【アルパカTS-77Aで反射板を使う】 ユニフウインドスクリーン+ステンハンガープレート+TS-77JS-C油量計という最適解 【油量計の交換②】
対流型の灯油ストーブであるアルパカストーブは
ウインドスクリーンを燃焼筒の後ろに立てることで
簡単に反射型へ転用することができます
これ お手軽ですし ウインドスクリーンはそんなに
高い道具でもないので 冬キャンプ中にやっている方も
多いと思います

なのですが この定番チューンを アルパカストーブの
TS-77A 型で行う場合 ウインドスクリーンのサイズに
気を遣う必要があるようです

ウインドスクリーンは最近では100均でも24cmの
高さのものを買うことができて いちばん入手しやすいのが
このサイズと言えますが TS-77Aの場合 油量計が
燃焼筒の後ろ側にあることがネックになります

油量計のまわりをアルミ板で囲うことになるのですが
残念なことにアルパカ油量計の透明窓はガラスでなく
プラスチック製ですからね
ウインドスクリーンで囲ってしまうと 熱が逃げずに
その透明プラが負けて破損することがあるのです

こうなったのは昨年末で もはや交換するしかありません
幸いAmazonでTS-77A の交換用油量計を見つけることが
できたので 取り寄せて換装しました


見た目のデザインはもともとの油量計とほぼ同じ
さらに ウインドスクリーンも適正な大きさの物を見つけて
取り寄せておきました

ユニフレームのウインドスクリーンワイド
我が家のTS-77A の油量計を破壊してしまった
ウインドスクリーンの高さは やはり24cm でしたが
ユニフレームの高さは約15.5cm しかありません

このショートなサイズのウインドスクリーンなら
油量計を覆わずに 燃焼筒の熱を効率良く反射させて
ストーブの前面を集中的に暖めることができそうです
しかし ウインドスクリーンを アルパカのタンク上面から
10cm 以上は 宙に浮かせる必要があるので…

メタルラック用の棚を接続する金具を使います
この資材を3つ使い アルパカストーブのガードに
ぶら下げてステーにすることで ユニフのウインドスクリーンを
狙った通りの高さに設置することができました

ただ メタルラック用金具は アルパカの細いガードには
明らかに重いので 別の部材を探すことも継続して
とりあえず上の状態で数日間 使ってみたのですが
またもや信じられない光景を目の当たりにしてしまった…

なんと 油量計の透明プラに亀裂が入ってしまいました
油量計を購入して取り付けて 8日目のことです
微妙な使用期間のような気もしましたが トータルの使用は
5回だったので 販売元へ問い合わせてみたところ…

残念ながらやっぱりダメ
8日経っているのがネックで 交換は無理とのことでしたが
まー仕方ありません
上のチャットの文末にも書いてますが アルパカ油量計の
交換パーツはAmazon以外でも探すことができるので
交換を断られた時点で すぐに発注をかけることにしました

それにしても 何が原因でこんなことが起きたのか
明らかにしておかないと 次も再び同じ轍を踏むことに
なるかもしれませんので 検証してみます

とりあえず 消火してすぐの状態で 油量計を
触ってみると 素手で触れられなくもないのだけれど
かと言ってずっと触れているのは難しいくらい…
ストーブ自体が発する熱で 油量計もかなりの高温に
晒されていることがわかりました

このときはユニフのウインドスクリーンを装着していませんが
油量計が受ける熱は 反射板の有無など関係ありません
タンクの上面も同様に ギリギリ触れるかどうかくらい
熱くなっていましたからね

ここでふと気がついたことがあります
この数日間の稼働中 消火の際は芯調整つまみを
回すだけでなく 緊急消火レバーを下げていたことも
あったなぁと…

実はこの緊急消火レバーを下げると けっこう大きな音が
響いて アルパカ本体に伝わる衝撃も大きい感じ

ここで ある仮説が思い浮かびました
緊急消火レバーを下げて消火した時に生じる衝撃が
加熱された油量計の透明プラにダメージを与えてしまい
結果として 亀裂が 入ってしまったのではないか…
ということ

