NS50R SP63
の持ち込み車両を朝早くからセッティング。
まだなにもしていない車両なんでまず現状をチェック。
状態を把握してからスロー、メイン、カッターウェイ、エアスクリュー、ニードルとセットを詰めていきます。
キャブセットが出たら点火時期やファンネル等パーツの組み合わせも色々試します。
結局70回近く回し6時間位かかってしまった…。
中途半端な時間になってしまったので自分のSP65も色々テストする事に。
今年は排気量制限いっぱいの65ccを色々やっていくつもりです。
シリンダー・ヘッドもテストの為7セットも作ってしまった。
ピストンはカワサキのKX65。
十数年以上前にはS12で一定期間使ってましたが当時は60ccの調子が良くあまり必要性も感じなかったので結局しっかり詰めずじまいでした。
このピストンの良い所は純正レーサーエンジンのピストンなので精度が良く耐久性に優れているところ。
一方排気ポートにセンターリブがあるシリンダーのピストンなので排気側にピストン裏からリブにオイルを導く為の小さな穴が2ヶ所開いてます。
もちろんNSR50シリンダーにはセンターリブがないので一次圧縮が逃げたり戻しの排ガスをケース内に吸い込んだりが考えられる為アルゴンで穴を塞いだりしてましたが一般的の人が使うとなると勝手が悪く手間もかかります。
で、結論はそのまま使ってもそれが気にならないくらいしっかりパワーだしゃえ~んじゃないかい!って事でそのまま使います。
(といっても簡単な加工をしないとそのままでは使えませんで。)
年明けに早速走らせましたがピストンの影響は走った感じもベンチ上もあまり感じませんでした。
シリンダーの方は削った物は戻せないんで初回は控えめで行きましたが現状の特性や足りない所は把握出来たので再加工。
1度走らせると特性がわかるのでパワーの出方を走りやすい様に変えたり足りない部分を出したりをポートやヘッドで調整します。
基本的には上に振ると下がなくなりますがここまでは大丈夫というラインがあります。
許容範囲内だったので前回足りなかった一番使いたい9000rpmから上を出る様に再加工。
低回転には影響が出ず欲しい所だけ上手く出せました。
現段階ではシリンダーとヘッドの開発がメインなので腰下はノーマルのエンジンでリードバルブもノーマル、SPチャンバーとキャブはPWK28です。
ある程度決まればその他の部分もフルにやっていきます。
現段階で15PSは超えているのでまずまずイケルか。
今回の仕様や組み合わせは今までより費用も少なく済みそうで良い部分が多くなりそう。
まだなにもしていない車両なんでまず現状をチェック。
状態を把握してからスロー、メイン、カッターウェイ、エアスクリュー、ニードルとセットを詰めていきます。
キャブセットが出たら点火時期やファンネル等パーツの組み合わせも色々試します。
結局70回近く回し6時間位かかってしまった…。
中途半端な時間になってしまったので自分のSP65も色々テストする事に。
今年は排気量制限いっぱいの65ccを色々やっていくつもりです。
シリンダー・ヘッドもテストの為7セットも作ってしまった。
ピストンはカワサキのKX65。
十数年以上前にはS12で一定期間使ってましたが当時は60ccの調子が良くあまり必要性も感じなかったので結局しっかり詰めずじまいでした。
このピストンの良い所は純正レーサーエンジンのピストンなので精度が良く耐久性に優れているところ。
一方排気ポートにセンターリブがあるシリンダーのピストンなので排気側にピストン裏からリブにオイルを導く為の小さな穴が2ヶ所開いてます。
もちろんNSR50シリンダーにはセンターリブがないので一次圧縮が逃げたり戻しの排ガスをケース内に吸い込んだりが考えられる為アルゴンで穴を塞いだりしてましたが一般的の人が使うとなると勝手が悪く手間もかかります。
で、結論はそのまま使ってもそれが気にならないくらいしっかりパワーだしゃえ~んじゃないかい!って事でそのまま使います。
(といっても簡単な加工をしないとそのままでは使えませんで。)
