992年ヤクルト以来22年ぶりの事であった。

クライマックスシリーズ

クライマックスシリーズ直前、秋山監督の辞任がスポーツにスッパ抜かれ、ポストシーズン秋山監督の有終の美を賭けた戦いとなる。CSではオリックスを撃破した3位日本ハム突。第1戦は大隣憲司の力投に応えた吉村裕基の逆転サヨナラ打で勝利と幸先の良いスタートを切るが、第2戦で今宮健太の痛恨のエラーで逆転負けすると、第3戦では不調の攝津正炎上し大敗。第4戦は継投で逃げ切り王手をかけるが、第5戦では逆にリリーフが打ち込まれて4点差を逆転され、シーズンに続いて最終戦までもつれる死闘となる。
運命の第6戦は中4日先発を託された大隣が7回失点の好投。打線も着実に加点し、4-1で勝利して苦しみながら日本シリーズ進出を決めた。

日本シリーズ

セ・リーグ2位から巨人を4タテした阪神タイガースと11年ぶりの対決に。甲子園での第1戦はスタンリッジが打ち込まれて敗れるも、第2戦では武田翔太カーブ阪神打線を翻弄し接戦を制す。
本拠地に戻った第3戦では大隣憲司がまたも7回失点完璧な投球を見せ快勝、第4戦は延長戦までもつれこむが、中村晃呉昇桓から劇的なサヨナラ3ランを放って王手をかける。
そして第5戦、不調に苦しんだエース攝津正が6回失点の好投。打線はメッセンジャーの好投と大和の2度のファインプレーに阻まれ得点が続いたが、8回に松田宣浩タイムリーで1点を奪う。9回、抑えのサファテの制球が定まらず3四球で1死満塁の大ピンチを迎えるも、西岡剛内野ゴロで本塁封殺、さらに西岡ラインの内側を走ったため守備妨害アウトとなり、思いがけない形での幕切れで見事日本一を達成、6年間の秋山政権の有終の美を飾った。

新応援歌
選手 No. プレイヤー
李大浩 11673
11673
岡島秀樹 11828
11828
岡本 11886
11886
加治屋蓮 11883
11883
バーバロカニレス 11680
11680
鶴岡慎也 11672
11672
中田賢一 11882
11882
森唯斗 11884
11884

オリックス・バファローズ(80勝62敗2分、2位) 監督:森脇浩司

毎年優勝補に挙げられながらBクラスシーズンを終えていたオリックスだったが、この年は違った4月1日楽天戦から7連勝し貯金を作る。4番のウィリー・モー・ペーニャが10本のホームラン先発ローテーションの西勇輝が5連勝するなどの活躍が大きく、4月を18勝と球団新記録
セ・パ交流戦になっても勢いは衰えることなく、ソフトバンクと首位を競った。リーグ戦が再開し、一時期ソフトバンクに首位を明け渡したが、前半戦最後の楽天戦を金子千尋勝利し、前半戦を17年ぶりの首位で終えた。

しかし8月に入ってからソフトバンクが驚異的な強さを見せ、9月には抑えの平野佳寿だけで4敗するなど選手に疲れが見えてきた。それでも最後まであきらめず、9月25日には2位であったにも関わらずマジックを点させた。しかし最後のソフトバンクとの直接対決の延長戦でついに力尽き、数年ぶりの優勝を逃した。


北海道日本ハムファイターズとのクライマックスシリーズも1勝1敗でさあこれからというところで台風による中止とにもケチをつけられ、1勝2敗でファイナルシリーズ進出を逃してしまった。


オフペーニャ自由契約となり、金子千尋FA宣言したが残留。FA宣言した小谷野栄一、元アスレチックスマイナー中島裕之、元横浜DeNAベイスターズトニ・ブランコ、元広島東洋カープブライアン・バリントンを獲得するなど大補強に乗り出した。

新応援歌
選手 No. プレイヤー
安達了一 12624
12624
谷佳知 11860
11860
エステバン・ヘルマン 11859
11859

北海道日本ハムファイターズ(73勝68敗3分、3位) 監督:栗山英樹

前年最下位に終わったファイターズだが、ファンはそれほど悲観視していなかった。
その根拠が、2006年北海道移転後初となる日本一に貢献した「名参謀」白井一幸の復帰。これこそが最大の補強であり、最下位脱出確定、Aクラス争いの役になるのではないかと解説者諸氏からも予想されていた。


