fc2ブログ

596_2013122707464390d.jpg
静岡にて。

Comment 0

Trackback 0

587_2013122123175206f.jpgトゲトビムシ一種Tomoceridae sp.。触角まで入れると余裕で1cm超えの、巨大トビムシ。年中いるのかもしれないが、寒冷期にやたら見かける事が多い。森でふとしゃがむと、たいてい視界のどこかしらに1匹はいる。長野にて。

594.jpgアギトダニ一種Rhagidiidae sp.。石下にいて、素早く走る。長野にて。

588_20131221231758fc1.jpgキセキレイMotacilla cinerea。冷たい川の水に、片足を突っ込んだ。よくしもやけにならないと思う。長野にて。

581_2013122122492715d.jpgキノカワガBlenina senex。樹幹に止まって越冬中。夏に羽化してその後ずっと生き続け、成虫の姿で冬を越す。体をむき出しのまま外気に晒して冬眠するハードな虫なのだが、あまりに風雪が厳しい時期になると、さすがに多少はしのげる場所に退散するようだ。

582_20131221224932a91.jpg
死んだように動かないが、澄んだ瞳はまだこの生き物が生命の火を消していないことを雄弁に物語る。

キノカワガは、個体によってかなり色彩に変異があり、極端に体色の濃い奴や薄い奴が同所的に見られる。そして、蛾本人は自分の体色を明らかに認識しておらず、場違いな色彩の樹幹に平気で止まって越冬するため、冬の森にいけばすぐ彼らの姿を見つけることが出来る。
人間の目にはすぐにバレる擬装でも、天敵の鳥どもをやり過ごすにはこの程度で十分なのだろう。

長野にて。

570_20131214125447877.jpgチビシデムシ一種Cholevinae sp.。冬眠をひかえた、石裏のクロオオアリCamponotus japonicusの巣を開けたら、アリと一緒に見つかった。一瞬ぎょっとしたが、日本のチビシデで好蟻性種なんて聞いた試しがないので、たまたま外から紛れただけのもの。海外には好蟻性種がいないこともないらしいが・・。
体長4-5mmの、この仲間としては比較的でかい種類。近所の森では、ネズミが出入りする石垣の隙間でよく見かける。なぜか冬しか見かけず、晴れた日には盛んに石垣へと飛来するのが見られる。ネズミの糞などを食う腐食性の種だろう。



寒冷期になると、野の小虫どもは冬眠場所を求めて石裏の隙間などに入ろうとする。そのとき、偶然アリの巣くっている空間に紛れてしまうことがよくあるようだ。アリもアリで、気温が下がってくると満足に活動できなくなるため、本来なら撃退せねばならないそうした余所者の小虫を追い出せずに置いてしまう。
古い年代に書かれた好蟻性昆虫関連の文献を見ると、現在の知見ではアリと関係ないことが明らかな甲虫やクモを、好蟻性種として記録しているものが散見される。それらの中には、冬季に偶然余所からアリの巣内に紛れた虫を、勘違いしてそう書いているものが少なくないと思う。

ある種類の虫がアリの巣から見つかっても、すぐにそれを好蟻性と呼ぶことはできない。その種類のどの個体も偶然でない頻度で常にアリの巣から得られるものか、実際にアリと一緒に飼育して特異な行動をアリに見せないか、近縁の種や属も好蟻性か否かなど、総合的に見て判断せねばいけない。
とはいっても、他の近縁種はまったくアリと関係を持たない自由生活種ばかりなのに、一種類だけ明白に好蟻性の生態を持つという例も、全くない訳ではない。難しい。


長野にて。

576_201312182246317b4.jpg
577_2013121822463559a.jpgハクセキレイMotacilla alba。雪が降ろうと、餌を探さねば生きていけない。

水辺でしか見ないセグロセキレイと違い、街中の道路でうろちょろしているのを、日本中どこに行っても見かける。見ていると、食い物など何もないように見える道路で盛んに何かをついばんでいる。道脇の側溝から発生する、微少なユスリカなどを拾っているようだ。

