2017/02/28|Category:海外・アフリカ
サバナに点在するわずかな水たまりにいた。明らかに成虫なのに有翅の奴と無翅の奴が混ざっていた。こいつ、どう見ても日本の八重山にいるツヤセスジアメンボにしか見えないのだが。
ツヤセスジアメンボというのは、現在与那国島には現存しているのだろうか。数回行って死にものぐるいで探しているが、本来それがいるであろう環境は全てコセアカアメンボが占拠している。というより、小さめのアメンボ自体がろくにいない。
与那国島は、近年の干魃傾向と強烈な台風のダメージとで、水辺環境が極端に悪くなった。かつて湿地があったとされる場所は、ほぼ陸地化してしまっている。「動く藁」と呼ばれる精霊にどうしても会いたくて探しているが、もうあれは絶えているとしか思えないほど全く見つからない。たぶん本当に絶えていると思う。