しかしいざ開幕してみると、武田久武田勝小谷野栄一といったベテラン勢に不調が重なり、前年本塁打王ミチェル・アブレイユ盗塁王陽岱鋼も体調不良で離脱、ミチェル・アブレイユ7月末で契約解除など、実績ある選手が機しない苦しいシーズンであり、3月4月を12勝16敗と負け越している。
5月に入って徐々に調子を取り戻し、セ・パ交流戦も11勝12敗1分と五分で乗りきると、その後オールスターまで9勝6敗と先行。オールスター明けの対オリックス・バファローズ3連戦こそ全敗するも、末の対千葉ロッテマリーンズ3連戦で全勝して帳消し、最終的に7月を13勝9敗で終える。8月頭の7連敗で貯金を吐き出し、ここでオリックス福岡ソフトバンクホークスによる優勝争いの背中が遠ざかってしまう。かといって下位チームに詰め寄られるでもなく、孤立した格好の3位でレギュラーシーズンを終えることとなった。


クライマックスシリーズファーストステージは、1勝1敗で迎えた第3戦が台風接近で順延。勝てなければ敗退が決まる状況で先発したのが、レギュラーシーズン7勝13敗と負け越したルイス・メンドーサと聞いて絶望したファンも少なくなかったが2-1で辛勝。続くファイナルステージも最終第6戦までもつれ、セ・リーグでは阪神タイガースが先に進出を決めていたこともあり、史上初の「レギュラーシーズン優勝できなかったチーム同士の日本シリーズ」実現なるかと注が集まったが、最終的には「選手個々のポストシーズンについての経験値」の差でソフトバンクに屈し、2年ぶりの日本シリーズ進出はならなかった。


二刀流2年大谷翔平は、交流戦の頃から指名打者代打でも起用されるようになり、最終的にベーブ・ルース以来、もちろんNPBでは初めてとなる「同一シーズン内での先発10勝と10本塁打」を記録。またNPB最高球速となる162km/hの速球を披露し話題を集めた。
他にも、中村勝が初登板から15試合連続敗と、前年の不調を取り返すような活躍を見せ、高卒3年上沢直之サガサミーから新入団の浦野博司とあわせて、20代前半、プロ入り5年以内の若い先発投手の活躍が立った。
野手では、西川遥輝が一番右翼手中島卓也が二番二塁手に定着し、かつての森本稀哲田中賢介を思い起こさせるようなリードオフコンビを形成。西川は43盗塁記録し、2年連続でファイターズ所属選手が盗塁王を獲得。
陽岱鋼盗塁は20回と減ったが、25本塁打失策数も1回だけという身体力の高さを見せつけてゴールデングラブを受賞。不動の4番・中田翔が、100打点打点王を獲得した。
鶴岡慎也の移籍でいた正捕手の座は大野奨太が優先起用されながら、市川友也が試合終盤の抑え捕手として、投手との相性次第では先発出場でも機小谷野離脱でいた三塁手には、捕手として入団した近藤健介の起用が的中。補強に依存せず、野手に複数のポジションをこなせるよう日頃から練習させるという球団の危機管理方針の成果とも言えよう。


9月下旬には、北海道移転後の中心選手だった金子誠稲葉篤紀が相次いで引退を表明。赤田将吾は、自由契約示された後に引退を表明。大引啓次東京ヤクルトスワローズ小谷野オリックスとそれぞれFA宣言で移籍。アンソニーカーターフアン・ミランダが1シーズンで退団。多田野数人、運ジョン・クレイトン村田和哉ら6選手が戦力外通告を受けた。
ドラフト会議では、大学生最高評価を受けていた有原航平を、計4球団の1位名競合によるくじ引きを経て獲得した。

新応援歌
選手 No. プレイヤー
近藤健介 12552
12552
杉谷拳士(右打席 11666
11666
谷口 12551
12551
フアン・ミランダ 11665
11665
チャンスメイクテーマ 12258
12258