578_201312182246412c9.jpg雪の空を見上げて、何を思う。長野にて。

574_20131217224215411.jpgホソミオツネントンボ。成虫で冬眠する数少ないトンボの一種。

水田脇の林の下枝にしがみつき、そのまま風雪に耐えながら一冬越す。見た目も色も小枝そっくりなのに加えて、そういう小枝が密生した場所に止まることが多いため、発見の難易度がすさまじく高い。探す目印は一切なく、しがみつく場所も決まっていないので、探すポイントを絞るのに一苦労する。

活動期の本種に近寄ろうとすると、すぐに飛んで逃げてしまう。しかし冬眠中は、当然ながらその場から一歩も動かない。とはいっても、しがみついた体勢で体を傾ける程度のことはできる。人間の接近を察知すると、このトンボは体を巧みに斜めにして、人間の側から見てトンボの形と認識されにくいように自身の姿を見せる。だから、ただでさえ見つけにくいのに余計に見つけにくい状態になる。

575_20131217224219758.jpg
この中で3秒以内に発見できたら神。

行きつけの森でここ数年間、毎年このトンボの越冬態を探し続けて分かったのは、こいつを確実に見つけるには北向きの斜面に発達した杉林がいいらしいということ。日も当たらず底冷えするこの杉林で半日くらい探すと、毎年必ず1匹は見つかる区画があるのだ。
このトンボにしろゼフィルスの卵にしろ、とりあえず越冬昆虫を探したくば北向きの斜面を探すと外れがない。越冬昆虫にとって、一日の中で極端に気温が上下する状態は危険である。冬眠も活動もできず、無駄にエネルギーを消耗して衰弱死してしまうからだ。だから、一日を通してずっと気温が低いままの北向きの斜面が、安心して冬眠できるのである。

長野にて。

579_20131218224646fa6.jpgセグロセキレイMotacilla grandis。長野にて。

567_201312110744055a4.jpgウラゴマダラシジミArtopoetes pryeriの越冬卵。真っ赤な麦わら帽子のような形。

沢沿いのイボタの木の、あまり細くない枝に付いている。たいていは2-3個を固めて産みつけられている。鮮やかな赤色はこの卵の殻本来の色ではなく、メスが産卵する際に着色したもの。雨風に晒されるたびに少しずつ退色していってしまうため、より鮮やかな色を拝むためには年明け前までに探す方が良い。

568_20131211074411e05.jpgその近くにあった、去年以前に生み付けられた卵塊。かつてはどこの産地でもこれくらいの規模の卵塊が普通だったらしいが、最近ではとんと見かけない。去年気付ければ良かった。

長野にて。

572_2013121412545450a.jpgハシボソガラスCorvus coroneの若造。クルミを拾った。

573_20131214125500dc3.jpg割りたいのだが割り方が分からず、しばらくつついてから捨てた。カラスがクルミを割るには、アスファルト道路まで持っていき、高所から地面にたたきつけるか車に轢かせるしかない。周りの大人がやるのを見て、試行錯誤しながら学ぶ。

長野にて。



業務連絡:
先日、「この世の楽園」調査にご協力いただいた皆様、大変お待たせいたしました。「調査報告書」がようやく完成しましたため、これから順次皆様の手元へ発送いたします。国内であれば、おそらく2-3日以内にはお手元に届くと思われますので、何卒よろしくお願い致します。
重ねて、皆様に厚く御礼申し上げます。

571_20131214125450628.jpgイチモジフユナミシャクOperophtera rectipostmediana。長野にて。

連日強風で、冬尺を観察に行けない。冬尺はみな飛翔力が弱く、メスがオスを呼ぶために放つフェロモンも散ってしまうため、強風の日は休みの日。

平頭11:50

565_2013121018200767d.jpgコミミズクPetalocephala discolor幼虫。偶然2匹が隣り合わせ。枝にピッタリ張り付いて擬装し、この状態で一冬を越す。影を一切作らないため、虫の輪郭を見定めがたい。

