大西京子さんの作品集『京子のパズル』を久しぶりに取り出してパラパラと眺めてみました。1990年に波書房から出版された本です。
パズ懇会員であった編者の片桐さんが亡くなったことを先日知り、即座にこの本のことを思い出したのですが、しばらく見つからなかったのです(^^;
改めて大西京子さんの覆面算作品を見ると、やはり実に素晴らしいですね。愛に満ち溢れています。
編者の片桐さんは、これだけの問題を作れる人はここ当分は現れないだろう、と書いています。厳密な視点で言うとそうなのだろうけど、私は、これだけの覆面算作家はもう二度と現れない、と思います。
数理パズルに作者の個性が感じられることはよくありますが、暖かみを、こんなに持たせられる作者を他に知りません。
初期のニコリに投稿作品が載っていて、大西京子さんのファンになりました。いつかお会いしたいものだと思ってましたが、ニコリ29号で京子さんが亡くなったことを知り、呆~然としました。