年明けに早速走らせましたがピストンの影響は走った感じもベンチ上もあまり感じませんでした。
シリンダーの方は削った物は戻せないんで初回は控えめで行きましたが現状の特性や足りない所は把握出来たので再加工。
1度走らせると特性がわかるのでパワーの出方を走りやすい様に変えたり足りない部分を出したりをポートやヘッドで調整します。
基本的には上に振ると下がなくなりますがここまでは大丈夫というラインがあります。
許容範囲内だったので前回足りなかった一番使いたい9000rpmから上を出る様に再加工。
低回転には影響が出ず欲しい所だけ上手く出せました。
現段階ではシリンダーとヘッドの開発がメインなので腰下はノーマルのエンジンでリードバルブもノーマル、SPチャンバーとキャブはPWK28です。
ある程度決まればその他の部分もフルにやっていきます。
現段階で15PSは超えているのでまずまずイケルか。
今回の仕様や組み合わせは今までより費用も少なく済みそうで良い部分が多くなりそう。
SP63 シリンダー ヘッド セット
NSR50のSP63のシリンダーとヘッドのセット完了。
シャーシダイナモを入れてから更に細かくデータが取れる様になったのでポート形状、タイミング等以前のものとはまた少しずつ変わっています。
少し前に行われたオートポリスの4時間耐久でもSP63仕様で使用してもらいましたが練習、本選と通して焼き付き等のトラブルもまったくなく終了後の状態も良かった様です。
直線が長くスロットル全開時間も長いロードコースでは2stは焼き付きのトラブルも多く見かけるのでしっかりした対策も必要です。
2st勢では常連チームには負けてしまった様ですがバイクはピカイチに速かったとの事でした。
レギュレーションが特殊なのでどこでもという訳にはいきませんが4stオープンとも渡り合える様です。
こっちはNSR80の100ボアシリンダーとヘッドのセット。
ピン径12mmのクランクですがだいぶ使えるピストンも無くなってきています。
明日は近畿スポーツランドへブース出しに。
オールジャパンのエントリーも受け付けています。エントリー希望の方はSMGまたはT-TECHまで。
シャーシダイナモを入れてから更に細かくデータが取れる様になったのでポート形状、タイミング等以前のものとはまた少しずつ変わっています。
少し前に行われたオートポリスの4時間耐久でもSP63仕様で使用してもらいましたが練習、本選と通して焼き付き等のトラブルもまったくなく終了後の状態も良かった様です。
直線が長くスロットル全開時間も長いロードコースでは2stは焼き付きのトラブルも多く見かけるのでしっかりした対策も必要です。
2st勢では常連チームには負けてしまった様ですがバイクはピカイチに速かったとの事でした。
レギュレーションが特殊なのでどこでもという訳にはいきませんが4stオープンとも渡り合える様です。
こっちはNSR80の100ボアシリンダーとヘッドのセット。
ピン径12mmのクランクですがだいぶ使えるピストンも無くなってきています。
明日は近畿スポーツランドへブース出しに。
オールジャパンのエントリーも受け付けています。エントリー希望の方はSMGまたはT-TECHまで。
NSR61.5SP
オートポリスMINI-MAXで使用するオープンクラス用に作ったNSR61.5SPシリンダーとヘッド。
(排気量が61.5cc)
日曜日堺カートランドを走行する為前日に急遽作ってシャーシダイナモでテストする関西では常に話題の尽きない珍獣。
腰下はノーマルのまま、キャブレターは22パイの制限があるので京浜のPE22を使用。
(テストではあまりノーマルキャブと変わりません…)
基本加工するのはシリンダーとヘッド、キャブのみでチャンバーは50cc用のSPチャンバー。
SP12クラスの車両と比べるとだいぶパワーはあるので乗りやすく楽しめるバイクです。
赤がSP12車両 青がSP61.5
オープンクラスに出るにしてはライトチューンですがまだ時間はあるのでもう少し詰めていけばこの仕様でも
結構良い所までいくかも??
