円高と中国パワーを感じました:2011香港に行ってきました(その1)
1月1日から4日まで香港に妻と友人と合わせて4名で行ってきました。
4年ぶりの香港ですが、色々変化を感じましたね。
細かい話は、別途エントリを立てまして、長々と書きます。
それにしても、4日間も全く携帯電話もネットも触らなかったのは、何年ぶりでしょうか。
いかに普段ネット依存しているかを感じるかと思ったらば、なんの不安も感じず、見たいとも思いませんでした。
リアルな街並みの中の刺激のほうが面白かったからでしょうか。
4年前の香港のことは、ブログを始める前だったのMixiの日記で書いてました。
香港日記
このころの写真との連動が外れてしまったのが、ミクシーの仕様変更の悲しいところ。
ブログでしっかり書こうと思っておりますので、気長にお待ちください。
さて、簡単な雑感を。
2007年の円/香港ドルレートが1万円で650ドルくらい。1ドル=15.4円くらい。
今回は、1万円で940ドルくらいだったので、1ドル=10.6円くらい。
円高が進んで、香港ドルが7掛けになった感じ。
で、物価ですが、同じお粥が18ドルから29ドル、スターフェリーの下層が1.7ドルから2.6ドル。
約60%物価が上がってますね。
日本に比べて、食事や交通費が安いので、滞在中は感じませんでしたが
4年前と比べると確実に香港の物価は上がってました。
でも日本円計算だとほぼ同じくらい。
日本円の強さを感じた旅でした。
それと、海外での日本製品の強さと、中国人観光客の増加も感じました。
日本製品は本当に香港の街中で溢れています。
とくにカメラ、電子機器、電気製品、車、当たり前ですが、こうした製品は圧倒的。
サムソンやLGの看板が元気がありましたが、店頭で見かけたかというとそれほどでもない。
日本製品が社会の隅々まで浸透し、信頼性が高い。
そのことを、もう少し日本人は誇りに思い、自信を持ってもいいのではないかと思いました。
商品というのは、製品の良さだけの問題ではないから、
販売網、マーケティングといった販売全般の仕組みづくりで、
いつの間にか日本製品が遅れをとっている点も多いとも感じましたね。
とくに、香港は前から携帯電話普及率が高く、日本より先を行っているのですが、
今回、特徴的だったのは、日本よりもスマートフォン比率が高かったことでした。
とくに、NOKIA製、HTC製が多く、あとiPhoneもシェアも高そうでした。
当然ですが、そこでは日本製の出番はなさそう。
それは、ガラパゴスとか言うことではなく、使い勝手をどう考えて、
どういう製品設計をして、材料調達していくかという仕組みづくりの問題ではないかと。
日本の弱さは、経営者と政治家の弱さだなあと、海外に行くと感じますねえ。
それと、両替商に行くと、レートを書いた一覧表がありますが、
この中での日本円の表示場所が以前より下になり、プレゼンスが下がっているのを感じました。
4年前には、日本円でOKの店があったり、両替商の前にも日本語があったりしたのですが
今回は、とにかく「人民元OK」「銀聯卡(銀聯カード)使えます」という看板が目立ち、
両替商の中でも、人民元がトップの位置を占めていました。
香港は中国統治下ではありますが、別の国のようなものなんで、
そのなかでの本土からの観光客の増加と、強さをこうした街中での反応の変化で感じます。
日本人観光客の価値は相対的に低下していました。
店で日本語が使える店員を雇っているところが減った気がします。
前回は日本語でもっと通じたように思いましたが、今回は中国語で押された感があります。
肌で感じたのは、円高でありながらプレゼンスを失う日本と、
経済的にも観光客の数でもパワーを増す中国本土でしょうか。
それと、韓国はサムスンやLGの躍進はあっても、国として豊かになった感が少なく、
人々が海外旅行に来たりしていないのではないか、
だとすれば、民は豊かになっていないのでないかとも感じました。
単に韓国の人たちがあまり香港に来ないだけかもしれませんが、
代表的なアジアの観光地である香港で、世界の経済地図というか、
各国の国外に向かうパワーを感じることが出来ました。
香港の旅については、まだまだ続きます。
