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5962.jpgタケトゲトゲDactylispa issikii。愛媛にて。

タケの葉におびただしい数が取り付く。

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5963.jpgエダナナフシPhraortes illepidus。愛媛にて。

ナナフシの交尾というものを初めて見た。そもそもナナフシのオスを見かけない。

5961.jpg嬉々として解いたら、なんと二つとも中がカビていた。声に出して最大限の悪態を虚空に吐いた。

しかし、内部に死んでいたのは間違いなくアブラムシであった。ケヤキの葉にあんなことをするアブラムシと言えば、世界でも日本の某一か所にのみ、しかも数年に一度しか出現しないという、アレ以外にないではないか。
過去にここに現れたという噂は、どうやらガセではなさそうだということが証明された。しかし、その噂を元にそこで探し始めたのがもう既に10年近くも前。やっと今回、カビていたとはいえ初めて発見できたのだ。次にまともなコレを発見できるのが、一体何十年先になるのだろうか

5960.jpgケヤキにこれを見つけた瞬間、戦慄が走る。

5459.jpgヒメマルハナバチBombus beaticola。長野にて。

マルハナバチ類の種数の多さは、そこがまだ如何に自然が残っているかのバロメーター。

5458.jpgオオマルハナバチBombus hypocrita。長野にて。

5457.jpgコキマダラセセリOchlodes venatus。長野にて。

かつての古巣に一時帰還したついでに、行きつけだった高原まで足を延ばしたが、行ったのを後悔するレベルのひどい環境荒廃っぷりだった。これとヒメシジミが曲がりなりにも生き残っていたことくらいが、唯一の良心か。

5456.jpgカバキコマチグモCheiracanthium japonicum。茨城にて。

仔が親を食い殺すことで著名だが、見つかるのは既に食い殺し終わった後の状態ばかり。今まさに生きながら食われている状態のものには、そうお目にかかれない。

5455.jpgヒメキマダラウマNeotachycines furukawai。埼玉にて。

好洞窟性とされる。日中は洞窟や地下の隙間に隠れ、日没後に地表を徘徊する。本属には多数の種がおり、おしなべて洞窟を生息拠点とする。属自体の分布が南西諸島を中心に日本の西南部に偏っており、恐らく関東周辺の東日本にはこいつしか分布しない。
同所的に混在するマダラカマドウマに比べ、ずんぐりして短足の印象。至近にある立入禁止の洞窟ではこいつのほか、現状では本県固有とされる顕著な地下性カマドウマの一種が確認されている。どうにかして洞窟に入らず、地下浅層からこれを仕留めようと長らく画策しているが、今の所マダラカマドウマとコノシタウマとこいつ止まり。

精霊

5454.jpg前に見た木で一匹も見ず、別な木でそこそこの数を見た。もしかしたらここでは時期により木から木へ移動しているかもしれない。とはいえ、あんだけうなるほど生えている食樹群のうち、その2本以外では一切生息が認められないのだから、全く意味が分からない。
なお、いずれの木も根元は別に湿地というほどベチャベチャしてない。だから、2本しか発生木がないことで有名なあそこに関する某文献中の「根元が湿地であることが生息の条件」との説を、俺は疑問視する。

5453.jpgウンモンクチバかニセウンモンクチバのどっちか。茨城にて。

草原に普通。交尾器を見ないと正確な同定が出来ない。模様の雰囲気を見る限りは前者。

5452.jpgケシカミキリの一種。茨城にて。

薪の上を走っていた。とても小さいのに、拡大するとシロスジカミキリ並にちゃんとしたなりをしているのが面白い。この個体は恐らく体表の毛がだいぶ剥げているように思える。

5451.jpgアオドウガネAnomala albopilosa。茨城にて。

この辺りでは無印ドウガネとからくも共存する。

5450.jpgドウガネブイブイAnomala cuprea。茨城にて。

近年、関東平野ではすっかり見かけなくなった。久しぶりに畑でまとまった数を見た。

5449.jpgジンサンシバンムシStegobium paniceum。茨城にて。

乾物を食い荒らす害虫。

5448.jpgオオモンキカスミカメDeraeocoris olivaceus。長野にて。

大型のカスミカメムシ。他の弱小な生物を刺し殺す。

原田にニラ 花びらダニ

5447.jpg米ぬかに爆湧きしたコナダニ類。茨城にて。

夜間、米ぬか袋といい、それを置いてある金属製ラックの表面といい、びっちり真っ白にたかっている。日中はどこから姿をくらましているので、見かけない。

これを見ていると、様々な食品を常温で放置して腐らせ、カビや虫に食い尽くされてやがて分解されていく過程を早送りで見る動画チャンネル「Temponaut Timelapse」を思い起こして楽しい。白眉なのはラーメンと豚ミンチと鶏モモ肉。自然界において分解者の存在が如何に大事かというのがよくわかる。