今日はNSF100の新車エンジンの組み直し、初めから悪いものもあるので新車時に1度組み直しておけば案心して乗れます。
バルブの当り幅を調整しきっちり擦り合わせしてバルタイを合わせるだけでもだいぶ変わります。
NSR50の腰下も完了。
バランサーシャフトのベアリングがガタガタになってました。
意外と見落とされがちで交換されない事が多いんですがベアリングで1番ガタが大きくなる所で振動にも直結する為酷い場合は交換。
ASSYで交換すればちょっと高い部品ですがベアリングのみ入れ替えれば安価で済みます。
クランクケース内各ベアリングの受け部分がかなり緩くなっています。
特にクランクシャフト右側はゴソゴソになるとトルクがなくなりパワーに影響します。
現在まるち杯等では一部ベアリングにロック剤の使用・ポンチ加工が認められているので固定してしまいます。
ポンチ加工は次回の事も考えしていません。
ロック剤で留めていますが耐久性に問題のあるロック材での固定も使用するロック剤とちょっとしたコツでポンチ加工より強固にロック出来ます。
自分でクラッチ側が組み立てられる人はこの状態で送ってもらえばかなり安くOH出来ます。
(排気量が61.5cc)
日曜日堺カートランドを走行する為前日に急遽作ってシャーシダイナモでテストする関西では常に話題の尽きない珍獣。
腰下はノーマルのまま、キャブレターは22パイの制限があるので京浜のPE22を使用。
(テストではあまりノーマルキャブと変わりません…)
基本加工するのはシリンダーとヘッド、キャブのみでチャンバーは50cc用のSPチャンバー。
SP12クラスの車両と比べるとだいぶパワーはあるので乗りやすく楽しめるバイクです。
赤がSP12車両 青がSP61.5
オープンクラスに出るにしてはライトチューンですがまだ時間はあるのでもう少し詰めていけばこの仕様でも
結構良い所までいくかも??
今日はNSF100の新車エンジンの組み直し、初めから悪いものもあるので新車時に1度組み直しておけば案心して乗れます。
バルブの当り幅を調整しきっちり擦り合わせしてバルタイを合わせるだけでもだいぶ変わります。
NSR50の腰下も完了。
バランサーシャフトのベアリングがガタガタになってました。
意外と見落とされがちで交換されない事が多いんですがベアリングで1番ガタが大きくなる所で振動にも直結する為酷い場合は交換。
ASSYで交換すればちょっと高い部品ですがベアリングのみ入れ替えれば安価で済みます。
クランクケース内各ベアリングの受け部分がかなり緩くなっています。
特にクランクシャフト右側はゴソゴソになるとトルクがなくなりパワーに影響します。
現在まるち杯等では一部ベアリングにロック剤の使用・ポンチ加工が認められているので固定してしまいます。
ポンチ加工は次回の事も考えしていません。
ロック剤で留めていますが耐久性に問題のあるロック材での固定も使用するロック剤とちょっとしたコツでポンチ加工より強固にロック出来ます。
自分でクラッチ側が組み立てられる人はこの状態で送ってもらえばかなり安くOH出来ます。
新しいシリンダー
今日はNSRとNSF100やってましたが部品待ちで停滞したのでNSR50シリンダーを3ヶ加工。
ついでに自分のS12用シリンダーも1ヶ新たに作りました。
前回のは乗りやすさとトルク重視で作ったので今回はちょっと高回転型でパワー重視のシリンダーを加工。
ヘッドも合わせて作りました。
夕方には完成しセッティングはまだですがシャーシダイナモに乗せて軽くチェック。
トルクはだいぶ細くなりましたが16500rpm位回り19ps。
セッティングして各所煮詰めば20ps台には乗りそう。
今週は日曜日に堺カートランドへ持って行くので皆で乗り回します。
S12体験したい人、声かけてくれれば試乗可です。
1コーナーで焼きついて散っても自己責任です…。
明日は時間が取れればもうちょっとシャーシダイナモで部品テストしよう
ついでに自分のS12用シリンダーも1ヶ新たに作りました。