千葉ロッテマリーンズ(66勝76敗2分、4位) 監督:伊東勤

2013年と違い、投打共に不振に陥った。
投手では先発の不調が立った。西武からFA移籍してきた涌井秀章は後半戦復調するまでは先発として機したとは言い辛く、西武時代から染みのある伊東勤監督に「もう限界」と苦言を呈されてしまう。また、なぜかQVCマリンフィールドでのホーム戦では1勝しかできなかった。藤岡貴裕5月までは貯金を作っていたが、その後は勝ち恵まれず、8月以降は0勝5敗だった。成瀬善久交流戦以降初回に大量失点するケース立ち、2ヶ二軍で調整。復帰後、勝った試合でも0で抑えることはほぼ皆無だった。昨年チーム一規定投球回に到達しチームトップの勝ちを挙げた唐川侑己も開幕5連敗を喫するなど波に乗り切れず4勝にとどまった。そんな中で一、まともな成績を残せたのは、この年のドラフト1位ルーキー石川歩のみだった。

中継ぎも前年とべると安定感に欠け、中継ぎの一を担っていた内と服部が故障・不振でシーズンを棒に振ったことや、益田直也も安定感を欠き交流戦以降は防御率が7点と5点を行き来したままシーズンを終えた。しかし大谷智久チームトップの23ホールド防御率も1点代と好投し、益田に変わりストッパーを務めた西野勇士リーグ3位の31セーブを挙げるなど、明るい話題かった訳ではない。故に、今季の西野の配置転換についてはファンの中でも議論の飛び交うものとなった。


打撃においても不調に陥った野手が多く、攻撃力が大幅に低下した。
開幕から4番・今江敏晃角中勝也が打撃不振に陥る。特に前半の今江は自身の活躍とチームの勝ちが中々例しない、打撃だけではなく失策立つようになるなどして、4番の座も後半戦にはほぼ明け渡した。根元俊一も、少ないチャンスをものにできずファーストで起用されたこともあった。大松尚逸も序盤は4番に起用すると活躍を続けたこともあったが、後半戦の出番はほぼかった。井口資仁も前年とは打って変わって低調で、終盤はほぼ若手にスタメンの座を譲る形となった。荻野貴司も去年のようにはいかず、いつものように6月末で故障し戦線離脱。しかも荻野が離脱した間、二桁盗塁している選手がいなくなる(その時点では岡田幸文が9盗塁、他球団は均して二桁盗塁している選手がこの時期2人以上いる)など、チーム盗塁数も減少する有様であった。里崎智也は、実質最後の捕手としてのスタメン出場になった5月7日オリックス戦にて、絶不調の唐川侑己を見事にリードし連敗から救うという勇士を最後に故障で戦線を離脱。当初は1ヶで復帰の予定だったが蹲踞も出来ない程に下半身の状態が悪化。一軍に上がる事ができず引退を決意(後述)。終盤の引退試合まで、一軍に戻ることはなかった。

結局鈴木大地クルーズ、後半戦以降調子を上げたサブローチャッド・ハフマンらが引っっていく形となり苦戦を強いられ一時は最下位に転落したが、貧打改善のため後半戦からはキューバからアルフレド・デスパイネを補強。加えて中の復調や、帝王高濱卓也の活躍、田村龍弘加藤翔平大嶺翔太吉田裕太ら若手起用にシフトした終盤は、見事スタメン期待に応える若手選手も立ち、希望を残しながらシーズンを終えた。


この年のドラフトでは高卒選手3人を含む7人の名を行った。ドラフト2位田中名、また彼の陰に隠れてはいたもののドラフト1位にも早稲田大学中村奨吾名。高卒名の本・香月岩下の3人はいずれも甲子園経験者と期待を持てるドラフト名を行った。


2014年シーズンをもって、里崎智也が現役を引退荻野忠寛塀内久雄、G・G・佐藤などの7人の戦力外通告も行われた。
外国人カルロス・ロサルイス・クルーズとは契約更新したが、出番が全くなかったセス・グライシンガーや、クレイグ・ブラゼルは戦力外となった。
そして長い間エースを担ってきた成瀬善久FA東京ヤクルトスワローズに移籍し、補償は金銭となった。

新応援歌
選手 No. プレイヤー
加藤翔平 11479
11479
ルイス・クルーズ 11481
11481
根本俊一 11480
11480
チャッド・ハフマン 11954
11954
吉田裕太 12482
12482

埼玉西武ライオンズ(63勝74敗4分、5位) 監督:伊原春樹→田辺徳雄

監督には伊原春樹が就任。横浜DeNAベイスターズを戦力外となった森本稀哲、新外国人としてコーディ・ランサムグレッグ・レイノルズマイケル・ボウデンを獲得。さらに涌井秀章人的補償として千葉ロッテマリーンズから中郷大樹片岡治大人的補償として読売ジャイアンツから脇谷亮太を獲得した。

