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4803.jpgナツアカネSympetrum darwinianum。栃木にて。

アキアカネのメスのつもりで撮影したが、違うことに後で気づいた。ここで撮影した複数個体の赤とんぼは、全部ナツであることがわかった。今年はアキアカネが恐ろしく少ないという話を方々で聞く。北関東ではフツーに見るので、どういうことかと思っていたが・・
実はアキアカネと思って見ているものの中にアキアカネがそんなにいない可能性が出てきた。少し気にしておこう。

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4804.jpgおそらくムツセモンササキリモドキ。栃木にて。

山間部の樹上にいる。成虫は夏からいるが、寒くなると低い所に降りてきているのがよく見られる。酷似した2-3種がいて、特にメスは紛らわしい。

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ジョロウグモTrichonephila clavata。栃木にて。

別名・秋の空の女王。

4801.jpgカワラバッタEusphingonotus japonicus。栃木にて。

良好な河原にのみ生息する、美しいバッタ。生息地では多いが、その生息地は全国的にどんどん狭まってきている。国の絶滅危惧種になっていないのが不思議なほど。
本種は一属一種の日本固有種だが、中央アジアを中心とした砂漠地帯にいる別属と近縁らしい。

4799.jpgシロスジフデアシハナバチDasypoda japonica

後脚全部が花粉カゴでできているようなハチで、花粉を満載すると飛んでいる姿がほぼ黄色い玉ころにしか見えない。乾燥した地面に単独で営巣する。比較的稀な種で、やたらな場所では見られない。秋にだけ活動し、ほぼアキノノゲシだけから花粉を集めるスペシャリスト。この花の開花時期から開花時間にまで、自らの活動タイミングを合わせている。

これの営巣地へ出向いてひたすら地べたに伏せって観察していたら、そこの敷地の管理者に何をしているのかと問われた。事情を説明したら、「かれこれ30年くらいここの管理をしているが、10年前くらいにもここに珍しいハチがいると言って色々調べに来た先生がいた」と言われた。多分、その人の資料を見て俺はそこの場所を知り、来ている。

4800.jpgトゲアリPolyrhachis lamellidens。栃木にて。

クソかっこいい。しかし、これに依存する黄金のアレは、もうこの県内からはいなくなったのではなかろうか。あまりにも平地林の開発がひどすぎるので。

4796.jpgエビガラスズメAgrius convolvuli。茨城にて。

4798.jpgオオハサミムシが、カメムシの仲間を襲う。オオツマキヘリあたりか。茨城にて。

4797.jpgオクラの葉に、フタトガリコヤガの幼虫が取り付いていた。大分葉をやられてしまった。

茨城にて。

4795.jpgシラホシカメムシEysarcoris ventralis。茨城にて。

イネの害虫として嫌がられる。水田脇のイネ科雑草群落は、イネの害虫をふんだんに観察できる。イネそのものよりも遥かに観察しやすい。

4794.jpgコガタアカイエカCulex tritaeniorhynchus。茨城にて。

水田地帯に現れる。赤い体に中抜き模様の口吻が奴の自慢。日本脳炎を媒介する油断ならない奴。

4793.jpgクロハラカマバチHaplogonatopus atratus。茨城にて。

畑の脇に生えたイネ科雑草の上にいた。ウンカ絶対殺すマン。

4791.jpgヨシカレハかタケカレハのどっちか。茨城にて。

幼虫は凶悪かつ巨大な猛毒毛虫だが、成虫はぬいぐるみのように愛らしい。

4792.jpgスジハサミムシモドキElaunon bipartitus。茨城にて。

湿地で見かけることが多い外来種。美しいが、見つけてもさほど嬉しいものではない。

精霊

4790.jpg高頻度で寄生されている個体が出現するエリアを見つけてしまった。というか、これをやった張本人そのものが乱れ飛んでいる。

俺の知る限り既存の文献は、寄主が海浜に住むアレとしか書いてないものばかり。しかし、それが分布しない内陸にも精霊は普通に分布し、なおかつこうして広域分布種たるこれを利用している訳だから、メインの寄主はこれで間違いないのではなかろうか。
同時に、正直なところあの精霊は目につきにくいだけで、全く絶滅危惧種とか希少種の範疇ではないのでは。

4789.jpgヒゲナガヤリグモRhomphaea labiata。茨城にて。

他の造網性クモ類の巣に侵入して、そこの網の主を襲って食う暗殺者。捕縛用の張りつめた糸を隠し持ち、相手が寄ってくるのを待ち伏せる。

ヤリグモ属は酷似した数種がおり、同定困難。教えて下さった方に感謝。

4788.jpgオオスズメバチVespa mandarinia。茨城にて。

モンスズメでもないのに、日没後帰巣しそびれてずっと樹液酒場でクダを巻いていた。

4786.jpgオオトガリハナバチCoelioxys fenestrata。茨城にて。

クソかっこいい姿のハチで、あまり見ない。オオハキリバチの巣を乗っ取る。

4787.jpgヨツボシホソバLithosia quadra。茨城にて。

4785.jpgクマバチXylocopa appendiculata。茨城にて。

4784.jpgフタトガリコヤガXanthodes transversa。茨城にて。

夜中に畑のオクラを収穫しに行ったら、産卵しに来ていた。初めて見る顔だったので珍種かと思ったが、すぐにただの害虫であることを知った。警戒心が強く、ストロボを一発焚いたらすぐさま逃走した。

4783.jpgコハンミョウMyriochila specularisの幼虫。茨城にて。

畑の畦道に多数営巣していた。

4782.jpgオオヒメグモ。茨城にて。

畑の物置小屋に多数。

4781.jpg米ぬかに多数発生したケシキスイ。茨城にて。

コメノケシキスイか。

4780.jpgタバコノミハムシがナスの葉を食う。茨城にて。

4779.jpgダイコンハムシPhaedon brassicae。茨城にて。

冬へ向けて畑に植えた大根に、三々五々付き始めた。幼虫に比べて成虫はあまり見かけず、撮影の機会がなかった。

旧名ダイコンサルハムシ。どう見てもサルハムのツラしてねーじゃんかと前々から疑問に思っていたが、いつの間にか分類が変わっていたらしい。

4778.jpgホシハラビロヘリカメムシHomoeocerus unipunctatus。千葉にて。

クズの群落さえあれば地獄の果てにもいるような奴。アズキにつく奴もこれぐらい普通にいてくれ。

4776.jpgオオキベリアオゴミムシの幼虫。茨城にて。

湿地脇の草上で見た老齢幼虫。見ていると、強靭なキバを左右互い違いにヒラヒラ動かし始めた。これはルアー行動で、近くにいるお調子者のカエルを挑発してわざと襲わせるためのものと言われる。いざカエルに食いつかれたら、素早く身をひるがえしてそいつの喉仏を咬み破る用意はできている。

4777.jpgミスジハエトリPlexippus setipes。茨城にて。

屋内性の傾向が強い。

4775.jpgカモドキサシガメの一種。茨城にて。

夜間、クモの巣に止まっているのを見つけた。まるで蚊のようにすぐ飛ぶ。野外では小型で黒っぽく見えたため、もしかしたらあいつかと思ったが、目はぱっちりしていた。