近所の森には比較的多く、各種ブナ科の枝に止まっている。当地では、中でもクリの枝に付いている頻度が高く、慣れればすぐに発見できるようになる。大木から突き出た若い小枝の、地面の側に張り付いていることが多いように思う。
566_201312101820114ee.jpg目つきはかなり鋭く、きつい。長野にて。

471.jpg雲霧林のヒラタカメムシ。成虫か幼虫かもよくわからない。マレーにて。

480.jpg凶悪そうなザトウムシ。石の下にいた。マレーにて。

547.jpgフタオチョウ一種幼虫。マメ科の葉に多く付いていた。

548.jpg
これとコモドドラゴンとニワトリの遺伝子をうまいこと練り込んだら、トリケラトプスを錬成できそうな気がする。

マレーにて。


※へべチビフタオチョウPolyura hebeの幼虫だそうです。acraeoides様、ご指摘ありがとうございます。

549.jpg
イチジクコバチ一種。イチジクの木から花粉を託され、運搬中のメス。夜間に灯火をたくと、場所により物凄い数が飛来する。マレーにて。

アオシャクGeometrinae spp.。薄緑色をした小型の蛾類で、世界中どこにいっても見かける。珍しくはないのだが、この上品な緑はチョウではなかなかお目にかかれないと思う。
497.jpg
494.jpgアオシャクの緑は、死んで時間が経つと汚く変色してしまいやすい。生きているときの色がいちばんいい。タイにて。

489.jpg灯火に飛来したクロツヤムシ。体毛が濃いこの虫の体には、いろんな微少虫どもが便乗している。この虫そのものに危害を加えるというより、乗り物として利用しているのである。

488.jpg胸部の毛には、高率でカニムシがしがみついている。ハサミでしっかりと、クロツヤムシの毛を挟む。クロツヤムシは胸と腹の継ぎ目が細くてよく動くため、クロツヤムシが体を曲げたときにその胸と腹に挟まれて潰されないよう、カニムシは絶妙な位置で定位する。
指でいじると、カニムシはすぐにそこから逃げだそうとする。しかし、しばらく立てば再び同じ部位に戻ってきて毛を挟み直す。

マレーにて。

灯火に飛来したもろもろの蛾。いっけん地味に見えても、それぞれが意匠を凝らした衣装。
505.jpg
504.jpg
502.jpg
501.jpg
499.jpg
498.jpg
496.jpg
495.jpg
無数の蛾の多彩な模様を見ていると、人間の想像力がいかに陳腐でしょぼいかを思い知らされる。タイにて。

メィちゃんはここに居な

灯火に飛来したメイガの仲間。
507.jpg
506.jpg
503.jpg
500.jpgタイにて。

508.jpg
509.jpgシンジュノキノカワガEligma narcissus。美しい蛾だが、能ある蛾は下翅を隠す。南方系の種で、日本にもしばしば迷って飛んできて、一時的に発生を繰り返すこともあるようだが、たぶん定着はしていないと思う。タイにて。

夢の使者に呼ばれる朝

390.jpg今年の夏に見たヒメアリMonomorium intrudens。アブラゼミの死骸に群がっていた。静岡にて。

2mmちょっとしかないちっぽけなありんこだが、油断ならない。強い肉食性を示すこのアリは、常に集団で行動し、自分より遙かに大きい相手にも挑み掛かる。羽化・脱皮直後で動けず、体の柔らかい状態の虫がこいつらに見込まれれば、まず助からない。獲物の体に束になってとりつき、隠し持った毒針で刺しまくって殺す。そしてたちまち獲物の体を解体し、片付けてしまう。
毒針は意外に強力で、刺されれば人間でもそれなりに痛みを感じるほど。西日本ではしばしば民家に侵入し、食品にたかったり就寝中の人を刺したりするなど、問題を起こす。