シーズン開幕前に中村剛也が負傷で二軍降格。坂田遼も右肩を脱臼し、クリーンナップがいなくなる。その代役を務めようとしていた新人森友哉含む13名がインフルエンザに感染。

4月2日ロッテ戦では勝ち越したが以後8カード連続で負け越し、セ・リーグ最下位のDeNAよりも先に20敗を喫するなど暗街道まっしぐらだった。中村期復帰や5月2日ロッテ戦でエース岸孝之ノーヒットノーラン達成といった明るい話題に加え、エルネスト・メヒアを起爆剤として獲得、2012年オフから育成選手として入団していたアブナー・アブレイユも支配下選手に昇格させるなど手は打ったが一向に浮上の兆しが見えぬまま、6月4日監督の休養が発表された。打撃コーチだった田辺徳雄監督代行に就任し、残るシーズン揮を執る。

しかしチームは苦を脱せぬまま下位に低迷。を除く先発投手全員負け越し、打撃では中村メヒアってホームラン王を獲得したが、チームとしてはリーグ断トツ1234三振記録するなど最後まで不調が続き、2009年以来のBクラスに転落した。


オフ小林宏川崎雄介松永浩典美沢将山崎浩司が戦力外。メヒア以外の外国人選手も全員が退団した。2015年田辺監督代行が正式に監督に就任し、引き続き揮を執ることが発表された。

ドラフト会議では高橋光成1位外崎修汰を3位で獲得。

新応援歌
選手 No. プレイヤー
鬼崎裕司 11808
11808
森本稀哲(西日本 12274
12274
コーディ・ランサム 14024
14024
脇谷亮太 11941
11941
渡辺直人 11809
11809

この年から「かっとばせー(選手名)」の後の「ゴーゴーレッツゴー(選手名)」がなくなった。

東北楽天ゴールデンイーグルス(64勝80敗、6位)監督:星野仙一

開幕戦から西武を3タテしたが、続くオリックスでは3連敗。その後も伸び悩みが続き、前半戦終了時点で最下位。

チームではヒットこそ出るものの、長打力が期待できる選手がアンドリュー・ジョーンズしかおらず、シーズン途中に度々外国人選手の補強を行っている。(5月7日ジョン・ボウカー6月5日ライナー・クルーズ投手)、6月17日ザック・ラッツ7月31日ニックエバンス
しかしラッツは中々の成績を残したが怪により離脱し、ボウカー打率が.250を切るなどいまいち期待に応えられず、エバンスは論外で結局の所はジョーンズ頼みの有様であった。

9月から反撃し最下位を脱出し、CS進出を狙ったが、時既に遅し。最後は6連敗で2010年以来の最下位に転落した。一年前に24勝敗で優勝日本一に貢献した投手の柱である田中将大と、28本塁打93打点記録した打線の軸であるケーシー・マギーの抜けたを埋めるのは容易ではなかった。

ケビン・ユーキリスが戦力にならず、二桁本塁打アンドリュー・ジョーンズの24本のみに終わり、投手先発則本昂大最多奪三振タイトルを獲得したが規定投球回に到達したのは則本と辛島航のみで、二桁勝利に至っては則本のみ。中継ぎベテラン小山伸一郎青山浩二らが不調の中、戦力外から這い上がってきた福山博之が65試合に登板して防御率1.87という安定感を見せ、ルーキー西宮悠介も46試合で3勝を挙げて防御率3.17と活躍したが残りの選手は軒並み不調でチームが浮上することはなかった。


オフにはブライアン・ファルケンボーグアンドリュー・ジョーンズジョン・ボウカー給料泥棒ケビン・ユーキリスニックエバンスルークファンミル給料泥棒2号トラビス・ブラックリー、ザック・ラッツ計8人の外国人選手が自由契約
高堀和也宮川将小斉祐輔井寛仁、デーブに殺されかけた裕は育成選手としての契約となり、育成だった井坂亮平セルジオ・ミトレ、木村有馬神保自由契約となっている。

そして創設メンバーの一人であり「シャーパー」の称でファンからしまれた中島俊哉引退し、ファン感謝祭では引退セレモニーも開かれた。
中島引退により、創設時から楽天に所属し続けている選手は小山伸一郎牧田明久の2名を残すのみとなった。