前回のは乗りやすさとトルク重視で作ったので今回はちょっと高回転型でパワー重視のシリンダーを加工。
ヘッドも合わせて作りました。
夕方には完成しセッティングはまだですがシャーシダイナモに乗せて軽くチェック。
トルクはだいぶ細くなりましたが16500rpm位回り19ps。
セッティングして各所煮詰めば20ps台には乗りそう。
今週は日曜日に堺カートランドへ持って行くので皆で乗り回します。
S12体験したい人、声かけてくれれば試乗可です。
1コーナーで焼きついて散っても自己責任です…。
明日は時間が取れればもうちょっとシャーシダイナモで部品テストしよう
NSR50 久しぶりのS12 その2
回転数が上がるとminiのラジエターでは到底カバー出来ないので大きなラジエターに交換、ジレラのラジエターを流用。
これだけ大きければ夏場でも水温は問題ナシ。
クラッチはCR80のクラッチアウターとNSR50後期の4枚クラッチセンター・プレッシャープレートを加工して使用。
ミニ4駆ばりの穴あけ軽量加工、かなり長期使っていても割れたりした事はないんですがする場合は自己責任で。
クラッチセンターのディスク凹凸部にも穴を開けオイルの通りを良くし多少の冷却効果も期待しつつフリクションディスクの寿命を延ばします。
クランクケース掃気立ち上がり部分も少しでも1次圧縮を上げてスムースに掃気される様オイル溜まりを埋めて形成します。
またこのエンジンの最大の特徴はバランサーシャフトを取り外している事です。
結構な重量のバランサーは外す事で回転が上がる速度が速くなりますがスタートはちょっとしにくくなります。
バランサーがないのでアイドルシャフトもタコメーターを回す為だけの機能。
バランサーのギヤが1コマずれただけでも驚異的な振動を発するNSRのエンジン、当然そのままでは使えません。
そのまま載せると「コワれちゃう~!!」 と言わしめる程の振動が出ます。
その対策でフロント側のエンジンハンガー部はラバーマウントにしています。
フロント側だけでも十分振動は軽減され普通にバランサーが付いているエンジンより振動は少ないくらい。
エンジンへの負担も大きそうですが過去これによるトラブルはナシ。
MやSPのバイクはデジタルメーターで十分でしたがこの仕様になるとアナログメーターが必要。
16000rpmまであるこれもSPタケガワ製 (これも廃盤)
と細かい所はまだまだありますがキリがないのでこの辺で。
これだけ大きければ夏場でも水温は問題ナシ。
クラッチはCR80のクラッチアウターとNSR50後期の4枚クラッチセンター・プレッシャープレートを加工して使用。
ミニ4駆ばりの穴あけ軽量加工、かなり長期使っていても割れたりした事はないんですがする場合は自己責任で。
クラッチセンターのディスク凹凸部にも穴を開けオイルの通りを良くし多少の冷却効果も期待しつつフリクションディスクの寿命を延ばします。
クランクケース掃気立ち上がり部分も少しでも1次圧縮を上げてスムースに掃気される様オイル溜まりを埋めて形成します。
またこのエンジンの最大の特徴はバランサーシャフトを取り外している事です。
結構な重量のバランサーは外す事で回転が上がる速度が速くなりますがスタートはちょっとしにくくなります。
バランサーがないのでアイドルシャフトもタコメーターを回す為だけの機能。
バランサーのギヤが1コマずれただけでも驚異的な振動を発するNSRのエンジン、当然そのままでは使えません。
そのまま載せると「コワれちゃう~!!」 と言わしめる程の振動が出ます。
その対策でフロント側のエンジンハンガー部はラバーマウントにしています。
フロント側だけでも十分振動は軽減され普通にバランサーが付いているエンジンより振動は少ないくらい。
エンジンへの負担も大きそうですが過去これによるトラブルはナシ。
MやSPのバイクはデジタルメーターで十分でしたがこの仕様になるとアナログメーターが必要。
16000rpmまであるこれもSPタケガワ製 (これも廃盤)
と細かい所はまだまだありますがキリがないのでこの辺で。