389.jpgかつてマレーシアの宿に泊まったときのこと。早朝ベッドの上で目を覚ましたとたん、「ぼぼぼぼぼっぼぼぼっ」という、やまだかつてない爆音が鳴り響いた。びびって飛び起きたが、隣のベッドでは同行者が普通に眠っているばかりだった。どうやら、この耳をつんざく爆音は、世界でも俺の耳にしか聞こえていないらしい。

そうか、これは神の声だ。ついに宇宙心理に目覚めて解脱の境地に達することができたのか。これはいよいよ宗教を起こす頃合いかと浮き足だったが、その時やけに耳元がむずむずすることに気づいた。試しに耳穴へ指をつっこんでほじくったら、なんと中から数匹の生きたヒメアリが指にこびりついて出てきた。あの爆音は、じつは寝ている最中になぜか耳穴に徒党を組んで侵入したアリが、鼓膜をひっかく音だったのだ。

363.jpg今年の夏に見たボウズナガクチキBonzicus hypocrita。林内の枯れた広葉樹上で見られる。普通種だが、この仲間の甲虫としては大きくてガッチリしているので、見つけると嬉しい。

長野にて。

365.jpg今年の夏に見たクロズカタキバゴミムシBadister nigriceps。小型のゴミムシ類で、数が少なく狙って遭遇し難い。切り株の上で見かけた。

カタキバゴミムシ類は、左右のアゴの形が異なる(昆虫では分類群を問わず、珍しい事ではないが・・)。このアゴを使い、小型の陸貝を襲って食うと言われている。巻いたカタツムリの殻を壊しながら中身を食うのに、都合良い形になっているらしい。
カタキバゴミムシ類は日本の本土で数種が知られるほか、絶海の孤島・小笠原にも本土とは違う種がいることが知られている。小笠原には固有の陸貝がたくさんいるから、それらを食うのに特化しているのかもしれない。それ故、昨今の小笠原産陸貝類の置かれている危機的な状況から察して、むこうのカタキバもひもじい思いをしているのは疑うべくもない。

長野にて。

草不可避

463.jpg今年の夏に見たカヤネズミMicromys minutusの巣。

実家にほど近いとある町の河原に、カヤネズミがまとまって生息している。毎年、帰郷の際にはここを訪れ、ネズミの巣が今年もちゃんと確認できるか調べている。

カヤネズミはとても小さなノネズミの一種で、ススキやアシが茂る草原に生息する。細い草を巧みに加工して、まるで鳥の巣のような独特の丸い巣を作るので有名である。そして、近年こういう生息に適した環境がなくなってきていることを受け、全国的に希少になりつつある動物としても知られる。この生息地のある県とて例外でなく、県の希少野生生物に指定されている。
俺がここ数年間、この生息地である川にそって右岸・左岸ともにひたすら歩いて調べた限りでは、長さ十数kmあるその川の中でも、とある500mほどの範囲の流域にそった草むらでしか巣が見つけられていない。その場所は、河川敷の他の場所に比べて、少し生えている草の種類や生え方が違うように思える。どうやら、ネズミはそのわずかな環境の違いを見抜き、本当に自分にとって営巣に適した箇所にしか生息していないらしい。

カヤネズミは夏期に草上で巣を作って過ごし、冬は地中に隠れて過ごす。夏の草むらは草が生い茂り過ぎ、カヤネズミの巣探しをするには向かない。本来は冬になってから枯れ野でまだ草から落ちずに残っている巣を探す方が効率がいい。でも、せっかく盆で帰郷した時だったので、思い切って夏の草いきれの中へ特攻し、巣を探すことにした。

生息地のコアになるエリアの一部に市の職員による草刈りが入ってしまっており、生息を確認できない状況もあったが、まだ草刈りが入っていない箇所ではいくつか巣が見つかった。しかし、どれもやや古く、すでに使われていない雰囲気だった。俺がここで見る巣はいつもこういう巣ばかりで、未だにご本尊そのものの顔を拝めていない。