また2014年シーズンをもって星野監督の勇退が決定し、後任には数々の問題を起こしたことから反対の署名運動まで勃発したが最後は三木オーナーゴリ押し二軍監督大久保博元が就任した。

新応援歌
選手 No. プレイヤー
岩崎達郎 11708
11708
後藤光尊 11705
11705
島内宏明 11707
11707
西田哲朗 12528
12528
森山周 11704
11704
ケビン・ユーキリス 11706
11706

セントラル・リーグ

読売ジャイアンツ(82勝61敗1分、1位)監督:原辰徳

中日から自由契約となった井端弘和FA宣言した片岡治大大竹寛を獲得。しかしシーズンでは阿部慎之助が極度の打撃不振、内海哲也が中々勝てず7勝に終わるなど順調とはいかず、打撃十傑に入った選手が一人もいなかった。それでも3年連続となるリーグ優勝を達成。ところがシーズン中の不振が尾を引く形になったのか、クライマックスシリーズでは2位阪神に4タテを喫し、日本シリーズ進出はならなかった。


オフ金城龍彦相川亮二FAで獲得した。またかつ巨人の多くの野手を育てた内田順三を広島から再び招聘。

新応援歌
選手 No. プレイヤー
レスリー・アンダーソン 12469
12469
井端弘和 11681
11681
大竹寛 11827
11827
片岡治大 11682
11682
中井大介 11683
11683
フレデリク・セペダ 12470
12470

阪神タイガース(75勝68敗1分、2位)監督:和田豊

新応援歌
選手 No. プレイヤー
今成亮太 11472
11472
上本博紀 12761
12761
坂克彦 11640
11640
俊介 11469
11469
能見篤史 11470
11470
藤井彰人 11468
11468
外国人汎用 11580
11580
捕手汎用 11471
11471

広島東洋カープ(74勝68敗2分、3位) 監督:野村謙二郎

昨年終盤の快進撃と、ドラフト玉であった大瀬良大地獲得などが評価されてか、昨年とは打って変わって評論家の下表でもAクラス予想を挙げる人が多い中、シーズン開始。
当初の4番だったキラ・カアイフエが不調の中、4番に座ったブラッド・エルドレッドが驚異的なペースホームランを量産。ドミニカカープアカデミー出身で練習生から抜された新外国人ライネル・ロサリオキラ二軍降格の間の少ないチャンスをモノにし、ルーキー大瀬良大地は3戦で初勝利を上げるとその後5連勝、昨年後半から好投を続けていた中田廉と、巨人から人的補償で入団した一岡竜司、そしてベテラン永川勝浩の3人がセットアッパーになり、これらの要素が合わさってか、昨年の勢いそのままにカード勝ち越しを続け、首位補の巨人が伸び悩む中、首位を快走する。

しかし、交流戦に入り悪夢のような9連敗を喫してしまい、3位まで後退。交流戦順位も楽天阪神と並んで最下位に終わった。

交流戦での失速のは大きく、リーグ戦再開後もローテーション投手防御率が軒並み悪化、々と降する場面が立ち、その結果リリーフの負担が増大。
そのせいか、一岡竜司は肩の故障で離脱、中田登板過多による疲れか、防御率が徐々に悪化し始める。

それでも2年間勝ちがなかった福井優也復活、新戦力のデュアンテ・ヒースの登場など、先発投手がある程度計算できるようになったため、それまで先発で調整していた若手の戸田隆矢中崎翔太中継ぎとして配置し、リリーフの立て直しを図る。
野手ではエルレッド8月に入ってからホームランどころかヒットすらほとんど打てなくなり二軍に降格する中、ロサリオや丸佳を4番にしていだ。

その後、2位に浮上し首位巨人と1ゲーム差で9月に突入するが、9月初戦の巨人戦で今季初の被三タテを食らってしまう。その後もなんとか2位を死守するが、10月に入り、残り2戦中一度でも勝つか引き分ければ2位確定というところで連敗を喫し、13年ぶりの勝率5割復帰を達成するも、わずか0.5ゲーム差で2年連続の3位に沈んだ。
CS1stステージで1敗1分けで敗退。

このシーズンをもって野村謙二郎監督が退任し、後任に緒方孝市が就任した。また打撃コーチ2軍監督としてのちの2016年2017年優勝を果たす強打線を育てた内田順三exitが退任。

またカープ一筋だった横山二が引退ハンカチこと齊藤悠葵二軍の帝王迎などが戦力外となり外国人選手ではブライアン・バリントンキャム・ミコライオザックフィリップスキラ・カアウフエが退団となった。