4年ぶりの香港ですが、色々変化を感じましたね。
細かい話は、別途エントリを立てまして、長々と書きます。
それにしても、4日間も全く携帯電話もネットも触らなかったのは、何年ぶりでしょうか。
いかに普段ネット依存しているかを感じるかと思ったらば、なんの不安も感じず、見たいとも思いませんでした。
リアルな街並みの中の刺激のほうが面白かったからでしょうか。
4年前の香港のことは、ブログを始める前だったのMixiの日記で書いてました。
香港日記
このころの写真との連動が外れてしまったのが、ミクシーの仕様変更の悲しいところ。
ブログでしっかり書こうと思っておりますので、気長にお待ちください。
さて、簡単な雑感を。
2007年の円/香港ドルレートが1万円で650ドルくらい。1ドル=15.4円くらい。
今回は、1万円で940ドルくらいだったので、1ドル=10.6円くらい。
円高が進んで、香港ドルが7掛けになった感じ。
で、物価ですが、同じお粥が18ドルから29ドル、スターフェリーの下層が1.7ドルから2.6ドル。
約60%物価が上がってますね。
日本に比べて、食事や交通費が安いので、滞在中は感じませんでしたが
4年前と比べると確実に香港の物価は上がってました。
でも日本円計算だとほぼ同じくらい。
日本円の強さを感じた旅でした。
それと、海外での日本製品の強さと、中国人観光客の増加も感じました。
日本製品は本当に香港の街中で溢れています。
とくにカメラ、電子機器、電気製品、車、当たり前ですが、こうした製品は圧倒的。
サムソンやLGの看板が元気がありましたが、店頭で見かけたかというとそれほどでもない。
日本製品が社会の隅々まで浸透し、信頼性が高い。
そのことを、もう少し日本人は誇りに思い、自信を持ってもいいのではないかと思いました。
商品というのは、製品の良さだけの問題ではないから、
販売網、マーケティングといった販売全般の仕組みづくりで、
いつの間にか日本製品が遅れをとっている点も多いとも感じましたね。
とくに、香港は前から携帯電話普及率が高く、日本より先を行っているのですが、
今回、特徴的だったのは、日本よりもスマートフォン比率が高かったことでした。
とくに、NOKIA製、HTC製が多く、あとiPhoneもシェアも高そうでした。
当然ですが、そこでは日本製の出番はなさそう。
それは、ガラパゴスとか言うことではなく、使い勝手をどう考えて、
どういう製品設計をして、材料調達していくかという仕組みづくりの問題ではないかと。
日本の弱さは、経営者と政治家の弱さだなあと、海外に行くと感じますねえ。
それと、両替商に行くと、レートを書いた一覧表がありますが、
この中での日本円の表示場所が以前より下になり、プレゼンスが下がっているのを感じました。
4年前には、日本円でOKの店があったり、両替商の前にも日本語があったりしたのですが
今回は、とにかく「人民元OK」「銀聯卡(銀聯カード)使えます」という看板が目立ち、
両替商の中でも、人民元がトップの位置を占めていました。
香港は中国統治下ではありますが、別の国のようなものなんで、
そのなかでの本土からの観光客の増加と、強さをこうした街中での反応の変化で感じます。
日本人観光客の価値は相対的に低下していました。
店で日本語が使える店員を雇っているところが減った気がします。
前回は日本語でもっと通じたように思いましたが、今回は中国語で押された感があります。
肌で感じたのは、円高でありながらプレゼンスを失う日本と、
経済的にも観光客の数でもパワーを増す中国本土でしょうか。
それと、韓国はサムスンやLGの躍進はあっても、国として豊かになった感が少なく、
人々が海外旅行に来たりしていないのではないか、
だとすれば、民は豊かになっていないのでないかとも感じました。
単に韓国の人たちがあまり香港に来ないだけかもしれませんが、
代表的なアジアの観光地である香港で、世界の経済地図というか、
各国の国外に向かうパワーを感じることが出来ました。
香港の旅については、まだまだ続きます。
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