佐野皓大とは (サノコウダイとは) [単語記事]

佐野皓大（さのこうだい、1996年 9月2日-）とは、大分県出身のプロ野球選手（外野手）である。現在はオリックス・バファローズに所属。

概要

小学4年から軟式野球を始め、中学ではエースとして九州大会ベスト4。

大分高校では1年秋からエースナンバーを背負い、2年時は控え投手兼センターとして春は県大会準優勝、夏は県大会ベスト4。3年夏はエース兼4番打者としてチームを牽引し、準々決勝と準決勝で連続完封を達成するなどしてチームを初の甲子園に導いた。甲子園では1回戦で飯塚悟史を擁する日本文理高校に敗れたものの、プロのスカウトから素質を高く評価される。打者としては高校通算11本塁打。

2015年は二軍で0勝8敗、防御率7.28とプロの壁に跳ね返される。2016年はようやく二軍での初勝利を挙げたが、オフに背番号を64に変更することになった。

2017年は二軍でも僅か6試合の登板で防御率7点台に終わり、身体能力の高さを生かすため、オフに内野手転向が決定。育成選手として再契約した。背番号は121。

2018年は開幕当初は内野手登録でスタート。二軍でも目立った成績は残していなかったが、登録期限ギリギリの7月31日に外野手登録で支配下登録され、背番号は93となった。この年の途中から、右打ちから両打ちに転向。リーグ最終戦となる10月5日の福岡ソフトバンクホークス戦で、代走として一軍初出場した（打席、守備機会はなし）。オフに台湾のウィンターリーグに派遣され、11盗塁をマークしてリーグ盗塁王を獲得。

2019年はオープン戦で打率.385、7盗塁と結果を残して開幕一軍を勝ち取る。4月2日のソフトバンク戦でプロ初安打。その後は控えとスタメンを行ったり来たりしつつ、7月6日のソフトバンク戦では大竹耕太郎からプロ初本塁打を放った。最終的には68試合に出場、打率.207ながらチーム 2位の12盗塁をマークした。オフに、小瀬浩之の死去以来10年間欠番となっていた背番号41に変更した。

2020年は右打ちに専念。開幕から代走・外野の守備要員として起用されていたが、9月に一旦登録抹消されて二軍で両打ちに再転向。9月末に一軍復帰すると、以降は主にセンターでスタメン起用された。最終的に77試合に出場、打率は.214に留まったが、チームトップの20盗塁（成功率.833）を記録した。またパ・リーグTVの計測では三塁打の三塁到達速度で盗塁王の周東佑京を抑えて1位を記録した。

2021年は67試合の出場で打率.146、1本塁打、2打点、8盗塁に留まった。

2022年は78試合の出場で打率.224、2本塁打、9打点、5盗塁だった。外野手以外にも一塁手を6試合守った。

2023年は47試合の出場で打率.167、1本塁打、3打点、5盗塁に留まった。

投手時代は最速152km/hのストレートを武器にしていた。野手転向後は俊足を売りとしている。

実家ではインコ、ウサギ、熱帯魚、ウーパールーパーまで飼っていたという動物好き。オリックスの寮は動物飼育禁止だったため最初は眠れない夜を過ごしたとか。

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