補強面では、ドラフトでは有原航平をクジで外してしまったものの、大学No.1外野手と呼ばれる野間峻祥をはじめ、9人(内、育成選手2人)を名、新外国人としてクリス・ジョンソンマイク・ザガースキー、ヘスス・グスマンを獲得、また、日本ハムを戦力外になっていた左腕の佐藤祥万を獲得。阪神自由契約になった新井貴浩と、メジャーリーグに行っていた黒田博樹が7年ぶりに復帰した。

中日ドラゴンズ(67勝73敗4分、4位) 監督:谷繁元信

繁選手兼任監督の下、「Start it Again 強再燃」をスローガンにスタートした。オフには新外国人としてアンダーソン・エルナンデスアレクシス・ゴメス、そして2009年にも在籍したネルソン・パヤノを獲得。FA小笠原道大トライアウト工藤隆人を獲得した。

吉見一起浅尾拓也が開幕に間に合わず、先発大野雄大岡田俊哉も不調で、駒不足に陥ったが、打線がそれをカバーし開幕からしばらくは5割前後をキープする。濱田達郎が一軍初先発勝利完封で飾るなど、チームに明るいニュースはあったものの、慢して起用し続けたエルナンデス打率0割台とさっぱり当たらずついには交流戦前に借金6まで膨らみ、ヤクルトに同率4位に並ばれてしまう。

セ・パ交流戦に入ると、ここまでシーズン敗・防御率1.08だったオリックス西勇輝を撃破するなど、上昇気流に乗る。エルナンデスが絶好調、投手朝倉健太雄太濱田達郎先発ローテーション入り、中継ぎでは祖父江大輔又吉克樹福谷浩司の三人が躍動するなど、投打が噛み合い始める。交流戦前半を首位ターン。最終的に貯金を3つ作り交流戦を12球団中4位で終える。

6月29日には阪神に勝ち、3位に浮上するが、7月3日には再び4位に転落してしまう。一時は4位ながら首位まで4.5ゲーム差という大混戦の中、勝率5割前後をうろうろしていた。

しかし8月頭に、神宮ヤクルトに3タテを食らうと、ずるずる落ち始め2週間で11敗するなど、8月を7勝20敗 勝率.259という急ブレーキで5位転落。間20敗は1990年阪神タイガース以来24年ぶりで、セ・リーグワーストタイとなる。

9月5日阪神戦で、山本昌が最年長登板・最年長勝利を達成し、その勢いで阪神を3タテしたが、9月24日巨人戦で1-15と大敗。2年連続のBクラス入りが確定した。

新応援歌
選手・その他 No. プレイヤー
エクトル・ルナ 12793
12793
サウスポー 12788
12788

横浜DeNAベイスターズ(67勝75敗2分、5位) 監督:中畑清

開幕からいつものまさかの大低迷。新戦力の高橋尚成は全く勝てず、抑えのホルヘ・ソーサも去年とスライダーの制球に精を欠き打ち込まれる場面が増えてしまう。加えて去年も色々と劇場炎上をやらかしてきた山口俊巨人戦にて1回で10点取られるという大炎上をやらかしてしまい(全てが彼の自責点ではないが)、過去クローザーの面はなく、遂に二軍降格となった。
打線も去年の様には打てず、宮崎敏郎送球からを離して捕れなかったなど中監督就任前の様なベイスボールが次々と発動、結果4月は7勝18敗と大きく負け越し。ベイスターズシーズンくも終戦となったと思われたが、2014年ベイスターズ5月からが違った。

GWになってから急に投打が噛み合い始め、新戦力の久保康友ギジェルモ・モスコーソが徐々に勝ちを上げ始める。
ヤクルト戦にてモスコーソの好投とアーロム・バルディリスの2ランホームラン1安打だけで勝利するという記録勝利などで5月は13勝12敗と勝ち越すと、打線の起爆剤としてキューバからユリエスキ・グリエルが入団。未完の大器と呼ばれ続けた筒香嘉智も遂にブレークし、去年の様な大爆発とは違うものの打線が要所で活性化するようになる。

そして門であったセ・パ交流戦を迎えるが、そのタイミングで何とあの山口先発投手として復活を遂げる
リリーフだった頃がの様な山口ナイスピッチングもあり、13勝11敗とまさかの交流戦勝ち越しを決め、その後ヤクルトを抜いてから3位広島との差が現実的なものになるも一度失速してしまう。