462.jpgカヤネズミの巣作りはとても巧みである。一見、鳥の巣のように見えて、作り方も構造もまったくそれとは異なる。ネズミの巣は完全な球形で、出入り口らしい箇所がどこにもない。適当な場所を掻き分けて出入りするのだと思う。そしてその作り方も独特で、鳥と違ってよそから巣材を一切持ってこない。空中で数本の細い草を一カ所により集めて束ね、短冊状に噛みほぐした後に丁寧に編み込む。だから、この丸い巣はほどけばただの草に戻ってしまうのだ。巣が丸ごとボトッと地面に落ちることはない。

461.jpg巣を作ろうとはしたが、途中で気に入らなくなり断念したようなものも見つかった。


460.jpg数年前、多くの巣が見つかった区画。大規模な草刈りが入ってしまっており、丸坊主に。ネズミはどこへ行ったのだろう。


日本のどこかにて。

535.jpg数年前、青森に住んでいた頃に撮影した夕刻の田園。家の近所に住んでいたマダラヤンマを見たいがために、他の虫が全然いない秋口にわざわざ実家に帰ったときに見た光景。田園をものすごい数の赤トンボが舞うノスタルジックな光景で、つい見入ってしまった。トンボの翅にオレンジの夕陽の光が反射し、幻想的だった。この美しさは写真では全然再現できない。
最近ではアキアカネが全国的に減っているようで、こういう光景もなかなか見られない。


オレンジの景色の中を赤トンボが群れ飛ぶ姿を見ると、大昔に放送していたアニメ「キテレツ大百科」のEDテーマ「レースのカーディガン」の1シーンを無性に思い出す。
キテレツ大百科は相当に長期間放送していたアニメで、放送期間中に何度もテーマソングが変わった。特にEDテーマの更新頻度が高かったのだが、初期の頃を中心にやたら歌謡曲じみた、アニメソングらしからぬ歌が流れたのを覚えている。その中でも「レースのカーディガン」は、あまりにもキテレツ大百科というアニメの世界観にそぐわない、場違いな雰囲気の暗い歌だった。でも、俺の中ではアニメソング史上屈指の名曲に思っている。全放送回中たったの8回しか流れなかった、幻の歌でもある。

四季が移り変わる中をコロ助が歩いていく映像に合わせて歌が流れるのだが、秋のシーンで赤トンボと落ち葉が舞う場面が一番気に入っていた。

526.jpg
今年の夏に見たガガンボモドキ一種Bittacus sp.。小さな蛾を捕らえて食う。

ひょろひょろして頼りない雰囲気の虫だが、肉食性。自分より弱小な生物に対する捕殺能力は高い。近寄ってくる獲物に長い後脚をすばやく伸ばし、先端のフ節でムチのように絡め取る。
自身の体を支えて立つほどには脚は強くないため、止まるときは必ず脚の爪を何かに引っかけ、ぶら下がる体勢になる。

ガガンボモドキの仲間は、交尾の際に雄が雌に餌を渡す「婚姻贈呈」の習性を持つことで、世界的に著名である。海外では動物行動学の観点から盛んに研究されてきた。一方、日本ではトガリバガガンボモドキBittacus nipponicusを除けば配偶行動の研究はほとんどなされていない。
日本にもそれなりに種類はいるのだが、いずれも山間部に行かないと見られない、基本的に個体数が多くない、夜行性で観察しにくいなどの理由でなかなか研究が進まない。今のところ、日本で婚姻贈呈が確認されているのはトガリバガガンボモドキだけのようだが、実際にはかなりの他の日本産種もやっているに違いない。

今年は頑張って婚姻贈呈を観察しようと頑張ってみたが、ダメだった。日中は林縁の茂みに多くの個体が休んでいるのに、日没を迎えた途端にみなどこかへ消えてしまい、容易に追跡できない。これの交尾を観察するのは、当分先のことになりそうだ。

長野にて。