この仮説を考え付く一助になったのは こっちの
旧型ストーブの油量計は まったく問題が起きていないこと…

古いTS-77 COMPACT には緊急消火装置がありません
消火レバーも存在しないので 芯調整つまみを回して
芯をひっこめるしか消火する方法はないのですが
油量計が耐震消火装置作動時の衝撃を受けることもありません
10年間使っても ノントラブルなのはそういうことかと…

ま 仮説と言っても確認する術はないので 今後は
なるべく消火レバーで消さないように努めるだけです

そしてこちらも届きました
別のお店から取り寄せた湯量計です

こちらはTS-77JS-C の油量計
最新型のアルパカストーブコンパクト用で
九州のハピネスさんから取り寄せたものになります

しかし アルパカは機種が違うと 油量計の仕様が微妙に
変わるという話も聞きます
特に重要なのは 油量計のアームの長さらしいのですが…

TS-77JS-C の油量計アームの長さは 約9cm
また 微妙に角度がつけられているのがわかります

文字盤は日本語です
私的にはアルファベット表記のみのほうが
好みですが この際 背に腹は代えられません

まずデフォルトの状態でTS-77JS-C の油量計を
TS-77A に取り付けてみます
きちんと動かなかったとしても 前回と同じく
アームの角度を変更調整すればいいだけの話です

ウォーターレンチで締め付けて 取付完了しましたが
なんと…
灯油の残量が きっちり正確に表示されています

マジかと思いましたが これってつまり TS-77JS-Cの
油量計が無加工でTS-77A に使用できた事例だと…
そういうことですね

うれしい誤算が起きたのと時期を同じくして
こちらも何とかめどがつきました
ウインドスクリーンをアルパカのガードに取り付ける
ためのステーですが…

いい感じの部材を見つけました
普段はあまり行かないホームセンターへ
たまたま行って 見つけたものです

価格は店頭と同じですが 送料がかかるなぁ…(^^;


もちろんステンのハンガープレート単体ではステーとして
機能しないので ハンガープレートを止めるための
プレートと M3・12mm の小ネジも購入してあります
必要な方はホムセン店頭で探すことをお勧めします

重たいステーとはおさらばして
必要最低限の大きさな部材でステーを再構築…

ハンガープレートを4つ使って こうなりました
見た目がぜんぜん違いますし 重さも
比べ物にならないくらい軽くて済みます

ただし 取付位置によって小ネジを締め付けても
グラついてくるのでステー取付位置はもっと検証の
必要がありそうです

グラつくと言っても 4点支持なので ウインドスクリーンの
重みで下がってくることはないし ステーとしての機能は
ほぼ問題なし

その後 何度か試行錯誤して 上の画像の位置なら
ハンガープレートは微動だにしなくなりました
この状態で使って様子をみていきたいと思います
更新の励みになります
バナークリック、ぜひともお願いします!


