今週の
極黒のブリュンヒルデ第70話『
運命の悪戯』が掲載されましたが、ついにというべきか、来たるべき時が来たという感じでしたねえ。まだ物語の中盤あたりなのに、こうも一気に畳みかける。本当にどう転ぶか分からない漫画ですよ、極黒のブリュンヒルデは。
さて、前回のラストで寧子の三角のほくろがコップの中身ぶっかけで発覚しましたが、案の定というか良太が寧子=クロネコであることを知り、号泣しましたねえ。まあ、これに関しては良太の視点からだと納得がいくんですけど、どうも前回のラストを引きずっているせいでイマイチな感じがします。コップの中身を零して発覚、これがどうにもこうにも無理矢理な感じがしまして……。なんらか理由があるのならともかく、それが言及されていない以上は、それが覆すせるわけでもあるまいし。重要な場面でこけるのは、話として温度を下げてしまいかねない。ここら辺は、コミックスの際に大幅に修正してほしいな。
しかし、思うに良太が思っている寧子とは本当にクロネコなのだろうか?クローンというにしては無理のあるものかもしれないが、何か宇宙人の技術か何かで見た目だけ完全に複製されたという可能性だってある。あるいは宇宙人の手先であって、あのホクロはそれの証拠みたいな。大体、藤崎真子がそっくりというのもかなり謎であるし。う~ん、分からん。
だが、このままでは良太たちは座して死を待つしかない。良太が思いついた最後の手段、恐らくはヴィンガルフの対抗勢力であるヘクセンヤクトに助けを仰ぐぐらいだろう。ただ、ヘクセンヤクトも胡散臭い組織ですからねえ。相手のアプローチの掛け方が下手糞だというのもあったが、魔女を匿っていることを話したら大慌てでしたからね。下手すりゃあ、良太の命も危ないだろうしさ、綱渡りに近いものがある。とはいっても、今までも綱渡りだったから、そこまで変わらないだろうけどさ。
と、良太が思索していたが、そんな暇もなくヴァルキュリアと九所長が登場。相変わらず、今までの流れをぶった切りまくって混乱させてくれますねえ。ほくろの件や鎮死剤の件を考えていたら、それすら吹き飛ばすピンチが訪れたのですから。この突然のピンチに良太は、対抗しようがない。九所長相手に交渉?それが出来る相手だとは思えないし……。となると、ヴァルキュリアを心変わりさせるぐらいしか選択肢が……。
それにしても、こんなピンチで小鳥ちゃんが「
ババババケツ…バケツを…」ときょどっている所がなんとも可愛い。そもそもあの策でも無理があるというのに、今更バケツを持ってきても……。
怒涛の展開で良太たちがピンチとなった
極黒のブリュンヒルデ。
さて、明日は
君は淫らな僕の女王の感想。
極黒のブリュンヒルデも面白いけど、こっちはこっちで面白いからな。ホント、
倫たんは話作りが上手いや。
極黒のブリュンヒルデ70回の評価
満足度 ☆☆☆☆
SF度 ☆☆☆
ピンチ度 ☆☆☆☆☆
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