後半戦に入って中日の失速もあり4位に上昇。秋の風物詩で低迷してきた阪神と3位を競うが、惜しくも球団初のCS出場を逃した。地力の差か広島阪神に及ばなかった。終盤さらに低迷し、消化試合となってからではあるが中日には抜き返され2年連続の5位となった。

ちなみに9年ぶりに巨人に勝ち越した上に、5月からの勝敗が勝ち越しであり(一時期はなんと首位だった)、実に4月の低迷が悔やまれるシーズンとなった。
ちなみに、借金が1桁台でシーズンを終えられたのは2007年以来の事だった。

そして去年の段階で「もう1年」という事であった中だったが、フロントは「来年こそ」と慰留。結果来期も揮を取る事が決まった。

オフトニ・ブランコエンジェルベルト・ソトが退団。金城龍彦コーチ就任(引退)を打診されるも拒否し、FA宣言巨人に移籍する。中村紀洋戦力外通告(のち引退)。ほか藤井秀悟ホルヘ・ソーサら13人もの投手を戦力外にするなど、偏り気味な戦力の整理が進んだ。元巨人ホセ・ロペス岡島秀樹東野峻を獲得した。

新応援歌
選手 No. プレイヤー
ユリエスキ・グリエル 12350
12350
黒羽根利規 11667
11667
後藤武敏 11671
11671
白崎浩之 11668
11668
アーロム・バルディリス 11670
11670

東京ヤクルトスワローズ(60勝81敗3分、6位) 監督:小川淳司

去年最多勝と新人王を獲得した小川泰弘の離脱、それを差し引いてもセ・リーグワーストの防御率4.62。守備においても失策数97(セ・リーグワースト2位)。いくら打線が打てても守れないでは、優勝争いに加わるのも理な話だった。

去年はウラディミール・バレンティンが60本塁打記録し球界を沸かせたが、故障のもあり31本塁打に留まった。昨年レギュラーを獲得した山田哲人が驚異的なペースヒットを量産し、最終的には日本人右打者のシーズン最多安打更新する193安打マークした。この山田に限らず、野手転向5年雄平ブレーク畠山和洋川端慎吾バレンティンらが規定打数到達で打率3割をえるなどの活躍あって、セ・リーグ1位チーム打率.279得点667と打線が大幅なパワーアップを遂げた。

オフ小川淳司監督が解任し、二軍監督を務めていた真中満2015年から揮を執ることになった。また久々FA戦線に参戦し、日本ハムから大引啓次ロッテから成瀬善久を獲得した。相川亮二FA読売ジャイアンツに移籍した。

新応援歌
選手 No. プレイヤー
荒木貴裕 12466
12466
山田哲人 12468
12468

競技結果

順位

パシフィック・リーグ
















1 ソフトバンク ソフトバンク 78 60 6 .565 -
2 オリックス オリックス 80 62 2 .563 0.0
3 日本ハム 日本ハム 73 68 3 .518 6.5
4 ロッテ ロッテ 66 76 2 .465 14.0
5 西武 西武 63 77 4 .450 16.0
6 楽天 楽天 64 80 0 .444 17.0
セントラル・リーグ
















1 巨人 巨人 82 61 1 .573 -
2 阪神 阪神 75 68 1 .524 7.0
3 広島 広島 74 68 2 .521 7.5
4 中日 中日 67 73 4 .479 13.5
5 DeNA DeNA 67 75 1 .472 14.5
6 ヤクルト ヤクルト 60 81 3 .426 21.0

タイトル

野手

タイトル セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 成績 選手名 球団 成績
首位打者 マット・マートン 阪神 .338 糸井嘉男 オリックス .331
最多本塁打 ブラッド・エルドレッド 広島 37 中村剛也

エルネスト・メヒア
西武 34
最多打点 マウロ・ゴメス 阪神 109 中田翔 日本ハム 100
最多安打 山田哲人 ヤクルト 193 中村晃 ソフトバンク 176
最多盗塁 梶谷隆幸 DeNA 39 西川遥輝 日本ハム 43
最高出塁率 ウラディミール・バレンティン ヤクルト .419 糸井嘉男 オリックス .424

投手

タイトル セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 成績 選手名 球団 成績
最優秀防御率 菅野智之 巨人 2.33 金子千尋 オリックス 1.98
最多勝利 ランディ・メッセンジャー

