観賞用、保存用、布教用。
これ、ファンなら当たり前田のクラッカー。
倫たんの漫画が好きで好きでたまらない
蔵間マリコです。
じゃじゃーん!!広島県ですので一日遅れとなりましたが、ちゃんとしっかりきっかりGETしましたよ~!!
週刊ヤングジャンプ連載の
岡本倫の純愛ダークファンタジー漫画『
極黒のブリュンヒルデ』コミックス最新12巻を。
いや~、ここしばらくは合併号が続いていましたので殆ど干物の状態になっていましたが、そんな日に最新刊を読めるって、本当にありがたいですよ。掲載時もメッチャ面白いですけど、単行本になると掲載時には無かった魅力というものがありますから。これがあるからこそ、
倫たんの漫画は面白い!!
というわけで、今回は
極黒のブリュンヒルデ12巻について色々と語らせてもらいます。当然ながら、ネタバレや
岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
まず、最新コミックス12巻の表紙について。今回は黒羽寧子、カズミ・シュリーレンツゥアウアー、若林初菜の3人。それもメイド服姿という眼福な仕様。今までも魅力的な表紙が続いてきましたけど、今回は今までとはかなり方向性が違うことが窺える。基本的に
倫たんの漫画は、表紙に多くて2人なのだが、4人も描かれているし、単行本が縦向きでは横向きになっているのも初めて。個人的には新キャラの高屋くんになるかと思っていましたが、こういうのもなかなか良い。
ちなみに、今回の表紙にはちょっとした仕掛けがある。既に答えは書いているのだが、まだ買っていない人はぜひ確かみてみろ!!
続いては、本編について。大ゴマになったり、繋ぎの部分が追加されたりと相変わらず掲載時からの大幅改変ですが、中でも改変がなされているのは、第7章の存在。1910年ドレスデン、高千穂とマキナ、そして宇宙人の存在の件の部分(秋山の件は13巻にお預け)である。ページ数にすると1話分も無い短い場面であるが、幕間に近い形で独立しているからちょっとビックリしましたねえ。こういう風に分けると、なんか印象が違うな。
それと第7章のタイトル『
人の手がまだ触れない』の元ネタは、
ロバート・シェクリィのSF小説『
人間の手がまだ触れない』。SF小説のタイトルのパロディは最近の
倫たんの作品の特徴であるが、これも漏れない。
あと、改変部分として、メイドバーのアルバイトを見つけるシーンからアルバイト初日の場面が第8章冒頭に移動している。本来なら第6章で描かれるはずの場面だったけど、まとめた方が食い散らかしみたいにならないという判断であろう。個人的にはこっちのほうが好きだ。
そして、単行本最大目玉である加筆修正はなんとみんな大好き高屋くん!!高屋くんが喫茶店に入る前、118話目に登場する不良が女性に絡んでいたシーンがされ、その不良を自慢の腕っ節でアッパー(
エルフェンリートのユカの時みたいに、直角になっていなくて良かった……)!!
ここだけでもなかなかと素晴らしいですが、この後の高屋くんが女性に対してのアプローチがとても重要。これを入れたことによって、後々の展開に影響を与えることになるし、より自然なものになっている。あの場面は色々と指摘されたから、きっと倫たんも苦心したんだろうなあ……。
で、今回の表紙裏の気まぐれキャラ紹介は高屋雅史。掲載時で追っかけている人は、高屋がとんでもない人物だと知っているだろうけど、案外設定が落ち着いたものになっていますねえ。というよりも、他のキャラがはっちゃけすぎな気がするが。燃料扱いされる小鳥ちゃんとか、死んでいる奈波ちゃんとか、運動音痴エロゲーマーの結花ちゃんとか、何も記述が描かれていない九所長とか。
最後に後書き。これは、主にアニメのことやイベントのことが書かれていたけど、本当にイベントに参加できた人は羨ましいですよ。広島だから、気軽に行けるわけじゃないですから。これが地方民の悲しみ……。
単行本ならではの魅力がある
極黒のブリュンヒルデ。
さて、13巻が発売されるのは今のペースで行けば4月になるだろうけど、何処まで収録されるのだろうか?衝撃衝撃衝撃の連続展開が続くだけに、何処まで収録されるかが重要だ。出来ることなら、インパクトのある部分までは進めてほしいな。
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