犬を飼うようになってから、車を走らせているときに、犬の散歩をしている人をよく見かけるようになりました。
遭遇する頻度は変わっておらず、単に私の犬に対する思い入れが大きくなったために、気付きやすくなったのだと思います。
同じように、活字でも音声でも映像でも、私はパズルという語に対して人よりも敏感です。
前振りはここまでにして、最近見かけたパズルに関連したTVや映画です。
●ファイ・ブレイン~神のパズル
10/2からNHK Eテレで始まったアニメです。
難解なパズルを仕掛けてくる謎の一味に対して、パズル好きのソルバーが立ち向かう、というようなよくわからない設定です。パズルワールドカップ アジア予選8位という肩書きの登場人物もいました。
でも、中で取り上げているパズルはまともでした。
10/2の回にはっきりと出てきたパズルは、
・ナンプレ:高校のパズル部員が作ったナンプレで、作者でも解くのに一晩かかる、とか言ってました。主人公ほどの瞬殺ではありませんが、私で2分程度の易しいものでした。
・スライディングブロック:迷宮の入り口を開ける条件となるパズルで、箱入り娘のように1x1や1x2のブロックを動かして所定の配置にするものです。次のような問題で、1x2のブロックが多くて難しそうです。
実際、随分考えたけど解けませんでした。
初期配置 → 完成形 (4x4の盤面で2か所のXが空きマス)
AFFB AEEB
DGGC CGGD
DHHC CHHD
XEEX XFFX
よくよく録画したのを見直したら、実は次のような問題でした。これなら1x1ブロックばかりで簡単ですね。
初期配置 → 完成形
AFFB AEEB
DGHC CGHD
DIJC CIJD
XEEX XFFX
・迷路:確実に解ける方法として壁伝いで解く方法が紹介されてましたが、ちゃんと、入口と出口が外側にある迷路に限る、と注意書きがされていました。これはちゃんとパズルがわかっている人がやってますね。安心です。
本当に確実に解く方法は、分岐点にマークをすることで全ルートの2倍以内の距離で解ける方法もありますが、そこまでは言及していませんでした。
・この他にも、カックロ、四角に切れ、などもチラッと出ていました。
来週の第2回では、どうやらラッシュアワーが取り上げられるようです。楽しみ。
●幸せパズル
10/1封切の映画で、キャッチコピーは、「セニョーラ、shall we パズル?」となってます。(^^)
まだ上映館が少ないようで見てませんが、
ジグソーパズルの才能に気付いた50才の女性が世界選手権出場を目指す、という話のようです。
普通とは違う解き方をする、そうで、その辺を見たいのと、同年代(私は今週50才になります…)という点が少し気になっています。でも女性の生き方を描いた映画のようなので、期待はしすぎないようにしよう。
ジグソーパズルがパズルか?というのは論議を呼びそうだし、ジグソーパズルに世界選手権があるのか知りませんが、早く完成させるにはきっとそれなりの才能・テクニックが必要なのでしょうね。
映画の公式サイト(こちら から)の「作品の舞台」を見たら、世界パズル選手権のことや私の名前まで出ていて驚きました。
そこには、世界パズル選手権は、「もともとはジグソーパズルの大会としてスタートしたが、次第に拡大。今ではバラエティーに富んだ複数のパズルの総合得点で競うスタイルになっている。」と載っているのですが、これは正しいのでしょうか? 初期の頃はクロスワードなど言語系が多かったと聞いていますが、ジグソーパズルとの関連は初めて聞いた気がします。
WPCでジグソーパズルを解いたことが一度だけありますが、非常によく似た絵柄の3セット(どれも実際の選手の集合写真)がゴチャマゼになっている、というひねった趣向でした。
改めてこの映画の予告編を見たら、夢中になって(ジグソー)パズルをやっている主人公に対してダンナさんが、
「夜中の3時だぞ。お前はパズル漬けで家族は困っている。」と言っていました。さあ、寝なくちゃ。(^^;