山井大介
阪神

中日
13 金子千尋 オリックス 16
最多奪三振 ランディ・メッセンジャー 阪神 226 則本昂大 楽天 204
最高勝率 山井大介 中日 .722 岸孝之 西武 .765
最優秀中継ぎ投手 福原忍 阪神 42 佐藤達也 オリックス 48
最多セーブ投手 呉昇桓 阪神 39 平野佳寿 オリックス 40

表彰

ベストナイン

年度 セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 選手名 球団
投手 菅野智之 巨人 金子千尋 オリックス
捕手 阿部慎之助 巨人 伊藤光 オリックス
一塁手 マウロ・ゴメス 阪神 エルネスト・メヒア 西武
二塁手 山田哲人 ヤクルト 藤田一也 楽天
三塁手 エクトル・ルナ 中日 銀次 楽天
遊撃手 鳥谷敬 阪神 今宮健太 ソフトバンク
外野手 マット・、マートン 阪神 糸井嘉男 オリックス
丸佳浩 広島 柳田悠岐 ソフトバンク
雄平 ヤクルト 中田翔 日本ハム
指名打者 - 中村剛也 西武

ゴールデングラブ賞

年度 セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 選手名 球団
投手 前田健太 広島 金子千尋 オリックス
捕手 阿部慎之助 巨人 伊藤光 オリックス
一塁手 森野将彦 中日 T-岡田 オリックス
二塁手 菊池涼介 広島 藤田一也 楽天
三塁手 村田修一 巨人 松田宣浩 ソフトバンク
遊撃手 鳥谷敬 阪神 今宮健太 ソフトバンク
外野手 丸佳 広島 陽岱鋼 日本ハム
大島洋平 中日 糸井嘉男 オリックス
大和 阪神 柳田悠岐 ソフトバンク

月間MVP

機構
/
セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
投手 球団 野手 球団 投手 球団 野手 球団
3月4月 高橋優貴 巨人 菊池涼介 広島 涌井秀章 楽天 L・マーティン ロッテ
5月 R・スアレス 阪神 佐藤輝明 阪神 N・マルティネス ソフトバン 吉田正尚 オリックス
6月 青柳晃洋 阪神 T・オースティン DeNA 山本由伸 オリックス 杉本裕太郎 オリックス
7月8月 T・ビエイラ 巨人 鈴木誠也 広島 山本由伸 オリックス 藤原恭大 ロッテ
9月 床田寛樹 広島 鈴木誠也 広島 山本由伸 オリックス 柳田悠岐 ソフトバン
10月 伊藤将司 阪神 牧秀悟 DeNA 山本由伸 オリックス 近藤健介 日本ハム

その他表彰

年度 セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 選手名 球団
最優秀選手 菅野智之 巨人 金子千尋 オリックス
最優秀新人 大瀬良大地 広島 石川歩 ロッテ
セ・パ交流戦MVP 亀井善行 巨人 - -
日本シリーズMVP - - 内川聖一 ソフトバンク

引退

日付 選手 所属
1月5日 高橋秀聡 オリックス・バファローズ
1月9日 二岡智宏 北海道日本ハムファイターズ
3月25日 清水直行
9月2日 稲葉篤紀 北海道日本ハムファイターズ
9月11日 里崎智也 千葉ロッテマリーンズ
9月21日 横山竜士 広島東洋カープ
9月25日 三瀬幸司 中日ドラゴンズ
小林正人
鈴木義広
9月27日 金子誠 北海道日本ハムファイターズ
10月1日 阿部健太 東京ヤクルトスワローズ
10月3日 久保田智之 阪神タイガース
日高剛
10月8日 平井正史 オリックス・バファローズ
10月22日 小林宏 埼玉西武ライオンズ
10月27日 赤田将吾 北海道日本ハムファイターズ
11月5日 建山義紀 北海道日本ハムファイターズ
11月22日 中島俊哉 東北楽天ゴールデンイーグルス
11月22日 江尻慎太郎 福岡ソフトバンクホークス

関連項目

2010年代 プロ野球2010 プロ野球2011 プロ野球2012 プロ野球2013 プロ野球2014
プロ野球2015 プロ野球2016 プロ野球2017 プロ野球2018 プロ野球2019
2020年代 プロ野球2020 プロ野球2021 プロ野球2022 プロ野球2023 プロ野球2024
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