今週の
極黒のブリュンヒルデ第128話『
波紋』が掲載されましたが、小出しながらも興味深い展開の連続でメッチャ楽しめましたねえ。良太一行、ヘクセンヤクト、高千穂、そしてヴィンガルフ。各々の考えや感情が浮き彫りになっていて。ここしばらくはギリギリの展開が続いていたから、こういう回は必要ですよ。
さて、色々とあったけどなんとかなった良太の匿う魔女たちですが、相変わらずの妙な会話をしていますねえ。高谷と付き合う羽目になったことを深く後悔している初菜に、良太を諦めることを強く勧めるカズミ、そして扇風機の風を浴びながら自分のことを相変わらず自賛している佳奈。寧子が空気化していることはともかく、こういう馬鹿馬鹿しいガールズトークが心を和ませてくれます。
その一方で、カズミにとって自分たちの正体とこれから迎えるかもしれない末路が重たく圧し掛かっているのも事実。最悪、自分でイジェクトしないといけないのだから。だけど、孵卵した初菜本人はそれとしっかりと向き合っている。そして、こうやって普通の人間のように普通の生活を謳歌していることを感謝している。気休め程度かもしれませんけど、それでも初菜が前向きでいることがカズミにとっての救いかもしれません。
さて、続いてはヘクセンヤクト。相変わらず良太一行にお咎めなしの優しい方々ですが、良太の知らないところで何やら重大なことが進んでいますねえ。タリスマンの生成が3週目。お守り(タリスマン)を生成するというのはどういうことなのだろうか?やはり、あの宇宙人の受精卵のことだろうか?となると、これが無いと人類が滅んでしまうのだろうか?でも、小五郎のところにもお裾分けしたわけだし、なんかヘクセンヤクト側の宇宙人の受精卵がダメになりそうな予感。まあ、よくヘマをする残念な集団だしね。
そして、高千穂。顔見せ程度で去ったマキナと、マキナを治療する高千穂ですが、なんと言いますか
エヴァンゲリオンな人たちですねえ。 それに現生人類の絶滅を目論んでいるが一体何のためにかというのも気になるところ。まあ、月並みな予想、今いる人類がくだらないと思っているんでしょうな。ただ、回想の1910年の謎の男とどう繋がるかがよく分からないな。
最後に、ヴィンガルフ。高千穂もロクでもないことを画策していましたが、こっちはこっちでなんかやばそうなことになっていますねえ。第101話でヴァルキュリアのフリスト(誤植かフロストになっていた。それも2ヶ所)について触れていましたが、ついにそのフリストが登場しましたねえ。なんと言いますか、まさに「
くっ殺せ!」言わんばかりの可愛い子ちゃんですねえ。それに雰囲気も今までの魔女とはなんか違うし。良太一向に入ってもいいんよ?
そんなヴァルキュリアが暴れたらさあ大変と思いきや、それを上回るのが小野寺所長。小野寺所長もヴァルキュリアであることは同じく101話で明らかになっていましたが、なんか無茶苦茶やりますねえ。ヘクセンヤクトが反物質を発動させられたら止めようがないといっていたものをそれを易々と無力化させるのですから。二度と作れないなんて嘘じゃないですかー。まあ、開発者が元締めでなければ暴走した時に止めようがなくなるから当然といえば当然ですが。仮面ライダー鎧武の戦極凌馬がそうだったように。なんかまだまだ切り札がありそうで怖いです。
各陣営の思惑が見え隠れした
極黒のブリュンヒルデ。
さて、来年最初に発売するヤングジャンプで掲載される
極黒のブリュンヒルデはどんな展開になるのだろうか?フリストが良太たちに好意的なキャラだったら良いのだが……。ただ、第2の藤崎真子は勘弁かな?
極黒のブリュンヒルデ第128話の評価
満足度 ☆☆☆☆☆
SF度 ☆☆☆☆
ワクワク度 ☆☆☆☆☆
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