完全オリジナル デリカ専用のセキュリティステッカーを
販売されています
興味ある方は覗いてみてください!
- 関連記事
-
-
【MSRストーブ燃料漏れリペア②】 こまごま買えるMSRの補修パーツは修理の都度よりまとめ買いする方が得らしい 2025/03/09
-
【スノーピーク焚火台ケースの買い換え】 純正やコピー品以外の選択肢・雪峰沼の先にあった高コスパなヘビーキャンバストート 2024/06/29
-
【アルパカの芯交換で失敗する理由】 機種別に取付基準線の位置が違うので迷ったら問い合せるべし 2024/03/24
-
【アルパカTS-77Aトラブル再発生】 とつぜん芯が上がらなくなる故障の2大原因と芯交換だけではない修理方法 2024/03/10
-
【アルパカTS-77Aで反射板を使う】 ユニフウインドスクリーン+ステンハンガープレート+TS-77JS-C油量計という最適解 【油量計の交換②】 2024/01/14
-
【アルパカストーブTS-77A】 ウインドスクリーンで反射型ストーブ化の定番チューンが実は危険だった? 【油量計の交換①】 2024/01/06
-
【アルパカストーブ買いました】 TS-77A・TS-77コンパクトでとんでもない熱量になった試運転の夜 2023/12/02
-
【スノーピーク焚火台ベースプレート・ベーススタンド】 焚火台セット品は同時に買ったほうが良いかもしれない話 ※決してSPの回し者ではありません 2023/07/09
-
【スノーピークとユニフレームをコラボ】 焚火台ベーススタンドはベースプレート無しでも使えるのか 2023/07/02
-
【アルパカ芯交換②】 またも起きた灯油漏れは前回と同じケミカルで直せたか? 【耐油性液状パッキン】 2023/02/11
-
【アルパカ芯交換①】 新旧別に専用芯が必要な理由・油漏れ防止パッキンのサイズと日本語版分解マニュアルも掲載 2023/02/04
-
【アルパカストーブ部品交換】 基本が変わらないことの喜び・現行品パーツで旧型を再生可能な楽しみ 2023/01/22
-
【転用系・パール金属 鉄製ミニ五徳】 コロナで冬休みキャンプ挫折からの発掘アイテムが秀逸すぎた話 2023/01/03
-
【MSRバーナーの燃料系メンテ】 なぜMSRサービスキットに安全ピンが付属するかというと… 2022/06/26
-
【マナスル121パッキン交換】 安くて質量とも満足なヒロバゼロを使うと某リュブリカントには戻れない 2022/06/18
-
tag : アルパカストーブ油量計破損ウインドスクリーンTS-77ATS-77COMPACTTS-77JS-Cハンガープレートホームセンターキャンプ道具
【DULTON コーヒーミル TERRA】 思わずキャンプに持ち出したくなる美ブルーなグラインダー・持ち出したいのは山々だけど… « ホーム
» 【アルパカストーブTS-77A】 ウインドスクリーンで反射型ストーブ化の定番チューンが実は危険だった? 【油量計の交換①】
コメントの投稿
No title
改造が上手くハマっていて次のキャンプに活躍が期待されますね(^u^)
こんにちは
う・・・ん。
仮説どおりに振動が原因だとしたら、なんか製品としてどうよって感じですね。
そして、部品って互換性があって当然な気がするけど、今回は何故曲がってる?って感じ。
製造する方も対応するに大変な気がする・・・
私、何かを買っても手元にある事に安心してすぐ使わない事が多い。
クーリングオフの事を考えたらコワい。
まさか同じような症状で再交換なんて思わないですものね。
ガラスにするにはコストがってことかしら。
娘が唯一信用できていた上司が年末で退職し、年始から外部からやって来た新たな上司の下で仕事をしていますが、彼はコロナになって一週間もせずに出社。欠勤になるし家でネットで仕事のチェックをするなら出勤した方が良い・・・と。
総務のトップなのに・・・とガッカリしてます。
娘は基本総務の方たちとは距離を置いて、年末の集まりも営業の方の方たちと過ごしていたらしいです。
これまでいろんな職場でいろんな方たちを見てきたので、処世術は学んでいるのかもしれないです。
仮説どおりに振動が原因だとしたら、なんか製品としてどうよって感じですね。
そして、部品って互換性があって当然な気がするけど、今回は何故曲がってる?って感じ。
製造する方も対応するに大変な気がする・・・
私、何かを買っても手元にある事に安心してすぐ使わない事が多い。
クーリングオフの事を考えたらコワい。
まさか同じような症状で再交換なんて思わないですものね。
ガラスにするにはコストがってことかしら。
娘が唯一信用できていた上司が年末で退職し、年始から外部からやって来た新たな上司の下で仕事をしていますが、彼はコロナになって一週間もせずに出社。欠勤になるし家でネットで仕事のチェックをするなら出勤した方が良い・・・と。
総務のトップなのに・・・とガッカリしてます。
娘は基本総務の方たちとは距離を置いて、年末の集まりも営業の方の方たちと過ごしていたらしいです。
これまでいろんな職場でいろんな方たちを見てきたので、処世術は学んでいるのかもしれないです。