fc2ブログ

5401.jpgオオルイオビヤスデEpanerchodus ohruii

関東西部から静岡県東部にかけて分布する、地下性ヤスデ。しかし、地下生活への適応加減は半端で、地表に出現することもあるようだ。関東平野の地下性オビヤスデ類は、ホラズミオビヤスデを除きこういう手合の奴が多い。
東京都西部に分布するヨウザワオビヤスデにごく近縁で、ぱっと見た目では区別できない。

Comment 0

Trackback 0

5398.jpgヨウザワオビヤスデEpanerchodus yozawanus

東京都西部の石灰岩地帯に特有の地下性生物。公式に明かされた既知産地は洞窟だが、恐らく崖を掘っても出せるものと思われる。

5390.jpgホラズミオビヤスデEpanerchodus inferus

関東西部の石灰岩地帯に特有。関東に生息する地下性オビヤスデ類の中では、最も地下性傾向が顕著な種。体は退色著しく、各体節の横の張り出しが広いため、外見が優美である。

とある観光開発著しい洞窟内に、スポット的に見られた。鍾乳石を煌々と照らす照明の下、藻類に汚損された部分に集まり、これを食い漁っていた。本来植物など生えない暗黒世界で、ありもしないはずの藻類を食う地下性生物の写真など撮りたくなかった。よほど何も生えていない場所に摘まんで移して撮影しようかと思ったが、これも地下性生物の直面する現実の一コマだと思い、そのまま撮影した。

4881.jpgウスアカフサヤスデEudigraphis takakuwai。千葉にて。

石下にいた。

4864.jpgマクラギヤスデNiponia nodulosaの幼体。茨城にて。