山井大介 単語

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山井大介(やまい だいすけ1978年5月10日-)とは、大阪府豊中市出身の元プロ野球選手投手)である。現在中日ドラゴンズコーチを務める。

概要

神戸陵学園高等学校奈良産業大学を経て河合楽器に入社。2001年1年は初優勝に貢献したが、同年に野球部が休部し、特別処置でドラフトになり、ドラフト6巡中日ドラゴンズ名され入団した。

中日時代

2007年日本シリーズ第5戦に登板し、8回まで北海道日本ハムファイターズ打線を抑えていたが、9回からは岩瀬仁紀に交代し、継投で完全試合を達成し日本一になったが、このときの落合博満の采配について賛否両論が巻き起こった。


2010年8月18日にも8回まで読売ジャイアンツ打線を四死球3のノーヒットに抑えていたが、9回表の先頭打者坂本勇人ソロ本塁打を打たれて被安打1で岩瀬仁紀に交代させられた。お立ち台に立った山井はヒーローインタビューで「やっぱり8回までしか投げ切れられませんでした、すみません」と言ってドームを沸かせた。


2012年にはリリーフに配置転換され、戦線離脱した浅尾拓也に代わってセットアッパーとなる。後半戦では不調の岩瀬仁紀からついにクローザーの座を奪うに至り、56試合で4勝3敗15セーブ13ホールド防御率1.43と大活躍した。


2013年WBC日本代表補に選ばれるも、最終選考で落選。WBCに向けての調整していたか開幕直後はリリーフで打ち込まれ二軍落ち。5月下旬から先発として一軍復帰し、6月28日横浜DeNAベイスターズ戦で3度目の正直となるプロ野球史上77人(88回)のノーヒットノーランを達成した。


2014年は開幕から先発で起用される。援護にも恵まれ、開幕7連勝を達成。監督推薦オールスターにも初出場した。1年間ローテーションを守りきり、13勝5敗、防御率3.21の成績を記録。自身初のタイトルとなる最多勝最高勝率タイトルを獲得した。


2015年開幕投手に選ばれ、開幕戦で7回1失点に抑えるも後続の又吉克樹らが打たれ逆転負けを喫する。6月までは時折炎上することこそあれ、毎回6回前後を投げて試合を作っていたが、7月に入ると5回持たずにノックアウトされることが増え、8月9日東京ヤクルトスワローズ戦から救援に回される。すると8月15日巨人戦から9月18日広島戦まで(1度挟んだ先発登板も含め)失点投球を続ける。最後の2試合は先発に戻ったがいずれも打ち込まれ敗戦。
最終成績は140回を投げ4勝12敗2セーブ5ホールド防御率3.92と大幅に負け越した。


2016年は33試合の登板で1勝8敗、防御率4.52と2年連続で不振に陥り、通算投手成績も勝率5割を切って負け越した。


2017年は開幕から二軍で過ごし続けたが、8月31日に一軍に昇格し、その日の横浜DeNAベイスターズ戦で中学時代以来でプロ初のホームラン記録し、シーズン勝利を挙げた。


2018年は開幕を二軍で迎える。5月22日DeNA戦で完封勝利を挙げたが、40代では史上9人だった。10試合に登板し、3勝6敗と負け越した。


2019年は一軍と二軍を行き来し、13試合の登板で3勝5敗に留まった。


2020年中継ぎとして6試合に登板したが、勝敗なし、防御率9.00と振るわなかった。オフに減額制限をえる40%減俸サインした。


2021年9月30日に現役引退を表明する。10月13日ヤクルト戦が引退試合となり、1回表に塩見泰隆から空振三振を奪ってマウンドを降りた。

引退後

2022年からは中日二軍投手コーチ2024年からは一軍投手コーチを務める。

人物・その他

成績

年度別投手成績

年度 球団 登板 先発 完投 完封 勝利 敗戦 セーブ ホールド 勝率 投球回 与四球 奪三振 失点 自責点 防御率
2002年 中日 31 15 0 0 6 3 0 - .667 84.2 34 68 40 37 3.93
2003年 4 0 0 0 0 0 0 - .--- 5.2 1 3 5 3 4.76
2004年 8 4 1 1 2 1 0 - .667 27.0 16 31 10 10 3.33
2005年 27 15 0 0 3 5 1 2 .375 106.2 31 90 53 49 4.13
2007年 14 13 1 0 6 4 0 0 .600 83.0 32 56 36 31 3.36
2008年 2 1 0 0 0 1 0 0 .000 9.0 0 10 1 1 1.00
2009年 17 6 0 0 0 4 2 2 .000 36.2 20 29 29 26 6.38
2010年 19 18 1 1 7 4 0 1 .636 110.1 39 84 49 46 3.75
2011年 10 8 0 0 3 3 0 1 .500 45.2 18 35 24 22 4.34
2012年 56 5 0 0 4 3 15 13 .571 101.0 23 80 20 16 1.43
2013年 23 16 1 1 5 6 0 1 .455 97.2 44 63 48 45 4.15
2014年 27 27 1 1 13 5 0 0 .722 173.2 66 103 64 62 3.21
2015年 33 22 0 0 4 12 2 5 .250 140.0 50 79 69 61 3.92
2016年 33 6 0 0 1 8 0 7 .111 63.2 23 45 33 32 4.52
2017年 2 2 0 0 2 0 0 0 1.000 12.0 1 5 2 2 1.50
2018年 10 10 1 1 3 6 0 0 .333 62.1 21 43 28 28 4.04
2019年 13 13 0 0 3 5 0 0 .375 65.0 24 37 35 35 4.85
2020年 6 0 0 0 0 0 0 0 .--- 8.0 5 5 8 8 9.00
2021年 1 1 0 0 0 0 0 0 .--- 0.1 0 1 0 0 0.00
NPB:19年 336 182 6 5 62 70 20 32 .470 1232.1 448 867 554 514 3.75

タイトル・表彰・その他

タイトル
最多勝利 1回 2014年
最高勝率 1回 2014年
MVP 1回 2007年9月
その他
ノーヒットノーラン 1回 2013年6月28日
オールスターゲーム出場 1回 2014年
開幕投手 1回 2015年

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